8月11日から『FFXIV』のフリートライアルが大型拡張！ その真意を吉田直樹氏に語っていただいた!!

　最新拡張パッケージ『漆黒のヴィランズ』の大型アップデートとなるパッチ5.3“クリスタルの残光”が、8月11日（火）に公開予定の『ファイナルファンタジーXIV（以下FFXIV）』。

　7月22日にはその全貌を紹介する第59回『FFXIV』プロデューサーレターLIVE（PLL）が配信。PLLではパッチ5.3の最新情報に加え、同アップデートにて無料で遊べるフリートライアルの範囲が、現状のレベル35からレベル60まで大幅に拡張されることが発表された。

　1つ目の拡張パッケージ『蒼天のイシュガルド』のラストまでプレイ範囲が広がり、“RPG新作2本ぶん”の壮大な冒険を気軽に体験できるというこの内容に、驚いた人も多いだろう。まずはその拡張内容をまとめたので、あらためて確認してほしい。

＜フリートライアルの大型拡張のポイント※＞
レベル上限：レベル35→レベル60に拡張
プレイ範囲：『蒼天のイシュガルド』（パッチ3.56）まで
ジョブ：暗黒騎士/占星術師/機工士もプレイ可能
種族：アウラも選択可能
その他：『FFXIV スターターパック』にも『蒼天のイシュガルド』のプレイ権を付与

※フリートライアルには、一部機能の制限があります。
※『ファイナルファンタジーXIV』はオンラインゲームです。
プレイに関わるインターネット接続料および通信料は、お客様のご負担となります。
※フリートライアルから正式サービスに移行するためには、ゲームソフト購入の他、
サービス利用料金とインターネット接続環境が必要です。

フリートライアルの大型拡張について吉田直樹P/Dのコメントを公開

　先日公開したパッチ5.3“クリスタルの残光”に関する吉田直樹プロデューサー兼ディレクターへのインタビューの際、あわせて大型拡張されるフリートライアルについても伺った。こちらを読んで、ぜひ吉田氏の想いを読み取ってほしい。

――パッチ5.3に合わせてフリートライアルの制限も拡張されるとのことですが、その範囲を改めて教えてください。

吉田直樹氏（以下、敬称略）：『紅蓮のリベレーター』が必要になる直前まで遊べるようになります。拡張権利としての『蒼天のイシュガルド』がプレイできるとなると、『紅蓮のリベレーター』以降しか、拡張の権利にロックがかかっていませんので。

――パッチ3.0の“ナイツ・オブ・ラウンド”戦くらいまでをイメージしていたのですが、パッチ3.xシリーズのすべてが遊べるんですね。ここまでのボリュームに広げると決めた一番の理由は何でしょうか？

吉田：まず、これまでも最新の拡張パッケージには、それまでに発売された拡張パッケージをすべて含むようにしています。ですので、どのみち『紅蓮のリベレーター』『漆黒のヴィランズ』を遊びたければ拡張パッケージが必要なので、蒼天編すべてをプレイできるようにしてもあまり変わらないかなと（笑）。

　もともと初期の計画では、アルテマウェポン戦（パッチ2.0のラスト）までをフリーにしようかと思っていたのですが、皆さんが「『蒼天のイシュガルド』のお話がすごくいいよ」と言ってくださるので、拡張を買わないとその部分が遊べないよりも、最初から“Season2まではずっと無料で開放しておきます”のほうが、その後の拡張の話も見ていただきやすいかなと。単純にそれが理由です。どんどんお楽しみください！と。

　幸いなことに世界中でプレイヤーの数がずっと増え続けていて、今も「拡張のタイミングではないのにこんなに……」というくらい多くの方に遊んでいただいています。そうなのであれば、多数のコンテンツがあるなかで１つのゲームに時間を捻出していただくことが難しい昨今ですから、料金的なハードルは思い切って下げてしまって、とにかく評判のいい部分を無料でプレイしておもしろいと知ってもらったほうが『FFXIV』全体としてもよりいいだろうと判断しました。

　あと、じつはフリートライアルでプレイを開始してくださった方で、『FFXIV』を気に入った場合、わりと早い段階で正式アカウントに変えてくださっているんです。そうなのであれば、思い切ってレベル60まで、１本目の拡張まで全部フリーというインパクトのほうが、興味を持っていただけるだろうと考えました。ぜひ多くの方が『FFXIV』に触れるきっかけになっていただければと思います。もちろん、現在『スターターパック』を購入してプレイしていただいている方にも、『蒼天のイシュガルド』の拡張権利を付与させていただきます。ご安心ください！