『チェンクロ3』セレステ篇 12章の配信を前に8章~11章のストーリープレイバック!【ネタバレ注意】

マスクド・イマイチ
公開日時

 セガゲームスが配信するiOS/Android用RPG『チェインクロニクル3』。本作のセレステ篇 8章~11章のストーリープレイバック記事をお届けします。

 明日2月5日11時より、セレステ篇の12章が配信されます。ついにクライマックスを迎える12章の配信を前に、改めてセレステ篇の後半にあたる8章~11章を振り返り。

 ストーリーはもちろん、セレステに立ちはだかる敵や、セレステ篇を彩ってきたキャラクターたちも紹介しますので、ぜひチェックしてください!

※セレステ篇 8章~11章のネタバレにふれています。未プレイの方はご注意ください。

セレステ篇 シナリオプレイバック

精霊島に帰ったセレステを待っていたのは……

 白の預言者を退けたセレステたち。王都の復興を手伝っていた彼女たちは、ジークルーンら“鉄煙の大陸”の仲間たちとの別れを惜しみつつ、精霊島へと帰ることになる。

 島へと戻ったセレステを待っていたのは、彼女を追い出そうとしていたラウトたちの手の者。セレステ、クーシャン、シーシャンは、再び自分たちの在り方、答えを求めるために行動する。

クーシャンとシーシャン、巣立ちのとき

 ある日、精霊島をエシャルたち『砂の薔薇』の一団が訪れる。ドゥルダナたちは別の目的があり精霊島を離れるが、エシャルはニール・ラールらとともに島で留守番をすることに。

 その時間を利用して、エシャルたちは精霊島の住人に珍しい“劇”を見せようとセレステたちと盛り上がる。彼女たちが選んだのは“人形劇”。題材は精霊島に古くから伝わる、誰もが知っている物語だ。

 人形劇をやり切ることで、クーシャンとシーシャンに1つの想いが募る。それは“守人の試練”を受けることだった。セレステを排除しようとする者たちの考え方を変えるためには、まず自分たちが変わる必要があると思ったからだ。

 鷲獅子の名代として、ユグドが試練を課す。試練のなかで、クーシャンは正義の在り方を、シーシャンは命を選ぶことを問われる。見事に自分だけの答えを見つけたクーシャンとシーシャンは試練を乗り越え、巣立ちのときを迎えた――。

戦地となり荒らされる精霊島

 一方その頃、精霊島に九領の大軍が迫っていた。セレステ篇で描かれた九領と精霊島の戦いが、セレステ篇では精霊島の視点で描かれる。

 シュザが率いる九領の兵たちに、地の利を生かして戦う精霊島。氏族の枠を超えての鬼たちとの激しい戦いは、徐々に精霊島の本拠地ともいえる世界樹へと近づいていった。

 「王都では手を取り合った仲間なのに」と、心を痛めつつも精霊島のために戦いへと加わるセレステ。彼女はこの戦いを通じて、また1つ1つ自分自身がなすべきことを知っていく。

 “正しいこと”とは何か、精霊島の若者たちは答えを探し続ける。

 九領との戦いは、オロチの復活をもって終わりを迎えた。ユグドの持つ“オロチ復活の儀式”についての知識が必要だったシュザは、ユグドを九領へと連れ帰ることに(※アマツ篇のプレイバック記事を参照のこと)。
https://dengekionline.com/articles/21563/

 戦の爪痕が残る精霊島を、さらなる危機が襲う。セレステの姉妹機であるナランハ、ビオレータらが再び姿を見せたのだ。突如、空に現れた巨大な円盤――そこから放たれた光は、精霊島を火の海へと変えた。

