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【エルデンリング連載第6回】ついに最終回! エルデの王に、俺はなる!

たく坊
公開日時

 フロム・ソフトウェアから発売中の『ELDEN RING(エルデンリング)』の、連載企画をお届けします。

 前回のコラムで、“火の巨人”を討伐し、“崩れゆくファルム・アズラ”に突入した筆者。いよいよ、エンディングまでプレイしていきます。

 なお、本コラムでプレイするのはPS4版となります。

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崩れゆく足場。神肌を感じる……

 前回“メリナ”と決別した筆者。“ファルム・アズラ”がどこだかはわかりませんが、そのファルム・アズラが崩れていっているのがわかる場所“崩れゆくファルム・アズラ”を攻略していきます。

  • ▲恐る恐る進んでみますが、ところどころ足場が崩れており、足を踏み外したら落下してしまいます。これは慎重に進まねば。

 感じたのは、道中の敵がとにかく強いこと! これまでの敵とは一線を画す強さのような気がします。結構な敵から目をそらしてきたので、実際のところはわかりませんが、スルーして進もうとすると、しっかりホーミングして殴ってくるのがきつい。

 進んでいくとボス部屋に突入。ボスの名前は“神肌のふたり”。最初に名前を見た時、恥ずかしながら“神風のふたり”と見間違えてしまい、「めっちゃカッコいい名前だなぁ」と思っていました。それでは対戦よろしくお願いします。

神肌のふたり

 さて、どんな敵なのでしょうか、まずは見た目をチェック。名前の通り、2人で1体のボスのようです。

 “太め”と“細め”のペアのようですが、魔法による遠距離攻撃と、重刺剣や両刃剣による近接攻撃がうまくかみ合っているようで、何も考えずに立ち回っているとかなり苦戦してしまう模様。

 というか、考えて立ち回ってもなかなかにきついです。ボス部屋には障害物があり、障害物をうまく使えば魔法の攻撃は避けられますが、例えば太めのほうが重刺剣で華麗に突いてくるなど、障害物を無視した攻撃も存在します。

  • ▲こいつ……人間の動きじゃない!

 順調にHPを削り、第2形態に突入。太めの方の第2形態では、衝撃波が出る気合いをはじめ、さまざまな新モーションが追加されます。

 中でも厄介だったのは、ゴロゴロと転がってくるモーション。追うようについていけば当たらないのですが、たまに障害物に引っかかって軌道が変化するのが、とても面倒……。

 細めの方を削ると、胴が伸びるモーションが追加されて近~中距離戦に強くなり、これもまた面倒。両刃剣をぶんまわして周りに魔法の渦を作る技に悩まされました。

 全体HPを削らなければ、どちらか片方を倒しても復活するようで、退けたと思いきや結局1VS2に。そんなのあり!?

 ちなみに、“神肌のふたり”戦はアップデートでNPC“背律者ベルナール”の金サインが入り口に用意されるようになったとのことなので、こちらを活用していました。

 とにかく回数を重ね、なんとか“神肌のふたり”を撃破。かなり苦戦しましたし、これは個人的な強敵認定ですね。

装備を更新して、次なるボスへ

 “神肌のふたり”を倒し、一息ついた筆者。レベルがかなり上がったので、念願のラダーンの武器“星砕きの大剣”を装備することに成功しました。

 犬や謎の獣人に襲われながら、次なる道をなんとか探します。さすが、名前に「崩れゆく」とついているだけあって、どれが正規ルートか、わからなくなってしまいましたね。

 敵から逃れつつ、進行ルートを探しましたが、道中に騎士がいたり、巨大なドラゴンがいたり、ところどころで登場したツリーガードさんがいたり、さまざまな障害が筆者を阻みます。

 すべてガン無視して次の祝福で休みたい! これが筆者の本音です。迫りくる敵をさばいていたら、念願の祝福に到着。そして、どうやらボス戦のようです。

 次なるボスは“獣の司祭”です。

獣の司祭

 ムービーのないボス戦で、“獣の司祭”との決戦。開幕、相手の様子を見ようとしたところ、足を踏み外して落下死しました。ここ、床がないんですね……。

 そんな悲しいアクシデントはさておき、“獣の司祭”戦は、攻撃範囲が広い技が多いです。そのため、障害物をうまく使って攻撃を避けつつ、隙を見て攻撃。そんなセオリー通りの戦いが通用しそうなイメージで戦いました。

