スクエニ新作『YOKERO』なんて楽勝クリアですよ…ところがぎっちょん!

そみん
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 7月21日、福岡に新名所がオープンします。福岡PayPayドームから徒歩0分、ドームのデッキから直接接続しているこのテーマパークの名前は“BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)”

  • ▲シャアシャアというクマゼミの鳴き声に、九州の夏を感じざるを得ません。

 ボス……? そうです、あの缶コーヒーでおなじみのボスですね。

  • ▲福岡PayPayドームから徒歩0分! 博多湾も近いです。

 福岡ソフトバンクホークスが運営する“BOSS E・ZO FUKUOKA”は、HKT48劇場(仮)や、よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場といったイベントホール的な施設でもありながら、絶景アトラクションやバーチャルコンテンツがそろったエンタメ空間でもあるんです。


  • ▲Major League Baseball(MLB)から公認ライセンスを許諾された世界初のレストランとなるMLB cafeが九州に初出店。日本では東京・恵比寿店、東京ドーム店に続き3店舗目です。
  • ▲アプリと連動した“捕まえて集める森”と、非現実的な素敵な空間を探索できる“運動の森”からなるチームラボフォレスト。めちゃ楽しかった!

 あと、野球ファンにとっては王貞治ベースボールミュージアムなんかも気になっちゃうんじゃないでしょうか。



  • ▲あの荒川道場まで再現された王貞治ベースボールミュージアムは……ファンには感涙レベルかと。
  • ▲ミュージアムなのに、打ったり投げたり走ったり、走攻守そろった体験コーナーも。キャッチャー目線で160kmの投球を体験することもできますよ。

 そんな“BOSS E・ZO FUKUOKA”ではゲームファンにはおなじみのスクウェア・エニックスの作品も遊べるということで、いくつか体験してきました! 体感アトラクションというと、映画のように“見て楽しむ”ものが多い気がしますが、しっかりと“ゲーム”になっていて、体を動かす楽しさを味わるものになっていましたよ!

V-World AREA(6/7F)は体感ゲームのオンパレード!

 6・7階はV-World AREAとなっており、和の雰囲気に彩られた空間でさまざまなバーチャルコンテンツを体験できます。

 2020年7月時点では16のアクティビティが用意されており、時間制のチケットで好きなゲームやコンテンツを楽しめます。
(3歳以下は、要保護者同伴(無料)。なお、7歳未満の方は利用できないアクティビティもあります)

  • ▲桜などをモチーフとした、オリエンタルで和の雰囲気の中に、最新技術をこらしたVRやARコンテンツが並んでいるというギャップが、いとをかし。


 余談ですが、高層ビルの間を自転車で駆け抜けるVRアトラクション『TIME CYCLE(タイムサイクル)』ではしゃぎすぎて、バテました(苦笑)。いやでも、体を動かすのって楽しいですね。


YOKERO(ヨケロ):走って跳んで、光を避けろ!

【アトラクション注意事項】
・体験人数:1~4人
・年齢制限:6歳以上
・身長・体重制限:なし

 『YOKERO』は、カラダひとつで9m×5.5mの全面LEDフロアを駆け回る、アスレチックを進化させた次世代体感型アトラクションです。

  • ▲迫りくる光! 走って逃げてもよし、ジャンプして避けてもよし!

 フロアに映る障害物(白い光)がプレイヤーの逃げ場を徐々に奪っていくため、カラダと頭脳を使い、素早く回避しなければなりません。制限時間と削られるライフゲージの中、避け続けることだけが脱出の方法です。

 最大で4人同時にプレイでき、7段階の難易度が用意されています。

 今回はおっさん1人で、7段階中の真ん中くらいの難易度HARDに挑んだのですが……運動不足のおっさんにとっては、ほどよいギリギリの難易度で白熱したプレイを楽しめました!

  • ▲赤と青の番傘が目印! 鳥居風のデザインも目を引きますね。

 これ、言葉で説明するのが難しいんですけど、人のプレイを見ているとめちゃくちゃもどかしくなるタイプなんですよね。

 光を踏んだらアウトというシンプルなルールで、しかも、ジャンプで避けることだってできるじゃないですか。

  • ▲光の線がやってきた! まあ、走って逃げてもいいけど……。

  • ▲ひょいっと小ジャンプ。楽勝じゃね?

 人のプレイを見る限り、光の線はそんな凶悪な速さじゃありませんし、目視確認しながらの回避、余裕じゃね? と思うじゃろ?

 ところがぎっちょん! 見ると挑むとでは大違いとなるポイントがあるんですよ。

 それは……おめめは背中についてませんということ。人間の目は、基本的に前しか見えないんですってば。

  • ▲どこに逃げようかなー、なんてたたずんでいると「後ろ後ろ!」なんてことに。

 離れたところから見ると前後左右から来る光を俯瞰できるので楽勝に見えるんですが、実際に遊ぶと、前から来る光を避けようとしたら、いつの間にか後ろからも光が迫ってた……なんてピンチに陥ることもしばしば。

 周囲を見回しながら安全地帯を計算して動くのって、なかなか忙しいんですよね(苦笑)。

 しかも、当然ながらゲームなので、なかなかいやらしいパターンでこちら(プレイヤー)を追いつめてくるわけで。

 「お。こっちは光が少ないから安全かなー」なんて余裕の動きを見せていると、ヒュッと死角から光が迫ってきて、なんだこの野郎みたいな悪態をつく暇もなくやられちゃってりして……!

