【電撃特撮メシ】老舗佃煮店“諏訪商店”で牧野美千子さんにインタビュー。絶品“ししゃもきくらげ”実食レポも

電撃オンライン 終末のバンギア
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 毎週金曜21時から電撃オンラインがお届けしているネット配信番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当する音楽ユニット“終末のバンギア”(以下バンギア)が特撮関係のレポーターを務める突撃レポート。

 その中でも多くの特撮ファンが訪れるという食の巡礼スポットや聖地などを紹介するコーナー“電撃特撮メシ”。

 前回から引き続きお届けしているのは、戦隊ファンが多く訪れる巡礼スポット、築地場外市場にある老舗の佃煮店“諏訪商店”に突撃!

 こちらのお店は、戦隊シリーズ8作目『超電子バイオマン』のピンクファイブ/桂木ひかる役を演じられた、牧野美千子さんが女将を務める名店。後編となる今回は、牧野さんご自身の魅力にもググっと迫ってみます。まずは、バンギアがそれぞれオススメする商品から!

  • ▲とってもステキな笑顔でお出迎えしてもらえるのです♪

バンビのオススメは“しらすくるみ”!

 前回の記事で、牧野さんオススメの商品を紹介させていただきましたが、じつはバンギアのボーカル、バンビもちょこちょこ諏訪商店の佃煮を買いに行っているクチ。

 数ある商品をいろいろと食べているのですが、その中でもやっぱりこれが一番好き! という商品は“しらすくるみ”。

 一度食べたらリピーターになってしまうこのお味。前回の記事で牧野さんもオススメした商品ですから、間違いなくオイシイやつです。バンビが一番にオススメする理由は、その食感とその甘いテイストが、紅茶とかと一緒におやつ感覚でも食べられるところです。

  • ▲やっぱりこれでしょ?(牧野さん) これです! これ!(バンビ)

ルギアのオススメは“ししゃもきくらげ”!

 バンギアのルギアは諏訪商店に訪れるのは2度目。はじめて訪れたときいろいろと持ち帰り堪能した中で、どうしても忘れられない味がありました。それが“ししゃもきくらげ”。

 はじめて訪れたとき、ほんとうにいろいろと持ち帰りすぎて、この商品がなんという名前だったか思い出せなくなってしまっていたルギア。今回、お店に行って食感とか風味を話していたところ、それはきっとコレ! ということで、再度購入!

  • ▲これですコレ! コリコリっとした歯ごたえとプチプチっとした子持ちの食感がたまらない。

 「“子持ち昆布”かな? でもなんか違う!」と思っていたのですが、それもそのはず。“昆布”ではなく“きくらげ”だそうです。このコリっと! な口当たりがしそ風味と絶妙に合わさって、お酒のつまみにすると永遠と飲めるヤツです!

  • ▲いろいろ試させてもらいました!

ピンクな女将“牧野美千子”さんに、気になることをズバリ聞いてみた!(後編)

 前回から引き続き、牧野さんの気になるあんなことやこんなことを聞いてみました。今回は、芸能界に入るきっかけなどにも焦点を当てています。

  • ▲いつも笑顔がステキな牧野さんに突撃インタビュー♪

こどものころの夢は“オスカル”

――今回は牧野さんご自身のことについて、お話を聞かせてください。まずは、前にも少しお伺いしたことがあるのですが、こどものころの夢を聞かせていただけますか?

牧野さん:オスカル(笑)。宝塚のような女性に憧れていました。男性っぽくって、でも女性らしさもあって……どんどん前に進んでいくかっこいい女性が好きなんです。

 最近は韓流ドラマにハマっているのですが、どんなにいじめられても力強く生き抜いていく女性が出てくる話しが好き。

――そういう女性を見ていると元気をもらえますよね。職業としては、なりたいものとかってありましたでしょうか?

