『ディスコ エリジウム』プレイ日記その8。脳筋刑事、単独捜査に舞い上がりハメを外す
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- hororo
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8月25日にスパイク・チュンソフトから発売予定のNintendo Switch/PS5/PS4向けRPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』。そのプレイ日記をお届けします。
『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』は記憶を失った主人公とその相棒が、港町で起こった殺人事件を調査し、真相に迫ってゆくタイトル。能力値や豊富なスキルを自由に割り振ることができ、それを使ってさまざまな判定をこなしていく、テーブルトークRPGのようなプレイ感が特徴です。
前回は、ストライキ事件にかかわる企業、ワイルド・パインズの代表者と出会い、新たな仕事を引き受けざるを得なくなりました。
宿泊費を稼がなければならないのに、余計なタスクばかり増えていく……。しかもタスクをこなしたところで、報酬に金がもらえるわけでもなし。世知辛い世の中だぜ……。イヴラート、また賄賂くれないかな。
3日目の捜査からは、これまで進行不能だった水門の先へ行けるようになり、さらに行動範囲が広がります。そこでまた金ヅルを探しましょう(笑)。
ブーツのために一日の始まりは遺体の検視から
ジョイス氏との会話のあとは、宿に戻りハーディー・ボーイズと対峙したり、ストライキの影響によって足止めを食らっているドライバーたちから話を聞き、捜査を進めていました。
しかし私の心は捜査よりも遺体が履いているブーツを手に入れることしか考えられず、まさに上の空……。ああ、早くあのブーツを自分のものにしたい!!
そういえばブーツを脱がすには検視をしないといけないのでした。早速キツラギ警部補を連れて遺体の元へ戻ります。
「では始めよう」と、オペ前のドクターさながらに検視を始めたところ、どうやら検視結果を書く手帳が必要なようです。キツラギ警部補のじゃダメなの? と思いましたが、ひとまず周辺を探索してみることに。
見るからに怪しい廃物入れがあるので漁ってみようとしたのですが、カギがかかっている! この辺は治安が悪いですから、いくらゴミとは言ってもカギくらいはかけるか。
しかしこの主人公、脳筋なのである。カギくらいバールがあれば壊せるだろうと、パワーで解決を試みます。こんなこともあろうかと、キツラギ警部補の乗ってきた車の工具箱からバールをすでに手に入れていますよ! 食らえ、圧倒的パワー!!
はい、開きませんでした。出目がちょっとね……。これがダイスのおもしろさってヤツよ。フフ、泣いてなんかないぜ……。仕方がないので、キツラギ警部補の助言通り、ガルテにカギを借りに行きます。おうガルテ、ちょっと裏の廃物入れのカギ貸せや。
無事にカギを開けて廃物入れの中を探ると、ありましたよボロボロになった手帳が! これで検視を進められます。
キツラギ警部補の検視の結果を聞きながら、それを手帳に書き留めていきます。横でクーノがやかましく騒いでいますが、面倒なので無視。多少、罵声を浴びせ返したりはしましたがね。
検視は何事もなく終えたのですが、どうやら死体を袋に入れて処理班に送らねばならないようす。しかし今すぐ送るとなると、ブーツを手に入れる機会が失われてしまいます。
ということで、「いや、まだ気づいていない証拠がある気がする……」とか適当に言って、処理班へ送るのを待ってもらうことに。
それなら遺体の腐敗を防がないと、ということで、急遽遺体を保存する冷蔵庫を探すことになりました。まあ正直ブーツを取れば用済みですから、明日には処理班に送ろうと思っていたのですが、おもしろそうなのでやってみましょう。
そういえば、宿のキッチンに大型冷蔵庫がありました。ひとまずガルテに聞いてみます。おうガルテ、冷蔵庫貸せや。
しかし貸してくれません。冷蔵庫は死体を入れるためにあるんじゃないという正論を振りかざし、事件に必要なことだと言っても受け入れられませんでした。ひと晩でいいのに。
その後別の候補を当たるも、なかなか死体が入れられるサイズの冷蔵庫などあるはずもなく……。キツラギ警部後が最後の手段と言っていたクーノに頼ることにしました。
悪ガキ・クーノはこの周辺を遊び場にしているだけあって、探し物には強い様子。彼の情報によるとプレイザンスの本屋の地下に巨大な冷蔵庫があるそうです。
地下に続く扉にはカーテンで区切られているのですが、そこを通ろうとするとプレイザンスがものすごい剣幕で制止してくるではありませんか。話を聞くに、どうやらこの奥には霊的によくない存在がいるらしく、それを封印しているのだとか。
「ええい知るか! 俺には冷蔵庫が必要なんだ!」と強引にカーテンを開ける主人公。ひどい。……まあ、操作しているのは私ですが。
奥にあったのは、お札のようなものが大量に張られたドア。実際には何もなくても、現実でこれを目の当りにしたら絶対開けたくないな……と思わせる異様さ。横にかかっている誰かの肖像画も不気味さを惹き立てています。
しかし今の私は荒くれ刑事! そんな霊的プレッシャーには屈せず、何ならドアだって実力行使で開けてみせます。食らえ、圧倒的パワー!
