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【トラストコラボ攻略】あの女剣士が生存? 6つのエンディングの分岐条件を解説(ネタバレあり)【電撃オクトラ日記#447】

タダツグ
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用RPG『OCTPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) 大陸の覇者』のプレイ日記をお届けします。

 現在は『トライアングルストラテジー』とのコラボイベントも実施中の本作。この記事では『オクトラ』も『トラスト』も大好きなタダツグが、コラボ記念で実装された“天秤の遊技盤”のストーリーについて感想を語っていきたいと思います。

 物語のネタバレにも触れておりますので、まだ未プレイかつご自身の目でストーリーを確かめたいという方はご注意ください。

 なお、電撃オンラインでは、ネタバレありで4つ目のエンドの内容を含めた『トライアングルストラテジー』インタビューを掲載しています。ゲームをクリア済の方はぜひ!

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“天秤の遊技盤”は6つのエンディングに分岐! 各ルートへの分岐条件をご紹介

 『オクトラ大陸の覇者』と『トラスト』のコラボで実現した“天秤の遊技盤”。こちらの遊技盤では、セレノアをはじめとする『トラスト』の登場人物たちがパーディス三世健在のときにオルステラ大陸を訪れたらどうなったのか……という“あったかもしれない未来”が語られるifストーリーを楽しむことできます。

 物語は“全てを極めし者”編をベースとしており、パーディス三世がエドラスの勢力を拡大するため、オルステラ大陸の各地に侵攻している状況。

 そこにセレノア、フレデリカ、ベネディクト、ロランたち『トラスト』の登場人物たちが、エルフリックの指輪の力でオルステラへ導かれる形でプレイヤーの旅団に合流。その後、アルティニアの王ソロンに出会うことで物語が動きはじめます。

 パーディス三世やソロンのほか、剣士エル、シャルル、マフレズにクラウザーといったおなじみのキャラたちも登場し、物語を盛り上げてくれますよ。

  • ▲天秤の遊技盤は、期間中にプレイすることで全員が手に入れることができるセレノアを仲間にすることで解放されます。

 天秤の遊技盤の物語は全部で6つのエンディングに派生し、コメディあり、シリアスあり、ファン感涙のハッピーエンドもありと、盛りだくさんな内容。あくまでコラボということで、そこまでのボリュームではないかも……と油断していた自分は、物語の核心を覆すレベルの内容に仕上がっていてビックリ仰天でした。個人的には、本当にいいものを見せてもらえて感謝しかありません。

 せっかくなので、各ルートへの分岐方法をご紹介しつつ、ストーリーについても簡単に感想を述べていきたいと思います。

A End「見よ、恐ろしいアルパカを」(2章):唯一のコメディルート!? 西方の町イ・チルロで暴走アルパカと対峙

 先にも書いたとおり、この天秤の遊技盤ではパーディス三世が存命のとき、オルステラ大陸にセレノアたちが訪れていたらどうなっていたかというifストーリーが語られます。そんななかでこのA Endはちょっと脇道に逸れるというか、物語の主軸とはあまり関係ない結末へと進むルート。いわゆるコメディ路線になっています。

 分岐するのは2章。1章で暴れていた野盗たちを倒し、その名をエドラスに知らしめたセレノアたちは、西方民族の一掃に着手したパーディス三世の動向を知るためにイ・チルロ方面へ向かいます。

  • ▲ちなみに1章では盗賊メッサラさんとも再会できます。“全てを極めし者”編第1章で戦った彼のこと、皆さんは覚えていますか? 僕は忘れかけていました(苦笑)。

 運命が変わるのは2章の2つめの分岐地点。ここではセレノアたちの勇名を聞きつけた獅子将軍マフレズが、エドラスに従軍して西方民族との戦いに協力してほしいと打診してきます。

  • ▲ロランはエドラスへの協力を、フレデリカは西方民族に事情を聞くことを提案してきます。遊技盤は1回の挑戦で選べるルートは1つ。今回はフレデリカの意見を聞き入れ、西へ向かいましょう。

 西に向かったセレノアたちは、イ・チルロを目前にしたところで暴走アルパカの襲撃を受けることに。

  • ▲A Endのボスは暴走アルパカ。こいつと戦うことになった時点で「思ってたのと状況が違うぞ?」となりました(笑)。

 暴走アルパカを制して見せたセレノアたちは、イ・チルロの面々に英雄として迎え入れられることに。エドラスとの戦争はベネディクトの交渉によって回避され、セレノアたちは町の一員として幸せな日々を過ごし……って、えぇッ?

