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『オクトラ大陸の覇者』聞こえなかったオスカの言葉…演出に込められた真意は?【ネタバレインタビュー:富を授けし者編】

タダツグ
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用RPG『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) 大陸の覇者』は、最新のメインストーリーとなる“全てを授けし者編”が佳境を迎え、ますます話題を呼んでいます。

 “辺獄”を舞台にますます混迷を深めていくストーリー、その魅力の根源をお聞きするべく、プロデューサーの鈴木裕人さんと、シナリオを執筆されている普津澤画乃新さんにインタビューを実施!

 第1回となる今回は、世界観に対する“解像度”を上げ、物語をより深く楽しむために設定関連についておさらいしつつ、“富を授けし者編”のお話を中心にお聞きしていきます。

 なお、企画の構成上、メインストーリーに関する重要なネタバレも掲載されていますので、まだ未プレイの方はご注意ください。

物語は佳境へ――メインストーリーがフィナーレを迎えても『大陸の覇者』のサービスは続いていく

――本日は、物語がますます盛り上がっている“授けし者”編について、すでに最新章までプレイ済みの方々を対象に、ネタバレありでお話をお聞かせいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。まずは設定関連について、色々とおさらいしていきたいのですが……。

プロデューサー・鈴木裕人さん(以下、鈴木):承知しました。今回、さまざまな設定に関する質問をいただいている中で恐縮なのですが、僕たちとしては基本的にゲームのことはゲームの中で語られたほうがよいとは考えておりまして。ゲーム内で語られている部分のおさらいや補足に留めたいと考えているのですが、よろしいですか?

――同じようなことを以前のインタビューでもおっしゃられていましたね。あの時と同様、プレイヤーさんの想像の余地を奪いたくないという狙いによるものでしょうか?

鈴木:はい。お答えできる部分とできない部分がありますが、ご了承いただければと思います。

――もちろんです。普津澤さんもどうぞよろしくお願いいたします。

メインシナリオ担当・普津澤画乃新さん(以下、普津澤):よろしくお願いいたします。

――それではさっそく……と、その前に1つだけ大事なことを聞かせてください。お2人には6月にもインタビューさせていただきました(※)。

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 そのなかで「メインストーリーがフィナーレに向けて進んでいる」とお話しいただいたと思うのですが。こちらをご覧になった読者のなかには「メインストーリーが終わるということは、サービスも終了してしまうのでは?」と不安になってしまった方もいらっしゃったみたいで……。

普津澤:なるほど。たしかに私がそうお答えしましたね。あれはあくまで“今展開しているメインストーリーがフィナーレに向かっている”という意味で、『大陸の覇者』のサービス終了という意味合いはまったくありません。誤解を与えてしまったとしたら申し訳ありませんでした。

――とんでもないです。そのニュアンスをうまく聞き出せていなかった自分にこそ責任がありますので。そこで今日は鈴木Pに、メインストーリー終了後の展開について可能な範囲でお聞かせいただけないでしょうか?

鈴木:はい。現在のメインストーリーは確かにフィナーレに向けて盛り上がっていますが、サービスも物語もまだまだ続きます。

 今後はメインストーリーに並ぶ新たなシナリオ軸が、新たな成長システム・バトルシステムと共に展開されていきますので、プレイヤーの皆さんにもまだまだ『オクトラ大陸の覇者』の世界の旅を楽しんでいただける予定です。

――それはメインストーリーが終了後、新たな展開があるということでしょうか?