ドアに肩から体当たりを食らわせ、破壊を試みます。しかし相当封印の力(物理)が強いのか、判定に成功してもダメージを受けてしまいました。何ならドアも開いてない。なんだよもう。
その後、3回体当たりすることで無事(?)にドアの破壊に成功。ええ、もちろんその分ダメージは受けましたとも。
ドアの先の空間は思ったより広く、新たに探索が必要だとも思いましたが、ひとまず冷蔵庫を優先。地下へ続く道を探します。その先で見つけたのは……まあ、大きな冷蔵庫なのは間違いないのですが、何ていうか見た目がその、シロクマでした。しかもカワイイ感じじゃなくてガチのやつ。
何でこんな形にしているのかという問いに対しては、きっとセンセーショナルだから……という感想しか口にできません。さすがのキツラギ警部補も戸惑いの表情。ともあれ、目的のブツを発見したので、ここに遺体を運んできます。
いくら大きい冷蔵庫とはいえ、直立状態では入れられないので、芸術点高めのポーズをさせてねじ込みます。ふふ、どうだ、まるで彫刻作品のようではないか。
ひとまず今日やるべきことはやり終えたので、宿に戻ってキツラギ警部補を別れ、本来の目的を果たすために戻ってくるとしましょう。
獲得した“思考”を生かして、より操作を柔軟に!
実はドアの破壊にかまけていたところ“反物質特殊部隊”という思考を獲得しました。
思考とは通常の衣類とは異なる、精神的な装備品のようなもので、思考キャビネットと呼ばれるスロットにセットすることで永続的なボーナス(あるいは一時的のペナルティ)を得られます。
思考キャビネットには初期状態で3つのスロットが空いているのですが、このスロットはスキルポイントを使って最大12個まで増やすことが可能です。
衣類、思考、そしてスキルの強化。この3つを調整することで、自分の理想の主人公を作り上げていくというわけですね。
思考の特徴として、スロットにセット後にゲーム内時間が経過することで、研究が完了し、ボーナスが変化することが挙げられます。
今回獲得した“反物質特殊部隊”を例にすると、研究時のボーナスは“<痛覚閾値>のスキルが-2される”というもの。そう、実質ペナルティです。そのため、ドアに体当たりしている途中では、セットせずに続けていました。
その後スロットにセットし、一定時間経過することで研究が完了。ボーナスが“<痛覚閾値>のスキルが+1される”効果に変わりました。加えて“あらゆる肉体の学習上限が1増加する”効果も加わっています。
このように、研究完了までは実質ペナルティとなるものが多いですが、研究さえ完了してしまえば大きなメリットを永続的に得られるのが思考の特徴なのです。
いくつか注意点を挙げるならば、思考の獲得条件がわからないので、プレイしていて手に入ったもののみで構成する必要があること。そして、研究終了後のボーナスがどうなるかが若干不透明なこと。それに加えて、一度スロットにセットし“研究が完了してしまった”思考は、スキルポイントを消費しないと外すことができなくなることです。なお、外した思考は永続的に失われます。
研究終了までの時間と現在の進行度は思考キャビネット画面で確認できるので、絶対にセーブ&ロードはしないという信条でなければ、研究が完了する直前にセーブしておくことで、思考のボーナスが望まないものだったケースを避けることが可能です。
とはいうものの、この思考キャビネットは、主人公がどういった思想・信条に共感しているかを表しているシステム。ボーナス重視で選ぶ以外にも、ロールプレイを楽しむ一環として活用するのもいいと思います。特定の思考をセットしてあるかどうかで、発生するイベントなどもあるようですからね。
