感想:『侯爵家の歴代最強の末息子』は屈指のスカッと具合を楽しめる! 重めな設定だけど雰囲気が明るめなのもポイント(ネタバレあり)【おすすめ異世界漫画】

ネオン
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 恩頼ネオン(@Dol_neon)がおすすめの異世界コミックを紹介! 題して“ネオンの異世界探訪”♪

 本日お届けするのは『侯爵家の歴代最強の末息子』ですー!

主人公・ジャックの人生2周目は?【侯爵家の歴代最強の末息子】

 転生物の中でも、回帰物と呼ばれる系統の作品です。カンタンに言えば「人生やり直し」。

 主人公のジャックは前世で、自分と姉を迫害した帝国への復讐に人生を捧げた最強最悪の剣鬼でした。

 見事に帝国を滅ぼした後に死を選んだジャックでしたが、気が付けば記憶を持ったまま14歳のころに回帰します。自分が復讐鬼になるきっかけである、不幸な少年時代をやり直すことになるのです。

 ……まあここまではメチャメチャ重いお話なんですが、見ててくださいよ。ここからのジャックの快進撃を。

 前世の知識や技術やメンタルを手にした彼は、自分をいじめていた親兄弟や親族一同にいきなり反抗しまくります。それはもう、気弱な息子がある日急にグレちゃったみたいな勢いで! そのオラオラぶりと確かな強さで、いつしか彼はどん底から脱出し、独り立ちして大きな勢力を築いていきます。

 元々周りがどうしようもうない悪党だらけでしたから、一連の流れのスカッと度は異世界コミックでも群を抜いてますよね。

 ジャックが常に大胆不敵で強敵にも動じることなく、敵をやり込めていくところが気持ちよさ満点です。やっぱり辛い状況を打破するには、腕っぷし以上に心の強さが不可欠なのかも……と彼の言動からそう思ってしまいました。

 あとジャックはいたずらっ子みたいな冗談をけっこう言うので、意外と作品の雰囲気が明るいのが私のイチオシポイントだったりします。

 何事も笑いながら堂々と押し通せば上手くいくって、世の中の真理を突いてるのかも!?

『侯爵家の歴代最強の末息子』あらすじ(公式ページより)

 名望ある侯爵家の末息子、ジャック・バレンティエ。他人よりも冷たい家族の中で唯一頼れたのは姉だけだった。

 一家が滅びようと未練はなかったが、姉の死が無駄な犠牲だったとわかってから、復讐だけが目的の剣鬼となった。

 遂に西大陸を支配するトゥルカン帝国を倒し戦場の怪物となった時、目の前に迫った死を謙虚に受け止める…ところが!! 14歳の過去に人生回帰!

 そうだ、これは後悔だらけだった過去をやり直すチャンスだ。今世ではもう二度と、大切な人たちを失ったりはしない!


恩頼ネオン:電撃オンラインのライター。4コマ漫画『ゲームライターもラクじゃない!』もよろしくです♪


ネオンキャラクターデザイン:津路参汰
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