プレイしてついに見えてきた『FF16』の輪郭! 判明したシステムやバトル情報を総まとめ
- 文
- 電撃オンライン
- 公開日時
- 最終更新
スクウェア・エニックスから2023年6月22日に発売される、PS5専用アクションRPG『ファイナルファンタジーXVI(以下、FF16)』。そのメディアツアーが1月30日~31日に開催され、世界初の実機プレイによって本格アクションの一端を味わうことができました。
そこで本記事では、全世界が注目する『FF』シリーズ最新作『FF16』について、すでに公開済みのストーリー概要から、今回のメディアツアー試遊で判明したシステムやバトル情報に至るまで、本作の概要を総まとめ。これを読めば2023年2月末時点での“『FF16』とはどのようなゲームなのか?”という概要が、ほぼすべてわかるようになっています。
なお、電撃オンラインでは3人のライターによるプレイレポートや、『FF16』開発スタッフへの最新インタビュー、そして動画による解説も同時に公開中。本記事でゲーム概要を把握したあとは、ぜひ下記の記事もチェックしてみてください。
■メディアツアーでのプレイレポートはこちら
■メディアツアーでの開発者インタビューはこちら
■今回の試遊バージョンのアクション解説動画はこちら
【4K】『ファイナルファンタジーXVI』基本アクション解説【FF16】
■今回の試遊バージョンの音声解説動画はこちら
『ファイナルファンタジーXVI』のアクション、イベントシーンを一挙公開! メディアツアーでプレイした3人が徹底トーク【FF16】
※本記事を読む際の注意点
・今回プレイしたバージョンはメディア体験用の特別版であり、リリース時のものとは異なる場合があります。
・本記事に掲載している画面はメディア体験用の特別版であり、リリース時のものとは異なる場合があります。
『ファイナルファンタジーXVI(FF16)』とは?
まずは、『FF16』の概要をおさらい。本作は2022年12月に35周年を迎えた『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズのナンバリング最新作で、ファンタジー世界を舞台にしたRPGです。なお『FF』シリーズは各作品で世界観・ストーリーが独立しており、魔法名や召喚獣名、チョコボなどの一部要素こそ踏襲しているものの、物語的なつながりはいっさいありません。本作も同様ですので、シリーズ未プレイの人でも問題なく楽しむことができます。
また、過去のシリーズ作品との大きな違いとして、“本格的なアクションRPG”であることが挙げられます。ナンバリング前作である『FF15』もアクション要素を持ったRPGでしたが、本作『FF16』はそれよりもさらにアクション性を追求した作品と言えるでしょう。
制作を手掛けるのは、スクウェア・エニックス第三開発事業本部。主要スタッフとその代表作は以下のとおりです。その多くは、現在も世界中でプレイヤーを増やし続け、累計登録アカウント数が2700万を突破した大人気オンラインRPG『FFXIV(FF14)』において、その人気のきっかけとなる“新生『FF14』”やその拡張パッケージ『蒼天のイシュガルド』の開発コアメンバーとして活躍した方々。さらにコンバットディレクターは、過去に『DEVIL MAY CRY (デビルメイクライ)5』などの本格アクションゲームを手掛けた鈴木良太氏が担当しているなど、錚々たる面々となっています。
●Producer:吉田 直樹(よしだ なおき)氏
代表作:『FFXIV』、『ドラゴンクエストX』、『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』
●Main Director:髙井 浩(たかい ひろし)氏
代表作:『FFV』、『サガ フロンティア』、『ラストレムナント』
●Creative Director & Original Screenplay:前廣 和豊(まえひろ かずとよ)氏
代表作:『FFXIV』、『FFXII』、『ラストレムナント』
●Localization Director:マイケル・クリストファー コージ フォックス氏
代表作:『FFXIV』、『FFXI』、『ダージュ オブ ケルベロス -FFVII-』
●Art Director:皆川 裕史(みながわ ひろし)氏
代表作:『FFXIV』、『FFXII』、『FFタクティクス』
●Combat Director:鈴木 良太(すずき りょうた)氏
代表作:『DEVIL MAY CRY 5』(発売元:カプコン)、『Dragon’s Dogma』(発売元:カプコン)、『MARVEL VS. CAPCOM 2』(発売元:カプコン)
