PCエンジン mini収録作予想 趣味編:『モトローダーMC』『コズミック・ファンタジー』『エメドラ』など

そみん
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 CDドライブ一体型のPCエンジンDuoシリーズは神ハードでした! メガドライブも好きだけど、PCエンジンも死ぬほど遊んだおっさんゲーマーのそみんです。

 趣味で行うPCエンジン miniの収録作品予想記事第3弾は“趣味編”と題し、知名度もゲームとしての完成度も度外視(苦笑)したネタ重視のセレクトでお送ります!

 なお、予想記事、予想記事第1弾“王道編”(『天使の詩II』『ときメモ』『リンダキューブ』『天外魔境II』など)第2弾“マニアック編”(『定吉七番』『スプリガン mark2』『ガイアの紋章』『愛・超兄貴』など)はすでに公開済みです。

チームC(趣味編)

 ええ、もう、むしろ収録されていたら、こちらがビックリしてしまうようなラインナップをとりそろえました(笑)。

 また、世間的な評価と個人的な評価が大きく異なるゲームも多いのですが、ここはもう“個人の趣味嗜好”と割り切って、思い出を語りたいゲームを中心にセレクトしています。

監督:カトちゃんケンちゃん(1987年)

 当時人気だったバラエティ番組『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の1コーナーをモチーフにした、ジャンプ系のアクションゲーム。PCエンジンのローンチから間もない時期に発売された初期ソフトの1つです。

 単なるキャラゲーかと思いきや、その出来は悪くなく(一部、極悪なギミックはありますけど。苦笑)、純粋にアクションゲームとしてのファンも多い作品です。

 ちなみに本作の海外版『J.J. & Jeff』は海外のWii用バーチャルコンソールで配信された実績があるので、もしかしたらワンチャンある!?

投手コーチ:フラッシュハイダース(1993年)

 当時、右も左も対戦格闘ゲームという一大ブームの中で生まれた、RPGの成長要素+格ゲーという不思議な一作。でも、世界観とキャラクターの魅力が強くて、僕の周囲では一部熱狂的に支持されていました。

 バングとかティリアとかカルナーサとか聞いてピクリと感じる人とは、いいお酒を飲めそうです(笑)。

 ちなみにスーパーファミコンでは続編的な『バトルタイクーン』も発売されています。

打撃コーチ:デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2(1999年)

 まず収録はないだろうなあと思いつつ、PCエンジン最後のソフト枠ということで。ドリームキャスト(1998年発売)が世に出た翌年の1999年、メッセサンオーとソフマップの専売という形で世に出た特殊なゲームです。

 ゾンビ系のホラーゲームで、いろいろな面から18歳以上推奨となっていた作品でした。ちなみに残念ながら、僕は現物を所持していません。

1中:らんま1/2(1990年)

 声が出るCDメディアはアニメ系ゲームととにかく相性がよかったんですよね。初見はもう、本当にアニメみたいで驚かされました。

 アドベンチャーゲームの『らんま1/2 とらわれの花嫁』、対戦格闘ゲームの『らんま1/2 打倒、元祖無差別格闘流!』も出来がよかったなあ。高橋留美子さんつながりで言うと、『うる星やつら STAY WITH YOU』も良ゲーでした。

2右:ヴァリスII(1989年)

 『夢幻戦士ヴァリス』の麻生優子と言えば、当時のPCゲーム界を代表する美少女キャラでして。ファミコンやメガドライブにも移植されましたが、PCエンジンはCDという媒体を生かして、とにかくビジュアル&ボイス演出がすごかった!

 ……何度も同じことを言っている気もしますが、当時はまだセガサターンもプレイステーションもなく、ファミコンやメガドライブの次代。そんな時代にPCエンジンはCDで大容量&ボイス演出が可能だったわけで、アニメ系のゲームの思い出が強いのは、そういう時代の現れだったりします。

3左:コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ(1992年)

 『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』、『コズミック・ファンタジー2 冒険少年バン』、『コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ』、『コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説突入編 伝説へのプレリュード』、『コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説激闘編 光の宇宙(うみ)の中で…』と、PCエンジンCD-ROMを代表(?)するRPGシリーズの1つです。

 代表にハテナを付けるのは、正直なところバランスがなかなかひどくて、発売当時から評価が割れていたものでして(苦笑)。

 ただ、アニメ演出に非常に力が入っており、ラスボス戦に主題歌を流すという王道展開をかなり早い段階で実現したRPGでもあり、歴史的な価値はある作品じゃないかと。

 あと、お色気要素もシリーズの伝統で、ちょっとエッチなお約束を楽しめたところも、個人的は高評価です(笑)。

4一:エメラルドドラゴン(1994年)

