『大病院占拠』8話感想。院長殺しの真犯人は…一番怪しかったアイツだった!【ネタバレ注意】

電撃オンライン
公開日時

 日本テレビにて、毎週土曜日よる10時より放送中のドラマ『大病院占拠』のレビューを掲載します。

 『大病院占拠』は、鬼の姿をした謎の武装集団によって占拠され大病院で、休職中の刑事(櫻井翔)が、人質を救うため犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。

 武装集団と、捜査官・武蔵三郎の緊張感あふれる頭脳戦、そして色の違う鬼の面を被ったそれぞれの正体にも注目です。

 2023年1月ドラマの注目作である本作を、ドラマ大好きなライターがレビューしていおきます。

 本作は原作のないオリジナル。先がどうなるかまったく分からないので、あれこれ考察するのも面白そう。

 犯人となる10人の鬼の配役がキャスト欄でモザイクになっており、彼らを誰が演じているのか、という考察も楽しみの1つです。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれています。

第8話 大逃亡

武蔵逃げる……え、なんで逃げるの?

 前回、武蔵が院長殺人の濡れ衣を着せられたところで終わり、今回はその続きから。取調室で捕まった武蔵は、自分がやったのではないといいますが、こういうときの警察はまず信じてくれませんよね。

 最初は大人しく捕まってましたが、「トイレに行きたい」とか言い出して何か嫌な予感。案の定、警官を殴って逃走するのでした。まぁ、ドラマでは定番の流れですけどね。

 ドラマで主人公が濡れ衣を着せられると、絶対逃げますよね。ちゃんと硝煙反応なり、監視カメラなりを調べればすぐに濡れ衣は晴れると思うのですが。

 個人的にはこの展開はあまり好きではないです。だってややこしくなるから。ややこしいのイヤー。

 とはいえ、今回の話はわりと簡単で、武蔵は、“鬼”から自分に濡れ衣を着せた真犯人を見つけるというミッションを与えられるわけですね。ちなみにこのときの会話で、院長を殺したのが“鬼”たちの仲間ではないことがわかります。

 そして、途中から相模が合流し、捜査本部内の志摩にも協力してもらいつつ、武蔵は病院に戻ろうとします。いつもながら武蔵のミッションは、テキパキとスムーズに進んでくれます。この点は本当に気持ちいい。

 かくて武蔵たちは、院長が残したというSDカードを、彼の車から無事発見することができるのでした。そして、そのSDカードを見ながら、最初の「嘘だろっ!」頂きました。

 しかしこの「嘘だろっ!」、何を見て驚いたのかが視聴者は分からないので、なんともモヤモヤした「嘘だろっ」でしたねー。

病院内も大きく動きます

 武蔵の捜査と並行して、病院内の様子も描かれていきます。こちらも大きく動きました。まず、部屋に爆弾が仕掛けられていることが判明。さらに事務官が自分のメモ帳を無くしてしまいます。

 そして、人質の若狭が、院長のIDカードを持っていることが発覚。“鬼”の仲間と疑われ、拘束されてしまいます。

 裕子は院長のIDで病院の地下4階に行こうと提案しますが、知事は拒否。やはり知事は、この病院の秘密に何か関わっているようです。ここにきて怪しさ爆発ですね(笑)。

“鬼”の目は本当に光ってた!

 “鬼”たちが初めて鬼の面をつけるときの回想シーンもありました。製作したのは黑鬼で、マスクの横にボイスチェンジャーがついており、スイッチで目が光るようです。

 口が露出してるのに声が変わったり、普段目が光っているのは、実際の機能だったのですね。正直演出なのかと思ってました(笑)。

鬼の本当の目的は?

 病院での“鬼”たちも、本当の目的である病院の秘密について動きます。地下4階へいくため、人質たちと合流するのですが、ここで人質側の“鬼”が発覚。

 事務官が怪しい動きをしていましたが、やはりフェイクでした。“鬼”の協力者だったのは、看護師の安芸。地下4階へいくためのパスワードを見つけ、青鬼に渡します。

 まったく怪しい動きはしていなかったのですが、事務官から手帳を擦ったり、IDを若狭のポケットに入れたりと、実はかなり忙しく動いていたようです。

 これは予想通り。人質で、一番出番が少ない(何をやってたのか分からない)人でしたからね。事務官や若狭があからさまに怪しいムーブしているのも、フェイクなんだろーなーと思っていました。

院長を殺した犯人は?

 武蔵はいつものように手際よく捜査を勧め、真犯人にたどり着きます。詳しくは自粛しますが、武蔵は生配信でその罪を暴いて、見事濡れ衣を晴らすのでした。

 絶対怪しいと思ってた人が真犯人で、ここであっさり撤退。うーん、ラスボスだと思ってたのですが……。

 しかし、この役者さんが“実は悪い奴”パターン、一体何度目だ。偉い人役で出てくると、もはやまったく信用できないです(笑)。

最後に紫鬼が正体を現わす!

 最後は、紫鬼の正体も明かされます。武蔵は、“自分に協力してくれた人”が“鬼”だと見抜いてましたが、駿河を怪しませるフェイクを一発挟んでアイツが!

 そしてもう一度でました、セカンド「嘘だろっ!」。1回目がモヤモヤだったので、まぁ良かったのですが……。

 最初に“自分に協力した奴”って自分で言ってるのに、「嘘だろっ!」ってことは、もう1人の志摩を疑っていたのでしょうか。自分で協力させておいて、ひどい(笑)!

 そして、“鬼”たちが病院の地下4階に到達し、武蔵に最後のミッションが発動されます。それは、この病院のすべての罪を暴くこと。背後にヤバそうなマークが見えますが、ここで何が行われていったのでしょうか。来週が気になります!

これまでに判明した“鬼”たち

青鬼:???? (菊池風磨)リーダー
緑鬼:周防誠  (村上淳 )目的:娘の復讐
赤鬼:???? (忍成修吾)
黑鬼:???? (ベッキー)
黄鬼:摂津公明 (柏原収史)白鬼の夫、目的;息子の復讐
白鬼:日向ゆり子(真飛聖 )黄鬼の妻、目的;息子の復讐
桃鬼:常陸亜理紗(浅川梨奈)女性、灰鬼の娘、目的:母の復讐
灰鬼:常陸潔  (水橋研二)桃鬼の父、目的:妻の復讐
茶鬼:加賀雄吾 (大水洋介)橙鬼と兄弟、目的:弟の復讐
橙鬼:加賀流星 (森田甘路)茶鬼と兄弟、目的:弟の復讐
紫鬼:相模俊介 (白洲迅 )警察捜査員、内通者
?鬼:安芸しおり(呉城久美)人質、内通者
?鬼:対馬勝見 (内村遥 )青鬼に脅され協力、えみりを誘拐

関連記事

(C)Nippon Television Network Corporation

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら