令嬢モノの『お嬢様はもうおしまい』は主人公がぶっ飛んでてもはやギャグ時空レベル。独特なノリは一見の価値あり(ネタバレあり感想)【おすすめ異世界漫画】

ネオン
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 恩頼ネオン(@Dol_neon)がおすすめの異世界コミックを紹介! 題して“ネオンの異世界探訪”♪

 本日お届けするのは『お嬢様はもうおしまい』ですー!

もう終わりだよこのお嬢様!【お嬢様はもうおしまい】

 小説の世界で繰り広げられる令嬢物なんですが、なんだかドッタンバッタンしていてなにかがおかしいぞ……?

 前世の悲劇的な記憶を持ったまま転生した貴族令嬢アディーラが、どうせろくな人生送れないならヤケクソで暴れてやる~って開き直る物語です。

 自分をいじめていた家族やメイドたちには思いっきり反抗したり、横暴だった婚約者バレルドにはいきなり剣を突き付けたりとやりたい放題。

 本来令嬢物って格調高い耽美な世界観と、繊細かつドロドロした人間関係を味わうジャンルなわけですよ。もちろん本作も主軸にはそういう要素があるんですけど、とにかくアディーラのキャラがぶっ飛んでてやたら作風が明るい!! むしろギャグ時空!?

 行動力がバグってる上に変顔しまくって表情豊かなアディーラを見ていると境遇の不幸なんてウジウジ悩むのがバカらしくなっちゃうんですよね。

 そんなアディーラに引っ張られるように、本来マジメだったはずの周囲の人々もギャグに乗っかって言動がおかしくなる始末。こんなにスカッと楽しく笑いながら読める令嬢物は初めてだよ。

 こういう少女漫画的な世界観なら必須の恋愛要素も、あるのかないのかわからない絶妙なラインなのがほんとすごい。いや、アディーラは見た目はちゃんと美人なんですよ!? でもいろいろ残念なので恋愛の空気にならないのがかわいいなあ……。

 この独特のノリはぜひ一度確かめてください!

『お嬢様はもうおしまい』あらすじ(公式ページより)

【私が欲しいのは“死なない未来”、ただそれだけ――。】

 魔法の名家であるラヴェル家の令嬢・アディーラは、家族に愛されるため自分のすべてを尽くして従順に生きてきた。

 しかしある日、メイドに突き飛ばされて頭をぶつけた拍子に前世の記憶が蘇り、自分がいずれ殺される運命にあることを知る。

 未来を知ったアディーラは、自分を殺してまで家族に愛されたいと思えなくなってしまう。

 報われない不遇な人生なら、いっそのこと好き勝手に暴れて、今すぐ家族に勘当してもらい、平民として平和に過ごそうと心に決めたのだが――。


恩頼ネオン:電撃オンラインのライター。異世界ものって本当にいろいろあって飽きないね!


ネオンキャラクターデザイン:津路参汰
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