●Character Design:髙橋 和哉(たかはし かずや)氏
代表作:『FFXIV』、『FFXI』、『FFX』
●Composer:祖堅 正慶(そけん まさよし)氏
代表作:『FFXIV』、『ナナシ ノ ゲエム』シリーズ、『マリオバスケ 3on3』(発売元:任天堂)
そしてプラットフォームはプレイステーション5(PS5)専用。PS5ならではの機能を最大限に活用したタイトルになっており、ジェットコースターのようなノンストップかつ最高のゲーム体験を目指して開発されたとのことです。
なお、本作のPC版について一部で憶測が飛び交っていましたが、プロデューサーの吉田氏は「残念ではありますが、発売から半年後にPC版を出すことは不可能なのです」と断言。理由としては、本作については膨大な時間とコストをかけてPS5というハードに最適化しており、いずれはPCでも発売したいものの、半年といった短い時間では最適化は不可能とのこと。よって、「まずは開発スタッフが最高のゲーム体験となるべく作り上げたPS5版をぜひプレイしてほしいです」と語っていました。
滅びゆく世界“ヴァリスゼア”を舞台に描かれる、主人公クライヴの壮大なるドラマ
『FF16』の舞台は、終焉に向かう大地“ヴァリスゼア”。そこには人々に恩恵をもたらす“マザークリスタル”が点在し、その恩恵を得た複数の国家が存在しますが、やがて“マザークリスタル”の加護をめぐって国家間で戦乱が巻き起こります。
【INTRODUCTION】
終焉に向かう大地「ヴァリスゼア」
唯一の加護は「マザークリスタル」
ヴァリスゼアに生きる人々はクリスタルから供給されるエーテルにより魔法を生み出し、日々の暮らしを成り立たせていた
しかし、限りあるその加護は国家による奪い合いも生み出した……
各国はマザークリスタルを求め、
召喚獣の力とその力を宿す「ドミナント」を使役し戦を始める
ロザリア公国の第一王子「クライヴ・ロズフィールド」もまた、
マザークリスタルをめぐる戦乱へと巻き込まれるのであった
過酷な運命を背負ったクライヴは、やがて世界の真相を知り、
マザークリスタルの破壊を目指していくことになる……
これは――クリスタルの加護を断ち切るための物語。
物語の主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。本作においてプレイヤーは、少年期、青年期、壮年期の3つの年代にわたって、彼の人生を追いかけていくことになります。ロザリア公国の第一王子である彼は少年期のある日、大きな悲劇に巻き込まれ、謎の召喚獣“黒きイフリート”を追う復讐者となります。過酷な運命を背負ったクライヴは、旅のなかで世界の真相を知り、やがてマザークリスタルの破壊を目指していくことに……。
なお、ロザリア公国を含め、ヴァリスゼアにはさまざまな国家が登場し、国家間で戦乱が巻き起こります。そしてその戦乱で最も重要な戦力となるのが、召喚獣をその内に宿し、自らの身体へと喚び降ろすことのできる者“ドミナント”です。ある国では王侯貴族として扱われ、ある国では単に戦争の道具とみなされるなど、国によって扱いは異なりますが、いずれも過酷な運命を背負っているのが特徴。彼らドミナントこそが、物語的にも、バトル的にも、本作でキーとなる存在と言えるでしょう。
なお各国家やキャラクターの詳細については、公式サイトのほか、過去のインタビュー記事でも解説されていますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
『FF16』召喚獣合戦は毎回ゲームデザインが違う!! 物語や戦闘に迫る吉田直樹プロデューサーインタビュー
『FF16』はほぼ完成している!? 3人のキーマン、吉田直樹氏/髙井浩氏/前廣和豊氏インタビュー
『FF16』の基本システムと召喚獣アクション
ここからは、いよいよ試遊で初めて明らかになった本作のシステムについて解説していきます。
【操作方法】
今回の試遊バージョンでのコントローラー設定は下記になります。なお、今回の試遊版にはありませんでしたが、製品版ではタッチパッドを長押しすることで、そのシーンにおいての世界観や用語の確認もできる模様です。
□:攻撃(近接攻撃)
△:魔法(遠隔攻撃)
○:フィート(召喚獣ごとの固有アクション)
×:ジャンプ
R1:回避
R2:召喚獣アビリティ(R2を押しながら□または△)
L1:ロックオン(いわゆるホールド式かトグル式かを選択可能)
L2:装備している召喚獣の切り替え
方向キー↑・→・↓:アイテム使用・トルガルのコマンド実行
方向キー←:アイテムショートカットとトルガルコマンドの切り替え
Rスティック:カメラ操作
