レポート:“あの工程”を再現!? 『資産性ミリオンアーサー』のリアル謎解きゲームで寿司をパンツに変えてシールを作ってきました!

マスクド・イマイチ
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 スクウェア・エニックスが提供するNFTプロジェクト『資産性ミリオンアーサー』。その世界観を味わえるリアル謎解きゲーム「オッペラスッチョンコーポレーションからの脱出~非合法パンツを処分せよ~」が、3月16日・17日にベルサール西新宿・イベントホールにて開催されました。

 『資産性ミリオンアーサー』は、『ミリオンアーサー』シリーズのキャラが描かれたデジタルシールを制作し、NFTアートとして販売することができるサービス。今回、NAZO×NAZO劇団(ナゾナゾ劇団)制作によるリアル謎解きイベントを2日間にわたって開催し、多くのユーザーが挑戦しました。

  • ▲2日間、数回に分けて開催された本イベント。会場には今回のイベント用に描き下ろされたシールや、これまでのゲーム内で作れたシールを大きく出力したものなども展示されていました。

『資産性ミリオンアーサー』のリアル謎解きイベントに電撃オンラインのチームで挑戦!

 そんなわけで、ライターのマスクド・イマイチも編集部の仲間たちとともに、このイベントを体験してきました! そのレポートをお届けします。

 『資産性ミリオンアーサー』と言えば、ちょぼらうにょぽみ先生のかわいらしいイラストや“寿司を集めてパンツに変える!”という謎のゲームフローが特徴的なタイトルです。謎解きイベントも、このゲームフローを元にした流れとなっていました。

  • ▲冒険に出て寿司を集めて、寿司をパンツに変換! さらにパンツをギアシールに変えてオリジナルシールをプレス。というゲームの流れがそのまま謎解きに。なるほどわからん!

 参加者は最大6人のチームを組み、1時間の時間制限のなかでさまざまな謎に挑戦。オープニングやエンディングは、映像や演劇風の演出も用意されており、『資産性ミリオンアーサー』の登場人物になってしまったかのような没入感が味わえました。

  • ▲最初に配られた謎解きキット。すごくシンプルなのかな? と思ったのですが、実際はどんどんアイテムや大きな謎解きシートが配られるなど、こだわった作りでした! 会場のホール内にはショップや池(?)などもありました。

ゲームストーリー

「早くこのパンツを処分しなきゃ捕まっちまう…!」

 賭けパンツ、パンツロンダリング、パンツ脱税、あとふつうに盗んだパンツ…。

 大量の非合法なパンツを前に、あなたは青ざめました。

 そんなあなたのもとに一本の電話が入りました。

「おい、あるんだろ、消したいもん…私ならうまくやってやる」

「当然おまえにも働いてもらうぞ。おまえのノルマはこれだ! ノルマが達成できるまで帰ることはできないからな!」

 あなたに課せられたノルマとは…!?

 あなたは勤務時間内にノルマを達成し、オッペラスッチョンコーポレーションを脱出することができるのだろうか…!?

謎解き本番スタート! え、これ難しいのでは?

 謎解きの流れはゲームと同じく、冒険で寿司を手に入れて工場でパンツを生産。それを池に投げ込んでギアシールを獲得します。

 また、通貨(MC)を取得できる謎を解くことでお金を貯めて、アイテムをショップで購入することができるのが特徴的でした。このアイテムがないと解けない謎も用意されていて、それに気づけないと無駄な時間を使ってしまう……というワナもありました。

  • ▲まずは手分けして、小さな謎解きシートを1つずつ解くことに。すでに難しくて、全員ひーひー言ってました……。

 謎の詳細については説明することを省きますが、まずはMC貯めるための小さな謎に手分けして挑戦しました。このMCを使って、「色鉛筆&バショワカール使用シート」というアイテムを購入。STEP1では、この2つのアイテムを使うことで6つの謎を解きました。

  • ▲ホール内のショップでは、謎解きに必要なアイテムを購入できます。購入するためには、これまた小さな謎解きをして、MCというポイントを集める必要がありました。まずは色鉛筆をゲット!

 STEP1の目的は、「冒険」に連れていく3人の冒険者を選ぶこと。6つの謎を解くだけでは冒険者を絞り込むことはできず、実は6つの謎が描かれたシートを裏返して使用することで初めて冒険者のヒントが得られるという仕組み。

 この謎解きに使ったアイテムを、違った形で再利用する……という、謎解きイベントや脱出ゲームではおなじみのギミックが使われており、本格的だなと思いました!

  • ▲謎シートを裏返すと、意味ありげな模様が……。あ、コレ組み合わせると「100%」という文字になります! しかもこの形はパンツなのでは……!? という気づきを得ました。

 STEP2では、「しりダンジョン」&「とりダンジョン」という2つのマップが手渡され、冒険者を一定のルールをもとに進めると、あるキーワードができあがるという謎でした。これがSTEP1以上に難しく、私のチームがウンウンと頭を悩ませていると、それに見かねたスタッフの方がそれとなくヒントを出してくれるという温情采配。

  • ▲STEP1をクリアすると、大きなシートが2枚渡されました。迷路のようになっていて、これをあるルールでクリアすると新しいキーワードが浮かび上がるのですが。さらに難しい!