ついに死体からブーツを回収! キツラギ警部補の反応は……
待ちに待った夜。さっさと宿に戻ってキツラギ警部補と別れます。またガルテに20リアルも払うハメになりましたが、致し方なし。
しかしイヴラートにもらった賄賂も底を尽いてしまったので、明日からは自分で毎日20リアルを集めなければならないと思うと憂鬱です。なぜゲームの中でも金に苦心しなければならないのか。
ともあれ、単独行動が可能になりしだい、急いで冷蔵保存してある遺体の元へ。お待たせ、愛しのマイブーツ。
遺体が膨張していたためか少しひっかかりを感じたものの、ブーツの回収自体はこれといった判定もなく、つつがなく完了。
ただしこのままでは腐肉や腐臭がすごくて使えないとのこと。まあそりゃそうか。ということで、ブーツの洗浄を行います。
宿の1階にキッチンがあったので、そこを使わせてもらいましょう。なあに、営業時間は過ぎているから大丈夫大丈夫。
ガルテに横目に見られながら、誰もいない厨房でブーツの洗浄。キッチン用洗剤と大量の酢をありったけ水に突っ込み、ブーツを投入して煮沸消毒を試みます。
煮えてくると、ブーツにこびり付いていた肉片が浮いてきました。さながらビーフシチューのようだと言っていますが、この現状でビーフシチューのことを考えられる主人公は、やはり相当ハートが強いというか、ちょっとネジが飛んでいるのは間違いないかと……。
無事消毒を終えたブーツは、まさに新品同然! スキル修正は、<平静>が-1されるものの、<権威>が+2されるという、強力なものとなっています。プレイの方針的に、<権威>が上昇するのはそれらしくていいですね。
そう、本作では衣服にはスキルボーナスが付いているため、スキルチェックの前に着替えることで、成功確率を向上させられます。
会話中にスキルチェックが出てきたら一度会話を中断。必要なスキルを確認してから、そのスキル値を最大まで上げられる衣服に着替えてから挑戦する、という小技も有効です。
まれにある中断できない会話や、そもそも選択肢として発生しないスキルチェックには使えませんが。
冷静に考えると、会話の途中で「ちょっと待て」と言って急に服を着替え始める相手はまともではありませんが、そこはゲームですし。何より主人公はまともではないので気にせずに着替えましょう。
ちなみに、翌朝にキツラギ警部補にこのブーツを見せてみると、「窃盗罪で報告するので刑務所行きになる」と脅されました。さすがに直接ブーツを見せびらかすのは早計だったか……!?
しかし、それは冗談でした。立場として、主人公の行動をどうこうする権限はキツラギ警部補にはないのか、いろいろと諦めているようです。
いや、キツラギ警部補が真顔で冗談を言うとは思っていなかったので、内心ちょっとビビりました(笑)。
自由を満喫できるソロ捜査開始!
3日目は、遺体を処理班へ運ぶところから始めます。キツラギ警部補が車で遺体を運ぶため、この作業を開始すると次の日までキツラギ警部補が捜査から外れるとのこと。もしキツラギ警部補と離れ離れになる時間を短くしたいのであれば、一日の夜、寝る前などに処理を開始するといいかもしれませんね。
さて、ソロ捜査開始ということで、最初に何をしようかと考えました。せっかくなら、1人じゃないとできないことがいいですよね。ということで、まずはベンチに座って一休み。
いや、待ってください。これは立派な“1人じゃないとできないこと”なんですって!