  • ▲これでいいのか……? と思っていたところに商人猫リークが現れ、「バッドエンドだからやり直し!」と告げてきます。このメタ表現に思わず笑ってしまいました。

 まぁ、セレノアたちはイ・チルロでそれなりに平和に暮らしているようなので、個人的にはアリなifストーリーなんですけど。依然としてパーディス三世による脅威は残ったままになるので、やはり捨て置くわけにはいきませんね。

B End「弱き心のうちに」(3章):剣士エルとの出会い……死の谷で待ち受けるクラウザーがある提案を?

 エドラスに従軍し、西方民族の打倒に協力したセレノアたち。しかしパーディス三世の奸計に利用され、将軍マフレズを殺めた犯人として追われる立場になってしまいます。なるほど、そうきたか……。
 
 しばらく身をひそめるしかなくなったセレノアたちの前に現れたのはソロン。彼はリーヴェン、そしてアルティニアへと侵攻してくるエドラス軍を止めるため、セレノアたちの力を欲しているようです。

  • ▲ソロンに導かれ先へ進むセレノアたちは、剣士エルと出会うことに。正直、この時点でテンションは大幅に上がりました。まさか彼女とこうして再会し、またともに戦うことができるなんて……歓喜したプレイヤーさんも多いハズ!

 ここで物語は分岐。死の谷を抜けてエドラスに奇襲をかけるか、ソロン王率いるアルティニアの正規軍に合流するかを決めることになります。ここは死の谷を目指して進軍!

  • ▲途中のリワードスポットにはなつかしのゴンザレスの姿も。この敵、ドット絵で鉄球を振り回すモーションがやたらと凝っていたこともあり、すごく印象に残っています。

 死の谷の奥では、待ち構えているクラウザーと対面。この戦闘に勝利するとクラウザーがエルにある提案を持ち掛けてくることに……。


  • ▲戦闘終了後のエルとクラウザーの掛け合いは必見。“全てを極めし者”編5章とまったく同じ展開と思いきや……。

 まさかクラウザーから逃げるように促されるとは……。本来の流れであれば、エルはクラウザーとの会話もそこそこにパーディス三世打倒を目指して進むことになったので、これは完全にifならではの超展開ですね。

  • ▲ここでのクラウザーの提案を受け入れると、セレノアたちはエルとともにグランポートへと落ちのび、領主であるエルトリクスに庇護を求めることになります。

 グランポートへ落ちのびたエリカ。叔母であるエルトリクスはこれを快く受け入れてくれますが、その結果としてソロンの策は崩壊。アルティニア軍はエドラス軍に壊滅させられることに。

  • ▲グランポートにて、エルは自身がエドラスの王女エリカであるという秘密を明かしてくれます。まぁ、知ってたけどね(笑)。
  • ▲王族であることを隠してきたエリカに対し、配慮を見せるロラン。このへんは『トライアングルストラテジー』をプレイしている人間がニヤリとできる部分ですね。

 グランポートの協力は取り付けたものの、先の敗戦でソロンは行方不明となり、オルステラは完全にパーディス三世の手に落ちた格好。ここから反撃するのは容易ではなさそうです。これはどうしたものか……。

C End「支配の旗はひるがえり」(3章):アルティニアの尖兵として戦場を駆けるセレノア一行だが……?

