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『ディスコ エリジウム』プレイ日記その7。ブーツを脱がしたり寄り道したり、さらなる依頼を頼まれたり……

hororo
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 8月25日にスパイク・チュンソフトから発売予定のNintendo Switch/PS5/PS4向けRPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』。そのプレイ日記をお届けします。

 『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』は記憶を失った主人公とその相棒が、港町で起こった殺人事件を調査し、真相に迫ってゆくタイトル。能力値や豊富なスキルを自由に割り振ることができ、それを使ってさまざまな判定をこなしていく、テーブルトークRPGのようなプレイ感が特徴です。

 前回、ストライキを主導する湾岸労働組合の代表者、イヴラート・クレアに協力することで有力な情報をもらうことができました。吊るされた死体を降ろすことができ、初日の進歩としては上々と言える結果でしょう。

 イヴラートからもらった小切手を換金することで、ひとまずの宿泊代を用立てることはできたものの、なんと毎日20リアルもの宿泊費が追加で必要なことが発覚。今後も捜査のかたわらに宿泊代を稼がなければならなさそうです。

 ひとまず翌日の調査へ……と行きたいところですが、その前にやっておかなければことを思い出したので、今回は捜査1日目の夜からスタートです。

深夜の秘密作業……死体のブーツを脱がして自分のものに!?

 夜はキツラギ警部補も隣の部屋を借り、ここで寝泊まりをするとのこと。長期調査になりそうという予想なのか、それとも主人公が危なっかしくて放っておくには危険だと判断したのか(笑)。

 ともあれ、自分の借りた部屋へ行こうとすると、キツラギ警部補に呼び止められました。寝る前に、今日の捜査の進展状況や、前提知識などを共有してくれるそう。優しいですね。

 宿のバルコニーに移動して、事件の話、捜査状況の再確認、そして所属している警察組織“RCM”のことなど、さまざまなことを話します。

 やはり捜査自体は割とスムーズで、翌日はストライキに関わる物流会社、ワイルド・パインズの代表に話を聞きに行ったほうがいいだろうというアドバイスまで!

 靴を片方失くした状態で捜査していたことにも感心されました。いやあ、忘れてた。そういえば靴を探せというタスクがあったんだった(笑)。ちなみに、靴の片割れはこのバルコニーに落ちていましたのをキツラギ警部補が見つけてくれました。

 さて、キツラギ警部補と話して夜も更けてきたところで、自室へ戻ります。キツラギ警部補とはいったんここでお別れ。さて、これでしばらく1人の時間ができたぞ……! 

 単独行動ができるとなれば、アレをやるしかありません。そう、死体からブーツを脱がし、我がものとするのです! 早速死体の場所にGOだ!

 現場にはまだクーノの姿が。「もういい時間なんだから帰りなよ」と思いつつも、特に口を出したりはしません。ろくな返答が返ってこないでしょうし。それよりも今の目的はブーツだ!

 しかし死体に近づきブーツを脱がそうとすると、心の声で警告が……! なんでも、死体の検分を終わらせる前にブーツを脱がすのは悪手なので、せめてそれを終わらせてからにしろとのこと。

 確かに、ブーツを奪ってこのままトンズラできればいいですが、翌日にはまたキツラギ警部補と顔を合わせなければならないですし、捜査が難しくなるのも面倒……。

 意気揚々と飛び出してきておいてこの結果は残念ですが、明日に死体検分を済まし、それからブーツをはぐとしましょう。ということで、本日の捜査はこれにておしまい。寝るぞ!

 眠りに就いたものの、画面が暗転して気が付くと宿の前にいました。周囲も薄暗く、霧が立ち込めている状況。酒を飲み過ぎて夢遊病のようなものにでもなったのかと思いましたが、どうやら少し様子がおかしい……。

 死体があった裏庭に行ってみると、そこにあったのはミラーボールさながらの煌びやかな照明。そして吊るされた自分の姿……。

 「あぁ、これは夢なんだな」とプレイしている我々は理解できますが、主人公自身はどうでしょう。吊られた自分と会話し、主人公が内に秘めている思いが少しずつ吐露されます。