牧野さん:じつは、祖父の代から両親も法律関係の仕事をしていて、なんとなく自分も法律家になるものかなと思っていたんです。

 あとは……こどものころから文章を書くことが好きで、小説家とか文章を書くお仕事はやってみたかったなぁ。小学生のころの作文コンクールで、文部大臣賞とかいただいてました。

――すごい!! どうしてそんなに文章を書くことが好きになったのでしょうか?

牧野さん:小さい頃ね、おもちゃはあんまり買ってもらえなかったけど、本は潤沢に与えられていたんです。家に図書室があったくらい。

――図書室ですか!?

牧野さん:父も母も本が大好きだったので、いろんな本がありました。“世界文学全集”とか“日本食全集”とかほんとうにいろいろ……本だけはいっぱいあったんです。外で遊ぶことも好きだったけど、とにかく本はよく読みました。その影響が大きかったかな。

――そんな文学少女が芸能界に入ることになったきっかけってなんだったのでしょうか?

牧野さん:高校生くらいになって街に遊びに出るようになると、スカウトされるようになったんです。小さい頃から、かわいいかわいいって言われて育ってるとね、「自分はかわいいんだ」って思っちゃうんですよ(笑)。

 でもそれが直接芸能界へとはなっていなかったんだけど……スカウトされるようになると、「自分はいけるのかな」って芸能界に興味を持つようになったんです。

 でも家がすごく厳しくて、芸能界なんてとんでもない! って……だから、スカウトの方から電話がきても、当時はケータイなんてないから家に電話来るでしょ、親に全部切られちゃうんです。

 それでも、こっそり内緒で『ミス東映』のオーディションを受けて、それでグランプリをとりました。

――グランプリ!? すごーい!!

牧野さん:テレビや雑誌でも紹介されて、グランプリは、時代劇ドラマにレギュラー出演することか決まっていたんです。それが、半年間くらい京都の撮影所で撮影という話しで……当時まだ大学生だったけど、もう決まっちゃえば、親も行かせてくれるだろうと思っていました。

 でも、ダメで……親がね、東映の社長さんのところに直接会いに行っちゃって、断ってきたの。

――えぇー! 当時、おいくつだったんですか?

牧野さん:17、18くらいかな。その後、ドラマには準グランプリの子が出演することになって……その子とはオーディションの最後まで一緒だったし仲良くなっていたから、「いいの? 私になっちゃうよ!?」って心配して電話をくれて……でもどうしようもなくて、当時はただただ意気消沈していました。

 でもね、負けじとオーディションを探してはこっそり受けていたんです。角川映画のオーディション(“角川映画大型新人女優募集”)も受けて、最後まで残っていたんです。

 でもそれも、家に届いた封筒が親に見つかって、最終オーディションに行けなかったんですよ……渡辺典子さんがグランプリで、特別賞が原田知世さんのとき!

――わぁぁ?!

牧野さん:今だったら、きっとやり取りはケータイでバレなかったのかも。その他諸々ダメで……さすがにもぉ……って思っていたときに大学のミスコンがあったんです。

 当時バブル期で大学のミスコンもすごく大きくて、審査員も有名芸能人だし、優勝すると海外旅行とか、どこもそうだったんです。

 そんな中で、“ミス実践”になれたんですよ。当時、週刊朝日の表紙が女子大生を掲載していた時代で、“ミス実践”として表紙に出たんです。

――ご両親からOKが出たのでしょうか?

牧野さん:大学のミスコンだし、しょうがないという感じで許してくれて。そこで私の中でも気持ちがとりあえず完結したんです。

 表紙に出られたし、これが親の了承を得られるラインとしてはギリギリかなと。芸能界は諦めて、普通に学校生活をしようって思いました。

親にこっそり内緒で決めた『バイオマン』

――でも、『超電子バイオマン』に出演されましたよね。その出演のきっかけはなんだったのでしょうか?