R3:カメラリセット・ターゲット変更(ロックオン中)
Lスティック:キャラクター操作
L3:ナビゲーション(ボタン長押しでトルガルが進行方向を案内してくれる)
R2+タッチパッド:挑発(敵を引き付ける)
L3+R3:リミットブレイク(クライヴのあらゆる攻撃が強化)
オプションボタン:メインメニュー
【戦闘の基本】
□ボタンで剣による近距離攻撃(□×4でコンボ)、△ボタンで魔法による遠距離攻撃が行えます。基本的な戦い方としては、R1ボタンの回避で敵の攻撃を避けながら、各種攻撃を相手に当てていくことにとなります。減ったHPは、方向キーのショートカットに設定したアイテム(ポーションなど)で回復可能です。
さらに上級テクニックとしては、攻撃をベストなタイミングで回避(プレシジョンドッジ)すると□や△でカウンター的に反撃できたり、相手の攻撃に攻撃を合わせること(パリィ)で、攻撃を受け流すことができたりといった要素もありました。ほかにも攻撃にはさまざまなバリエーションがあり、下記はその一例になります。
ランジ(地上で×+□):踏み込み攻撃
ダウンスラスト(空中で×+□):空中からの落下攻撃
バーニングブレード(□長押し後に放す):剣に炎を纏わせ強力な一撃を放つ
チャージショット(△長押し後に放す):強力な魔法攻撃
マジックバースト(攻撃が命中した直後に△):攻撃後に魔法で追撃
また〇ボタンでは、そのとき装備している召喚獣の固有アクションである“フィート”を繰り出せます。これは召喚獣ごとに性能・効果がまったく異なり、フェニックスなら瞬時に敵に接近、ガルーダなら敵を引き寄せ、タイタンならガードで攻撃を防ぐといったことが可能です。
【召喚獣アビリティ】
本作のアクションの目玉のひとつとなるのが、召喚獣アビリティ。R2ボタンを押しながら□ボタンまたは△ボタンを押すことで、現在セットしている召喚獣の個性的なアビリティを発動できます。
召喚獣は3つまでセットでき、戦闘中にL2ボタンでいつでも切り替え可能。さらに召喚獣ごとにさまざまなアビリティがあり、バトルではそのうち2つを□ボタンか△ボタンにセットして使用できます。つまり戦闘中は3体の召喚獣×2=計6アビリティを使うことができ、さらに固有アクションのフィート(〇ボタン)も含めると9つの召喚獣アクションを自在に操れることになります。
なお、召喚獣アビリティはどれも強力ですが、フィート以外のアビリティを一度使うと再使用には一定時間(クールタイム)が必要です。そのあいだは、ほかの召喚獣に切り替えて別のアビリティを使ったり、通常攻撃や魔法を織り交ぜたりして、クールタイムを管理しながら戦うのが重要となります。
今回の試遊で装備できた召喚獣はフェニックス、ガルーダ、タイタンの3体。フェニックスが初期召喚獣となり、そのほかの召喚獣は本来ならばゲームを進めるごとに徐々に増えていく模様です。試遊の範囲で確認できたフィートや召喚獣アビリティは以下のとおり。
●フェニックス
フェニックスシフト(フィート):素早く敵に接近する。移動中に□または△で攻撃も可能。
ライジングフレイム(アビリティ):炎の翼を振り上げる。軽量の敵なら打ち上げ可能。
スカーレットサイクロン(アビリティ):炎の翼を振り払って周囲の敵を攻撃する。
ヒートウェイヴ(アビリティ):炎の壁を生成して衝撃波を放つ。壁で敵の魔法をかき消すと、衝撃波が強化される。
●ガルーダ
ガルーダエンブレイス(フィート):敵をつかんで近くに引き寄せる
ガウジ(アビリティ):左右の爪で交互に引き裂く。ボタン連打で攻撃回数増加。
ウィケッドホイール(アビリティ):敵を打ち上げつつ自身も上昇する攻撃。
ルックスガンビット(アビリティ):素早く後退したあとに爪で攻撃する。敵の攻撃を引きつけて発動すると強化される。
●タイタン
タイタンブロック(フィート):タイタンの腕を構えて敵の攻撃をガードする。
ワインダップ(アビリティ):強力なパンチを放つ。ボタンを長押しして特定のタイミングで発動すると強化される。
激震(アビリティ):地面を揺らす範囲攻撃。ボタンを長押しして特定のタイミングで発動すると強化される。
レイジングフィスト(アビリティ):ガード判定をまとった踏み込み後、拳で連続攻撃する。踏み込み時のガードに成功すると攻撃が強化される。
【ウィルゲージとテイクダウン】
一部の強敵のHPゲージの下には“ウィルゲージ”と呼ばれるものがあり、攻撃を当てることでHPと同様に削ることができます。そしてこのゲージを削りきると敵が一定時間テイクダウン(気絶状態)になります。テイクダウン中はゲージが元に戻るまで敵が無防備になるうえ、攻撃を与えるごとにダメージ倍率が増加して、最大1.5倍のダメージを与えられるように!
