【コロナを生き抜く】元ヒーロー・原田篤が“男旅2020”でやりたいこととは

電撃オンライン 終末のバンギア
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 電撃オンラインがお届けする“電撃四天王”のネット配信番組のテーマ曲などを手掛ける音楽ユニット“終末のバンギア”(以下、バンギア)がレポーターを務める特撮に関連する取材レポート。

 新型コロナウィルスの影響下で生活様式の変更を余儀なくされている特撮関係者に「どのように過ごし、どのように生き抜いているのか」をテーマにインタビューをし、その模様をお伝えしています。

 今回は、前回から引き続き、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーグリーン/巽ショウ役や、『仮面ライダー555』の仮面ライダーデルタ/三原修二役などを演じられた原田篤(はらだ あつし)さん(以下、原田さん)にお話しを伺っています。

  • ▲日本全国を巡るため、自身でキャンピングカー(バンコン)を購入! 旅を応援しているスポンサーのみなさんのステッカーが貼られています! 今後、アナタの街で見かけることがあるかも?

 原田さんは、現在ご自身で旅コンテンツ"男旅2020 今度は車で日本一周"を企画され、日本を一周してらっしゃいます。

 インタビューでは、新型コロナウィルスの影響で旅の計画などの変更を余儀なくされるなか、どのように思いどのように進んでいるのか語っていただいているので、前編を読んでない方は、まずはそちらを読んでみてください。

原田さんのバーベキューは激ウマなのだ!

 前回の記事で紹介していますが、原田さんは長く飲食店を営んでいらっしゃいます。ご自身でも料理を研究されおりそのお味は、知る人ぞ知る隠れ名シェフなのです。

 かくいうバンギアのふたりもそのお味の虜となっていて、「一度は味わってほしい!」と胸を張ってご紹介できるほど。

 そして、数あるレシピや料理のなか、原田さんが焼くバーベキューもかなり絶品! じつは原田さん、日本バーベキュー協会の中級インストラクターの資格もお持ちなのです。

 日本の一般的な手法のバーベキューとは違った、いろいろなテクニックで焼いたお肉を振舞ったり……これがまた、目の玉が飛び出るほど美味しいのです。舌の肥えた方でも唸るほど男前なお味……ぜひ一度試してみたいところですよね?

  • ▲難しい説明はいりません! 美味しいものは美味しいんです!

 そんな原田さんのバーベキュー。今回の"男旅2020"では、日本各地を訪れて、いろいろな場所でバーベキューイベントを開催する予定とのことなので、アナタの住む街や近くの街に訪れて開催するかもしれません!

 そんなチャンスが訪れたら、ぜひ参加してみてはいかがでしょう? 情報は原田さんのSNSで随時更新されていますので、気になる方はチェックです!

  • ▲キャンピングカーの後ろにはバーベキュー器具が満載! これで全国を回ります。

元ヒーロー“原田篤”に聞く“これから目指すさき”とは……(後編)

 ここからさきは、前回から続くインタビューの後編をお届けします。新型コロナウィルスの影響でスケジュールなどの変更を余儀なくされた“男旅2020”。

 そのかける思いや、日本の現状について思うことなど、いろいろ語っていただきました。聞き手は、8年来飲食で一緒に仕事をしてきたバンギアの歌い手バンビと、片手にギターではなくカメラを持ったルギアでお届けします。

――いざ、“原田篤の男旅2020 今度は車で日本一周!!”のスタートとなったわけですが、新型コロナの影響で当初の計画と変わったことは?

原田さん:不安がプラスされたね……。

 当初の予定だと5月~10月の予定だったのが、7月~12月になってしまって。どっちみち台風の季節はキャンピングカーって危険で、強風で倒れちゃうんだよね。

 車高高くてバランス悪いから。でも、冬にさしかかってしまうことで雪の心配のほうが大きい……。(※予定は7月取材現在のものです)

 タイヤも履き替えないといけないし……あと、雪が積もると道が見えなくなるんだよ。ガードレールがあったりすればわかるけど、慣れない土地ばかりだし……とくに田舎道は怖いな。

 雪が積もって田んぼまでの道が平坦に見えていても、じつは小さい用水路があったりして、はまっちゃったり……慣れない道だとどのくらい凍結しているのかわからなかったりするからなぁ……。

 あと、寒いと凍えちゃうよね(苦笑)。

――そうですよね! 寒いとヒーターで車の燃料をけっこう使ってしまったりっていう心配もあるのでは?

原田さん:このキャンピングカーね、ありがたいかな“FFヒーター”っていうキャンピングカー特有のヒーターが付いていて、車のエンジンかけていなくても、ヒーターが使えるようになってるんだよね。

 平成20年式で、もう13万5,000キロ走っている中古車なんだけど、元のオーナーさんが大事に使っていたようで、かゆいところに手が届くようなオプションが付いてるから、とっても助かってる。

――そういうキャンピングカーの設備のことなども、今回の旅に合わせていちから調べて用意していったのですか?

原田さん:そうだよ。あ、キャンプ用のグッズもいろいろあって、熊も避ける蚊取線香っていうのもあるんだよ! 

