『ガンダム エクストリームバーサス2』における読みあいを解説。機体の特徴を理解することが重要!?

たく坊
公開日時
最終更新

 バンダイナムコアミューズメントのアーケード向け対戦アクションゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』の中級者を目指す人への記事をお届けします。

 本作は、2on2チーム対戦アクションゲーム『機動戦士ガンダムVS.』シリーズの最新アーケードタイトルです。従来の基本的な遊び方や楽しさを踏襲しつつ、新基板・新筐体の採用により、グラフィック表現やバトルシステムが進化。参戦作品は総勢41作品となり、新規参戦機体を含め、180機以上のMSが登場します。

 対戦ゲームの醍醐味である“読みあい”。2on2での対戦ゲームである本作においても、その要素は至るところに存在します。ビームの撃ち合い、格闘攻撃を繰り出す近接戦、逃げる追うの判断など、エースパイロットになるためには、さまざまな場面で読み勝たなければいけません。

 読みあいにおいて、“絶対”はありません。が、一定の距離で有利な読みあいを仕掛けられる機体も存在します。ガンダムエピオンはその筆頭です。

 本項では、どんな時に読みあいが発生するのか、どのように読みあいをするのかを解説していきます。

 なお、記事中にはプレイヤー間で使われる単語を用いています。以前に掲載した用語集もあわせてご覧ください。

本作においての読みあいとは?

 本作の戦況は目まぐるしく変わるので、有利だから攻撃する、不利だから後手に回るというようなわかりやすい状況は発生しにくいです。そのため、格闘ゲームのように“ガードの後に先に動ける”、“攻撃後に後手に回る”といった有利不利はありません。

  • ▲お互いの読みがかみ合わないと、気まずい状況になってしまうかも……。

 代表的な読みあいは、着地間際の動向や、格闘を振る振らない、EXバーストを発動するしないといったもの。他にも、ブーメラン系や照射ビーム系の武装を使うという、武装1つで読みあいが発生するケースもあります。

 素直に着地するのではなく、着地間際にブーストダッシュや小ジャンプをするのか、それを読んでブーストを使わせてからゆっくりと攻撃するのか……互いに持っている選択肢を使うのか、使わないのか、それをお互いに予想して、行動を行うのが“読みあい”になります。

 初心者プレイヤーには難しいところですが、中級者以上になってくると「あの武装を使わせてから攻めよう」といったように、機体対策の一環として“読みあい”を行っていることもあります。

 例えば、バンシィが“NT‐Dシステム”を発動している時は、サブ射撃にブーメラン系の武装“ビーム・サーベル【投擲】”があるため、近距離だと優位です。距離を詰めてくる相手に対してサブ射撃を使いたいところですが、相手に避けられてしまうと次に攻撃を放てるまでの時間は不利な状況となってしまうため、使いどころが難しいです。

 それに対して、バンシィを相手にする場合、横移動時はつねにサブ射撃を警戒しておき、至近距離に行かない、安易な格闘攻撃をしかけないといった対策が必要になります。

 上記の状況は、“サブ射撃を使わない、使わせる”という読みあいになっているのです。さらに、バンシィ側はあえてリスクを負い、突発的に格闘攻撃をしかけるといった選択肢もあるため、1つの武装のみを警戒すればいいわけでもありません。

 Hi-νガンダムやキュベレイなどが持つ“プレッシャー”は、範囲が広く避けにくい武装のため、読みあいを拒否しやすい武装です。しかし、プレッシャー自体を読まれている場合、スーパーアーマーを持つ格闘などで抜けられてしまうこともあります。

無理に読みあわず、リスクを抑えよう

 上記ではバンシィを例に挙げましたが、稀に“読みあいになっていないのに読みあいだと考えてしまう”ケースが存在します。それには、ブースト残量が関係します。

 例えば、プレイヤー側が距離を詰めつつブーストが有利な状況で、相手側が若干空中に浮いているというケース。この場合は相手の着地にメイン射撃の“ビームライフル”などで攻撃すれば、ブーストの残量の関係で、いずれは弾を当てられます。

  • ▲ブーストが有利な状況の場合は、低コストの機体でも攻撃できるチャンスです。

 相手側は、ブーストがない状態で動き続けられる機体でない限り、ガードをして被弾を避けるか、無理やり“ぶっぱなし”気味に武装を使うことくらいしか“できることがない”のです。