 こういった場面での心情すらも選択肢として出し、主人公のパーソナリティをプレイヤーに決めさせるというのもTRPGっぽさがあっていいですよね。

 現状では主人公の過去は明らかになっていないものの、何か重大な事件があって主人公は心に傷を負い、酒に逃げて記憶を失くした、と見ることができそうです。

謎のタスクを受け、寄り道をする刑事たち

 悪夢から目を覚ましたら、気を取り直して2日目の捜査が始まります。階段を降りると、先に起きて待っていたらしいキツラギ警部補が視界に移ります。

 そして1階には、見慣れぬ顔ぶれが増えていました。キツラギ警部補によると、彼らが噂のハーディー・ボーイズ……つまり有力な容疑者だそうです。

 セオリー通りであれば、当然彼らに事情徴収を……といきたいところですが、今すぐに話す必要はないとも言われました。内面人格の“反応速度”もその案には賛成な様子。いわく、素早く通り過ぎることで“意志の強さを見せつける”ことになるとか。そう言われちゃあ通り過ぎるしかないよな!

 ということで、ハーディー・ボーイズの前を堂々と通り過ぎ、もうひとりの重要参考人である、ワイルド・パインズの代表者に話を聞きに行きましょう。ハーディー・ボーイズ、お前らの相手はあとでしてやるよッ!

 ワイルド・パインズの代表を探して町に繰り出したところ、本屋の前に先日はいなかった女性の姿を発見しました。どうやら日にちが進むごとに登場人物が増えていくようです。

 さて、この本を読む女性。刑事としてのカンがピンときました。きっと旦那が行方不明に違いない。ということで聞いてみます。「おいアンタ、旦那が行方不明じゃないか?」とね。

 しかし返ってきた言葉は、行方不明ではないとのこと。数日見ていないのは確かですが、どこかで飲んだくれていると思っているようです。

 「ふむ、じゃあ娘が行方不明では? もしくはペットのコカトゥーは?」と質問を投げかけまくる主人公。プレイヤーである私としては、なぜそんなに行方不明にこだわるのか謎ではありますが、とにかく気になるようです。そもそもコカトゥーって何?

 そんな疑問を抱くことを見越してか、コカトゥーについて学び、“自分の象徴たる鳥を発見しろ”というタスクが発生。このように、メインストーリー以外にも数々のサブタスクが出現します。引き受けるかは自由なのですが、タスクをこなせば経験値が手に入るため、基本的には受けておいたほうがよさそう。放置してもおそらくデメリットにはならないと思いますし。

 ただしどんなタスクにせよ、進行するには多少の時間が必要。メインとなる殺人事件に割く時間が足りなくならないように気を付けねばなりません。

 ひとまずコカトゥーについては、目の前の本屋で調べられるとのことで、ついでに寄っていきましょう。店主に聞くと、奥の棚に本が置いてあるらしいので、探しに行きます。

 見つけたのは“これ一冊でカンペキ! コカトゥーのしつけ完全版”という本。タスクを進めるにはこの本を購入しなければならないようですが、買うとなるともちろんお金が必要……。しかし私はたくさん金が欲しい。こんな本にびた一文払う気はない!

 ということで盗みを実行。“手捌き”のスキルチェックに成功し、人知れず本を懐にしまい込みます。

 さて、いただいた本によると、コカトゥーはオウムの一種で「黙り方を知らない愛すべきピエロたち」と呼ばれるほどに騒がしい鳥とのこと。

 読み進めると、コカトゥーの種ごとの説明があり、最後に自分に似ているコカトゥーの種類を聞かれました。私はクルマヤマコカトゥーを選びましたが、答えでシナリオに変化があるのかはわかりません。どうあれ、これでタスクは完了。経験値をもらってレベルアップしました。

 レベルが上がるとスキルポイントを1つもらえます。スキルポイントは何かのスキルを上昇させたり、思考キャビネットというもののスロットを解放させたりすることに使えます。

 スキルポイントは溜めておくことができるため、必要に迫られた時に使ってもいいかもしれません。

 注意点としては、各スキルにポイントを割り振れる上限は能力値に依存しているため、能力値が低いもの……今回の私の場合、“知性”は1しかないため、ここに属する6種類のスキルは各1回までしか成長できないことになります(例外はアリ)。

