『巨神と誓女』の正体は狩りゲー+放置ゲー+美少女ゲーだった
- 文
- そみん
- 公開日時
EXNOAが7月21日に配信を開始したPC向けファンタジーRPG『巨神と誓女』のレビューをお届けします。
PCゲームプラットフォームDMM GAMESを展開するEXNOA自身が手がける大作RPGということだけあって、発表当初から期待していましたが……いい意味でクセが強い神ゲーとなっていました。
レビュー記事の前半では主に世界観やストーリーの魅力について語りましたが、この記事ではゲームシステムのおもしろさについて語っていきます。
※本記事の内容は先行プレイ用のテスト版によるものです。正式サービス時には仕様や数値が異なる場合があります。
大枠は狩りゲー。強敵撃破で素材集め→キャラや武器強化のサイクルがクセになる!
『巨神と誓女』のゲームサイクルは、巨神と呼ばれる巨大な敵と戦って素材を集め、その素材でキャラ(誓女)や武器(神器)を強化し、さらなる強敵へと戦いを挑んでいくもの。
非常に周回性が強いゲームシステムとなっていますが、そこでのストレスを減らすために放置ゲーの要素が色濃く盛り込まれていることが特徴です。
例えば本拠地となる列車“キンダーガーデン”内では、プランターによって各種素材を育てられますし、ゲームを起動していない時間でも、謎の妖精が巨神の素材を集めまくってくれます。
後述しますが、バトルについても基本的には放置ゲー的な流れなので、ほかのゲームや仕事をしながらの“ながらプレイ”をしやすいです。これ、社会人にとって地味に重要(笑)。
基本は放置&運だが、指示出しタイミングで戦いを有利に
バトルは基本的にオートで進み、キャラクターたちが自動的にスキルなどを使って戦ってくれます。
連続攻撃的なチェインなども用意されており、スキルやグリフによって発動率を高めることができますが、基本的には確率によるものです。
ただ、時おり現れるリングコマンドでは、誓女たちに直接的な指示を出せます。
【リングコマンドで選べる内容】
●発動:少女がスキルを発動し、スキルラッシュが発生
●託す:スキルの発動を保留することでリングレベルが一段階アップ。また、スキルの発動率が大幅にアップする
基本的には序盤は“託す”でスキルの発動確率をアップさせていき、リングレベルが上がってきた中盤以降に“発動”してダメージ効率をアップすることがセオリーですが、早めにスキルを発動させて、バフやデバフで有利に立ち回るのも作戦かと。このあたりはプレイスタイル次第ですね。
また、巨神から赤いモヤが出た時に画面をクリック連打することで追加ダメージを与えられる“おたすけアタック”という要素もあります。ゲーム中の解説では、あくまでオマケ程度のダメージということですが、チリも積もれば山となるわけで、チャンスがあれば積極的に狙っていきましょう!
超必殺技的なΩリングで大ダメージ!
バトルが進むとΩリングと呼ばれる協力技が発生し、巨神に大ダメージを与えることができます。
“金煌神の寵愛”、“Ωリング発生率増加”などのグリフを装備することで出やすくなり、一定の法則で攻撃パターンが変わるそうですが、自分がプレイした範囲ではよくわかりませんでした。パーティメンバーの攻撃属性とか、そういう部分に影響を受けるんですかね?
属性相性などを把握することも重要!
本作ではバトル前に敵のレベルを調整できるので、気長にゆるゆる遊びたい時は、相手を弱くして戦うこともおすすめです(もちろん、敵のレベルが高いほどレア度が高い素材をドロップするわけですが)。
レベルが高い敵と戦う時は、属性の相性が重要となります。属性は少女ごとに設定されていますが、神器やグリフでも変更可能です。
ちなみにスキルによってさまざまなバフやデバフ、ステータス異常を付与できます。追撃や防御無視、吸収なんかは、かなり便利そうですね。
キャラクターや武器の育成手段も豊富!
本作はRPGですが、いわゆる経験値でのキャラクターレベルアップではなく、素材を使ってキャラクター(誓女)や武器(神器)を強化していくシステムとなっています。
キャラクターの強化の中には愛情度もあり、アイテムをプレゼントすることでパラメータがアップするほか、特別なボイスが解放されていく楽しさも味わえます。むふふ。
そして、武器の強化によってパラメータやスキルの習得が可能。武器の強化はツリー分岐型となっており、例えば物理攻撃特化や魔法攻撃特化など、ある意味で職業選択に近い形で育成を進めていくことに。
選んだ武器によってスキルも大きく変わっていくので、同じキャラクターでも、育成方針によって異なるカスタマイズができるわけですね。
スキルについてはコスト制となっているので、そういう意味でもプレイヤーごとの育成方針の自由度はかなり高い部類になっています。
おまけ:ミニゲームなどのお楽しみ要素も多数存在
余談ですが、本拠地の中にはパズルやアクションといったミニゲームも用意されています。息抜きとして遊んでみてはいかが?
また、ムービーテストやサウンドテストといったおまけ要素もしっかりと用意されています。
細かいところですが、そういったかゆいところにも手が届く気配りが感じられるのは◎。ちょっとクセがある世界観ではありますが、完成度が高いRPGとして楽しめるので、まずは気楽に遊び始めてみてはいかが?
ちょっと今回の記事はゲームシステムの画面ばかりで華が少ない気がしたので、最後に自分のお気に入り誓女をお見せします。目の保養にどうぞ!
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