アクション性が高い『SDガンダム バトルアライアンス』プレイレポ前編! 好きなMSで遊べるシステムを紹介
- 文
- たく坊
- 公開日時
- 最終更新
バンダイナムコエンターテインメントが8月25日発売予定のアクションRPG『SDガンダム バトルアライアンス』の特別企画を2回に渡って掲載。今回はバトルシステムを紹介します。
本作は、等身をデフォルメした『SDガンダム』を題材にしたアクションRPG。ステージを攻略して敵モビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)を倒していきます。プレイヤーは仲間2人とチームを組み、ステージに挑戦します。オンラインマルチプレイが実装されているので、友だちや仲間と一緒に遊べることも特徴です。
発売前に本作の序盤をプレイしたので、実際に遊んだ感想を交えながら、おおまかなシステムを紹介していきます。
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基本的なゲームの流れ
基本的なゲームの流れを説明します。拠点でMSの強化やパーツのセット、スキルセットの編集などを経て、ミッションに挑戦。ミッションをクリアしたらストーリーが進行するか、そのまま拠点に戻り、再度MSの強化などを行い……と繰り返していきます。
MSの獲得には“設計図”というアイテムが必要。獲得できる設計図は、ミッションごとに決められており、一度のクリアで指定の枚数を獲得できることもあれば、目標の数を集めるために同じミッションを周回することもあります。
MSの設計図を集めることができれば、新たなMSを開発することができます。設計図は“設計図1”、“設計図2”といった複数のものが設定されている場合もあるので、必ず1つのミッションで集めきれるわけではない点は注意。
基本的なゲームの流れは、上記のようになります。続いて、MSの強化や拡張パーツなどの成長の流れについて紹介していきます。
レベル
MSにはレベルが存在します。レベルはステータスに準拠し、ステータスを上げることで同時にレベルが上がっていくものです。
ステータスを上げるには、ミッションのクリアや報酬などで入手できる“CAPITAL”を消費。ステータスは、“HP”、“ブースト”、“格闘”、“射撃”の4つの項目に分けられています。
HPは、機体の耐久値となるステータス。HPが上昇すると、機体の耐久値が高くなります。
ブーストは、機体のブースト量。ブーストが上昇すると、ブーストゲージの最大量が上昇し、ブーストを使える時間が長くなります。
格闘、射撃はそれぞれ火力にかかわるステータスです。格闘で格闘攻撃の火力が上昇し、射撃は射撃攻撃の火力が上昇します。
これらのステータスをプレイヤーの好きなように強化することで、より個性的なプレイ体験を期待できます。
例えば、遠距離からの射撃攻撃を主体とする場合、HPや格闘を差し置いて、射撃のステータスをとにかく伸ばしてみます。そうすると、低耐久のためにやられやすくなりますが、推奨レベル帯のミッションである場合、圧倒的火力を楽しめます。
HPと格闘を重点的に伸ばした場合、少しの攻撃ではまったく危険にならない高耐久と、ごり押しの格闘で雑魚敵を一掃できる気持ちよさを味わえます。
なお、レベルには“限界突破”の要素があり、限界突破素材のアイテムを使用することで通常のレベル以上のステータスを伸ばすことができます。お気に入りの機体は“限界突破”させて、さらに機体を強化していきましょう。
ちなみに、本作ではMSとは別に、プレイヤーのレベルである“パイロットレベル”も存在。プレイヤーのレベルは、ミッションをクリアして経験値を貯めることで上昇していき、僚機(CPU)のレベルはプレイヤーのレベルに準拠します。
“パイロットレベル”を上げれば、なかなかクリアできないミッションもクリアできるようになるかもしれません。
拡張パーツ
機体には、拡張パーツというアイテムを装備させられます。拡張パーツの効果は異なり、さまざまな効果を機体に付与できます。
拡張パーツは、最大3つの効果を持っており、格闘・射撃の火力を伸ばすもの、格闘にスーパーアーマーを付与させるもの、ブースト最大値を上げるものなどさまざまです。
拡張パーツを獲得するには、ミッションをクリアする必要があります。それぞれレア度が存在し、高レアであればあるほど、強い効果を期待できます。
拡張パーツを集めることは、本作の醍醐味の1つ。ハクスラ要素を楽しむことができ、ミッションをクリアした際の「これで強いんじゃない!?」、「このパーツはあの機体に向いているな……」といったような考えが浮かび、プレイの幅を広げてくれます。
ユーザーの研究次第では、周回に適したミッションが発見されるなどもあるかもしれません。そういった遊びが好きな人は、ぜひ探してみてください。
スキルセット
MSの強化とは別に、スキルセットを編集できます。
スキルセットは、文字通りスキルをセットできる要素。スキルは、ミッション中にさまざまな効果を発揮するため、基本的に付け得なものとなっています。
パイロットレベルが上がると、スキルが解放されていきます。また、スキルセットは最大3種類までつけることができ、パイロットレベル15で2つ目の枠、パイロットレベル30で3つ目の枠が解放されます。
どのような戦略を取るかで、スキルセットの内容が変わってくると思います。遊び方にあったものを装備して、自分なりの戦略をとることをオススメします。
アクション性が予想以上に深い! MAにはIフィールドも!?