 エルが生き延びてくれたのは嬉しい。でも、結果的にオルステラ大陸の平和が蹂躙されるのもちょっとなぁ……ということで、より納得のいく結末を求めて別の道を選んでみることにします。

 運命を変えるため、エルと合流後に死の谷へ進まずアルティニアの正規軍と合流するルートに。アルティニアの尖兵として、エドラス軍を指揮するクラウザー将軍の撃破を目指します。

  • ▲ここでもクラウザーとの決戦が。しかし、撃破後の流れはまったく違った形に……。

 なんと、セレノアたちの目がクラウザーに向いているうちに、敵の本軍がソロンの本陣を強襲! 絶望のなか、ソロンはセレノアたちを生かすための壁となり、命を落とすことに……。

  • ▲これまた“全てを極めし者”編とは異なる展開。逃げ足の早さに定評があるソロンまでもが討たれるとは、さすがに予想できませんでした。

 かくして、またもや辛酸を舐めることとなったセレノアたち。やはり、パーディス三世との決戦から逃げるわけにはいかないのか……。

D End「とどろき押し寄せるからくりは」(終章):パーディス三世撃破後のエドラスに謎のからくり兵たちが押し寄せる

 覚悟を決めて、エルとともにパーディス三世のもとへ。クラウザーが待ち受ける死の谷を越え、戦場エリアを抜けると、いよいよ決戦です。

  • ▲久しぶりに向き合ったパーディス三世。かつてボコボコにされた強敵だけあって、威圧感があります。
  • ▲指輪の力で変身するかな……と思いきや、パ王はここで退場。ありゃりゃ? これは違和感のある展開。

 見事パーディス三世を撃破し、喜びにわく面々。しかし、リークは何か違和感が拭えない様子。あらためて話を聞いてみると、どうやら天秤の遊技盤の世界には指輪の力が届かないとのことで……。ならばなぜ遊技盤は暴走してしまったのか?

 パーディス三世が指輪の力を顕現しなかったのも、この世界では指輪の力が使えないのであれば納得。しかし、暴走の黒幕は別にいるとなると、いったい誰が……。ここで天秤の遊技盤の物語は終章へと突入していきます。

  • ▲謎が謎を呼ぶ展開。セレノアたちはさらなる戦いに身を投じていくことになります。

 終章では、再びエドラスかリーヴェンのどちらかへ向かうことを選ぶことに。まずはパーディス三世亡き後のエドラスへ向かってみると……そこには謎の
からくり兵たちの姿が!

  • ▲謎のからくり兵たち。最初は友好的(?)に接してくるものの……。
  • ▲なんの前触れもなく暴走して、否応なく敵対するはめに。これはいったい?

 広い戦場エリアを駆け抜け、行きついた先に待ち受ける大暴走からくり兵を撃破するセレノアたち。ここでからくり兵はオルステラ大陸の技術ではなく、『トラスト』の舞台であるノゼリアで生み出されたものであることが判明します。

  • ▲ベネディクトが語る衝撃の事実。からくり兵はノゼリアにある聖ハイサンド大教国の技術である模様……。オルステラ大陸にハイサンドの手が伸びてきているということなのか?

 ここまで『オクトラ大陸の覇者』のストーリーがベースになってきた天秤の遊技盤ですが、ここにきてついに『トラスト』要素が! セレノアたちの戦いも、大きな転機を迎えます。

  • ▲Nintendo Swtich『トライアングルストラテジー』より。こちらではからくり兵のデシマルを仲間にできます。CVを担当するのは釘宮理恵さんで、声も仕草も超かわいくてお気に入り。そりゃあ天秤の遊技盤に登場するからくり兵もくぎゅボイスで脳内再生されるってのものですよ!

E End「去りゆけ、道化師の影よ」(終章):シャルルと合流して向かったリーヴェンに道化師の罠が潜む

 エドラスでハイサンドの脅威を知ったセレノアたちは、一路リーヴェンを目指します。道中、シャルルと名乗る謎の旅人と出会い、行動をともにすることに。どうやら彼いわく、リーヴェン王は死んでいないとのことですが……?