鈴木:メインストーリーが終了してからスタートするのではなく、10月の2周年くらいのタイミングから、メインストーリーと並行する形で展開する予定です。

――楽しみです。前作『オクトパストラベラー』の物語へと繋がっていく構造上、『大陸の覇者』の時間軸での膨らませ方は限界がある気もしていましたので、別機軸の物語というのはやりやすそうですね。メインストーリーを長く続けていくと、いつかは前作の時間軸に追いついてしまうでしょうから。

鈴木:そうですね。新ストーリーはまた一味変わった方向性の内容になる予定です。どうぞご期待ください。

――改めての確認になりますが、『オクトラ大陸の覇者』で描かれるメインストーリーは、前作『オクトパストラベラー』の前日譚なんですよね? 最近のメインストーリーを読んでいると、パラレルワールドやループ世界……メタバース的な世界になっていてもおかしくないってくらいの広がりを見せていますが。

普津澤:はい。当然ながら前作の物語がバックグラウンドとして存在し、整合性を保ったうえで繋がるよう、しっかりと考えながら作っています。

鈴木:普津澤さんが設定チームと膝を突き合わせて考えてくれた部分ですね。

普津澤:そのうえで、公式見解ではなくあくまで自分の個人的な考えを述べさせていただきますと。そもそも『オクトパストラベラー』は「プレイヤーの数だけ遊び方があり、終わり方がある」というスタンスで作り上げたものなんです。

 プレイヤーさんの遊び方の数だけ物語があり、そこにできるだけ齟齬がでないよう考えつつ、自分としては「正しい歴史はこうでなければいけない」という押し付けをするつもりはないというか。

――前作をプレイされている方からすれば、おそらくフィニスの門の向こう側で戦うラストバトルこそが真エンドと定義されていると思いますが、必ずしもそうではないということでしょうか?

普津澤:はい。もちろんあの戦いはひとつの結末ではありますが、それだけが真実というわけではないというか……。だから、個人的には『オクトラ大陸の覇者』に登場するさまざまなキャラクターと一緒に冒険してもらって、そこでプレイヤーさんが感じたことこそが、その方にとっての真実なんだと考えています。

 自分だけの旅を楽しんで、皆さんなりの答えを見つけ出していただきたいです。

――鈴木Pがおっしゃった「プレイヤーの皆さんの想像の余地を残しておきたい」というのも、そういう意図があるということでしょうか?

鈴木:そうですね。「自分だけの旅をする」というのは、この作品の軸ともいえる大切なコンセプトです。僕たちから「こうでなければいけない」と押し付けるつもりはありませんので、プレイヤーの皆さんにいろいろと想像を膨らませてもらえたらうれしいな、と。

――プレイヤーの数だけ物語があるというのは、運営系のゲームである本作において、とても素敵なコンセプトだと思います。

普津澤:“導き”という名称のガチャで仲間が増えていく以上、まったく同じ順番で仲間が揃うこともないでしょうし、その時その時でプレイヤーさんの編成も異なるでしょうから。

――結末どころか過程そのものが異なり、それによってプレイヤーごとの物語が生まれる。これはコンシューマのRPGとはちょっと違った観点だなと思いました。

物語のキーアイテムである8つの指輪、その力と意味

――それでは、改めて物語や設定についてお聞きしていきたいと思います。まずは6月末に配信された“全てを授けし者編”の5章ですが、プレイされた皆さんからのリアクションはいかがでしたか?

鈴木:手記の内容を始めとして、いつも以上に考察を進めてくださるプレイヤーさんが多かった印象ですね。

――物語としては、ついにフィニスの門の向こう側へと進むことになりますね。

鈴木:あの門の向こう側というのは前作でも印象的なシーンだったので、開発チームには何度もリテイクに付き合ってもらい、いつも以上に丁寧に作ってもらいました。

 個人的には、皆さんのリアクションを見るまでのプレッシャーが最も大きかったシナリオのひとつですね……。

――というと?