本作にはゲーム内時間を進めるための手段がいくつか用意されているのですが、そのうちのひとつがこの“ベンチで休む”という行為です。もう1つは“本を読む”こと。
ですがベンチでの休憩は、1人行動中しかできません。なので、ひとまずベンチに座ってみたというわけ。
とりあえず1時間くらい休むか。ふ~~。
仕事をしなくていい自由な時間って素晴らしいなあ。
このままずっと座って空想にふけっているのもいいのですが、幸か不幸か、本日から水門が通行可能になっているようなので、行ってみますか。帰ってきたキツラギ警部補から「昨日は何をやっていたんだ?」と問い詰められてもイヤですしね。1人でも問題ないってところを見せてやらにゃ。
水門はまだ開いたままですが、閉門の障害となっていた看板の残骸が取り除かれており、通れるようになっていました。開閉ボタンをポチッと押すと鈍い音をたてながら水門が閉まり、その上を通行することで先へ進むことができるように。
水門の先は、宿周辺よりさらに寂れた郊外といった雰囲気。建物もポツポツとしか建っておらず、そもそも人が住める状態の建物が数えるほどしかないような有様でした。
そんな中、浜辺に水没した車を発見。誰だこんな場所まで爆走したあげく事故ったバカは……。横には空いた酒瓶などが散乱しており、しこたま酒を飲んでいたようです。なんだか近頃似たような行動を取ったヤツに覚えがあるような……?
今は満潮で車を漁れないようですが、潮が引くのを待てば車の詳細がわかるとのことなので、近くのブランコに乗って待機します。なんだか今日は椅子に座ってばっかだなあ。
ブランコに揺られること数時間。車体の大部分が見えてきました。車体には41分署の文字。主人公が所属している分署ですね。そして車の中からは身分証とジャケット。言い逃れできないくらい自分の車です。ここにキツラギ警部補がいなくてよかったぜ……。
ともあれ、無事に身分証を回収できたので、ジョイス氏との話を先に進めることができそうです。
若者と手を組み、教会をミュージッククラブに!
水没した車から海岸に沿って進むと、寂れた漁村に到着。そのさらに向こうでは、狭いテントに何らかの機材をミチミチに詰めた若者たちがたむろしていました。
話を聞くと、どうやら隣にある大きな廃教会を改造して、ミュージッククラブを設立したいとのこと。打ち捨てられているとはいえ、教会を勝手に改装するのはいかがなものか……とは思いますが、まあこの周辺の有様を見ている限り、気にする人はほとんどいなさそうです。
どうやら廃教会にはすでに住み着いている人物が何人かいるらしく、彼らを追い払ってくれと頼まれました。
このタスク、なかなかの長編のため今回はかいつまんで流れを紹介していきますが、かなり顔ぶれが個性的! 廃教会に住み着いて、何らかの研究に没頭している女性・ソーナ。そして、廃教会の梁の上、天井付近を徘徊している謎の男・チアゴという2人の人物の了承を得なければなりません。
不気味な風ぼうのチアゴですが、彼は“静寂の母”という存在を信奉しているらしく、俗世間には無関心なため、意外と了承を得るのは簡単でした。
むしろ困難だったのはソーナのほう。この廃教会で起こっている謎の現象を解明しようとしているので、単純に邪魔をされたくないという気持ちに加え、若者たちが掲げているアノード・ミュージックというものが嫌いだそうです。
この事実を若者たちのリーダー、アンドレに話したところ、何とか穏便に教会を譲ってもらいたいとのこと。私が「権威の鉄槌で強引に追い出してやろうか?」と聞いたのですけどね。なんと謙虚な若者なのでしょう。
しかしそれはそれとして、彼らの「ミュージッククラブを作りたい」という気持ちも、少し疑わしいものです。なぜなら、音楽機材は明らかに足りていないうえ、ドラッグを製造&使用した形跡があるから。
おそらくミュージッククラブは表面上の形態で、実態はドラッグ製造の拠点にするのでは? この件について、アンドレを問い詰めてみることにします。
とはいえ、現状のスキルでは成功確率は五分五分。何かないかと所持品を漁ったところ、煙草を発見! 体力を消費する代わりに、一時的に知性を上昇させられます。
煙草をふかし知性を上げ、さらに上がった知性で学習上限(スキルポイントを割り振れる上限)が上昇したため、スキルポイントで<論理>も上げちゃおう! これにより一時的に<論理>が5まで上昇し、難なくアンドレから真実を聞き出すことができました。
結果わかったのは、予想通りドラッグを作って売ろうとしていたのは事実であるものの、志はクラブ設立のほうにある、ということ。
実際にドラッグも作っていたようですし、「これは明らかに犯罪だよなあ」とちらつかせることで、アンドレを脅します。ん~、このままだとおじさん、君たちを逮捕しなくちゃならないぞ。
そんなことをするつもりは毛頭ありませんでしたが、脅かすことでアンドレから賄賂を受け取ることに成功。これでまた今夜も宿に泊まれるぜ、ぐっへっへ。
そのうえでアンドレたちには好きにしろと伝えて、信頼関係(?)も構築しておきました。
アンドレたちとの話が付いたら、あとはソーナです。結論を言えば、彼女の研究に手を貸すことで、アンドレたちとの空間の共有を許可させました。
依頼内容は、彼女が昔働いていた場所から、データの入った記録媒体を取ってきてくれ、というもの。保管場所は“白熊の形をした冷蔵庫”だと言います。あれ、ちょっと待って、それ知ってるぞ?
