メンバー5人で新たなる船出へ! 『BanG Dream! Argonavis 1st LIVE』レポート

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 さまざまなメディアミックスを展開する『BanG Dream!』(バンドリ!)から生まれたボーイズバンドプロジェクト、『ARGONAVIS from BanG Dream!』(アルゴナビス フロム バンドリ!)。“Argonavis”はキャラクターを演じる男性声優によるボーイズバンドです。
 七星 蓮役の伊藤昌弘さん(Vo.)、五稜結人役の日向大輔さん(Gt.)、的場航海役の前田誠二さん(Ba.)、桔梗凛生役の森嶋秀太さん(Key.)、白石万浬役の橋本祥平さん(Dr.)、5人全員そろった彼らのライブ、『BanG Dream! Argonavis 1st LIVE』が、5月17日に舞浜アンフィシアター(千葉)にて開催されました。
 あふれる熱気、抑えられない興奮、響き渡る大歓声! フルボルテージのステージの模様をレポートしていきます!

ライブ開始から観客と一体に!

 超満員の客席のそこかしこでメンバーカラーに光るブレード。会場は開始前から期待感でぱんぱんです! 
 ステージ後方の画面に可愛らしいミニキャラのArgonavisメンバーが現れ、ライブへと臨む様子のVTRが映し出されます。お互いに緊張しているのをコミカルに指摘しあっていて、会場からはどっと笑いが漏れていました。
 「ここにいる人たちみんなが僕を見にきてくれた。夢みたいだ。でも、夢じゃない。みんなに僕たちの歌を聴いてほしい」という蓮の言葉をきっかけに、「みんな行こう! アルゴナビス!」と全員で声を揃えて気合をいれます。
 ステージ上に登場したメンバーにわく会場。中央でグータッチしてからそれぞれの持ち場についた面々が最初に響かせる音は、彼らの1st Singleでもあるオリジナル楽曲「ゴールライン』! 続けて2曲目は「Butter-Fly」。「一緒に歌ってください!」と客席にマイクを向けたり、手を伸ばしたりと煽るメンバー。手拍子や歌声で応える客席。開始早々テンションは留まるところを知りません!

 演奏が終わるとキャラクターとしてのMCへ。メンバーの自己紹介、そして意気込みが語られます。
「くぅう~! 満員のステージ最高だー!」(結人)、「ステージにあがるまですっごい緊張してたけどみんなの顔見たら吹っ飛んだよ」(航海)と、満員の客席に感無量のようでした。
 そして続く3曲目は、ファンにとってはおなじみ、バンド初のオリジナル楽曲である『Steady Goes!』。日向さんの疾走感あるギターソロに心を奪われます!

曲の合間にはミニキャラたちのやり取りも

 ここでステージの画面にミニキャラのVTRが流れます。
 セットリストを相談しているメンバーたち。話はカラオケで歌う曲や好きな曲調のことへ。
「ロック。コールアンドレスポンスのある曲」(結人)、「特撮」(蓮)、「情感がある曲。奥行きがあったり、いろんな解釈があったりするもの」(航海)、凛生は「リストのラ・カンパネラ。ベートヴェン」などクラシックの曲をあげてから「ラジオで流れる夏がテーマの曲」、「みんなで踊れてノリのいいやつ」(万浬)。
 カラオケにはあまりいかないけど牛舎で歌えば牛のコーラスつき♪という万浬や、ヒーローはいるんだ! と特撮のこととなると話が止まらない蓮など、おもしろかわいいやりとりでしたよ。
 この映像の直後のソロパートではそれぞれが歌ったカバー曲が、ぴったりリンクしていました!
「サムライハート(Some Like It Hot!!)」(結人)、「季節は次々死んでいく」(航海)、「青い栞」(凛生)、「シュガーソングとビターステップ」(万浬)、「UNION」(蓮)。客席に向けてお尻をふりふりしたり、体全体で楽しんで踊っている橋本さんに、見ている客席も負けじと跳ねていました!