牧野さん:『超電子バイオマン』は、初めてヒーロー役の女性が2人になった作品で、ピンクがなかなか決まらなかったらしくて……普通の女子大生っぽい子を探していたそうなんです。

 そんなときに、東映のプロデューサーの鈴木さんの机の上に、たまたま置いてあった週刊朝日の表紙に出ていたのが私で……それを見て、「この子だ!」って……連絡先がわからないからって大学の学生科に直接電話がかかってきたんです。

 家にかかってきていたらアウトだったけど、大学だったから……それで、またこっそりですけど、東映の本社にいくことにしたんです。

 でも、最初にお話を聞いた時は、『超電子バイオマン』に出演するって知らなくって……こども番組のお姫様役ですよって言われていました。

 『おかあさんといっしょ』とかそういうこどもの教育番組的な感じなのかな、それなら親も許してくれるかもと思って、やります! って……そのときに、「土曜日の夜6時にやっている番組の、つぎのシーズンの番組だから、一度観ておいてください」と言われて、観てみたら、タァー―?! トゥ!!って戦っていて、「あれ? 戦隊モノ!?」ってそのとき初めて気づいたんです。

――ご両親は大丈夫だったのですか?

牧野さん:もうさすがに断るのも疲れたみたいで(笑)。ひとつくらいやれば気が済むだろうと、大学を続けるならという条件で許してくれました。

 でも、大学が続けられないことは撮影入ってからすぐわかるんですけどね、毎日のように朝から晩まででしたから。休学して、撮影に行っていました。

 その特撮ヒロインとの掛け持ちで、『牧野美千子の途中下車の旅』という冠番組も約1年間やらせていただいて……今思えばすごく贅沢で。でもその後に出たグラビア写真が親にばれて、芸能のお仕事を辞めることになりました。

――その時は、どんな気持ちでしたか?

牧野さん:グラビアがばれて親に止められたから……というのはあるけど、当時の20歳過ぎくらいの私にとっては、芸能界は辛くなっていたというのもありました。

 女優さんのお仕事は好きで辞めたくはなかったし、どんどんお仕事がきてありがたいし……でも、そこには商品としての自分がいて、仕事は選べない、やりたい仕事とは違っても断れないという葛藤はありましたね。

――それからちょっと芸能界を離れる……という感じでしょうか?

牧野さん:ちょっと離れる、というか完全に辞めました。それから普通の大学生に戻って、「あぁこれが普通の生活だ……」と思ったらけっこうスッと戻れて。で、大学生活をして、旦那と出逢って、結婚してこどもを産んで……。

 唯一心が動いたのは、こどもたちが戦隊シリーズにハマったとき。でも、そのときはもう普通のお母さんだから、こどもの手を引いて戦隊ヒーローショーを観に行って、子供と一緒に出演者の方々に会いに行って「握手してください!」って握手してもらって……。

――『バイオマン』に出演されていたことは言わなかったのですか?

牧野さん:もうまったく……。ただ、こどもと一緒に観ていた戦隊番組のタイトルバックに、知っている方の名前がいっぱい出てくるのを見ると、ちょっと心がチリチリしましたけどね……。

『超電子バイオマン』レッドワンの坂本亮介です! と連絡が…

――また芸能のお仕事を始めることになるきっかけはなんだったのでしょうか?

牧野さん:子育てにお店にと忙しい時期が続いて……ある日、こどもの幼稚園のママ会に行ったときに、戦隊モノが好きなこどもの友達に、バイオマンのピンクをやっていたことがばれて、それが、人伝いで偶然、坂本さん(坂本亮介さん・『超電子バイオマン』レッドワン/郷史朗役)まで伝わって、坂本さんから「『超電子バイオマン』レッドワンの坂本亮介です」って、電話がかかって来たんです(笑)。

 そのときちょうど、“赤祭”という戦隊系のイベントにお誘いをいただいて……そこでサプライズで舞台に出されて。

 それがインターネットで広がって……それきっかけで、戦隊ヒロインが築地の老舗佃煮屋の女将をやっているということが広まって、『爆報! THEフライデー』や『金スマ』といったテレビ番組に出演することに繋がっていきました。