 つまり、プレイヤー側は距離を保ちつつ相手の着地を待ち、“ビームライフル”などで冷静に攻撃することで被弾のリスクを比較的抑えられます。

 それにもかかわらず、読みあいになっていると勘違いして、相手の行動を勝手に予測して攻撃を仕掛けてしまうと、本来リスクなく攻められるはずが被弾する結果となり、“もったいない”状況になってしまうのです。

  • ▲状況を考えずに無理に攻めてしまうと、気づいたときに耐久値がなくなってしまう可能性もあります。

 警戒せずに距離を詰めて格闘攻撃を仕掛けてしまったり、ブースト残量に気づかず自分が着地を取られてしまったりするのはよくあること。そうなると、攻撃のチャンスだったにもかかわらず、被弾して相手にチャンスを与えることになってしまいます。

 本当に読みあうべきなのか、警戒する武装はどんなものなのかをしっかり考えて攻めると、有利な状況で負けにくくなると思います。

自分が有利だと思う読みあいを仕掛けよう

 読みあいの特徴について解説してきましたが、以下では「実際、有利な読みあいって何?」、「どうやって有利な状況までもっていくの?」といった疑問を解決していきます。

 まず覚えておいてほしいのは、読みあいをするにあたって、自機が持っている武装と敵機が持っている武装を把握しておく必要があるということです。

  • ▲格闘機を使う時、もしくは格闘機と対峙する時は、読みあいが非常に重要です。

 本作には150を超える機体が参戦しているため、初心者のうちは難しいのですが、“武装の特徴”と“射程距離”の2つは気を付けたいところです。

 プレイを続けていけば、「さっきサブを使ったから、まだリロードされていないな」や「そろそろ時限換装がたまるころだ」といったように、一部の武装のリロード時間をも予想できるようになるかと思います。

 プレイヤー間で語られる機体の有利不利は、“持っている武装がどういう場合に機能するのか”という点で考えられることが多いです。具体的に例を出すと、“ガンダム・キマリスヴィダール”は、近~中距離の読みあいに強いとされています。

 “ガンダム・キマリスヴィダール”と機動力の低い機体が疑似タイマンになった場合、ガンダム・キマリスヴィダール側は射撃ガードが付いた横特殊格闘や、メイン射撃の“200mm砲”、前(後)特殊格闘によるピョン格など、近~中距離で機能する選択肢が非常に多いです。

 中でも横特殊格闘は強力な武装。それゆえに、横特殊格闘を警戒する相手にメイン射撃で着地を狙う、前(後)特殊格闘でブーストの有利を取るなど、他の選択肢が生きてきて、読みあううえで有利に働きます。

 一方で格闘カウンターを備えている機体や強い判定の格闘武装を持つ機体で、ガンダム・キマリスヴィダールと対峙したのであれば、横特殊格闘だけを一点読みしてつぶすことも可能。「ヴィダールの横特格なら大丈夫でしょ」と過信して繰り出してくるのであれば、格闘カウンターを構えて、手痛い一撃を食らわせましょう。

 一度、攻撃をつぶすことで相手が「あの武装を使われるかも……」という思い、うかつに使えなくなるので、対策としても有効です。

 ガンダム・キマリスヴィダールを筆頭に、格闘機は近距離での武装が充実していることが多く、距離が近いと有利に立ち回れます。一方で射撃機は、中距離で読みあううえで有利に立ち回れる武装を多く備えています。

 読みあいは、読み勝てばダメージを与えられますが、読み負けると被弾してしまうため、リスクを伴っています。無理に読みあいで勝とうとせずに、“読みあわない”ことも地味に重要です。

 しかし、対戦ゲームである以上、どこかで読みあわなければいけない状況は必ず訪れます。そういった時にあわてないために、どの武装を使うのか、どんな動きをするのか、武装が使えないならばどうするのかなどを、あらかじめ考えていくといいかもしれません。

 自機の性能や武装の特徴を理解しつつ、相手の行動、使ってくる武装などを考えなければいけないため、一言で“読みあい”と言っても難しいところはあります。まずは相手の機体がどんな武装を持っているのか、少しずつ理解していき、読み勝てるようになっていきましょう。

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』企画記事バックナンバー

※掲載内容は記事作成時のもので、アップデートなどで変更になる可能性がある。
(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS (C)創通・サンライズ・テレビ東京

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2

  • メーカー: バンダイナムコアミューズメント
  • 対応機種: AC
  • ジャンル: アクション
  • 稼動日: 2018年10月30日
  • 料金: オープン

関連する記事一覧はこちら