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櫻井翔主演『大病院占拠』3話感想。 3人の“鬼”の素顔判明! 彼らの目的はやはり復讐か!?【ネタばれ注意】

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 日本テレビにて、毎週土曜日よる10時より放送中のドラマ『大病院占拠』のレビューを掲載します。

 『大病院占拠』は、鬼の姿をした謎の武装集団によって占拠され大病院で、休職中の刑事(櫻井翔)が、人質を救うため犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。

 武装集団と、捜査官・武蔵三郎の緊張感あふれる頭脳戦、そして色の違う鬼の面を被ったそれぞれの正体にも注目です。

 2023年1月ドラマの注目作である本作を、ドラマ大好きなライターがレビューしていおきます。

 本作は原作のないオリジナル。先がどうなるかまったく分からないので、あれこれ考察するのも面白そう。

 犯人となる10人の鬼の配役がキャスト欄でモザイクになっており、彼らを誰が演じているのか、という考察も楽しみの1つです。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれています。

第3話 大交渉

犯人の要求に答えるため、武蔵は動く

 前回の最後で、“鬼”たちの要求が判明。それは、人質1人1人の罪を明らかにすること。そして2人目に選ばれたのは、医師の土佐大輔でした。

 時間内に、彼の罪を暴かないと、彼は殺されてしまいます。制限時間までは、あと約2時間。武蔵たちは“鬼”が出したヒントを元に、クラブ・タンゴと飛ばれるお店を捜査します。

 どうやら主人公の武蔵は、このまま外で捜査をすることが基本ラインのようですね。

 最初は主人公が病院内を駆け回り、犯人と戦っていく『ダイハード』路線かと思っていたのですが、主人公が犯人の要求で走りまわされる『ダイハード3』路線のようですね。『24』的な雰囲気もありますし。個人的には後者の方が好きなので、今後が楽しみです!

病院内でもあれこれ状況が動き出す!

 病院内での動きとしては、人質の看護師、安芸しおり(呉城久美)が体調不良で倒れ、薬が必要であることがわかります。

 そして、同じく人質の外科部長、佐渡稔(阪田マサノブ)が怪しい動き。どうやら脱出を企んでいる模様ですが、その計画が安芸しおりを危険にさらしているあたり、かなり自分勝手な人物のようです。

 一方、病院内を嗅ぎまわる配信者、因幡由衣(明日海りお)は、なんと偶然持っていた探知機で、電波妨害の発信源を探そうとします。

 たまたま探知機を持っていたという用意周到さ、そして簡単に見つけてしまうという強運! なんだか彼女に任せてれば解決するような気もしてきました。

医師が犯した過去の罪を暴く!!

 クラブ・タンゴでの聞き込みで、土佐がこの店でドラッグパーティに参加し、そこで2人の女性が救急搬送され、1人が死亡していたことが判明します。

 前回、周防あかりという人物が、死亡しているのに病院内に入った記録があるというミステリーがありました。実はこのとき死亡したのが、周防あかりだったのです。

 武蔵たちは、助かったもう1人の女性を探し出し、ついに土佐の犯罪を暴きだします。

 この罪が明らかになるまでの流れは良かった! ご都合主義的な感じもなかったですし、前回の伏線をしっかり回収しつつ、複雑な背景の事件を短い時間でテキパキと解明していくのは、かなり気持ちよかったですね!

交渉の結果、人質は解放されたけど……

 武蔵の交渉で、土佐の罪が暴かれます。そしてこのとき、“鬼”の1人、緑鬼の正体が明らかになるのでした。

 緑鬼は、周防あかりの父親である周防誠(村上淳)でした。直接ではないにせよ、土佐が原因で死亡した娘の復讐のため、この事件に参加してたのです。

 そうなると、やはり“鬼”たちはそれぞれ、現在人質になっている人の誰かに復讐するため集まったと考えられますね。だとすると、首謀者である青鬼が復讐の対象にしているのは、やはり……!?

 罪を認めれば解放、認めなければ死という選択に、土佐は罪を認めて解放されます。このとき、一緒にいた女性の名前もついでに暴露され、土佐たちはネットリンチの格好の餌食になってしまうのでした。

 おそらく犯人の目的はこれでしょう。助かったはいいものの、この先、かなり厳しい現実が待っているかと思われます。

 こうした一連の流れは、見る側にとって、ついついカタルシスを感じてしまいます。胸糞悪い犯罪を暴いてネットリンチにかける。現代版『必殺仕事人』といった感じでしょうか。これで完全に社会的には抹殺されますし。

娘の方にも大きな動きが!

 そうした交渉が続くなかで、もう1つ、重要な物語が進行していました。それが、武蔵の娘、武蔵えみり(吉田帆乃華)の動向。

 彼女は、父親のことをよく思っていないようで、ネットで“鬼”たちを擁護する書き込みをしてしまい、その内容から、武蔵の娘であることがばれてしまいます。

 武蔵もすでにネットで有名人になっていたため、えみりの情報は、瞬く間に拡散してしまうのでした。彼女もまた、ネットリンチの標的にされてしまいます。

 いたたまれなくなり、保護されている場所から逃げ出した彼女は、町を彷徨うことに。この先の彼女の動きにも目が離せません。

今週の「嘘だろっ!!」

 身元が判明した緑鬼こと周防誠を調べることで、彼が使っていた廃ビルの存在がわかり、現場に向かう武蔵たち。しかしそこにあったのは、マネキンに仕掛けられた爆弾!

 ここで出ました。武蔵の「嘘だろっ!!」。3階から落ちても怪我1つないタフな武蔵は、果たしてこの爆発に耐えられるのか!?(予告でピンピンしてますが)というところで、次回に続く……。

さらに2人の鬼の素顔が判明!

 と、思ったら、エンドクレジットで橙鬼と茶鬼がマスクを外して会話するシーンが! どうやら2人は兄弟のようで、やはり誰かを恨んでいるようです。

 なお、橙鬼は森田甘路さん、茶鬼は、大水洋介さんが演じていました。しかし、大変失礼ながら、顔を見てもすぐには誰だか分からず、つい「誰っ!?」と叫んでしまいました。ごめんなさい。

 まぁ、物語上の名前はまだ明かされていないのでそれでもいいのですが。次回の注目は、やはり武蔵の娘の動向。そして、今回、因幡の活躍で電波妨害が解除されたのですが、それがどう影響してくるかですね。

 また、公式サイトでの予告では、さらにもう1人鬼が追加されるようです。どうも病院の外にいるようですが……!?

これまでに判明した“鬼”たち

青鬼:????(????)リーダー?
緑鬼:周防誠 (村上淳 )足が悪い、医師の土佐に恨みを持つ
赤鬼:????(????)サブリーダー?(常に青鬼と行動)
黑鬼:????(????)女性
黄鬼:????(????)軍事経験者?、白鬼と夫婦?
白鬼:????(????)女性、黄鬼と夫婦?
桃鬼:????(????)女性
灰鬼:????(????)
茶鬼:????(大水洋介)橙鬼と兄弟
橙鬼:????(森田甘路)茶鬼と兄弟
?鬼:????(????)病院外にいる?

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