  • ▲シャルルといえば川豆(笑)。これで体力を回復できます。

 リーヴェンの城に到着し、城内を進むセレノア一行。途中でリーヴェン王が彼らを出迎えてくれるのですが、どうやら何かがおかしい様子。ここでシャルルがじつはリーヴェンの王子リシャールであり、リーヴェン王は道化師ゴンスカが化けていた偽者であったことが判明します。

  • ▲シャルルあらためリシャールと、リーヴェン王に化けていたゴンスカのやりとりは“全てを極めし者”編を踏襲しており、懐かしさにグッときました。

 ゴンスカの思惑を阻止するため、城の最奥部へ。彼との決戦に勝利すると、どうやらゴンスカもパーディス同様に謎の力を求めていたことが判明します。

  • ▲ゴンスカとの戦いに勝利すると、彼やパーディス三世が求めていたのは、力が発揮できない指輪ではなく、ハイサンドが有する謎の力であることが判明。どうやらからくり兵自体は失敗作のようですが……。

 少しずつ見えてきた真の敵の影。どうやらこの暴走には、ハイサンドの意思が深くかかわっていることは間違いなさそうです。

True End「信念を天秤にかけて」(終章):リーヴェン城の新たな分岐! 因縁の敵がセレノアたちを待ち受ける

その存在は仄めかされながら、一向に辿り着けなかった真の敵。しかし、A~E Endのすべてを踏破することで新たな道がひらけます。ここから物語はTrue Endへ向けて一気に加速していくことに!

  • ▲True Endへの分岐はリーヴェン城内のここで発生。A~Eまですべてのエンディングを見てから訪れると、ベネディクトが新たな道を見つけてくれます。

 新たな道へ進むと、城内はいきなり不穏な雰囲気に。道なりに進んでいくと、いよいよ今回の一件の黒幕と遭遇します。

  • ▲天秤の遊技盤の暴走は、聖ハイサンド大教国の七聖人の一角であるイドーの企みによるものだった!

 イドーはセレノアたちとは違った形で、意識だけがこの世界に誘われてきたとのこと。どうやらここでいよいよ『トラスト』要素がメガ盛りになり、イチファンとして大歓喜です。

  • ▲イドーはオルステラ大陸にも塩の女神教を布教しようとしている模様。

 人間の欲深さを口にするイドーの主張自体は間違ってない気もします。かといってローゼル族を虐げ、自分たちに都合の悪い事柄は力づくで握りつぶそうとする輩の言葉は聞けませんよね。

 ということで、リーヴェン城の最奥で待ち構えているイドーといよいよ最終決戦!

  • ▲このドット絵による大きな立ち絵の威圧感よ……。『トラスト』のボスキャラが『オクトラ』のビジュアルで立ちはだかるのはマジでアツい。このイドー戦はBGMも『トラスト』のものになっているのも最高です。

 見事、イドーを倒すと大団円に。ソロン、リシャール、そしてエリカがセレノアたちに労いの言葉をかけてくれます。ここらへんの受け答えにも“トラストキャラらしさ”がにじみ出ていますので、ファンは必見。

“全てを極めし者”編では命を落としたエリカも生存しましたし、本当にこのifストーリーにはさまざまな愛が凝縮されていて感無量です。

  • ▲イドーが仕掛けてくる紫色の兵器の名前は、魔力結晶“エルフリック”。皮肉にも聖火神エルフリックと同名であるところに、オルステラとノゼリアの因果を感じてしまいますね……。

 ということで、各ルートの見どころを駆け足でお届けしてみました。記事だけではなくぜひご自身の目でも、この感動の結末をご覧いただきたいというのが偽らざる本音。まだ天秤の遊技盤をクリアしていない人は、旅団の力を鍛え上げ、ぜひTrue Endに辿り着いてくださいね!

 そしてこの『オクトラ大陸の覇者』コラボをきっかけに、『トライアングルストラテジー』をプレイしてくれる人が増えることを祈りつつ。今回はこのへんで!


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OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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