鈴木:物語的にずっと劣勢を強いられてきた“灯火の守り手”たちに、4章でやっと光が射し、プレイヤーの皆さんが喜んでいる姿を見ていましたので。その後の展開を考えると、ちょっと複雑であり不安でした。

――少し浮かび上がったところでまた突き落とされる展開になるとは、確かに想像できませんでした。

鈴木:僕たちとしても、5章で起こった出来事に対してプレイヤーの皆さんにしっかり納得していただけるよう、ギリギリまで調整を施しています。

 『オクトラ大陸の覇者』で“手記”がこのような形で出てきたのは初めてですが、プレイヤーの皆さんがさまざまな意見や考察を述べていたのは、とてもうれしかったですね。開発チーム一同、頑張った甲斐があったと思います。

――前作をプレイしている身としては、あの体験自体がすごく懐かしかったです。辺獄の奥でこのBGMを聴きながら、重要人物たちの手記を読むというのはなかなかいいものだな……って。ちなみに、あの手記はそれぞれの人物が手書きで残しているものなのでしょうか?

鈴木:僕としては、何かに対しての心残りや誰かに対する想いがフィニスの門の世界で形となったもの……くらいの認識です。実際にペンを握って自筆しているかというと、ちょっと違うかもしれませんが、誰かに語りたい、そこに残しておきたい、というような気持ちは確かにあるのかなと。

――辺獄に行くとみんなにペンと紙が渡されるのかなってちょっと思っていましたが、そういうわけではないのですね(笑)。辺獄や手記については後ほど詳しくお聞きするとして、まずは物語のキーアイテムといえる指輪について教えていただきたいです。そもそもこの指輪は、フィニスがオルステラに住む人間たちを試すために作り出した、という認識でよろしいのでしょうか?

鈴木:そうですね……その認識で概ね間違ってはいないと思います。フィニスからすれば、指輪の力を使って自らの妻であり原母神でもあるオルサを救い出したいところなのですが、それを行うとオルステラ大陸は崩壊してしまいます。だからそうする前に、指輪を一度オルステラに住まう人間たちに渡して、彼らがその力をどう使うのかを見定めていた形になります。

――フィニスは長い時間をかけて指輪の持ち主たちを観察していたと思うのですが。“授けし者編”の終章でその疑問に決着をつけたわけですね。

鈴木:はい。ただ、そこに“あるキャラクター”が介入してきたことで、あのような悲劇が巻き起こってしまいました。

――あのキャラクターの“手のひら返し”には心底ビックリしました。彼の狙いについても可能な範囲で教えていただきたいのですが、今は引き続き指輪にスポットを当てさせてください。

 ゲーム内で明かされてない部分もあると思ったのが、この指輪の入手経路ですが、現在確認されている8つが最終的に“選ばれし者”や各章のボスたちの手に行き渡るまで、さまざまな紆余曲折があったわけですよね?

鈴木:はい。指輪は強大な力を秘めていますので、それを悪用されないよう聖火教会が中心となり、オルサ島に封印して管理してきました。ただ、今から約100年ほど前に指輪が何者かによって盗み出されてしまいます。以降は歴代の聖火守指長たちが中心となり、探索が続けられてきました。

――“全てを授けし者編”の4章で辺獄ホルンブルグを訪れた際、かつての聖火守指長であるソンゾーンが登場しました。彼は聖火神の指輪を使って戦ったことがあるという描写もありましたが……。

鈴木:ソンゾーンに限らず、有事の際は歴代の聖火守指長が一時的に聖火神の指輪を使って事の対処に当たるなどしていたのだと思います。ただそれはあくまで一過性のことであり、聖火教会からすると、常に聖火神の指輪をはめてその力を顕現させている“選ばれし者”は本当に特別な存在なのではないでしょうか。

――言葉どおりの“選ばれし者”……特別感があっていいですね! では次に、8つの指輪がどのような経路で登場人物たちの指にはめられたのかをおさらいさせてください。

鈴木:これはテキストにしてまとめてきました。

●聖火神の指輪:フィニス→“選ばれし者”
●狩王女の指輪:フィニス→?→ヒュセイノフ家→オスカ→ヘルミニア
●雷剣将の指輪:フィニス→?→セラフィナ→タイタス
●盗公子の指輪:フィニス→?→セラフィナ→シメオン→アーギュスト
●碩学王の指輪:フィニス→?→タトゥロック→パーディス
●紳商伯の指輪:フィニス→?→ヒュセイノフ家→オスカ
●舞踏姫の指輪:フィニス→?→タトゥロック
●霊薬公の指輪:フィニス→?→セラフィナ