本作は、機体を操作して戦闘するアクションゲームとなっています。操作は以下の通り。なお、キーアサインはデフォルトのもので、ユーザーが変更することができます。
□ボタン:格闘攻撃。長押しで回転切り
△ボタン:特殊攻撃。長押しで打ち上げ攻撃
×ボタン:ジャンプ。長押しでダッシュ
○ボタン+スティック操作:ステップ
R2ボタン:メイン射撃
L2ボタン:ガード
R1、L1ボタン:サブ射撃
R1+L1ボタン:スペシャルアタック(SPA)
基本的には、射撃攻撃を行い、隙を見つけたら近づいて格闘攻撃を行います。雑魚敵をせん滅する場合は、格闘攻撃で圧倒したり、回転攻撃による範囲攻撃で多数の敵を吹き飛ばすこともできます。
序盤の道中の雑魚敵は、一連の格闘攻撃を叩き込み、射撃攻撃を入れれば倒せるくらいのHPになっています。機体ごとにモーションが異なるので、格闘攻撃で敵をなぎ倒す爽快感はバツグンに気持ちがいいです。
さらに、打ち上げ攻撃からのエリアル攻撃を決められれば、非常に高いダメージを与えられます。エリアル攻撃を決めれば、雑魚敵はひとたまりもないでしょう。
だからといって、ボタン連打ですべての敵を倒せるわけではありません。もちろん攻撃をしかけてきますし、雑魚敵と言えど囲まれたら満足に攻撃することはできません。後ろから攻撃される絶望感と言ったら……。自分がニュータイプじゃないことを自覚できる瞬間でした。
そこで重要となるのが、“ガード”と“ステップ”になります。ガードをすればよろけモーションを取らず、すぐに攻撃に転じられます。ステップを使えば、瞬時に移動して、有利なポジションを取ることができます。
敵からの攻撃がわかっていれば、ガードで様子を見て、攻撃を防いでから格闘攻撃する、ステップで回避してから距離を取って射撃攻撃をするといった、さまざまな戦い方を楽しめます。
加えて、ガードとステップには“ジャスト”の要素が存在します。タイミングよくガードかステップを繰り出すことで、より強力な効果を発揮するのです。
攻撃が当たる瞬間にガードして“ジャストガード”を成立させれば、ガードの被ダメージ減、ガードゲージの消費、のけぞりを無効化。さらに格闘攻撃をジャストガードすれば、演出が入ってカウンター攻撃に派生します。
敵の射撃攻撃か格闘攻撃をステップに設定された無敵時間内にタイミングよく回避ことで“ジャストステップ”が発動します。攻撃を回避しながらの移動が可能です。
先ほど「自分がニュータイプじゃない」と言いましたが、ジャストアクションが決まった瞬間だけは、ニュータイプのような感覚を味わえます。いわば「私にも敵が見える!」というような(笑)。
レベル上げをしない状態だと、ボタン連打だけでクリアするのは難しく、しっかり敵の攻撃を見極めるという、アクションゲームに慣れている人がスムーズに進められるくらいの難易度だと感じました。
なお、難易度設定は選べるので、難しいと感じるのであれば“EASY”を選択することで、クリアに困ることはないかと。また、チュートリアルが充実しているため、アクションゲーム初心者も安心です。
アクションゲームが得意な人はジャストアクションを決めて、スタイリッシュにミッションをクリアしていきましょう。慣れていない人は、レベルを上げて、MSの性能を高めていきましょう!
