佐藤利奈さん&新井里美さんが『超電磁砲』シナリオの収録について語る『とあるIF』1周年記念インタビュー後編
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スクウェア・エニックスのiOS/Android用RPG『とある魔術の禁書目録 幻想収束(とあるIF)』が7月4日でリリースから1周年を迎えました。おめでとうございます!
電撃オンラインでは、1周年当日に行われた公式生放送「1周年記念!みんなで夏の思い出づくり SPECIAL」の収録の合間を縫って、番組に出演された4名の声優陣に『とあるIF』や、ファン待望のアニメ『とある科学の超電磁砲T』の“天賦夢路編”にまつわるお話をうかがいました。
前編では阿部敦さんと伊藤かな恵さんのインタビューをお届けしました。後編は、佐藤利奈さんと新井里美さんです。ぜひご覧ください!(※インタビュー中は敬称略)
佐藤利奈さん(御坂美琴役)
――『とあるIF』が1周年を迎えますが、この1年の思い出や印象深かった出来事はありますか?
佐藤:アプリのほうはなかなかタイミングが合わなくて遊べていなかったんですけれども、杏美ちゃん(食蜂操祈役:浅倉杏美さん)とかな恵ちゃん、里美ちゃんと一緒に生放送に出演させていただいたタイミングで始めたんですよね。
それ以来、収録の休み時間にキャスト陣みんなでガチャを引いたりしていまして、お隣にいた阿部さんがめっちゃいいの引いて「うわ~!!」って盛り上がったり、今もそんな感じで楽しんでいます。
――佐藤さんご自身のガチャの引きはいかがでしたか?
佐藤:私も最初はすごく引きがよくて「あれ?普通はそんなに出ないんだ?」みたいな感じだったんですけど、ちょっとずつ運気がダウンしています。
少し前に登場したウェディングドレス姿の食蜂さんと美琴がすごくかわいかったのでとても欲しかったんですけど、結局引けなくて非常に切ない……一期一会なんだなって(笑)。
1周年の今回もいっぱい限定キャラが出てくるじゃないですか?一度逃がすとこんなにも悔しいんだなって…去年の水着の美琴は復刻ガチャに出るそうなので「もしかしたら、この先逃した限定キャラもワンチャンあるかな?」と楽しみに待っています。
――ぜひとも運営さんにお伝えしたいところですね。
佐藤:実は1周年記念生放送でも、番組の最後で花嫁のキャラが欲しかった旨をリクエストしてきたんです。ゲームの中ではいろいろなキャラクターがいろいろな交わり方をしてくれるので、なんだかうれしいですね。原作では絶対できないことであったり、裏ではこんなことがといったサイドストーリーを描いてくださるのがすごくうれしくて。
あと今回の1周年で思ったのが、アプリを起動すると表示されるお祝いメッセージが流れるじゃないですか? 中には「この人たちもお祝い言ってくれるの!?」という意外なキャラクターも登場するんですよね。
個人的にそういう目線で見ていなかったものですから、本編中の得体の知れない、怖いと思っている人たちがフレンドリーにお祝いしてくれるところで思わずクスッとして、ゲームだとこういう広がり方もあるんだなって。いろいろなところで、本当に大事に作ってくださっているんだなというのを毎回感じています。
――『とあるIF』でもいよいよ9月から『とある科学の超電磁砲』メインのシナリオが実装されますが、収録を終えられての感想をお願いします。
佐藤:『禁書目録』も久しぶりなんですけど、『超電磁砲』もそうは言ってもだいぶ経っているので。同じシナリオでも、昔と今の自分では在り方も違ったり見えるモノも違ったりして迷いましたね。
演技面での変化というところで、過去の音声やイメージを踏襲すべきなのか迷ったんですけど、また新しく演じさせていただける機会かなと思って、2020年バージョンとして楽しんでもらえたらいいなと思いながら毎回新しい気持ちで収録に臨みました。
でも、やっぱり口が覚えているんですよね、当時のセリフを。あ~、これこれ、何回も練習したな、って。その当時のことがぶわっと蘇って、『超電磁砲T』の収録もあったのでなおのこと、美琴ってこういう子だった、成長したんだなって。美琴とともに自分が歩んできて、ここからのスタートだったなというのを改めて感じた収録でした。
アプリの『超電磁砲』シナリオは第1期からとなるので、知っている方も知らない方も、ゲームならではの楽しみ方とかもひっくるめて楽しんでもらえたらいいなと思いながら収録しています。
――7月24日からTVアニメ『とある科学の超電磁砲T』で待望の“天賦夢路編”がスタートしますが、放送に対しての期待感や感想などありましたらお願いします。
佐藤:そうですね、『超電磁砲T』に来るまでの期間がわりと長く空いていたので、とにかく動く彼女たちに会えるだけで喜びはものすごく大きくて、いまだにふわふわしているところがあるというか、夢のようだなと思いながらこれまで収録に臨んでいました。
そして、今回は世界的にも大変な事態になっている中で、スタッフのみなさんが安全も配慮してくださりつつ、少しでも良い方向に…と収録を進めてくださいました。音響チームのみなさま、画のチームのみなさま、超電磁砲Teamの「コロナには負けないぞ」という熱い想いが込められていると思います。
“大覇星祭編”から“天賦夢路編”まで少し空いてしまったのですが、その間にみなさんから「これだけ待ったんだから全然待てるぜ!」というコメントもたくさんいただいて、『とある』シリーズを好きでいてくださるみなさんってこういう方なんだよなぁ、と改めて。懐が深いというか、全部受け止めてくれてさらに前に前に押してくれる。そんなみなさんの想いを背負って私たち演者や作品に関わるスタッフさんも、よりいい作品をお届けしようと一丸となって頑張りましたので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。
――最後に『とあるIF』を楽しんでいるプレイヤーさんと、TVアニメを心待ちにしていたファンの方へメッセージをお願いします。
佐藤:『とあるIF』はおかげさまで1周年、どんどん広がりを見せていて、『超電磁砲T』のオンエア日には何かプレゼントがあったりとか、そういう盛り上げ方もしてくださっていて、ありがたいな、心強いなと思っています。
『とある』の魅力は鎌池和馬先生の『禁書目録』という作品が絶対的な主体としてあるんですけど、そこから本当にいろいろなモノに枝分かれして、それぞれが違う色合いで輝いている感じがしていて、関わっているみなさんが『とある』シリーズを愛してくださっているんですよね。その思いがすごく強いので、どんどん広がっているんだろうなって思っています。
ぜひみなさまの声を制作サイドに届けていただいて、さらにキラキラとした広がりをいっぱい生み出せるように、まだまだスピンオフしても主人公級になる人たちや、『とあるIF』でも登場していないキャラクターもいますので、ぜひ自分の推しのキャラクターたちを愛でてもらって、みんなでお祭りみたいに楽しんで行けたらいいなと思っていますので、今後も応援をどうぞよろしくお願いいたします。
新井里美さん(白井黒子役)
――『とあるIF』が1周年を迎えましたが、この1年の思い出や印象深かった出来事はありますか?
新井:じつはですね、『とあるIF』の配信が始まった7月4日って私の誕生日と一緒なんですよ♪ 『とある』シリーズは私にとっても代表作ですし、配信日にもすごくご縁を感じています。なので1周年、7月4日というこの日がすごく印象深いですね。
――『とあるIF』ではフルボイスの収録ということでかなりボリュームもあったかと思いますが、収録において何か思い出に残っていることはありますか?
新井:『とあるIF』のシナリオはアニメに沿って作っていただいているのですごく懐かしい気持ちになるというか、別の形ですけど同じシーンを演じさせていただけるというのは本当にうれしいなと思っています。
第1期から10年以上ということで忘れていることもあるので、収録では「あ~、こうだったな~」と思い出させていただくことも多かったです。
――9月からいよいよ『とある科学の超電磁砲』メインのシナリオがスタートしますが、収録はいかがでしたか?
新井:かなり濃かったです(笑)。シナリオがすごくボリューミーで、第1期のセリフが丸ごと入っているんじゃないかというくらいでしたね。改めて第1期のストーリーを演じさせていただけて、懐かしいやらうれしいやら、ちょっと恥ずかしいやら(笑)。
自分はどういうお芝居をしていたかなという、いろいろな思いがこみ上げてきたというか、うれしかったな~。その当時のことも思い出したりなんかしましたね。
――第1期の頃と比べて、白井黒子というキャラクターへの思い入れであったり、演技面での変化などはありましたか?
新井:第1期の頃は怖い物知らずだったというか、まあ今もそのスタンスで演じたいと思っているんですけれども(笑)。あのときの手放しというか「もうなるようになる! やってやるぜ~!!」みたいな勢いは自分でもすごかったなと思いますね。
ときどきBlu-rayなどを見返してみると「すげ~お芝居やってるよ、この人」みたいに、自分のことなんですけどちょっとビビります(笑)。「うわ~、これよくOK出たな~」って。
――“大覇星祭編”では食蜂さんに記憶をいじられたことが原因で、美琴お姉様との関係もこれまでにない形になっていましたが、そのあたりは演じていていかがでしたか?
新井:新鮮でしたし、記憶をいじられてよかったなと思いました。やっぱり黒子は記憶をいじられてもお姉さまを好きになってしまうんだということを、視聴者のみんなに印象付けられましたし(笑)。
黒子はもう、とことん「お姉さま~」なんですよね。それを世界中に発信できたと思います。
――7月24日からTVアニメ『とある科学の超電磁砲T』で待望の“天賦夢路編”がスタートしますが、放送に対しての期待感や感想などありましたらお願いします。
新井:第1期の話をすると、4人が常にチームで行動していた感じがあったんですけれども、それが第2期を経て第3期になるといつも一緒にいなくても4人はつながっているという、心の繋がりみたいなものを感じて……。
“天賦夢路編”ではちょっと別々の行動をしたりするんですよね。常に4人一緒ではなくて、例えば佐天さんは佐天さんで何かこうやってるし……。
――何かやってる(笑)。
新井:でもそうなんですよ(笑)。黒子は黒子でジャッジメントとして、初春と一緒のおもしろエピソードがあったり、お姉さまはお姉さまで食蜂さんとちょっとあったり。それぞれが自分のフィールドで活動するんですけど、離れていてもお互いを思っているよというのを確信しましたね。
――最後に『とあるIF』を楽しんでいるプレイヤーと、“天賦夢路編”を心待ちにしていたファンにメッセージをお願いします。
新井:『とある』もずいぶん長くなりまして、一番最初のシリーズから好きになってくださった方もいれば、『超電磁砲T』から見始めたよという方もすごくたくさんいらっしゃって、シリーズを重ねるごとにファンの方も増えていってすごくうれしいですし、すごく力をもらえています。
今回1周年を迎えます『とあるIF』の方でもファンの方がすごく盛り上がってくださって、それもまた我々演者の力になります。ですので、これからもますます楽しんでください。それが我々の力になります。
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『とある魔術の禁書目録 幻想収束(イマジナリーフェスト)』公式サイトはこちら
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とある魔術の禁書目録 幻想収束(イマジナリーフェスト)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2019年7月4日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
■iOS『とある魔術の禁書目録 幻想収束(イマジナリーフェスト)』のダウンロードはこちら
とある魔術の禁書目録 幻想収束(イマジナリーフェスト)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2019年7月4日
- 価格: 基本無料/アイテム課金