 ……上記のようになっています。

――わかりやすい! そして“?”の部分が気になるのですが……。指輪が何者かに盗まれたのち、紆余曲折を経て彼らの手に収まったわけですね。聖火神の指輪だけ、一度盗まれたあとはずっとフィニスが所持していたというのが興味深い。

 ちなみに、指輪は現在8つ登場していますが、オルサとフィニスの子どもたちは十三柱という設定だったと思います。もしかして、他にも指輪は存在するということでしょうか?

鈴木:そうですね。無いとは言いませんとだけ。

――この先の物語に関わるのかどうかも含め、これ以上ツッコむのはちょっと難しい感じですかね(笑)。ちなみに指輪って所持している人間の欲望を引き出すイメージがあるのですが、それぞれの指輪ごとに引き出せる力は異なるのでしょうか?

鈴木:指輪に封じられている神々の力を引き出して使うことになるので、能力自体はさまざまです。たとえば、導きの力を持つのは聖火神だけなので、他の指輪所持者も同じようなことが出来るのかといえば、そんなことはありません。

指輪を守るために戦う聖火守指長、そして指輪の巫女の秘密

――大きな力を秘める指輪、それを長く守ってきたのが聖火守指長であり、指輪の巫女たちであった、と。

鈴木:はい。聖火守指長や指輪の巫女については、もちろん聖火教会とも関わりはありますが、その全容は教会内でも一部の人間しか把握していません。

 聖火騎士団は巡礼者の保護のために人や魔物と戦いますが、聖火守指長たちは大陸そのものを守るために神の指輪をはじめとした人ならざるものや力を相手にしています。役割自体が違うため、ヒューゴやサザントスも交流こそありますが、立場や視点は当然異なっています。

――人間の善性を試しているであろうフィニスの立場からすると、指輪は聖火教会や聖火守指長によって管理されているより、世に放たれてどのように使われるかを見定めたかったところでしょうが……。

鈴木:そこはフィニスの目論見とは少し違っていたかもしれませんね。ただ、聖火守指長たちも神の力を正しく管理することで世界の安寧が保たれることを優先しており、全体的な正義というか、平和のために動いています。

 ですから指輪が盗み出されたあとも、持ち主を見つけたからといってすぐに回収したかというとそんなこともなく。時々の状況に応じて良きに計らうような、全体のバランスを見て判断していたところもあります。

――言われてみれば、すべての指輪の持ち主がすべからく悪事に手を染めていたとも限りませんしね。

鈴木:……大陸の平和を保つためには悪とわかっていても正すことができない状況もあるなど、この100年の間にさまざまなことが起こっていたのだと思います。そして現在の聖火守指長であるサザントスもそのような状況を何度か経験してきているわけです。これは5章の手記をご覧いただければご理解いただけるかと。

――確かに。サイドストーリーなどで、かつての指輪所持者たちの物語を掘り下げてもらうのも面白いかもしれませんね。

鈴木:なるほど。だいぶ大人向けの物語になりそうですけど……(笑)。

――あのキャラクターが黒呪炎に身をやつすことになった経緯とか、すごく気になっています。このあたりは今後、描かれることになるのでしょうか?

普津澤:はい。“全てを授けし者編”の6章以降で、大きなカギを握ってくる部分になります。そういう意味では、いまお話しできることは少ないのですが、どうか楽しみにお待ちいただければ。

富を授けし者:オスカとの決着シーンで彼が口にした言葉とは?

――ではここで“富、権力、名声を授けし者編”についてもお話をお聞きしていきたいと思います。

 まずは“富”編からお聞きしたいのですが。自分がプレイしていて一番気になったのは、オスカのバルジェロに対する心情です。刀で斬りかかるくらい憎んでいたわりに、領主スカラベの手記を処分せずにバルジェロファミリーに見つけ出させたりと、あえて自分を追い込んでいるような描写もありますよね?