なお、武器やアビリティには、それぞれ攻撃力(HPゲージに対する攻撃力)と、ウィル(ウィルゲージに対する攻撃力)が個別に設定されています。このウィル値が高いと、敵をテイクダウン状態にさせやすくなります。
また、コンボ数が増えるとダメージ倍率が増加するので、敵をテイクダウンさせた際は、手数の多いアビリティでダメージ倍率を上げ、攻撃力が高い攻撃でフィニッシュといった戦法が有利になります。
【リミットブレイク】
クライヴのHPゲージの下に表示されるリミットブレイクゲージが1~2本たまった状態でL3+R3ボタンを押すと、リミットブレイクが発動。効果中はクライヴのすべての攻撃が強化されるだけでなく、HPゲージが徐々に回復する効果も得られます。敵のテイクダウン時に一気にたたみかけるといった使い方のほか、こちらがピンチ時の回復にも活用できるなど、まさに切り札といえるアクションです。
【トルガルによるバディアクション】
基本的にプレイヤーが操作するのは主人公のクライヴのみですが、シチュエーションにあわせてさまざまなパーティメンバーが同行し、オートでクライヴと共闘してくれます。なかでもクライヴの相棒である狼“トルガル”だけは特別で、戦闘中にある程度の指示を出すことが可能。方向キーの↑(攻撃)・→(回復)・↓(突進)を押すことで、それぞれのバディアクションを繰り出します。
慣れれば、クライヴが吹き飛ばした敵にトルガルで追撃する……などといったスタイリッシュなバトルを実践できるはず。なお、トルガルのアクションは後述するサポートアクセサリで自動化させることもできるので、クライヴの操作に集中したい人はそちらを活用するとよいでしょう。
【プレイによって判明したその他のシステム】
ここまで解説した以外にも、プレイによって判明した細かいシステムについてピックアップしてみました。
・各召喚獣アビリティのクールタイムは画面右下のアイコンで確認可能
(各召喚獣のイメージカラーの●マークで表示され、アビリティが使用不可の状態だと色が暗くなる)
・コントローラーの操作方法はタイプ別で切り替え可能
・ダンジョン探索中のミニマップ表示などはないが、L3ボタン長押しでトルガルが先導し、目的地へナビゲーションしてくれる
・アイテムや装備品にはフレーバーテキストがあり、世界観の一端が垣間見える
・クライヴのステータスは以下の7つ。
HP
攻撃力(HPゲージに対する攻撃力)
防御力
ウィル(ウィルゲージに対する攻撃力)
腕力(攻撃力に影響)
活力(防御力に影響)
意志力(ウィルに影響)
・メニュー画面の右下には、その時点のパーティメンバーのドット絵が表示される
・ボイス言語は日本語のほか、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(ラテンアメリカ)にも切り替え可能
など
クライヴを操作する本格アクションと、超ダイナミックな“召喚獣合戦”
ここまでに解説したシステムを駆使することで、シリーズ初のハイスピードかつ本格的なアクションが味わえる『FF16』。そのバトル形式は、大きく“クライヴを操作する通常バトルやボス戦”と“召喚獣を操作する召喚獣合戦”の2つに分けられます。ボス戦や召喚獣合戦では大迫力のイベントシーンや、特定のボタンを操作する“シネマティックアクション”が挿入されることもあり、1戦1戦がとても盛り上がるバトルとなっています。
また、アクション解説を読んで「自分は難しいかも……」と感じた人には、アクションが苦手な人に向けた“ストーリーフォーカスモード”が用意されています。こちらの詳細についても、以下で説明していきます。
【クライヴを操作するバトル】
前述のシステムにのっとり、剣と魔法、召喚獣アビリティを駆使した本格アクションで戦うバトル。人型の兵士やモンスターと戦うバトルのほか、見上げるような巨大な召喚獣相手にクライヴとして立ち向かうことも……!
