かゆいところに手が届く。パズル×ハイスピードバトルが爽快な『アリスフィクション』レビュー

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 WonderPlanetによる『アリスフィクション』は、仮想空間[ALICE]で、ハイスピードバトルを繰り広げる光速パズルRPGです。

 事前登録者数が100万人を突破し、ゲームを開始すると40連分の報酬を受け取ることができます! 本日12時より、全世界でサービス開始しました。


 パズルのようなシステムでバトルを行う、独特で新鮮な本作。今回は、そのバトルを含めたシステムについて紹介していきます!

『アリスフィクション』レビュー記事前編

分かりやすいゲームサイクルで快適操作!

 仮想空間[ALICE]を舞台に激しいパズルバトルを繰り広げる『アリスフィクション』ですが、基本的なゲームサイクルはとても分かりやすくなっています。

 ストーリーを進めつつ、イベントや各種クエストで素材を集め、キャラクターを強化。そして、より高度なクエストなど、さまざまなコンテンツに挑戦していく……という、オーソドックスで取っつきやすい流れです。

 各種コンテンツはストーリーをクリアするごとに解放されていくスタイルですが、何か新しいことができるようになると都度チュートリアルが入るので、置いてきぼりになることはありません。

 また、素材集めのクエストである“素材クエスト”や、放置したまま時間に応じて報酬を得られる、いわゆる遠征的な“記憶探索”、強力な敵が出演するエリアを進んでいく“アンダーグラウンド“など、飽きさせないコンテンツボリューム量も魅力的です。

 できることがガンガン増えていくので、序盤からしっかりやり込むことが可能です。伴って覚えることも多いように思えますが、RPGに慣れている人ならまったく問題ないと思います!


 ストーリープレイバック機能もありますので、まずはパパっと進めてあとでまとめて見返す……という方もいるかもしれません。ただ、序盤から勢いよく展開していくストーリーなので、個人的にはじっくり読むことをおススメしたいですね。バトルへの没入感も異なるはず。

 また、プレイして特に感じたのは、全体的な操作性の快適さです。テンポよくポンポン進むのに加えて、編成画面から各キャラクターの強化画面に直接飛べる、など、かなり痒いところに手が届く作りになっています。

 スマホのRPGに慣れている方でしたら、“プロフィール画面に飛ぶには、この画面でキャラをタップすればいいのかな”といった感覚が、ことごとく当たると思います。

ハイスピードで進むパズルバトル!

 続いては、本作の一番の特徴といえるバトルシステムです。横一列に並んだパネルを消していくことで攻撃を行っていく、パズル風のバトルとなっています。

 パネルは4色あり、タップすると消えて、左から右へ補充されていきます。さらに、隣り合った同色のパネルは繋がるので、まとめて破壊することが可能です。

 これを繰り返し、一定時間経過するか、タップ数が一定以上になるとパズルフェイズが終了。破壊したパネルに応じて、各色に対応するキャラクターの能力が上がります。

 時間内にいかにパネルを繋げ、まとめて消していくががポイントとなります。初めは戸惑うかもしれませんが、慣れてくると爽快です!

スキルパネルの生成がカギになる!

 また、バトルでは隣り合った同じパネルを3つ以上消すとスキルパネルが生成され、各キャラクターが持つクラッシュスキルを使用できるようになります。このスキルパネルをうまく生成し、スキルを有効活用していくことが勝利のポイントとなりそうです。

 スキルパネルを含めた同色3つの繋がったパネルを消すと、スキルのレベルが上がるという要素もあります。レベルアップを狙うか、数を撃っていくか……など、いろいろな戦略が考えられそうです。

 攻撃には属性があり、その属性関係でダメージが増減するという要素も。このことも考えながら戦略を組み立てていく必要があり、これはかなり奥が深いです。

 とはいえ、オートモードや倍速モード、さらには一度クリアした(条件あり)ステージのスキップ機能と、ありがたい機能は一通り揃っているので快適さもバッチリ! 手軽にカジュアルに遊びたいという人も安心です。

 コマンド終了後の行動フェイズではキャラクターが動き回る派手な演出もあって、抜群の爽快感を味わえます。

編成だけでもじっくり考えられる!

 クラッシュスキル以外にも、パネル操作中以外に発動できるアクティブスキルや、習得するだけで効果があるパッシブスキルもあって、キャラクターごとに戦い方や立ち回りはかなり異なってきます。

 このため、パーティの編成も重要になります。パーティはメイン4人+控え2人の編成ですが、プレイしてみた感じですと、攻撃役だけだと厳しい場面も。防御役・回復役もバランス良く入れた方が戦いやすいですね。

 また、各キャラクターはワールドメモリーというアイテムを1つ装備できます。条件を満たした際に効果が発動する、パッシブタイプのスキルを得ることが可能です。ただ、それにはコストが必要で、総コスト以内に収めないとならないので、どう装備するかの戦略も必要になってきます。


 この編成であれこれ試行錯誤している時間が、一番楽しかったです。どのキャラクターでも特定の素材を使用すると最高レアまで持っていけるので、「この子だ!」と決めたキャラを中心に戦術を組み立てるのもアリだと思います。

キャラクターの強化も多角的

 成長に関しては、経験値を溜めるレベルアップのほか、スキルの強化、アイテムを使ってステータスを上げていく“拡張”、全体的なランクを上げる“覚醒”と、あらゆる方法で強化することができます。

 前編でも少し紹介しましたが、戦闘の能力以外にキャラクターたちには親密度が存在。これを上げると、キャラクターごとのエピソードが展開していくのもいいですね。

 総合的に見て、しっかり丁寧に作られたバトルゲームであり、そのシステムの奥深さには強く惹きつけられました。それでいて遊びやすいのも嬉しいです。このほか、ユーザーとチームを組んで協力プレイができる“チーム”システムもあり、チームで挑むクエストもあるようです。このチームでのプレイはかなり充実しているようなので、このあたりも楽しみです。

 バトル、キャラクター、ストーリーと、いずれもクオリティが高く、それぞれの要素が高度なレベルで融合しているいる『アリスフィクション』。

 もしキャラクターやイントロダクションを見て気になったら、ぜひプレイしてみてください! RPGという切り口から描かれる“メタバース”の世界を楽しめる作品が、そこにはあります。

※画面は開発中のものです。
(C)WonderPlanet Inc.

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