 すごくない? これキャンプ好きな方には結構有名で、持ちも良くて替えも入って、コンパクトに持ち運びできる……。

 キャンプ用品って理にかなっている物が多い。

――熊が避ける蚊取線香!? すごい!! キャンプ用品のこともっと知りたくなります。前回の“男旅”は“感謝を伝える旅”(詳しくは前編をご覧ください)とおっしゃっていましたが、今回の旅の目的は?

原田さん:僕の勝手な見方かもしれないけど、これからの日本って、どんどん考え方がちっちゃい国になっていく気がして……。自分の国のことだけ、自分の地域のことだけしか考えられないみたいな……。

 でも、もっとグローバルに考えた方がいいと思う。都知事選とかでも、もっと近隣都市との連携を謳うような人が出てきてもいいと思うんだよね。

 待機児童の問題って、地方っていまほとんど解決できている。それを踏まえて、たとえば、静岡に住んでいるシングルマザーの方に、静岡から東京の職場に通う交通費を出して、仕事ができる環境を補助してあげるとかさ……静岡から東京なんて距離的にすごく遠いというわけではないし、そうすることで東京都には税金が入るわけでしょう? そして待機児童の問題は静岡で解消できる。

 そういう方法で、近隣地域も含めてお母さんたちが安心して働けるような環境をつくって、出社は週三回であとはテレワークでいい……とかね。そうしたら会社の負担も少なくて、お母さんたちは子供と長く一緒にいられる。

 東京都だけ守ります!って考え方ではなくて、周りの地域とも連携するってことをもっと考えていけるようにすればいい。そのためには、それぞれの地域に暮らしている方々が、なにを思っているのか聞いて回りたい。

いまの日本に思うこと

原田さん:日本って昔の藩制度の影響がまだ根底に残っていると思う……それぞれの国(都道府県)のことはそれぞれでみたいな……だからというわけでもないけど、他県に移住しませんか?って言う声かけを、東京都からももっとやってもいいと思う。

 そうして各地域に人が増えていけば、それぞれの自治体ごとに病院や学校も増やしやすくなるんじゃないかなと。

――地域の環境を整えて日本の状況を変えて行く……なるほど。 そのさきに原田さんが思うことってありますか?

原田さん:障害を持っている子に関しても、まだ気づいていない方向性があると思っていて、それぞれの個性を伸ばすような……そういうことをゆっくり学べる、選べる環境をつくっていけたらなと思うんだよね。

 たとえばヨーロッパの多くの国は、子どものころからそういう教育の環境があって、どういう方向に進むことが向いているのか可能性を探れる。だから、いい大学を出ればいい職に就ける……ということではなくて、障害と言われてきた個性を能力として生かすことで、すばらしい職人としての力を発揮して高収入を得て行くこともできる……とかね。

日本もそういう環境を積極的につくっていくことで、きっともっと住みやすい国になっていくんじゃないかなぁ。

 でも、僕の考えを無理矢理みんなに強要したいわけではなくて、こういう考えを持っている人がいるってことをわかってもらいたいし、知ってもらうために、まずは伝えていける環境づくりをしたい。そのためにも、今回の旅でもっとたくさんの人と知り合いたいと思ってる。

――旅の目的がはっきりされているのですね。7月に入って、もうすでに“男旅2020”はスタートされているのですよね?

原田さん:一応、始まってるよ。まずいまは近場でソロキャンプから。いままだ大きくは周れなくて……。新型コロナウィルスの影響を気にして、東京ナンバーの車をみるだけで嫌がる方もいるし、スポンサーさんにも迷惑を掛けたくないから……。

――ですよね……。いま、新型コロナウィルスの影響で、いろいろと浮き彫りになってくることも多いかと思うのですが、原田さんはどう感じていますか?

原田さん:こういう辛いときって、人間の悪いところがたくさん見えてくるのね……。

 でも、ゆっくり考える時間を持てたことはよかったかな。とくに新型コロナウィルスの影響を受ける直前まで飲食店経営をしていたこともあって、そのときはつねに今日明日の予定に追われていたからなぁ……。

 とくに4月と5月はゆっくり本を読んで学んだり、自分の考えをまとめる時間が持てたことはありがたかった。その分、いまは元の2倍くらいやること増えちゃっているけど(笑)。

 あ、あと、断捨離! だいぶ服やモノを捨てて、SNSも整理しました。SNSで繋がっていなくても、会えるときはまた会えると思うし、いま着ない服を持っていても邪魔なだけ、また必要なときは出逢えるから。

 だってこれからまた、たくさんの人やモノに新しく出逢って行くからね。おもしろい人いっぱいいるのよ日本には!

――楽しみですね! 新型コロナウィルスの影響で変わる出逢いもあるかもしれないですよね?

原田さん:あると思う。もともと20社近くスポンサーがつく予定だったのが、会社の状況が厳しくなったのか、連絡つかなくなってしまったりして……それはもちろんしょうがない。

 でもそれで、15社まで減ってしまっていたんだけど、いまはまた新しくお声かけいただいて、22社まで増えた。

 そのいくつかの出逢いは、予定通りに出発してたらなかった出逢いかもしれない。ここで出逢ったスポンサーの方々と、これからの人生の中でいろいろなことができるだろうと思うし、僕の情報を見ることによって、刺激を受けてもらえたら嬉しいな。

――最後に、“男旅2020”へ向けての展望と、読者のみなさまへのメッセージをお願いします。

原田さん:とにかくまず、いろいろな人に逢いたい!

 逢って、その土地ごとの話しを聞きたい! 僕が思うに、日本人ってネットで知り得た情報、写真や動画だけで、行ったことのない土地に行った気になってしまう人が多い気がするんだよね。

 でも、実際に行かなきゃわからない、感じられないことはたくさんあるし、行ったら必ず発見がある。行かないと、ほかの誰か……第三者の見たもので全部終わっちゃう。

 この国っていまどうなんだろう?って……国を動かしているのは自分だ! くらいの気持ちで、いろいろなことに興味を持って旅をしてほしい。

 なかなか行くきっかけがないのであれば、僕が旅している最中に、キャンプやバーベキューのイベントを開催するので、ぜひ参加してもらって、一緒にその土地を楽しんでもらえればいいなぁと思ってる!

――ありがとうございました。

バンギアのふたりがそれぞれ140文字で締めくくる!

 いかがでしたでしょう? 原田篤さんがコロナ禍で思う、いまとこれから。原田さんだけでなく自身の計画の変更を余儀なくされる方が多くいらっしゃるなか、それでも進んで行かなければいけない現状。さまざまな考えをお持ちの方がいらっしゃいます。

 そんなか、少しでも今後のヒントとなるようなお話をお伺いして、お届けできれば……そんな思いのもと今回“コロナを生き抜く”をテーマとして記事を担当させてもらっています。

それでは今回のバンギアレポートの最後として、いつものようにSNS時代ならではの140文字以内という縛りで、それぞれ締めくくりたいと思います。

バンビ(ボーカル)の締めくくり

 原田篤という人は、将軍のような人だなぁと思う。人々のことを想い、国を想い、目的を持ってバシバシ行動する。こうと決めたことは慎重に計画し、大胆に実行する。その原動力はつねに、人と人を繋げて楽しい時間を増やしていくこと……あと、けっこう涙もろい(笑) 心から人が好きなんだなぁと思います。

ルギア(ギター)の締めくくり

 企画の一発目として原田さんにお話しをもらえたのは嬉しく思う。とても考えがハッキリしていて、どんな苦境でも乗り越えて前に進んで行けるパワーを感じる。考えることが大きいので、聞いているとしばし考えさせられることも多い。あとすごい晴れ男で太陽が似合うのが憎いw でも少しだけセッカチw

7月30日まで受付! クラウドファンディングにて支援者を募集中!

 現在、原田さんはクラウドファンディングにて“男旅2020 今度は車で日本一周!!”の支援者を募集中です。

 締め切りは7月30日までと間近に迫っています。リターンには旅先からのZOOM会議参加権や、旅の終わったあとに開催予定の打ち上げライブイベントの参加権、旅で収録した映像をまとめたDVDなどがあります。

 今回紹介した、バーベキューなどの原田さんが主催するイベントに優先して参加できる権利などもあります。

 旅先からのお手紙も届くようなので、興味のある方はチェックしてみてください。

7月中は“終末のバンギア”がラジオ番組のエンディング主題歌を担当!

 今回の“男旅2020”の応援テーマソングをバンギアが担当しています。9作目のシングルとなる本作。

 曲名は『太陽の旅人』。原田さんの持つ力強さのイメージを“太陽”に例えて作曲し、長年苦楽をともにしたバンビが作詞して歌い上げます。

 現在放送中のラジオ番組“原田篤の男旅2020 今度は車で日本一周!!”のエンディング主題歌として7月いっぱいは流れていますので、ぜひ聴いて覚えて原田さんを一緒に応援しましょう! 原田さんのYouTube動画などでも使われています。

●応援ソング『太陽の旅人』

“終末のバンギア”プロフィール

ボーカル:bamvi(バンビ)
ギター:LUGIA(市野ルギア)

 二面性音楽をコンセプトにした新機軸の男女音楽ユニット。ラジオ・司会・ボイスCMなどの仕事を中心に、舞台や地上波テレビ、映画などの俳優としても活躍していたバンビと、ファミ通などのゲーム系編集記者として活躍しながら、数々のゲームタイトルとミュージックコラボを果たした、市野ルギアが2019年2月に結成。

 そのサウンドは「白か?黒か?」。電撃オンラインのネット番組“電撃四天王(3人)の対決Showdown”の主題歌を担当。また電撃オンラインの特撮系突撃リポーターも務める。ラジオ番組“原田篤の男旅2020 今度は車で日本一周!!”エンディング主題歌担当。新たに楽曲提供させていただけるコラボ先も絶賛募集中です!

※詳細は“終末のバンギア”公式サイトのお知らせよりご確認ください。

●“電撃四天王(3人)の対決Showdown”主題歌『負けず嫌いの言い訳ファイターの歌~サラリーマン編~』

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