 ちなみに公式サイトの説明によると、今回の謎解きイベントの難易度は6段階中ランク4の難しさ、ボリュームも6段階中で4となっており、普段謎解きイベントに参加している人でもガッツリ楽しめる内容になっていたようです。

 スタッフの方のお手伝いにより、2つのダンジョンをクリアした私たちは、重要アイテムの寿司(の形の消しゴムのようなもの)を手に入れました! この寿司を工場に持っていけばパンツを生産することができるはずでしたが、工場の社員のやる気がないようで……。

  • ▲やったー! お寿司をゲットしました! これを工場でパンツにすればいいんですね。

謎解きも中盤戦に。お寿司が回り始めます

 というわけでSTEP3では、工場の社員のやる気を出してもらうために、ショップで売っている裏メニューの「アレ」を入手することが目的に。

 この裏メニューの名前を知るために、私たちには回転寿司シートというものが配布されました。その名の通り、回転寿司屋さんのレーンのようなものが描かれたシート上に、STEP2で渡された寿司を配置。その下の皿に書かれた文言を2つずつ組み合わせ、その問題の答えを探っていきました。

  • ▲回転ずしのレーンを模した謎解きシート上に、手に入れた寿司を配置します。それぞれの皿に書かれたヒントを組み合わせて、小さな謎解きをいくつも繰り返してきます。

 この寿司の名前も『資産性ミリオンアーサー』らしく、一風変わった名前でした。イクラのように見える寿司の名前は「ハイパーウメボシ」、タマゴのような寿司の名前は「キガプリン」など。また、寿司のそれぞれにユニークなフレーバーテキストが書かれており、そこにもこだわりを感じました。……が、実は一見謎解きに関係なさそうなこのテキストにも、後の大きな謎を解くためのヒントがあるとは、私たちは気づきませんでした。

  • ▲『資産性ミリオンアーサー』の世界の変わったお寿司の名前。このイラストの下のテキストも、謎解きに関連しているとは。

時間がない! 急いでパンツをシールに変えるんだ!!

 STEP3を、制限時間残り15分程度で(たくさんのヒントにより)クリアした私たちは、裏メニューの名前「モンエル」(エナジードリンク的なもの?)と絞り込むことに成功。ショップで「モンエル」を手にし、工場の社員に渡すと寿司をパンツに変えてくれました!

 そのパンツを持って池に足を運び、ムービーを見た後にスクリーンの向こう側へとパンツを投げ込むと、ギアシールを入手することができました! ですがギアシールのみではシールは完成せず、特別なキャラシールを入手するためにラストSTEPのシートが手渡されました。

  • ▲制限時間が残り少なくなり、パンツを手に入れた時点でかなり焦っていた私。パンツの写真を撮るのを失敗していました。ちなみにパンツは男物の紺のトランクスというか、デカパンでした。よれよれ。こいつを池(が描かれたスクリーン)の向こう側に投げ込むと……。
  • ▲池から大納言エルが登場し、パンツをギアシールに変えてくれました! しかし、これだけではシールはプレスできません。キャラシールを手に入れなくては。

ラストSTEPに突入! 最後の謎が私たちを苦しめます……

 ラストSTEPは、黄色いヘルメットをかぶった謎の人物にブツと合言葉を伝えて取引し、キャラシールを手に入れることが目的。……と、ここで残念ながらタイムアップ! 電撃オンラインチームは、クリア失敗となってしまいました。いやはや、本当に難しかったんですよ。

  • ▲最後の謎に苦しむ私たち。途中までは解くことができたのですが、ついに制限時間が……。
  • ▲タイムアーップ! 残念ながらクリアならずでした。

 謎解き終了後は、クリアしたチームの発表と謎の答え合わせが行われました。参加したチームのうち、最後までクリアできたのは10チーム中7チーム。しかも、さらに難易度が上がったオマケの謎までしっかりクリアしているチームもいて、参加者のレベルの高さがうかがえました。

  • ▲最後にクリアできたチームの発表と、いくつかの謎の答え合わせが。

『資産性ミリオンアーサー』のこれから。新たな可能性を模索していく!

 『資産性ミリオンアーサー』は、5月31日をもって現在サービスしているゲーム内の「シール研究所」を提供終了。ギアシールのNFT化や、それに必要な課金アイテム「クリスタル」の販売も「シール研究所」閉鎖に向けて順次終了となります。サービスが規模縮小となってしまうお知らせが先日なされたばかりですが、本タイトルのユニークな世界観がリアル謎解きゲームとして体験できた、貴重な2日間となりました。

  • ▲参加者のみが入手できる、貴重なデジタルシール「ラスボスエル」。参加した人たちのよい記念品になったはず。

 イベントの参加者も『資産性ミリオンアーサー』をプレイしている人だけでなく、謎解きイベントだから参加したという人も多く、これを機会に『資産性ミリオンアーサー』やNFTゲームというものに興味を持った人も多かった様子。

  • ▲イベントを盛り上げてくれた、ショップや工場のお兄さん、お姉さんたち。参加者のみなさんを『資産性ミリオンアーサー』の世界に引きずり込んでくれました!

 スクウェア・エニックスにとって、人気IPを利用した新たな挑戦となった『資産性ミリオンアーサー』。その認知度や魅力をさらに高めていくため、サービスの見直しとともにこういったイベントも再び開催してほしいと思いました。

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