スペシャルアタック(SPA)をド派手に決めよう!
ミッション中は“SPAリキャストゲージ”を使用して、“スペシャルアタック(SPA)”を行えます。“SPAリキャストゲージ”は、コンボによる攻撃で増加していきます。
SPAを使用すると、演出が入り、特殊なアクションで攻撃を行います。例えば、ジムの場合は僚機のボールを2機呼び出して一斉射撃を行います。
例えば、“TRANS‐AM(トランザム)”を使用する機体は、SPAで攻撃を行った後、一定時間トランザム状態になり、機体性能が上昇します。終了すると、武装がすべてリロード状態になるというデメリットもあるのですが、ここにもちょっとした原作再現がちりばめられていて注目の要素だと感じました。
ちなみに、SPAを使用するとBGMが設定したものに。お気に入りのBGMを設定しておけば、気持ちよさも段違いです。
チェインブレイカーの運用が攻略のキモに
攻撃や被弾で増加する“スキルゲージ”を使う行動として、“チェインブレイカー”が存在。スキルゲージを50%消費して発動でき、状況よって効果が変化します。
機体が何も行動していない状態で発動するとブーストゲージとガードゲージが全回復します。
また、被弾時にチェインブレイカーを使用すると、敵を吹き飛ばすことができます。敵のコンボをくらった際には、切り返しに使用できます。
「これはやばい!」と思った時のために、スキルゲージを貯めておいたり、一気に決め切りたい時にスキルゲージを消費したり、溜まった瞬間からゲージ効率を考えて即、発動するなど、運用法はさまざまです。
また、ゲージを消費する“ロールアクション”も存在。機体ごとに設定されているロールに対応したアクションを発動できます。例えばインファイターの場合は、敵からのヘイトを集めたり、格闘攻撃時にスーパーアーマーが付与されたりします。
ゲージの運用法は、そのまま攻略につながります。アクションを使いこなしながら、ゲージの運用を考えるのも、本作のアクション性を高めてくれる要素となっています。
強敵は一筋縄ではいかない!?
ミッションの最後には、強敵が立ちはだかり、通常の敵とは異なる要素で戦闘を楽しめます。
強敵とのバトルでは、敵は“バランサーゲージ”が存在する限り、よろけて隙を見せるモーションを取りません。ごり押し戦法は通じにくいので、火力だけでごり押してきた人は、攻略に困ってしまうかも……?
バランサーゲージを効率よく削るには、サブ射撃が有効です。サブ射撃でバランサーゲージ(+本体)にダメージを与え、よろけさせ、打ち上げ攻撃でエリアル攻撃を叩き込むという流れが基本になるでしょう。
しかし、強敵の中には人型じゃないMAが登場することも。その場合は打ち上げコンボを決めることができないので、ダメージを与えにくいかもしれません。
MA戦で重要なのが弱点の要素。MAの部位ごとにダメージの通りが違い、特に弱点部位を攻撃した時にはより大きなダメージを与えられます。
MAによっては特定の条件でのみ弱点が出現する場合もあります。また、弱点への攻撃に固執し続けると、敵の正面に居座り続けたため、攻撃を直撃してやられてしまうかもしれない点には注意。
被弾するリスクを覚悟して弱点を狙い、火力で押していくのか、敵の攻撃を見極めて被弾を抑えながら戦うのか。プレイヤーによって攻略法が違いそうで、自分なりの攻略を生み出す楽しさにハマり込んでいきました。
ちなみに、筆者的におもしろかったのは、ビーム兵器に対する“Iフィールド”が存在しているところ。原作で「この機体はIフィールドが搭載されているから実弾で攻撃を……」と思っていたら、本当にIフィールドが存在していました。『ガンダム』ファン的におもしろかった要素の1つです。
弱点の要素は無視できないので、強敵にあわせて攻略方法を考えて、戦ってみましょう。
全体的にアクション性が高く、ゲームに慣れている人なら“ジャスト”アクションを駆使して効率よく戦えますし、アクションゲームに不慣れな人でも、僚機の存在や難易度設定からクリアを目指すことができます。
ぜひ本作のアクションやシステムを体験して、『SDガンダム バトルアライアンス』にハマり込んでいきましょう!
後編では物語などについて紹介します。
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