  • ▲余裕のカメラ目線。その直後にやられるところまでがテンプレですな。

 ジャンプで避けやすい細い線型の光なんてかわいいほうで、1mくらいの集合体となっていてジャンプで避けるのが厳しい場合もあれば、30cmの正方形くらいの光がこちらをホーミングして追尾してくることもあり、まあ、油断大敵って感じです。

  • ▲ホーミングタイプから必死こいてスタコラサッサの場面。あれですね、ガンダムでいうところのバグに追われるビルギットさんの気分。

 3ライフ制でプレイしましたが、2回ミスをして、なんとか辛勝という感じでクリアできました。あぶねー!

これ、家族や友達、恋人とプレイするともっと楽しいヤツ!

 今回は孤独で寂しいロンリーかつストイックなプレイを楽しみましたが、最大4人で同時に遊ぶとめちゃくちゃ盛り上がります。

 筆者は2人同時プレイまでは実際に体験しましたが、1人プレイと違って、同じフィールドに他の人がいるので、思うように動けないもどかしさがほどよいストレスでいい感じです(ホメ言葉)。

 「右から来てるぞ、危ない!」みたいな声かけも大事なんですが、光から逃げて安全地帯を求めた結果、狭い安全地帯に2人で密接みたいなドキドキハプニングも楽しめるとか楽しめないとか。

  • ▲光と光の間の空間を狙うのがミソ。

 まあ、そんな余裕もなく次々と光が来るので、わいわいきゃーきゃーとやっている間に時間が過ぎていくはず。楽しい時間はあっという間というヤツですな。

 親子や友達、恋人など、知り合いと一緒に遊ぶと盛り上がる&楽しい思い出を作れること請け合いなので、もし『YOKERO』を見かけた際には複数人での協力プレイをおすすめします。

 以前に別の場所で『YOKERO』を見た際は、小学生くらいの子ども4人が騒ぎながら遊んでいる姿が印象的でした。こういうデジタルアスレチック、わんぱくな男の子は特に大好物だと思いますよ。

●動画:LIW『YOKERO』プロモーションムービー (Child play)

●動画:LIW『YOKERO』インタビュー (Child play)

バハムートディスコ feat. SPACE INVADERS:体を動かすのが楽しい音楽アトラクション!

【アトラクション注意事項】
・体験人数:1~4人
・年齢制限:6歳以上
・身長・体重制限:なし

 アクティビティの舞台となるのは、前後左右360度に下面90度を加えた5面“450度”のVR映像空間!

  • ▲リズムにノリながら楽しく遊ぶアトラクションです!

 グルリと周囲に気を払いながら遊ぶなんて、忙しすぎでしょ!? なんて思うかもしれませんが、意外と人間、あちこちを見ながら遊べるもんなんですよね。
(ターゲットは基本的にはわかりやすい動きをしてくれるので、そういう意味ではストレスが少なく遊べます!)

 ただ、光や音楽にあわせて身体(というか、手に持ったビーツキャッチャー=センサー)を動かす必要があるので、けっこう体力を使います。そういう意味では、やっぱり忙しいんですけどね(苦笑)。


 でも、音楽のリズムに乗りながら身体を動かすのは本当に楽しいので、時間と疲れを忘れて遊びまくっちゃいました。体感的にはダンスをするような感じで遊べるので、いい汗かけますよ!

  • ▲ムーディーな光に包まれ、早くも変なテンションになったノリノリの筆者。妖星乱舞な雰囲気で、メガフレアなテンションで遊んじゃうよ!
  • ▲よくわからん宇宙服の人が出てきたけど、エブリバディマイフレンドな気持ちでソウルフルにコミュニケーションがんばるぞい。
  • ▲『スペースインベーダー』なお友達も登場。バイブスいとあがりけり~。
  • ▲ビーツキャッチャーをターゲットに向けて、タイミングよくスイッチを押す! 目標をセンターに入れてSwitch!


  • ▲我ながら胸騒ぎの腰つき。いや、次々とターゲットが出てくるから、下半身を動かすのが間に合わなくって、ついつい無理な態勢で上半身だけ動かして遊んじゃうのよね。アハン。
  • ▲ヘイ! バハムートディスコが見えてきたZE!


  • ▲でかっ!

  • ▲思わずのけぞる、小心者のアテクシ。

 いわゆる音楽ゲーム的に楽しめるのですが、映像と音による異世界感がすごい! まるで部屋が回転しているかのように、そして無重力な宇宙空間に放り出させれたような錯覚を味わえるので、なんかもう、筆舌しがたいサイケな世界を味わえちゃいます。



  • ▲何なのだ、これは! どうすればいいのだ!?(困惑) でも、体は踊り、ノドからは声が上がっちゃうのよね。

 いやあ、バハムートさんもノリノリで復活して、メガフレアなひとときも終焉へ。うむ、楽しかった!

 音楽を聴きながら身体全体でビートを刻むのって、本当に楽しいですね。こちらも複数人数でプレイできるので、大勢でいっしょにグルーヴィーな感じを楽しむのもよいかと。

 個人的には、ソロでロンリーなトランス感を感じて、宇宙と一体化してはしゃぎまわるのもよいと思います!

ちなみに、スクエニLIWって何?

 “BOSS E・ZO FUKUOKA”に出展されている『YOKERO(ヨケロ)』『バハムートディスコ feat. SPACE INVADERS』を開発したのは、スクウェア・エニックスの“LIVE INTERACTIVE WORKS(ライブインタラクティブワークス/LIW)”。

 “LIW”はテーマパークやショッピングモール、イベントスペースなどの集客施設に向けた、ロケーションベースのエンタテイメントを作る目的として設立された新プロジェクトです。

 電撃オンラインにはLIWへのインタビュー記事“ゲームの世界を現実に。スクエニLIWの『クリスタルストーリー』はどこを目指すのか?”を掲載しているので、気になった方はこちらもぜひ!

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