わからない、何もかも……だって『ニーア』だから! 『リィンカネ』リアルボイス座談会

電撃オンライン
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 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション、以下リィンカネ)』のクローズドβテスト(CBT)が、7月29日より開始されました。リリースが近づいてきた気配が感じられるなか、CBTに先行してメディア向け体験プレイに興じた2人のライターが、『リィンカネ』のアレコレについて語ってみることになりました。

 なお、ゲームの体験レポートについては、こちらの記事で詳細をお伝えしておりますので、事前にお読みいただければ幸いです。

『ニーア リィンカーネーション』プレイレポート! ヨコオ節、爽快バトル、キャラの育成にどっぷり

【座談会出席者】
タダツグ:ゲームライター。どっちかっていうと『ドラッグ オン ドラグーン(DOD)』寄りの赤目系。
サガコ:ゲームライター。どっちかっていうと『ニーア レプリカント/ゲシュタルト(以下、レプゲシュ)』寄りの赤目系。

世界観・物語について:「はっきり言って謎だらけ!」

サガコ:またこのタッグですか、はいどうもこんにちは!!

タダツグ:『ニーア』についての座談会……「最後かもしれないだろ」って電撃PlayStationの最終号で語ったばっかりなのに、すぐさまこれだよ。はいどうもZoomでこんにちは! ソーシャルディスタンスですね!!

サガコ:そんなわけでね。ファン待望の『ニーア』シリーズ最新作。『リィンカネ』の季節がそろそろやってきそうなわけですけれども。メディア向けの先行プレイを遊んでみて、ファン目線で語れよってことで我々が招集されましたけれども。ぶっちゃけ、タダツグさんは遊んでみてどうでした? 私、何を語ればいいのか迷ってるというか、困ってるんですけども。

タダツグ:サガコも困ってるの? じつは俺もですよ。今回公開されている範囲ではまだまだ与えられる情報が少なくて、世界がさっぱり見えてきてないからなあ。「檻(ケージ)」とはなんなのか? 白い少女は何者なのか? そんな基本的なことですらなーんもわかってないもんよ。

サガコ:おそらく、そのへんが明らかになっていくところに本作のだいご味があるんだろうけどね。現状ではまだ掴みどころがない……そもそもほんの序盤だと思うから、掴むに掴めないというか掴めるわけがない。

タダツグ:誤解を恐れずに言えば、俺なんて本作のどのへんが『ニーア』なのかさえ、まだ掴めていないぜ……。グラフィックとかサウンドとか、そこらへんの感触は間違いなく『ニーア』なんだけど、世界観的なところがまだまだリンクしきれてないんだよ。

サガコ:それは『ニーア オートマタ(以下、オートマタ)』のときに、私がこじらせてぶち当たったヤツじゃないか……。「最終的にヨコオサーガを構成するシリーズ」という意味で『ニーア』なのかなと思うことにしたんだけど。言うなれば、カレーライスとハヤシライスとシチューはそれぞれ別のメニューだけど、ごはんにかけるという意味では同種のメニューだよね、的な。

タダツグ:ええっ? なるほど、そんなくくりでいいのか……つーかあなた、シチューはごはんにかける派なのね。

  • ▲今回の体験プレイではストーリーの序盤のみプレイ可能。しかし要所で伏字が入るなど、巧妙に世界観が伏せられているため、2人とも理解が及んでいない部分が多い。

タダツグ:『DOD』シリーズや『ニーア』シリーズ、『SINoALICE -シノアリス-(以下、シノアリス)』とか、ヨコオさんが手掛けた作品はどこかでなにかしらが繋がっていることが多いんだけど。今回の『リィンカネ』がどこにパーツとしてハマるのか? まだちっともピンとこないんだよなあ。なんとなくだけど、敵の出現エフェクトなどを見るに9Sのハッキングに似た要素を感じてみたり……見当違いかもしれないけど、虚構世界の可能性とかあるかもね。檻は巨大なサーバーだったりしてさ。

サガコ:私は『オートマタ』よりさらに未来の話で、どこかに情報を集積したアーカイブなのかなあとか予想してみたり。もしくは『レプゲシュ』よりも少し過去で、レプリカントの世界をつくるためのアーカイブなのかなーとか。

タダツグ:どっちもありえそうであり、違いそうでもある。で、プレイヤーが操作することになる少女は記憶を失っていて、物語の冒頭で出会う“ママ”に導かれるまま、ウェポンストーリーを集めることになる……と。そもそもなんでウェポンストーリーを集めてるんだろ? 武器の記憶を記録していると捉えれば、アコールに通じるものもあるのかも?

  • ▲プレイヤーが操作する“白い少女”が、檻で出会った“ママ”に導かれるまま、ウェポンストーリーを集めていくことに……。

サガコ:タダツグさんが大好きなアコールね! “舞台ヨルハ ver1.3aa”でもレジスタンスたちに武器を提供したりしてたし、武器といえばアコールを連想するのはわからないでもない。世界を観測したり、武器商人だったりで『リィンカネ』の世界にも絶対、一枚噛んでる気がするよね。

タダツグ:『DOD3』で武器屋の店主を自称したりもしてたしなあ。とはいえ、少女とアコールが似てるかと言われるとね……ホント、操作キャラからして謎しかないとはな。

サガコ:謎しかないね……。メディア向けだからなのか、伏せ字も多かったしねえ。

  • ▲本当に伏字だらけで、物語の核心がわからない状況。βテスト版とはいえ、斬新な仕様である。

タダツグ:ここまであれこれ話してきておいてなんだが、いくら我々がずっとヨコオさんの作品を見たり読んだり遊んだりしてきているとはいえ、現段階でアレコレ読み解こうとするのは浅はかな行為すぎやしないか。

サガコ:こうやって踊らされてるのが楽しくもあるんだけど。コレ、読みがハズれて私たちが恥ずかしい思いをするだけな気がしてきたね……。企画した編集さん、鬼かな?

キャラクターについて:「ママが、こわい」

サガコ:ウェポンストーリーの登場人物が操作キャラになっていくわけですが、これって少女だけの能力なのかな。檻が複数あるのか、どうなのか? 1つの檻に1人の少女しかいないのか、それとも少女やママが複数いたりして入り乱れたりするのかどうか? または他のキャラクターが居たりするのかな?

タダツグ:出会いらしい出会いはママだけで、あとはウェポンストーリーの中でキャラが増えていく感じだからなあ。

  • ▲プレイヤーの数だけ“少女”は存在するともいえる……。ソシャゲならではの考え方ではあるが、実際彼女は何者なのか?

サガコ:ウェポンストーリーのほうで、とくに気になるキャラとかいました?

タダツグ:狩人の姉妹の、お姉さんのほう。動きがものすごくアンドロイドっぽいというか、ヨルハっぽく感じたんだけど。

サガコ:私は義手で義足の賞金稼ぎの女性。左半身が義手で義足なんだけど、どことなくカイネっぽい印象を受けた。

タダツグ:うん。俺らが口にしてるキャラってたぶん同じ“フレンリーゼ”ってキャラだと思うんだけど。そろってまったく違う印象を受けているのがおもしろいな。

  • ▲タダツグがヨルハ風味を、サガコがカイネ風味を感じたというフレンリーゼ。おそらく、どっちも的外れな可能性大。

サガコ:最終的にはどれくらい編成キャラが増えるのか楽しみでもあり、怖くもある……。

タダツグ:怖いって、どゆこと?

サガコ:だって、ガチャで増やしていくことになるんだとしたら、ねえ?(笑) 

タダツグ:ああ、そこ(苦笑)。キャラがガチャで増えていくってのは、普段コンシューマのゲームだけ遊んでいる人には違和感あるかもしれないねえ……。でも、そこはソシャゲだからさ、うん。

サガコ:ソシャゲだからなー、うん。

タダツグ:とはいえ、特定の武器を入手するとキャラクターが新たに手に入るシステムは『シノアリス』っぽいなあって思ったり。やっぱり何か繋がりがあったりするのかな? 

  • ▲本作のキャラクターはストーリーで仲間に加わるほか、ガチャで特定の武器を入手した際にもゲットできる仕様。当然と言えるかもしれないが、ガチャ産のキャラのほうが強そうである。

タダツグ:あとはもう、今後『レプゲシュ』や『オートマタ』の武器が登場するのかどうかが一番気になってる。ニーアや2Bを操作できるようになるのかもしれないとしたら、ファンからすると胸アツだし。

サガコ:大乱闘ヨコオッシュブラザーズ的な、夢の狂宴が実現する?

タダツグ:共演じゃなくて? つーかバトルはしないと思うけど(笑)。ただ、シリーズキャラが登場するのなら、やっぱり納得がいく理由づけは欲しいかな。2Bが使っていた“白の契約”とか、ニーアが持ってた“鉄パイプ”とかが檻で入手できるんだとしたら、そこになんらかの理由が欲しいって意味ね。ヨコオさんのことだから、きっと考えてらっしゃるんだろうけど。

サガコ:サービスが始まったらグッズとか出て、売れるんでしょうねえ。

タダツグ:売れるんでしょうねえ。ママのグッズとか人気が出そう。

サガコ:ここだけの話、私はママが一番こわいんだよね……カカシにダイブするときにさ、手なのか足なのかわからないけど、あれがニュッと伸びて手を振るシーンがわりとゾッとする。

  • ▲これが話題のシーン。少女がウェポンストーリーを集めに向かうとき、ママは手を振って送り出してくれる!