 再びミニキャラのVTRへ。練習中の彼らの様子です。航海が読んでいた本、アルゴ遠征隊の遠征物語の話から、メンバーで万浬の車に乗って星を見にいったこと、さらにはArgonavisの由来の話へ。
 今はもう存在しない冬の星座、アルゴ船座。現在は、ほ座、とも座、りゅうこつ座、らしんばん座の4つに分けられています。「あるごナスビ座?」「猫座! あるごニャびす♪」とボケる万浬と結人に「……なに言ってるの?」と冷静にツッコミつつ航海が解説してくれましたよ。
 次の曲はオリジナル楽曲、「流星雨」。森嶋さんのキーボードソロが軽やかに響きます。
さらにドラムのリードから「天体観測」に突入。メンバーに応えるように客席からも全力で振られ光り輝くブレードは、まるで星空のようでした。

 MCでは、Argonavisオリジナルモデルの楽器の話に。
 鮮やかな青いギターを持つ日向さんは「Gibson様に作っていただきました。世界に1本しかない五稜結人モデル。このギターと一緒に、Argonavisの音楽を精一杯届けたい」。
 前田さんは、「美しい真っ白なベース。ただのホワイトではなくキラキラとしスパークル加工。光の当たり方で見え方が変わる。この新しいベースでArgonavisの音を支えていきたい」。
 ウルトラブルーフェイドの青から黒へのグラデーションカラーのドラムセットを前にした橋本さんは「万浬くん同様パワフルに叩きたい」と、それぞれ決意を新たにしていました。
 また、衣装替えもあり、全員青をテーマにしているというその衣装を1人ずつじっくりとおひろめしてくれました。蓮=白、結人=オレンジ、航海=紫、凛生=緑、万浬=黄、と、それぞれのイメージカラーが印象的に使われています。
 着こなしがおしゃれね~、とメンバーから称えられる前田さん。また、日向さんがその場でくるりと回りましたがふらつき、森嶋さんに支えられる一面も(笑)。
 そして、「まだまだ声出せますか? 後半戦も盛り上がっていきましょう!」という掛け声とともに後半戦に突入。メロディアスなベースのイントロから始まる「メリッサ」、続けて「READY STEADY GO」と勢いそのまま突っ走ります!

 後半戦のMCでは、「暑いですねー」と汗を拭く前田さん。なに持ってるの? と聞かれて「な、な、な、なんと『Argonavis 1st LIVE』タオルです」とグッズ紹介のコーナーに入ります。ちなみにこのくだりは、『0-1st LIVE』からずっと続いているそう。初参加の方でももちろん楽しめるライブですが、通い続けるとこうしてクスリとできるポイントが増えていきそうですね♪
 メンバーたちから、缶バッチ、アクリルキーホールダー、ブロマイドなどが紹介されます。ブレードを紹介していた日向さんが、うまくカラーチェンジできずに客席から「がんばれー!」の声が飛ぶ一幕も(笑)。
グッズ紹介後、「楽しんでますかー!?」と客席に声出しをあおり、大歓声の中で始まったのは「GO!!!」。伊藤さんが歌詞に合わせて、手を拳銃の形にして客席を打ち抜きます!
 次のミニキャラのVTRは練習終了後の様子。
 万浬のお腹が鳴ったことから食べ物の話になります。パフェ、ケーキ、あんみつ、と甘いもの好きな航海、牛を飼っていることから牛肉が食べられない万浬、ラッキーピエロ(※函館発のハンバーガーショップチェーン)に一家言を持つ蓮。蓮は特撮と同様、好きなもののことになると話が止まらないたちのようで、熱烈ローカルトークが繰り広げられていました。
「みんなに会うまではずっと1人だった。どんなに声をあげても届かなくて。今はみんながいる。もう、夢じゃない」。絆を感じさせる蓮の語り。ステージ上でそれを受けて、「最後にArgonavis全員の思いを、5人の声を聴いてください」という言葉とともに始まったのは、なんと新曲「VOICE」。躍動感にあふれる曲に、5人の声が重なり合い心を揺さぶります! 銀テープが舞い、ステージがいっそうきらきらとしていました。
 アンコールの声が止まないなか、告知VTRが流れます。
 WEBラジオ配信、コミカライズ連載、サンジゲンによる「ゴールライン」アニメMV制作決定、そして8月21日に2nd shingle発売と続々と嬉しい情報が流れる中、グッズTシャツを身に着けたメンバーが登場。告知内容を改めて振り返ります。「ゴールライン」のMVではモーションキャプチャーの話題に。「僕たちが動くとキャラがリアルに動く。それを元に制作。みなさん期待していてください」とのことでした。
 また、すでに発表されていた『BanG Dream! Argonavis 1.5th LIVE』のことも紹介されていました。7月20日に幕張メッセで開催されるこちらでは新曲披露もあるそうです!
 そして、アンコール1曲目は「Steady Goes!」。歌い終わったメンバーの手には告知ノートがあります(前回のライブでも登場していた、告知があるときに取り出されるノートです。キャラのブロマイドなどで表紙がデコられておりちょっぴりバージョンアップ)。満を持して発表されたのは、2nd LIVEです! 詳細は後日とのことですので、いまから楽しみですね。

