『FF14』ファンフェスティバル2023 in ロンドン現地レポート。エオルゼアの3つの地方を会場で再現!
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2023年10月21日(土)~22日(日)にイギリスにて開催された、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)の大規模イベント“FFXIV ファンフェスティバル 2023 in ロンドン”。2023年から2024年にかけてのファンフェスとしては、7月のラスベガスに続く第2弾となり、基調講演では新拡張パッケージ『FFXIV: 黄金のレガシー』のさらなる続報が発表された。
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また基調講演に続くステージでは、開発パネルや、『FF』シリーズの生みの親である坂口博信氏を招いての“直樹の部屋”、2日目にはPvPコンテンツ“クリスタルコンフリクト”の欧州・オセアニア決勝トーナメントなどがステージで展開。その様子(ピアノコンサート、PRIMALSライブ除く)はアーカイブ動画でも確認可能なので、ぜひチェックしてほしい。
■FINAL FANTASY XIV Fan Festival 2023 in London - Day 1
■FINAL FANTASY XIV Fan Festival 2023 in London - Day 2
そしてステージはあくまでファンフェスの一部。現地の会場ではラスベガスのファンフェスとは違った、バラエティ豊かなアクティビティが多数展開していた。本記事ではその模様をレポートしていこう。
※本記事はファミ通ドットコム、電撃オンライン共通取材によるものです。
来場者に配布されたグッディバッグには、北米とは異なるアイテムも!
まず今回の欧州ファンフェスの会場になったのは、イギリス・ロンドンにあるエクセル展覧会センター (ExCeL London)。さまざまな展示会やスポーツイベントが開催される大規模施設で、まずはその大きさに驚き! イメージとしては“さらに長く&大きくなった幕張メッセ”という感じだろうか。
そして会場では、受付をすませた来場者に対して新生10周年ロゴの描かれたグッディバッグがプレゼントされた。これはラスベガスのファンフェスでも来場者に手渡されたものだが、中に入っているアイテムは一部を除いて欧州オリジナルのものに。
新たなアイテムの中で最初に目を引いたのはコースターセット。アルフィノとアリゼーのイラストが描かれた2個セットのコースターで、非常にキュートなデザインになっている。
あとはイベントガイドブックのほか、今回初出のチケットとコインが。チケットのほうはいわゆる“ジャンボ・くじテンダー”になっており、会場のコーナーにて特定時間ごとに当選番号を発表。当選するとリアルで賞品をゲットできる。そしてコインのほうは、後述の“クラフトエリア”で使用するものだ。
3つの地方を再現したアクティビティは、まさに“エオルゼア・テーマパーク”
さて、ここからは会場の模様を紹介していこう。まず前回のラスベガスのファンフェスでは、オールド・シャーレアンやラザハンといった『暁月のフィナーレ』のさまざまな都市・エリアをモチーフにしたアクティビティが展開されていた。
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そこで今回も、それと同様のアクティビティが開催されていると想像していたが……なんと今回のロンドンファンフェスでは内容が一新! 初期三都市の周辺エリアであるラノシア、黒衣森、ザナラーンといった地方をモチーフとした、いわば“エオルゼア・テーマパーク”と言うべきものになっていた。さらに各エリアにはミニゲームのようなアクティビティだけでなく、来場者がくつろげるスペースやフォトスポットもあり、全部を巡ろうとしたらかなりのボリュームに! 取材でもすべてをチェックすることはできなかったが、以下では確認できた各エリアの様子をレポートしていこう。
ラノシアエリアでは釣りのほかに多彩なフォトスポットが
リムサ・ロミンサ周辺のラノシア地方をモチーフとしたエリア。ラノシアの風景や、リムサ・ロミンサを思わせる白い壁で囲まれており、レストラン“ビスマルク”を摸した場所が休憩所に。
このエリアのアクティビティでは、まず『FFXIV』のさまざまなアイコンをモチーフにしたタトゥーを貼ることができるコーナーに注目。来場者は用意された33種の絵柄の中から2種を選択し、自身の好きな場所にタトゥーシールを貼りつけることが可能。
さらにこのエリアでは釣り竿を持って釣りにチャレンジする“ビッグフィッシュ”、大きなスプーンの上にドードーの卵を乗せて落とさないようにコーナーを周る“ドードーエッグラン”、マトに向けて斧を投げて得点を競う“斧術士ギルド訓練”のミニゲームなどが開催。またフォトスポット“ウルヴズジェイル係船場”では、用意された武器から好きなものを選んで手に持ち、記念撮影をすることができた。
また一風変わったフォトスポットとしては“マーケットボード”も。これは掲示板に架空のチラシが多数貼られたもので、よく見ると個々の内容はかなりユニーク。以下ではその一部を掲載する。
黒衣森エリアはまさに癒しのスポット
グリダニア周辺のティノルカ地方・黒衣森(こくえのもり)をモチーフとしたエリア。全体的に緑に満ちたゾーンとなっており、ファンフェス会場ながら一瞬屋外を感じさせるほど。休憩所であるバスカロンドラザーズもまさに憩いの場所といった印象だ。
アクティビティは、レシピカードを見て家中に散らばる食材を探す“WHAT‘S ON THE MENU?”や、光るボタンを押してモルボルの攻撃から身を守る“エス-ナ-モルボル”、正しいドアを開けてディアボロスを回避する“アムダプールの扉”、マトに向けて矢を射る“弓術士ギルド訓練”などが開催されていた。
また撮影スポットとしては、黒衣森のモーグリたちと記念撮影ができる“黒衣森”のほか、チョコボ&ひなチョコボと記念撮影できる“ベントブランチ牧場”が人気! おそらく実物大(ヒューラン基準?)のチョコボを間近に見て、その大きさに驚く人も。
ザナラーンエリアといえばやはりゴールドソーサー!