普津澤:キャラクターの心情を自分が答えてしまうとそれが“正解”になってしまう気がしますし、プレイされた方がそう感じてくれたのであれば、それは間違いではないと思います。オスカがこと切れる直前のバルジェロとのやり取りを思い出していただければ、彼の真意についてはお察しいただけるところもあるのではないでしょうか。

――死の間際、バルジェロに「そんなお前が●●だった」とつぶやき、息絶えるシーンですね。あそこは思わず涙が出そうになってしまいました。あの「●●」の言葉については、演出としてほとんど聴こえないように調整されていたと思うのですが、シナリオの時点ではセリフはしっかり明記されていたのでしょうか?

普津澤:あれはシナリオの段階から伏せていました。あえて言葉にして口に出さないことで、想像の余地がある方がいいんじゃないかと思ったので、あのような演出にさせてもらっています。

――心憎い演出ですね。あのシーンで音量を大きくして聞いてみると「●き」って言ってるような気がして、そこから連想される言葉なんてぶっちゃけ1つしかないんですよ。キャラクターボイスを担当されている平川大輔さんの演技も素晴らしくて、本作屈指の名シーンでした。

普津澤:あのシーンはボイスの収録にも立ち会わせてもらいました。平川さんにはオスカの心情などをお伝えしたうえで「大事なところをあえて聞こえない感じで演じていただきたい」とお願いしました。素晴らしい演技をしていただき、本当に感謝しています。

鈴木:オスカの聞こえないセリフといえば、あの感動のシーンとはまったく真逆のシーンもあり、そこでも平川さんには素晴らしい演技をしていただきました。

――ありましたね。クライマックスのバトルシーンで「てめェの、その……小汚ェ×××をよォォ……」という問題発言が(苦笑)。

鈴木:「×××」のシーンは風のSEを重ねてうまく聞こえないようにしたんですけど、あれはかなり細かく調整しました。ちょっとまだ聞こえるから微妙にSEをかけてほしいんだけど、全部を聞こえないようにはしないでほしい、みたいな感じで。

――口汚く罵っているのはわかりますが。あそこにかんしても、平川さんにセリフを読み上げていただいたということでしょうか?

普津澤:はい。日本語にするとさすがに生々しくなりすぎるということで、イタリア語でしゃべっていただいています。SEを入れて聞こえなくするにしても、ちゃんとセリフを読み上げていただいたほうが臨場感が出るということで、そうさせていただきました。おそれおおいことですが……(汗)。

――あの罵倒があったからこそ、ラストのシーンが盛り上がった部分はあったと思います。最後、息を引き取ったオスカをバルジェロが抱き上げ、砂金の流砂に沈める演出に、胸が締め付けられました。

普津澤:ありがとうございます。僕もあのシーンを書き上げたときは、スクエニの社食でずっと泣いてしまったくらい思い入れがありますので、そう言っていただけるとうれしいです。

鈴木:あそこは僕もお気に入りのシーンです。オスカは“持たざる者”を名乗り、富を忌わしいものとして嫌っていましたが、最後はそんな富の象徴ともいえる砂金のなかに沈んでいくというのが妙に余韻が残って、とてもいいなって思ったんです。印象に残る最期でした。

――でも、この先オスカが再登場する可能性もあるわけですよね? 辺獄の奥でまさかの再会、みたいな。

鈴木:辺獄に留まっている死者たちは、何かしらの未練を残していることが多いので、どうでしょうね……。またオスカと会いたいですか?

――会いたい気はしますね。ただ、また戦うというのは正直しんどいなって気持ちはありますので、敵対するくらいなら会いたくないって気持ちもあります(笑)。道を違えてしまった相手ですが、やっぱり彼のことは嫌いになりきれないというか。そういうプレイヤーさんは多いのではないでしょうか。

《ネタバレインタビュー02に続く》


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OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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