 少しいやらしかったのが、地面から爪のような衝撃波を飛ばしてくる攻撃。背後をとっても攻撃が届いてしまうので、この攻撃が見えたらしっかり回避する必要がありそうです。

 他にも、地面をえぐって地面にある岩を上空に飛ばして、時間差で攻撃を行ってくるなど、多彩なアクションを見せます。

 壁がないため、端の方で戦い続けている時には、敵の身体に押し出されて落ちないように注意したほうがいいかもしれません。筆者は落下死だけで3回ほど死んでいます。

 HPを半分ほど削ると、ムービーに突入。まぁ、予想はできていましたよ。ここまでエルデの王として冒険してきたわけですからね。……と思っていたら。

 え、えぇ……。全然見た目違いますやん! 獣の司祭は、自らの片手に剣を突き刺し、“黒き剣のマリケス”に変身しました。

黒き剣のマリケス

 黒き剣のマリケスは、俊敏な動きでこちらを惑わしてきます。また攻撃は鋭く、かなり手ごわい相手のように感じます。

 何度かやられて気づきましたが、マリケスの剣から発生する衝撃波に当たると、HPが徐々に削られる状態になってしまいます。そのため、これは避けなければいけない攻撃ですね。

 基本的に攻撃範囲が広いですが、隙の大きい攻撃もあるので、狙いを絞って行動したほうがよさそうです。

 懐に潜ると攻撃が当たらない場合があるので、これをいかして、攻撃を決めていきます。ちなみに、対戦中は“打刀”と“星砕きの大剣”を変えながら挑戦していました。有効な武器を考えるのも楽しみの1つです。

 苦戦を強いられ、さらには締め切りとの勝負にもなってきたので、編集にアドバイスを乞います。「“永遠の都、ノクローン”を解放しているなら、“写し身の雫の遺灰”を使ってみたら?」とのことなので、一度戻り、“写し身の雫の遺灰”を取りに行きました。

 噂には聞いていましたが、“写し身の雫”がまぁ強いこと(笑)。この遺灰はプレイヤーの装備をまるまるコピーした霊体を召喚するのですが、筆者は血派生と冷気派生の打刀を持っているので、2人がかりで攻撃すれば状態異常にさせやすくなります。また、“星砕きの大剣”を持てば、大きなダメージを期待できます。

 すべての遺灰に共通して言えることですが、敵のターゲットを分散できるので、その間に攻撃を叩き込むことができるのがありがたいですね。

 マリケスに変身した後はあまり効果的ではないものの、獣の司祭戦を楽にこなせるようになったのが大きいですね。

 武器の強化も進めて、なんとかマリケスを撃破。回復をするタイミングが非常に難しいボスでしたね。

死のルーンが解き放たれ、世界が一変

 黒き剣のマリケスを倒すと、ムービーに移行。マリケスの死のルーンが解き放たれ、狭間の地は“拒絶の荊”ごと燃やされます。

 プレイヤーキャラクターも、これに巻き込まれ、気を失ってしまいます。目が覚めると、黄金樹の燃え殻が降り積もったのか“ローデイル”の姿が一変……。名前が“王都ローデイル”から“灰都ローデイル”になっています。

 ムービーで言われたように、いよいよ、エルデの王になる試練が終わりを迎えそうな気配がぷんぷんと漂っています。

 灰都ローデイルでは、かつてのローデイルで大量に湧いて出てきていた敵はまったく姿を現さず、難なく奥地へと進むことができました。

 ローデイルにいったい何があったのでしょうか……。困惑しながら先に進んでいくと、ムービーのない敵対NPCボス“百智卿 ギデオン・オーフニール”が登場しました。

百智卿 ギデオン・オーフニール

 ギデオン卿……? あなたは確か、円卓にいた褪せ人で、デミゴッドの情報を与えてくれるだけの人だったような……。NPCイベントをあまり進めていなかったので、どんな人だかいまいち覚えていませんが、筆者の記憶が確かならばなんでも知っている人だと思います。

 攻撃方法としては、某バトル漫画の気○斬のような魔法のカッターを3方向に飛ばしてくる、魔法のレーザーを射出してくるといった、魔法が基本のようです。

 たまに、ギデオン卿の周囲を攻撃する魔法もあり、この火力が非常に高い! さらに、その後にレーザーを放出して、残り少なくなったHPのミリ削りをしてくるという厄介さ。なるほど、確かに賢い戦法を取ってきますね。

 しかし、ボス戦とはいえ通常の敵サイズで、よろけモーションもばっちり取ってくれます。“星砕きの大剣”を自在に扱う筆者(+“写し身の雫”)の前になすすべはなく、あっさり勝ってしまいました。

 知り合いのプレイヤーからは、「初回クリア時に“写し身の雫”は、あまりオススメしない」と聞かされていたのですが、今ならばわかる気がします。かなり強力で、ボス戦の難易度が一気に下がっているからだと理解しました。

 しかし、締め切りとの勝負もあるため、今日は楽をしつつ進めることにします。

 逆に、本作を難しいと感じられている人には、“写し身の雫”を使って挑戦してみてほしいです。

最初の王、ゴッドフレイ(本物)

 ギデオン卿と戦った後、少し進んだらそのままボス戦になりました。先日、“最初の王、ゴッドフレイ(幻影)”と戦いましたが、どうやら今対峙している人が、本物のようです。最初の王、ゴッドフレイ(本物)との対戦、よろしくお願いします。

 攻撃方法は、ゴッドフレイ(幻影)と似たようもので、斧を振りながら足踏みをして地震攻撃を多用してきます。

 大振りの攻撃は一拍置いて回避、地震攻撃はディレイをかけて回避をするか、ジャンプで避ける。基本的なことは同じだったので、余裕で倒せそうな気配を感じた矢先のことでした。

  • ▲ドォン!

 地面から衝撃波を発生させる攻撃が追加され、しかもこれが高火力。この攻撃を見極めるまで、何度もやられました。避けるタイミングが遅めのため、タイミングを取って回避するのが難しかったです。

 加えて、地震攻撃が全方位になったうえで広範囲に強化されており、本物としての強さが発揮されています。

 幻影よりは強いようですが、強化された地震攻撃もジャンプで避けられますし、斧での攻撃も、タイミングわかれば回避が可能です。

 とはいえこれまでの経験から、ゴッドフレイ(本物)にも第2形態があることは容易に想像できます。HPを50%まで削ると、案の定ムービーに突入。いったいどんな異形に変身するんだろうか……。

 第2形態に移行し、1人の王は1人の戦士として褪せ人(プレイヤー)と戦うことになります。いいでしょう、第2ラウンドスタートです!

戦士、ホーラ・ルー

 ホーラ・ルーとなったゴッドフレイは、武器を捨て、鎧を脱ぎ、その身1つで戦ってきます。本人曰く、「行儀よくするのは終わり」とのこと。確かに、見た目は完全に蛮族です。

 衝撃を受けたのは、見た目だけではありません。その攻撃方法も、衝撃の連続です。

 褪せ人を上空に打ち上げ、思いっきり地面にたたき落とす格闘ゲームのようなコンボを叩き込んでくるほどの豪快さ。先ほどまで斧を使って地面をめくりあげていた攻撃が、素手の方が広範囲というほどの激しさ。

 これが戦士となった、ホーラ・ルーの力。というより、この力でホーラ・ルーは王になったのでしょうか? 確かにこの迫力ならば納得ですね。

 何度か挑戦してわかりましたが、ムービー後に画面が暗転してから最初に行ってくる攻撃は、固定のようです。両手を掲げて襲い掛かってくる攻撃は、回避のタイミングが非常に難しく、一拍置くどころではなく、さらに遅めに回避しなければいけません。

 どの攻撃も、早めの回避は危険で、タイミングを合わせるのが重要のようです。うーん、これは戦いにくい。

 攻撃が広範囲のため、“写し身の雫”もあまり機能せず苦戦を覚悟しました。が、モーションとタイミングを覚えてしまえば、そこまで苦労せずに倒すことができました。

 諦めずに何度も挑戦し、死にかけながらなんとかホーラ・ルーを倒した筆者。このトライアルアンドエラーこそ『エルデンリング』の醍醐味ですね。

 こうして、玉座を解放することに成功。ホーラ・ルーを倒して手に入れたルーンでレベルアップをし、あわせて装備も新調しました。

 先に見えるは黄金樹。かつて荊に阻まれていた道が、炎により燃え尽きています。この先を進み、ついに“エルデンリング”と相まみえます。

黄金律、ラダゴン

 エルデンリングにとらわれていたのは、女王マリカ、ではなく、かつての王“ラダゴン”? 確か、マリカやレラナと関係がある元・エルデの王ですよね。私は、起こしてはいけないやつを起こしてしまったのではないでしょうか……。