強力な敵との戦いに心強い援軍が

 鬼とは異なる、未知なる敵の襲撃に戸惑う精霊島の面々。各氏族の族長は、集落を守るよりも各々の命を守るために行動を開始する。

 ユグドの代わりに島を預かるラシルは、トレランシアの協力を得て聖域へと民をかばう。

 ナランハたちが放った“フロート”と呼ばれる浮遊する機体は、ヴォルクリスの亡骸が埋葬されている地を掘り起こし始める。

 死者を冒涜する行為に怒りを隠せないクーシャンたち。ナランハ、ビオレータと対峙するも、その力に圧倒され、ヴォルクリスの体は空へと連れ去られる。

 セレステは空を飛び最後まで食い下がるも、円盤からの集中砲火を受け、撃墜されてしまうのだった。

 目を覚ましたセレステの視界に入ったのは、友人でもある鉄煙の大陸のジークルーンの姿だった。機械の身体を持つセレステを、鉄煙の大陸のカタリナが直接調べようと精霊島を訪問してきたのだ。

 セレステと鉄煙古代文明のかかわりについては不明だが、セレステの身体を調べることで“鉄煙の大陸”の技術力は飛躍的に向上するという。

 セレステたちから精霊島の危機を聞いたジークルーンは、その手助けに名乗りを上げる。セレステの身体調査によって高められた技術を用いて、カタリナは“機能回復改修”を試みてフェーベ、エレメンガルト、ジルヴェスターの身体を強化することに成功。反撃の準備は整っていった。

 いよいよ円盤への反撃が始まる。船を浮かべ、円盤へと導いていくセレステ、フェーベ、エレメンガルト。円盤への突撃が成功し、敵地へと乗り込んでいく精霊島と“鉄煙の大陸”の精鋭たち。多数のフロートとナランハ、ビオレータの迎撃を受けながらも、彼女らはヴォルクリスの体の元へと到着する。

 そこで明かされた、ナランハたちの目的。それは、ヴォルクリスの体とマナを“毒”へと転化させて世界を滅ぼすことだった。

 そうはさせじと抵抗するセレステらだったが、あと一歩のところで区画ごとビオレータが破壊を試み、脱出を余儀なくされる。こうしてセレステらの戦いは、一度は終わりを迎えることに……。

11章――精霊島の古き者から新しき者へ

 鬼たちやナランハらに荒らされた島の復旧に向けて動き出す各氏族たち。一方で、クーシャン、シーシャン、セレステの心にはすれ違いが生まれる。

 自分の身体と記憶を犠牲にすることで、仲間たちを救おうと考えるセレステ。妹の考えに反対し、あるかどうかすらわからない別の方法を探そうとするクーシャン。2人に挟まれながら、自分自身の考えを伝えられないシーシャン。

 そんな3人は、かつての義勇軍たちと接することで、それぞれが答えへと近づいていった。一方で、オルオレータをはじめとする精霊島各の族長らは、1つの決断を下す。それはセレステを世界に奉ずるということだった……。

 世界を守るため、あえて仲間たちにとって厳しい選択を選ぶオルオレータ。その胸に秘めた想いは、オルオレータだけでなくラファーガやラウトら、古くから精霊島を知る者たちに共通するものだった。

 ラウトによって“骸の島”に集められた精霊島に住む者たち。ラウトらセレステを排除するものは、オルオレータ、ラファーガとともに、セレステ、クーシャン、シーシャン、そして若き精霊島の仲間たちの前に立ちはだかる。こうして、精霊島の未来を決める戦いが幕を開けた。

 それが“間違った、愚かな選択”であったとしても、時にそれを選ばなくてはならない。その選択を変えるには、別の決断が必要だ。正しいばかりでは救えぬものがある。

 身を挺してそれを教えようとする、精霊島の古き者たち。セレステらは戸惑いながらも、自分たちの答えを選び取ろうとしていた。

 戦いの幕切れが近づいたとき、戦場に姿を現すものがあった。それはかつて黒の因子に飲み込まれた魔神たち。コロパティロン、サプラス、アルミルスは“間違った選択をした者”として、オルオレータらに代わり、クーシャンらと対峙する。

 “魔神には、魔神にしか教えられないことがある”と語るサプラス。正しいこと、悪いこと、その両方を知っていれば、新たな道が開ける。

 魔神との戦いを通じて、自らの内から湧き出た答えと向かい合うセレステたち。自分がいろんなことを知れば、“誰かを悲しませずに済む”。そんな答えを選べるかもしれない。多くの人たちから託された想いを胸に、セレステは再び空へ――。