ということで、再び白熊の冷蔵庫のもとへ。こんな圧の強いオブジェクトが複数のタスクに使われること、あるの?
調べてみたものの、特に何もなし。遺体を突っ込む時に1回調べてるもんなぁ……と考えていたら、あの時に何らかのメモを手に入れていたことを思い出しました!
インタラクトしてみると、ソーナが探している記録媒体は、低温のほうが保管に向いているとのことで、近くのアイスクリームメーカーの中に移されているようす。
このアイスクリームメーカー、霜がガチガチに固まっており、ちょっとやそっとでは開けられない状態になっていたのですが、そこは肉体派刑事。パワーならお任せあれ!
ソーナから預かった道具(なんかすごいバールのようなもの)に加えて、生来の圧倒的パワー、そしてそこに酒を入れることで肉体値を+1上乗せじゃい! 唸れ、我が上腕二頭筋!!
バカァッ! と盛大な音を立て……たかは知りませんが、問題なくアイスクリームメーカーの蓋は開き、記録媒体をゲット。ソーナに届けることに成功しました。
これにて研究が一歩前進したのですが、次は機材トラブル。音に関係する機材がうまく効果を発揮しないようです。
しかし私の人脈をもってすれば、この程度の障害なぞないようなもの。アンドレに渡りを付けて音響機器を貸してもらいましょう。
この仲立ちがうまくいったことで、両者に協力関係を結ばせることに成功しました。実はこのタスクはさらに続く展開があるのですが、この先はぜひ自分の目でお確かめください。まあそもそもプレイの仕方によっては、この結果ですら変わるかもしれませんが……。
さて、ゲーム内時間で約3日間のプレイ日記となりましたが、いかがでしたでしょうか。本筋の物語はまだまだ道半ば。ここからさらに佳境に入っていきます。
先行してプレイ日記を上げていた信濃川あずきさんのプレイ日記を見ていただくとわかるように、ここまでの道のりもプレイスタイルによって大きく変化するでしょう。
私のプレイではイヴラートからの賄賂を受け取ったり、力で解決できそうな部分は力で解決したりといった方針でした。悪役プレイというには、少し悪辣さが物足りなくなってしまったのですが、これはアーキタイプを“肉体派”にした影響ですね。
権威を振りかざすようなプレイをするには、精神系のスキルが向いていたので、自分でイチからアビリティを振って、精神と肉体重視にしたほうがらしくなったかもしれません。
しかし会話の選択自体は(特殊な条件が必要なもの以外は)どんな能力値でも選ぶことはできましたから、ロールプレイという観点からすれば、自分なりの主人公を演じながら楽しめました。
試しに別パターンの主人公でも序盤を遊んでみたところ、スキルチェックの成功によって会話の流れが大きく変わることもあり、小説のアナザーストーリーを読んでいる感じになります。
本作独自の世界観に加え、登場人物たちが持っているイデオロギーの理解など、やや難解な部分もあるものの、そこがまた魅力でもあります。
TRPGが好きな人や推理小説が好きな人はもちろん、この退廃的なビジュアルや世界観に惹かれた人には、特に遊んでほしい傑作。ぜひプレイしてみてください!
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