そして3つめ、ウルダハ周辺のザナラーン地方をモチーフとしたエリアでは、石造りの壁が周囲を囲んでいるほか、なんといってもゴールドソーサー関連のアクティビティが目を引いた。休憩所もゴールドソーサーのエントランスエリアと、ルビーロード国際市場の2ヵ所が存在。
そしてゴールドソーサーの存在が示すようにアクティビティも豊富&充実。チョコボスクウェアではチョコボレースに挑戦可能で、これは特定の穴にボールを投げ込むことでチョコボが前に進むというミニゲーム。ほかにはモニター上で行う神経衰弱ゲームや、ゴブレットに隠されたクリスタルを探すミニゲームなどを楽しむことができた。また見た目的にインパクト大だったのが、“シラディハ水道”に登場したモンスター・シルキーの、尻尾のポンポンを投げてボーリングする“SOAPY SIDEKICK”!
それ以外にも興味深いアクティビティがふたつあり、ひとつはボムの爆発を避ける“BOMBS AWAY”。これは複数人で同時に参加するゲームで、床に投影されたエフェクトがストップした時点で任意のマスに停止。その場所でボムが爆破したら退場し、最後まで生き残った人が勝利というルールだ。まさに“リアルAOE避け”といった内容で、観戦していてもおもしろいアクティビティだった。
またもうひとつが、採掘師となって貴重な鉱石を掘り当てる“採掘師ギルド訓練”。実際に参加してみたところ、ゲームの内容は“実際に砂の山をふるいにかけ、貴重な鉱石をより多く集める”という、まさに“リアル採掘師”な内容(笑)。ほかの来場者と協力して砂山を掘りまくるのが意外と楽しい。なお、掘り出した鉱石はスタッフが鑑定し、重さ(ポンズ)でスコアを教えてもらえ、ランキングとして登録できる。自分のチャレンジでは86ポンズだったが、最終的なランキング1位の人はなんと348ポンズ!
会場内でクラフター体験をしてアイテムを製作できる!
以降は、ここまでレポートしたエリア以外で注目のアクティビティなどを紹介。まず驚いたのはクラフトエリア。ここでは受付時に渡された(もしくは会場で購入した)クラフトコインを消費してグッズを入手できるのだが、単にもらえるのではなく、そのグッズを“自分で製作する”のが最大の特徴。グッズごとに鍛冶ギルド、裁縫ギルド、革細工ギルドのカウンターを訪れ、あとは製作過程の説明書をチェックしながら用意された材料でアイテムを製作。これはなかなか楽しそうで、多くの人々が“リアルクラフター”として製作に挑戦していた。
また、ラスベガスのファンフェスにもあったバトルチャレンジは今回も大盛況。多くの人が今後実装予定の“アスラ討滅戦”に、ひと足早く挑んでいた。おそらく東京のファンフェスでも試遊可能な“アスラ討滅戦”。そのバトルの詳細は前回のラスベガスのレポートを参照してほしい。
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以上、“ファンフェスティバル 2023 in ロンドン”について、会場のおもな様子をレポートしたが、全体をひと通りチェックして感じたのは、「見てまわるだけでも楽しく、2日間だけの開催じゃもったいない!」ということ。とにかく会場全体が『FFXIV』のテーマパークとしてワクワクする内容になっており、ファンフェス後もどこかで“FFXIVランド(仮)”として展開してほしいとさえ思ってしまった。
そしてもうひとつ感じたのが、2024年1月7日~8日に開催される“FFXIV ファンフェスティバル 2024 in 東京”への期待。これまでラスベガス、ロンドンと独自のアクティビティで光の戦士を楽しませてきただけに、東京ではどのようなアクティビティが待っているのか……。いまから楽しみなところだ。
(C) SQUARE ENIX
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