ゲーム『ウォーハンマー40K:ダークタイド』を遊んだ感想は…押し寄せる敵を倒し続ける緊迫感が病みつきに!
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- hororo
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Fatsharkから、11月30日に発売予定のPC(Steam)用協力型FPS『ウォーハンマー40K:ダークタイド』(『以下、ダークタイド』)。
本作のクローズドベータテスト(CBT)が行われたので、そのようすをレポートしていきます。
なお、CBTは英語版で行われていたため、画像は英語版となります。リリース時は日本語版もあります。
以前の先行プレイ記事で、『ダークタイド』についての概要や、ウォーハンマーシリーズについての紹介をしているため、そもそも本作がどんなゲームなのかは、まずそちらの記事をご覧ください。
●『ウォーハンマー40K:ダークタイド』先行プレイ。敵の大群を仲間と突破する魅力はシリーズならでは!
今回はCBTをプレイすることで、先行プレイでは見えてこなかった魅力について深堀りしていこうと思います。
装備を更新し、自分に合った戦術を作り上げていくおもしろさ
本作では、まず最初にプレイするキャラクターを作成するところから始まります。4つのクラスから1つ選び、外見や設定をカスタマイズしていきます。
クラスによって特殊能力や固有の武器が異なるため、どれを選ぼうか悩んでしまいそうになりますがご安心を。セーブデータは4つ作ることができるため、すべてのクラスを試せるようになっています。
クラスを選んだら、次はキャラクタークリエイト。といっても本作のキャラクター性能は装備品で決まるため、ここでは外見の調整のみ。出身地や育ち方なども選ぶことができますが、すべてフレーバーです。先行プレイの際にうかがった話では、出身地などでセリフなどが変化するとか……?
ちなみに作成したキャラクターの容姿は、プレイ中に自分のアイコンとして表示されるため、ほかの人の画面にも映ります。自分が納得できるコワモテのキャラクターを作りましょう。あ、コワモテ以外は世界観的に作れませんのであしからず。
キャラクター作成後はチュートリアルが開始。ここで基本的な操作と、アクションを学ぶことができます。操作としてはオーソドックスなFPSですので、FPS経験者は問題なく進めると思います。スキップしてしまっても、ロビーにある施設から再度プレイすることもできました。
チュートリアルを終えると、ロビーへと移されます。前シリーズの『ヴァーミンタイド』では、マッチメイクしたほかプレイヤーのみが集う小規模なロビーでしたが、本作では多数のプレイヤーが集合し、自由に動き回っている形式に。無数のプレイヤーでにぎわう、MORPGらしさを感じられる空間になりました。
ちなみにロビー内にも、ウォーハンマー40K世界ならではの意匠がたくさんあるので、ファンは歩いているだけでも楽しいですよ。
作ったキャラクターは、ミッションを繰り返して装備を更新することで成長していきます。ミッションをプレイすると経験値が手に入り、キャラクターレベルが上昇。レベルアップ時にボーナスとして、そのキャラクター用の武器がひとつ手に入ります。また、ロビーにある設備の一部は、一定のレベルがないと利用できないようでした。
装備は同じ名前のものでもレアリティや性能が異なるため、より良い装備を探す、トレジャーハント要素が楽しめます。CBTでは限られた種類の武器しか出現しませんでしたが、製品版ではきっと多くの装備が登場するはず……!
ちなみに武器はロビーにあるブラックマーケットで購入することも可能でした。ミッションで得た報酬を使い、より強力な装備を購入。強くなったキャラクターで、より高い報酬(かつ危険度も高い)のミッションに挑む、というサイクルになりそうです。
武器によって使い勝手も変わるのも特徴のひとつ。今回私が使用したベテランは、近接用の初期武器としてスコップを所持していました。これをブラックマーケットで購入した剣に交換して使ってみると、振り抜く速度がより速くなり、敵の群れに対処しやすくなりました。
純粋な武器の性能の違いに加え、武器の種類ごとに使用感が大きく異なるため、さまざまな角度から自分に合った武器を探すのが楽しそうですね。
また、キャラクターレベルが上昇していくと、FEATSという追加ボーナスを選べるように。同じクラスのキャラクター同士でも、FEATS構成しだいでは得意な戦い方が異なっていきそうです。FEATSは変更可能なので、気軽に選べるのは嬉しいところ。
そのときどきの状況への対応が必要! 緊張感のあるゲームプレイ
本作は、ほかのプレイヤーと協力し、ミッションごとに定められた目標をクリアしていくゲーム。ロビーにはミッション選択用の端末があり、そこから出撃したいミッションを選ぶことになります。
ミッションにはボスを倒すもの、拠点を守るものなど、さまざまな種類があるほか、一定時間ごとにミッションの難易度が変動。つまり、最初のミッションは防衛戦で、次のミッションはボス戦で~といった決まった筋道が存在せず、遊ぶタイミングによって自分が選べる難易度のものから自由に選択できるということ。
難易度が切り替わる時間は、1ミッション終えて帰ってきたら変わっているくらいと、体感的には短く感じました。これにより、装備更新のために同じミッションを延々と繰り返すということがなく、モチベーションが保ちやすく作られていると思います。
出撃する難易度だけ指定して、あとは空いているミッションに自由に入るクイックマッチも導入されているため、とにかくマッチメイク重視で遊びたい人はこちらを利用しましょう。
ちなみに、マッチメイク時やミッション開始時のロード画面には、ほかのプレイヤーのキャラクターが映し出される演出。やはりキャラメイクした以上、ほかの人にも見てもらいたいですよね。
ミッションでは、目的を達成するためにフィールドを探索しながら奥へ奥へと進んでいきます。おおよそ進む方向は決まっているものの、フィールド自体は広く細かいルートが無数に存在するため、どうやって進むかはそのときどきで違う印象。
ちなみに初期配置されている敵の数はそれほど多くなく、さほど脅威にはなりません。しかし、ある程度進むたびに、突如敵の雄叫びが響き渡り、あらゆる方向から大量の敵が出現! わずか4人しかいないプレイヤーたちに殺到してきます。
この出現する敵の緩急が『ヴァーミンタイド』から続くシリーズの魅力であり、手ごわい部分でもあります。
というのも、同じミッションでも敵が発生するタイミングは毎回異なるうえ、出現する敵の種類も異なるから。ひと断ちで倒せる敵がひたすら出現するウェーブもあれば、ボスクラスのプレーグオグリンが急に突進してくるウェーブがあったりと、展開が読めません。
本作では弾薬は無限ではなく、安易な回復方法もないため、物資に乏しいタイミングで強敵に当たってしまうと、かなり冷や汗もの。通常の敵であればサクサク倒せるとはいえ、数が多いため物資の出し渋りは、それはそれでピンチを招く結果になることもあり、悩ましい……!
結果、落ちている弾薬を誰が拾うか、回数が限られている回復施設を誰が使うかといった連携が重要になってきます。
なお、死亡してしまっても即ゲームオーバーというわけではありません。体力がゼロになるとその場に倒れ、体力ゲージが赤く変化。この際自分ではなにも行動できませんが、赤い体力ゲージがなくなるまえに味方に起こしてもらうことで戦線復帰が可能です。
しかし体力の最大値が減少した状態となり、再びダウンする可能性が高くなっています。倒されても起こせばいいやという、いわゆるゾンビアタック戦法は使いにくくなっているわけですね。
ちなみに、赤い体力ゲージがなくなってしまった場合は死亡……とならず、捕虜として捕まっている状態になりました。この場合も味方に助けてもらうことで復帰が可能ではあります。
実際に捕虜の立場になりましたが、助けるのにやや時間が必要になること、そしてそのあいだも敵の攻撃は続いていることもあり、戦闘中の解放はかなり困難そうでした。
四方八方から襲い来る大群を相手に、体力や弾薬といったリソースを削られつつ任務達成を目指す……この一連の流れは、ただ緊迫感があるだけでなく、チームメンバーとの連帯感が必然的に生まれるようになっていて、プレイしていて非常に楽しい!
ミッション最後に待ち受ける、脱出用のバルキリー(戦闘輸送機)に乗り込む際、先に到着した仲間が迫りくる敵めがけて射撃をし、残りのメンバーが乗り込むのを援護してくれたときは、映画のワンシーンかと思いました。
ウォーハンマー40Kの世界観が好きな人はいわずもがなですが、原作を知らない、協力プレイが好きな人にもプレイしてみてほしいですね。発売日が今から待ち遠しい!
ゲーム概要
タイトル:『ウォーハンマー40K:ダークタイド』
プラットフォーム:PC(Steam)
ジャンル:協力型FPSゲーム(PVE)
発売日:2022年11月30日(水)
価格:
『ウォーハンマー40K:ダークタイド』(5,200円)
『ウォーハンマー40K:ダークタイド』インペリアルエディション(7,800円)
開発元:Fatshark
発売元:Fatshark
※記事内の内容は開発中のもので正式版とは異なる場合があります。
Fatshark,Level Infinite
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