 そんなきっかけがあってまたいろいろと活動するようになりました。

――戦隊ヒーローのつながりって、深いんですね……。

牧野さん:戦隊の仲間って一緒に出演していたメンバーは1年間同じ釜の飯を食べて来た家族のような存在だし、何年経ってもすぐに打ち解けられるんです。

 芸能界って売れている売れていないで上下関係があったりするけど、戦隊モノって、年齢関係なく古い戦隊に出演していれば新しい戦隊の先輩になるから、すごく売れている若い子に「先輩! 会えて光栄です!!」って言われて、「いやいやあなたの方が売れているから! 写真撮ってもらっていいかなぁ?」なんてこともあったりして(笑)。

――良い関係ですよね……。今後さらにやってみたいことはありますでしょうか?

牧野さん:いま一緒に活動しているグループの『ニヤニヤ・エンタープライズ』の男性メンバーが、映画『ファイナル・スピリッツ』に出演しているじゃないですか。

 その女性版みたいなのとか出来たら楽しそうだなって思っています。せっかく、いろんなご縁をいただいたから、映画や舞台も楽しいですし、今後もみんなと一緒にいろいろなことができたらなぁと思っています。

――牧野さん、たくさん貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

バンギアのふたりが今回の突撃レポを140文字でまとめる!

 いかがでしたでしょう? 前回からお届けした“諏訪商店”と牧野さんへの突撃レポート記事。それでは、毎度の締めくくりとして、バンギアのふたりがSNS時代ならではの140文字という縛りで、今回の記事を締めくくります。

バンビ(ボーカル)が締めくくる!

 強く前向きに生きる女性に憧れていたという牧野さん。話しを聞いていくと、その想いを人生をもって体現されていました。「2歩下がっても3歩進めばいいし、1度しゃがんでもまた立ち上がればいい。」と笑顔で語る姿は神々しくて、とても元気をいただきました。またすぐに逢いたくなる、憧れの女性です。

ルギア(ギター)が締めくくる!

 90年も続く老舗のお店を継ぐ。それがご自身の実家ではなく嫁ぎ先。それって、自身がこどものころや学生のころにはまったく予期していなかったことだろう……だけども、いまの牧野さんはお店に欠かすことができない女将としてひときわ光っている。そう『バイオマン』のピンクはひかるしかいないように。

 “諏訪商店”では毎年、年末の時期だけの限定で、おせちなどにも丁度いい商品などを売り出しています。大晦日には開店後数時間で売り切れてしまうほどの人気。

 ちょうど12月25日からお店も年末仕様になっていますので、ぜひとも訪れてみてください。

  • ▲お土産には佃煮の詰め合わせもオススメ! 詰め合わせもお好みでカスタマイズできます。

【店舗情報】
・水曜・日曜 定休
・朝6時~昼14時まで営業
※変更される場合があります。
・所在地:東京都中央区築地4丁目10番8号
牧野さんのTwitter

“終末のバンギア”プロフィール

 数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、カリスマゲーマーギターリスト“市野ルギア”が、女性ボーカリスト“bamvi(バンビ)”を迎えて新たな音楽ユニットで活動を開始。

 2019年2月に結成ライブでお披露目。6月より本格始動。そのサウンドは「白か?黒か?」。二面性のサウンドをコンセプトにした“終末のバンギア”。なぜかふたりとも特撮関係者と縁がある。

 コラボ第1弾として電撃オンラインのネット番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”のオープニングテーマ曲を担当。視聴者のみなさんと一緒に作り上げた歌入りの主題歌“サラリーマン編”や幻の“ラスボス編”を収録をした1stアルバムが2019年12月8日にリリース。入手方法などは公式サイトをチェック!

 また、新たに楽曲提供させていただけるコラボ先も絶賛募集中です!

●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”オープニング曲

※詳しくは“終末のバンギア”オフィシャルサイト公式Twitterもご確認ください。