タダツグ:あそこは可愛さをアピールしてる気もするんだけど、ぶっちゃけ俺もちょっと不気味さを感じたんだよね。なんでだろう? そういうところも含めて、人気が出そうだけど。

バトルシステムについて:「オートがラクチンなのは今のトレンドに合っていそう」

サガコ:いろんなソシャゲをプレイしてきてるタダツグさんから見て、『リィンカネ』のバトルシステムはいかがです?

タダツグ:オートが充実してて、基本は眺めてるだけでも大丈夫って感じ。遊ぶ前はもっと『ニーア』っぽいアクション要素があるかなーと思っていたけど、動かさなきゃいけないのはフィールドの移動くらいで、ぶっちゃけ端末に触れてなきゃいけないタイミングは短いよね。

  • ▲本作のバトルにも『オートマタ』のようなオートモードが搭載されており、非常に快適。

タダツグ:『ニーア』にアクションやシューティングの要素を求める人には物足りなさがあるかもしれないけど。ソシャゲってスキマ時間に遊ぶ人が少なくないことを考えると、このくらいがちょうどいい遊びやすさかもしれないね。

サガコ:一度クリアしたミッションは周回ボタンでカンタンに周回できるから、素材集めとかラクそうだしね。

タダツグ:そうは言いつつ、スキルの発動タイミングで戦闘を有利にできたりもするから、強敵相手には自分の操作とテクニックで打ち勝つ場面も出てきそう。手応えを求めるユーザー向けの難関クエストも用意されていたし、ゲーム的なやりごたえを求める人でも納得はいくんじゃないかな?

サガコ:アクションゲームというよりは、ややパズルゲームの感覚に近いかも? バトルを通じてウェポンストーリーの謎を解き明かしたり、世界の謎を解き明かしたりというような。

タダツグ:キャラや武器の育成要素もあるしね。一気にコンテンツを消化するよりは、毎日チマチマとプレイしていきたいゲームになりそう。俺にとってはね。

  • ▲入手したキャラや武器を育成するというRPG要素も。

サウンドについて:「さすが世界の岡部啓一、さすが世界のMONACA」

サガコ:音楽についてはもう、言うに及ばずですよ。素敵。

タダツグ:主張しすぎず、でも全体的にもの悲しい感じで、グラフィックと世界観にピッタリ。さすが岡部さん、さすがMONACA。

サガコ:音楽聴きながらだと、本当に檻に閉じ込められている感じがして没入できる。アートの中を旅してるみたいな感じがいいよね。今からエンディング曲が楽しみだったりする。

タダツグ:エンディング? ソシャゲにエンディング曲なんてある……? エンディング曲が流れるときって、すなわちサービス終了、サ終になっちゃうんでは……。

サガコ:……!! じ、じゃあ、なんかこうテーマソング的なの……歌姫の……期待……してます……。

タダツグ:気持ちは理解できるけど。今回はまだあまり楽曲について書けるほどのバリエーションには触れられてないけど、過去シリーズの楽曲も効果的に使われたりするだろうし。ゆくゆくはサウンドトラックも……的な展開もあったりするだろうから、今から楽しみだね。

  • ▲本作のアートとサウンドに関するこだわりとクオリティの高さは、序盤を遊んだだけで伝わってくる。カメラアングルがあちらこちらと変化するのも『ニーア』っぽい?
  • ▲なお、今回のプレイはタダツグがiPad miniを、サガコがXPERIA 10IIを使用。やや端末が熱くなる局面もありつつ、どちらも快適に遊べた。

タダツグ:というわけで、勝手なトークを展開しましたけれども、なんだかんだで本サービスの開始が楽しみだよね。

サガコ:今回のCBTでは残念ながら抽選で漏れてしまった方も多数いらっしゃったようなので、早くみんなで『リィンカネ』で盛り上がれるとうれしいよね。まあ、あとは……何がどうなっても「『ニーア』だからなー」ってことでね!! いいも悪いも『ニーア』だから!! 酸いも甘いも受け入れるよ!!

タダツグ:さすが『レプゲシュ』のころからシリーズを愛してきた猛者は顔つきが違うぜ……壊れない程度にがんばるんだぞ。

サガコ:サイフとココロ……どっちが崩壊するのが先かなあ……。(にっこりしてほっこり)

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