 苦手なものを埋める形にするのか、得意なものを伸ばすのか。育成の方針でもプレイヤーの個性が出そうですね。

ワイルド・パインズの代表からも依頼を頼まれる刑事

 自分に見合ったコカトゥーを選んだあとは、満を持してワイルド・パインズの代表のもとへ。その人物は、宿を北上した場所にある桟橋で発見できました。どうやら自家用のヨットでこの町まで来ているようです。

 周辺の状況を見るに、この地区は裕福とは言えない人々の住まいなのでしょう。そんな中に明らかに高そうなヨットで乗り付ける、身なりの整った人物がヘイトを買わないわけはありません。さて、どんな人物が出てくるやら……。

 ヨットの上にたたずんでいたのは、ジョイス・メシエという名の女性。ストライキへの対応のために派遣されたものの、殺人事件については担当外だそうです。イヴラートはワイルド・パインズが傭兵を雇ったと言っていましたね。

 彼女もイヴラート同様、“我々はあなたの味方だ”という姿勢を打ち出してきます。両陣営とも、警察を仲間へと引き入れたい魂胆が見え見えです。

 ひとまずストライキについて探りを入れてみると、彼女は「“すべて”を知っている」と言います。しかし、その内容については法律のために打ち明けることはできないとも。

 彼女はワイルド・パインズが派遣した交渉役の立場にあるということですが、その交渉はうまく行っていない様子。しかしその会話の中で、ストライキと殺人事件が無関係ではないことに気付くことができました。

 事件が起こった一週間ほど前から、組合はワイルド・パインズとの交渉を完全にシャットアウトしてしまったようです。また、彼女の前には別の交渉役の人間がいたものの、彼は姿を消してしまったとのこと。う~ん、きな臭くなってきたぞ……。

 イヴラートは組合を支配する際にも不正や脅迫を行った疑念があるとも話してくれます。実際に会って、彼を清廉潔白な人間だと思う人はまずいないでしょうし、その印象には同感です。

 殺人事件についての情報もいろいろつかんではいるものの、そう簡単に話せるものではなく、聞くには身分証の提示が必要だと言われました。身分証は紛失しているため、別の方法について相談したところ、港が麻薬取引の現場になっている疑惑があるので、その捜査をしてほしいとのこと。

 イヴラートといい、また体よく使われている気がします。キツラギ警部補も同じ気持ちなようですが、警察という立場の我々が麻薬取引の情報を聞いてしまった以上、動かざるを得ないそうです。そして、彼女はそれをわかっていてこの情報を話したであろうとも。ううむ、こいつはなかなかのやり手だぞ……。

 依頼は受けるしかないとして、他に何か話せることはないかと問うと、地理や歴史について話してくれました。主人公は記憶喪失なうえ、一般常識も欠如しているため、心配してくれたのでしょうか。まあ、これは元々の可能性もありますが……。

 余談ですが、“主人公が記憶喪失”という設定がある場合、登場人物が世界観の説明をする時に違和感がなくていいですよね(笑)。

 語られたのはレヴァショールと呼ばれる町、そして自分たちが今いるマルティネーズという区画のこと。そしてその成り立ちから、ここ最近の政治的な事情などについて。

 レヴァショールやマルティネーズという単語は、これまでの会話からうっすらと「おそらく町の名前だろう」と考えていましたが、そこまで間違ってはいない様子。

 より正確に言うならば、レヴァショールが都、マルティネーズが区のような感じでしょうか。これがわかっただけでも、話の理解度がだいぶ変わるはず!

 本当はもっと細かく語ってくれたのですが、今回は長いので割愛します。めちゃくちゃ詳細に作られた独創的な世界観ですので、気になった方はぜひ実プレイの際に聞いてみてください。

 ジョイス氏から受けた新たな依頼やハーディー・ボーイズへの聞き込みなど、やることは山積みです。しかも、翌日からは故障していた水門が修理され、通行が可能になるらしいので、探索範囲がさらに広がります。

 次回は、ひとまず水門の先のエリアがどうなっているのかを確認しつつ、今回脱がそうとして実行できなかった死体のブーツをなんとしてでも入手したいと思います(笑)。

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