セレステの前に立ちはだかる敵たち

ナランハ

 セレステの姉妹機。好戦的な性格で、その機体性能をもってクーシャンらとたびたび対峙する。フロートを多数従えている。

ビオレータ

 ナランハと同じ姉妹機で、セレステを“お姉様”と慕う。ナランハよりも冷静沈着な性格で好戦的ではないが、高い戦闘力を持っている。

アゼロ

 “A計画”と呼ばれる謎の計画のキーとなる機体(?)。ナランハ、ビオレータらとは一応の協力関係にはあるが、目的は異なるようだ。“A計画”のAがアゼロのAだとすると、ナランハらが語る“C計画”とは……?

番外:セレステの師匠・アイリの苦悩

 セレステには、師匠、先生と呼ばれる存在が多数いる。死について教えてくれた賢者の塔のアイザックは、ヴェルナーとともにセレステに彼が選んだ本を送り、読書感想文的なものを書かせている。

 そして、九領にもセレステの師と呼ばれる存在が。それは呪術師のアイリである。チューニ(?)の師と弟子である2人は、九領と精霊島の戦いで再会する。好戦的なシュザやラファーガと異なり、義勇軍の仲間と戦うことに戸惑う2人。

 純粋なセレステは、「アイリが自分のことをキライになってしまった」と悲しむ。その表情や言動が、アイリを苦しめる。

 九領軍の手前として、セレステに力を抑えた攻撃をするアイリ。最終的に、彼女は「セレステと戦うくらいなら、シュザと戦う方がマシ」と戦意を喪失する。

 精霊島との戦いが終わった後のこと……精霊島の復旧に励む人々の中に、アイリの姿があった。「弟子の涙の報いは、受けなければならない」と語るアイリ。なかなかに義理堅く、できた師匠であることが伝わるエピソードであった。

セレステ篇と交差する物語

第8章・エシャル篇との交差

 エシャルの記憶のカギを探しに精霊島を訪れた『砂の薔薇』。王都で劇を観たクーシャンたちはその魅力を精霊島の住人に伝えようとするも、なかなかうまく伝わっていなかった。そこでエシャルは、セレステたちと人形劇をすることに。

 精霊島に伝わるという物語は、世界と人々が創られるまでのお話。セレステら島の外の者をよく思わないものも、物陰から劇を見守っていた。トラブルがあったものの、無事に人形劇は成功。クーシャンとシーシャンは、自分たちも変わろうという決意を固める。

セレステ篇を彩るキャラクター

クーシャン&シーシャン

 セレステの兄姉。ヴォルクリスに育てられ、記憶をなくしたセレステを妹として迎え入れた。王都での戦い、義勇軍の仲間との出会いなどを通じて成長し、守人の試練を乗り越え新たな姿に。

オルオレータ

 海風の氏族の族長。ヴォルクリス亡きあと、クーシャン、シーシャン、セレステの3人を導く存在に。11章では、精霊島の若き民の前に立ちはだかり、身を挺して選択の難しさを教える立場に。

ビエンタ

 千河の氏族の族長・ラファーガの娘。精霊島の若い世代の先導者として、氏族の垣根を超えて戦いの指揮を取ることも。11章では、ラファーガたちをはじめとする親世代との戦いで、セレステら側の味方になってくれた。

精霊島の仲間たち

 九領やナランハたちとの戦いでは心強い味方として団結して戦うも、11章では古い世代と新しい世代で互いの想いを戦いを通じてぶつけあった。島の外の世界に対してもそれぞれの考え方があり、精霊島は転機を迎えることに。

鉄煙の大陸の仲間たち

 セレステの友人となったジークルーンと、その姫を慕う“鉄煙の大陸”の住人たち。同じ機械の体を持つものの、セレステとは技術や基本構造で大きな差があるとカタリナは語る。セレステ、ナランハ、ビオレータらと、失われた鉄煙古代文明の関係性も気になるところ。

→セレステ篇 12章を紹介する“電撃チェンクロレター”もCHECK!

©SEGA

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チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2013年8月1日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2013年7月26日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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