【召喚獣合戦】
こちらは本作の目玉とも言える、超スケールで描かれる召喚獣対召喚獣の大規模バトル。通常のクライヴ操作のバトルとはうって変わって、巨大な召喚獣を操作したダイナミックで荒々しい戦闘が展開します。今回の試遊で体験できたのはイフリート対ガルーダ戦のみでしたが、戦闘システムや操作感は“召喚獣合戦”ごとにまったく異なるものになるとのこと。
【シネマティックアクション】
戦闘中にイベントシーンが入り、表示されるボタンを時間内に入力したり、ボタンを連打することで攻撃や回避を行う演出。ボス戦や召喚獣合戦全般に登場し、攻撃に成功した場合は敵がテイクダウンになることもあります。
【ストーリーフォーカスモード】
アクションが不得意な人でもラクにバトルを進められ、本作のストーリーをしっかり追えるモード。アクションバトルを補助するさまざまなサポートアクセサリを最初から装備しており、ボタン連打で多彩なコンボを繰り出せたり、敵の攻撃時に画面がスローになって回避しやすくなる効果などを得られます。ストーリーフォーカスモードを選んでも物語の内容は変わらず、さらにいつでも切り替え可能なので、操作に不安がある人はぜひこのモードを試してみましょう。
育成やカスタマイズ要素、そして重要となるアクセサリの存在
これまで詳細が謎に包まれていた育成やカスタマイズ要素、装備などについても、今回の試遊である程度判明しました。ここでは、それらについて見ていきます。
【アビリティの習得・強化】
レベルアップ時に獲得したアビリティポイントを消費して、各種アビリティの習得・強化が可能。召喚獣アビリティだけでなく、フィートやいつでも使える汎用アビリティの強化も行えます。
また、召喚獣アビリティを強化し続けて“MASTER化”まで到達させると、そのアビリティはほかの召喚獣のスロットにもセット可能になります。例えばこれを利用すれば、ガルーダを装備していなくても、ほかの召喚獣にガルーダのアビリティをセットして使うこともできるわけです。より多くのアビリティをMASTER化すれば、戦術の幅は飛躍的に広がるでしょう。
【装備品でカスタマイズ】
クライヴには武器、防具、アクセサリ(3枠)を装備させることが可能。世界各地をめぐって強力な装備品を収集&作成し、クライヴを自分好みに強化するのも本作の醍醐味です。
【戦闘を大きく変えるサポートアクセサリ】
本作には5つのサポートアクセサリがあり、装備することでアクションバトルを補助するさまざまな効果が得られます。先述したストーリーフォーカスモードではこれらのサポートアクセサリを最初から装備していますが、ストーリーフォーカスモードを選ばなかった場合でも所持しており、好みに合わせて装備可能となる模様です。
アクセサリは最大3枠まで装備できるので、サポートアクセサリをフル活用すればアクション初心者でも快適に旅を進められるでしょう。
●サポートアクセサリ一覧
・《オートスロー》の指輪:回避可能な状態であれば、敵の攻撃がきた瞬間に時間の流れが遅くなる。その際、一定時間内にR1ボタンを押せば攻撃を回避可能。《オートドッジ》の指輪と同時に装備した場合は、効果が発揮されない。
・《オートトルガル》の指輪:クライヴの攻撃に応じて、トルガルが自動でアクションを行う。《オートアタック》の指輪にも同様の効果がある。
・《オートドッジ》の指輪:回避可能な状態であれば、敵の攻撃を受ける直前に自動的に回避する。
・《オートアタック》の指輪:□ボタンを押すだけで、装備しているアビリティやフィートを駆使した多彩な攻撃を繰り出すようになる。
・《オートポーション》の指輪:HPが一定の数値を下回っているとき、所持しているポーションを自動で使用する。
今回のメディアツアーだけではまだ明らかになっていない情報も……
以上、本記事では、今回のメディアツアーで判明した事実を、主にシステムやバトル中心に解説しました。なお、今回プレイした試遊バージョンはあくまでメディアツアー用のものであり、バトル以外の要素については、まだ現時点では明らかになっていないものもあります。それらに関する続報を待ちつつ、まずは今回の記事やインタビューなどを読み込んで、『FF16』に関する理解度を深めてもらえれば幸いです。
・今回プレイしたバージョンはメディア体験用の特別版であり、リリース時のものとは異なる場合があります。
・本記事に掲載している画面はメディア体験用の特別版であり、リリース時のものとは異なる場合があります。
(C) 2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
LOGO & IMAGE ILLUSTRATION:(C)2020, 2022 YOSHITAKA AMANO
FINAL FANTASY, SQUARE ENIX and their respective logos are trademarks or registered trademarks of Square Enix Holdings Co., Ltd.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります