『大病院占拠』7話感想。ついに犠牲者が!! 驚愕のラストシーンに考察も加速する!!【ネタバレ注意】

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 日本テレビにて、毎週土曜日よる10時より放送中のドラマ『大病院占拠』のレビューを掲載します。

 『大病院占拠』は、鬼の姿をした謎の武装集団によって占拠され大病院で、休職中の刑事(櫻井翔)が、人質を救うため犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。

 武装集団と、捜査官・武蔵三郎の緊張感あふれる頭脳戦、そして色の違う鬼の面を被ったそれぞれの正体にも注目です。

 2023年1月ドラマの注目作である本作を、ドラマ大好きなライターがレビューしていおきます。

 本作は原作のないオリジナル。先がどうなるかまったく分からないので、あれこれ考察するのも面白そう。

 犯人となる10人の鬼の配役がキャスト欄でモザイクになっており、彼らを誰が演じているのか、という考察も楽しみの1つです。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれています。

第7話 大解除

今回の武蔵はずっと取調室!

 取調室の椅子に仕掛けられた爆弾。椅子から立ち上がると爆発するという、刑事ドラマに1度はあるシチュエーション。いろいろなパターンを見てきたけど、個人的には『リーサルウェポン2』のトイレに仕掛けられる奴が好きだった!

 それはともかく、この状況を見て、武蔵の開幕「嘘だろっ!」から第7話は開始。今回は、取調室、病院内、病院に潜入したSIS隊員、人質、作戦本部など、たくさんの状況が切り替わりながら進行していきます。

 かなり忙しく、そして激しく物語が動きました。最後はここにきてその展開かと思わせ、先が読めなくなってきました! うーん、楽しい!!

ループ動画からのコード2択切断

 激しく場面が切り替わるので、ここからは状況別に解説していこうと思います。まずはやはり今回のメインとなる取調室から。

 怯えて話にならない院長を説得するも、埒があかないと考えた武蔵は、自分で爆弾の解除を試みます。そこで、中継の目をごまかすため、録画した状況をループで流すことになるのです。

 このトリックは監視をごまかすための定番で、これまた多くのドラマや映画で見てきましたが、個人的には『スピード』で乗客の脱出のためバス内の映像をループさせる奴が好きだった!

 それはともかく、ループさせている間にこれまた定番のコード切断。最終的に2本残って、“どっちを切るか”に持っていったのはさすが! やはりこれがないと爆弾処理は盛り上がらない!!

 このシチュエーションこそ星の数ほど見てきましたが、個人的には『古畑任三郎』で犯人役のキムタクが最後にどちらを切るべきか白状するけど……というのが好きだった!

 それはともかく、追い詰められた院長があれこれ喋ったおかげで、爆弾は止められるのですが、そこで出てきた“P2計画”という言葉が、今回の事件に大きく関わってくるようです。

 ちなみに“P2計画”でググったら、遺伝子組み換えのなんか難しそうなページが出てきました。さすがに関係ないか。

病院内では初めての犠牲者が!

 病院内の動きは激しかったですね。まず突入した特殊部隊の隊員と鬼たちの遭遇、銃撃戦。“鬼”たちは機銃を乱射しているのに、まったく当たらないのが気になりました。

 最初は『ランボー』と同じで気にしないでいい部分かと思ったのですが、ここまで当たらないと、実は実弾ではない、なんて疑問も……。

 逆に“鬼”側は、茶鬼が撃たれて重症。ここで茶鬼とその弟の橙鬼の名前が明らかになります。

 さらにシェルター内では、謎の地下4階発見、 人質の1人である事務官に怪しい動きがあったあと、外で落とした看護師のための薬を取りに行くかどうかで揉めます。これは案の定というか、予想通り。

 ここで知事は、非情にも看護師を見捨てる選択。やはりこの人も、何か闇を持っていそうですね。

 最終的に、医師の1人が先走って薬を取りに行き、人質たちは再び“鬼”の手に。しかし、看護師は薬をゲットでき、“鬼”たちは医師の裕子に茶鬼を手術してもらうと、思いのほかウィンウィンな結果になりました。

 いつまでもシェルターにいるとドラマ的に面白くないので、上手い感じで仕切りなおしてくれました。なんか、むしろスッキリしましたね。

 病院内で1つ気になったのは、特殊部隊の潜入を知らせる紫鬼からのメール。捕まったと思っていたのですが、まだ活動してるようです。やはり捕まった方はフェイクだったのでしょうか。警察内にいる内通者のようですね。

作戦本部と捜査の人たちも頑張ります

 院長は、ある3人の人物の死因を隠ぺいしようとしていました。その3人、加賀大輝、日向聡介、山城琴音に関して、神奈川県警の捜査も描かれます。取調室にいる武蔵は今回は同行せず。そのせいか、ほぼダイジェストで、一瞬で突き止めてしまいます。

 そこでわかったのは、3人とも今回の“鬼”たちの関係者であること。日向聡介は黄鬼と白鬼の息子、そして加賀大輝は、茶鬼と橙鬼の弟でした。

 山城琴音に関しては、記録を消されているのでわからないですが、やはり警察内の協力者の身内でしょうか。記録を消せる技能を持っているというと……と考えると、いろいろ妄想が進みます。

そして驚きの展開、ついに犠牲者が出る

 今回一番驚いたのは、“鬼”側に犠牲者が出たこと。裕子の手術もむなしく、茶鬼が命を落とします。これは正直驚きました。犠牲者は出ないと思ってたので。

 それにしても名前が判明した途端に退場とは……。まぁ、仲間を守って被弾という、かっこいい場面もあったので満足でしょう。

 一方で弟の橙鬼は、原因となった白鬼たちを非難するなど、あまり冷静に物事を見れない人物の模様。目の前で兄を殺されたので仕方ないけど、彼の行動は、今後の鍵になってくるかもしれません。

驚愕のラストシーン、ラスト「嘘だろっ!」

 そして最後は再び武蔵。院長に詳しく話を聞こうとすると、何者かに襲われ、気が付いたら目の前に院長の死体と、自分の手には拳銃が。

 ここでラスト「嘘だろっ!」が出て次回に続く。今回のはまさに、待ってましたのタイミングでしたね。

 それにしても、ここにきて主人公が濡れ衣を着せられる展開! そしてついに人質側の犠牲者。こればっかりは本当に予想できませんでした。うーんややこしくなりそう! あんまりややこしいのはやめてー。

 とはいえ、硝煙反応は出なさそうだから、次の週であっさり濡れ衣が張れることを期待したい。

 しかし北署の警備、緩すぎませんか。取調室に爆弾仕掛けられるってのも前代未聞なのに、殺人まで。余程の力を持つ内通者がいるようで、その正体が気になります!

これまでに判明した“鬼”たち

青鬼:???? (菊池風磨)リーダー
緑鬼:周防誠  (村上淳 )目的:娘の復讐
赤鬼:???? (忍成修吾)
黑鬼:???? (ベッキー)
黄鬼:摂津公明 (柏原収史)白鬼の夫、目的:息子の復讐
白鬼:日向ゆり子(真飛聖 )黄鬼の妻、目的:息子の復讐
桃鬼:常陸亜理紗(浅川梨奈)女性、灰鬼の娘、目的:母の復讐
灰鬼:常陸潔  (水橋研二)桃鬼の父、目的:妻の復讐
茶鬼:加賀雄吾 (大水洋介)橙鬼と兄弟、目的:弟の復讐
橙鬼:加賀流星 (森田甘路)茶鬼と兄弟、目的:弟の復讐
紫鬼:対馬勝見 (内村遥 )青鬼に脅され協力、えみりを誘拐
紫鬼:???? (????)警察内通者?

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