 壮大なBGMにあわせて、身体が半壊しているボス“ラダゴン”戦が始まります。こいつが、黄金樹の中に存在していたわけですね。エルデの王にまつわる物語も、ついに終わりを迎えそうです。


 攻撃方法は、右手に持ったハンマーのような武器で殴ってきたり、黄金の槍を魔法として投げてきたり、地面から黄金の衝撃を出してきたり、どれも神々しいものばかり。

 攻撃範囲こそ広いですが、これまでのボスと比べるとHPは少ないですね。

 もちろん1回では勝てず、チャレンジを繰り返します。“最初の王、ゴッドフレイ”のように、衝撃波が非常に面倒で、武器での攻撃を避けても、衝撃波に当たってしまいます。もっと言うと、移動と回避、攻撃が一体化したワープするモーションが、地味に厄介でした。

 HPを削りきると第2形態に移行。HPが少ない理由は、これまでのボスとは違い、すべてのHPを削らないと第2形態に移行しないという特徴ゆえでしたね。

 体からルーンらしき輝きが消え、謎の手に包まれるラダゴン。ムービーが入り、第2形態“エルデの獣”戦に突入します。

エルデの獣

 まるでUMAのような見た目をした、神々しい“エルデの獣”。ところで、ラダゴンはどこにいったのでしょう。というか、この獣がラダゴン?

 攻撃方法は、手に持った剣を使ってくるもの、ラダゴン以上の迫力の黄金の魔法を使ってくるもの、大きく距離を取って衝撃波を飛ばしてくるものなどさまざま。

 懐に潜り込んで、攻撃を回避で避けていく戦法を基本戦術にしている筆者からすると、ラダゴンより戦いやすい気がします。

 戦うスタイルによっては、苦戦しそうな気がしますが、筆者が使っている武器は、“星砕きの大剣”と“遺跡の大剣”の二刀流。近接攻撃でダメージを与えやすい武器種です。

 数回ほどやられましたが、意外にも数十回やられたラダゴン戦より戦いやすく、かなりギリギリではあったのですが、数回の挑戦で撃破に成功しました。『エルデンリング』は、いつもHPギリギリになってボスを倒してきた気がしますね。

エルデの王に就任。ムービーがめちゃめちゃ寂しそう

 エルデの獣を下し、エルデンリングを手にした筆者。“壊れかけのマリカに触れる”を選択し、エンディングを迎えると『エルデンリング』はクリアとなります。

 特大剣を2本持ち、筋力特化ビルドを楽しんでいましたが、ボスの特徴によって得手不得手があるところを含めて、とても楽しめました。

 しかし、『エルデンリング』はこれで終わりではありません。エンディングはNPCイベントを進めるとストーリーやムービーが変わるらしく、単純なエルデの王エンドではないものもあるとのこと。

 というか、結局エルデの王とはなんだったのでしょうか。ラダゴンと女王マリカの関係とは? まだまだ世界への知見を増やして、フロム・ソフトウェアの作品に通して言われる、いわゆる“フロム脳”(ちりばめられたテキストやセリフなどのヒントから、語られない物語へ想いを馳せる能力)を鍛える必要がありそうです。

 まだまだやれることはある『エルデンリング』ですが、連載は一旦終了となります。次は魔法ビルドも試してみたいですし、これまではオフラインでプレイをしていましたが、オンラインのプレイも遊んでみたいと、やりたいことは尽きません。

 まだ遊んでいない人はぜひプレイしていただき、この世界を歩く感動をともに味わってください。ではまた!

  • ▲玉座に座るムービーがめちゃめちゃ寂しそう。センキューフォーリーディング!

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©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / ©2022 FromSoftware, Inc.

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ELDEN RING(エルデンリング)

  • メーカー: フロム・ソフトウェア
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2022年2月25日
  • 希望小売価格: 9,240円(税込)

ELDEN RING(エルデンリング)

  • メーカー: フロム・ソフトウェア
  • 対応機種: PS5
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2022年2月25日
  • 希望小売価格: 9,240円(税込)

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