 PCの名作RPGの移植ですが、PCエンジン版はとにかくアニメ演出やボイス演出が盛り込まれており、いい意味で別ゲーに(『BURAI』もそうでしたけどね)。

 アトルシャン(正体はブルードラゴン)とタムリンという竜と人の絆の物語を中心としつつ、脇を固める仲間たちの個性がすごい! いまだに僕の中ではヤマンとサオシュヤントの交代劇をめぐるエピソードは、人生の中でもトップレベルの名場面です。

 ハスラムを慕う紫髪の女性神官ファルナとかも、僕にとって永遠のヒロインの1人です。

5三:はにいいんざすかい(1989年)

 はにわが戦うシューティング。タテシュー枠ということでセレクトしました。続編の『はにいおんざろおど』もいい出来です。

6二:No・Ri・Ko(1988年)

 当時、実在したアイドルの小川範子さんとデートをするという、なかなか画期的なコンセプトのゲーム。ただ、CDというメディア特性を生かした実写やボイス演出が取り入れられており、一部のユーザーから評価されていなような、気のせいのような……(あまり覚えてませんが、突然クイズを出されたり、あっちむいてほいをしたりした記憶が。うっ)。

 まあ、ファミコンでも『中山美穂のトキメキハイスクール』(1987年)とか『リサの妖精伝説』(1988年)とかが出ていた時代ですし、タレントゲームの1つとしてけっこう知名度は高い作品だと思います。

7遊:モトローダーMC(1992年)

 5人で遊べるレースゲーム……と書くと普通に感じますが、実際はレースというより対戦ゲームで、PCエンジンを代表する対戦ゲーの1つかと。

 こうして振り返ると、やっぱりPCエンジンって多人数対戦ゲームの傑作が多いなあ。コントローラ5個入りセットとか、販売してくれないかなあ……(チラッ)。

8捕:凄ノ王伝説(1989年)

 永井豪さんの漫画『凄ノ王』を原作としたRPGなのですが、原作再現というよりも新たな世界を切り開くバイオレンスな世紀末ゲームとなっており、一部のマニアの間で高評価されていた作品です。
(そもそも、漫画の原作キャラがほとんど出てこなかったはずですし)

 正直、僕のプレイした当時はわりと低評価だったのですが、当時の記憶を思い起こすと、独特というかダークな世界観や、単なるコマンドバトルではないバトルシステムなどが味わい深かったことが思い出され、けっこう良ゲーだったような気がしてきました(気のせいかも?)。

9投:大地くんクライシス(1989年)

 農作業で世界を救うというとバカゲーに聞こえますが、実際は奇跡的なバランスで成り立つ神ゲーレベル。

 ちなみに主演キャラの大地君は、テレビ番組『パオパオチャンネル』のピッカピカ音楽館から生まれた名曲『ヤーレンソーラン北海道』でも活躍していました。おっさんにとっては、何もかもがなつかしい……。

最後に~総論的な雑談コメント

 なんかもう、わかっちゃいたけど、PCエンジンの歴史を語るために欠かせない最低限だけを選んでも絞り切れませんした……。まだ語り足りない!

 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで、予想じゃねえじゃないか! と言われると返す言葉に困りますが、なかでもAチーム“王道編”はガチ中のガチなので、おそらく相当高い的中率になるはずです(負け惜しみ)。

 正直、今のテンションだと『弁慶外伝』とか『ファージアスの邪皇帝』とか『聖夜物語』とか、さらにディープな趣味ゲーの話がとまらなくなるので、PCエンジンの思い出話はこのへんで。

 人によっては「廉価版のPCエンジンシャトルの話が抜けてるだろ」とか「アーケードカード(1994年発売)でRAMが増強されて、『餓狼伝説2』とか格ゲーが快適に遊べるようになったこととかも書けよ!」とかお叱りを受けそうですが、今回の記事はあくまで収録作品予想であって、PCエンジンの歴史解説ではないということで、ご容赦いただけますと幸いです。

 ……余談ですが、PVをじっくり見ていると収録作品のヒントらしきところもある気がしますが、今回の記事ではいっさい無視しました(笑)。そんなことより、個人の思い入れのほうが大事ですからね!

 さて、あとは収録作品が発表された時に答え合わせをするだけでござーる。人生苦あれば、楽ありでござ、あ。バザールでござーる~。
(なんかPCエンジン=NECというイメージの結びつきが強い世代なものでして。笑。おんぶでリュック、欲しかったなあ。てか、PCエンジンでも『バザールでござーるのゲームでござーる』というゲームが出てましたね)

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