メンバーとファンの絆を感じられた最後の挨拶

 最後の曲を前にして、5人それぞれから挨拶です。
日向さん「今日やっと1st LIVEを迎えることができました。やる前から泣きそうで。感動しましたね。今日という日が嬉しいし、これからまた5人で、そしてみなさんと一緒に走り続けていこうと思いますので今後ともよろしくお願いします」
前田さん「『0-1st LIVE』からここまであっという間で、昨日ライブやってたよね? くらいの感覚で。本当にこんな素敵なところでライブさせていただけるというのも、メンバーをはじめ、プロジェクトのみなさん、駆けつけてくれるみなさんのおかげです。恵まれてるなと感じます。長いこと愛されるように、お孫さんまでライブにつれてきてもらえるようにという気概です」
森嶋さん「ちょうど1年前の5月18日が3人で合わせた初めての練習の日だったんですよ。あの日から1年経ったというのはすごく不思議な感覚で、あっという間のような、10年以上一緒にいたような。5人になって初めてArgonavisというバンドが完成して、みなさんの前でもやれるということはたくさんの方のお力があってこそ。少しでもこの感謝の気持ちをみなさんに返していけるように、僕たち全力でこの先突き進んでいきますので、Argonavisという大きな船に一緒に乗ってこれからも一緒に旅をしてください」
橋本さん「今でもちょっとここに自分が立っているということが不思議。まさかバンドをやるなんて思ってもなかった。いろいろな出会いとご縁が重なって、今、Argonavisの一員として立たせていただいているんですけど、自分でも思います、お前どんだけ恵まれてるんだ? って。やっぱね、このメンバーで行けるところまで行きたい。嵐にも負けないようなでっかい丈夫な船にしたい。その船に一緒に乗って、旅をしてください」
伊藤さん「『0-2nd LIVE』から参加させていただいたんですが、今でも鮮明に覚えていて、「Butter-Fly」をアカペラで歌って登場だったんですけど、Argonavisの洗礼だ、ヒィ! って思っていたんですが、いざ出てみたらすごい熱気で、汗がまるでスモークのようで(笑)、あたたかく迎えてくださって、本当にファンの方に恵まれているなと思ったのを強烈に覚えています。みんなと1st LIVEを迎えられて、盛りだくさんの発表をさせていただいて、これから僕ができることはArgonavisのボーカル七星蓮くんを通して、みなさんと離れていてもちょっとでも背中を後押しできるような、勇気を持ってもらえるような……、そんな歌を目標に歌っていきたいと思います」

 客席からは万雷の拍手、そして「ありがとうー!」の声が飛びます。
 「最高の思い出を、ここ舞浜に残していきましょう!」と最後に歌われたのは「ゴールライン」。ステージを縦横無尽に走り回るメンバーに客席もすべてを出し切ろうとばかりに応えます!
 「また一緒に歌いましょう! また一緒に遊びましょう! 今日は本当にありがとうございました!」
 ステージ中央、5人でがっちりと手を繋ぎ、高く掲げたあと、全員で深く頭をさげるメンバーの姿にやまない大喝采。最後の最後まで多幸福に包まれたArgonavisの1st LIVEでした♪


©ARGONAVIS project. ©BanG Dream! Project
カメラマン西槇太一

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