ゲームについてゆるく話す新コーナー【ゲーム雑談紀行】がスタート。第1回の話題は新世代のゲームハード

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 ゲームを遊んだ感想や日々感じていること、開発秘話などについて、電撃の編集やライター、クリエイターなどがゆるく話をしていくコーナー“ゲーム雑談紀行”がスタートします。

 第1回の話題は、2020年に発売される新世代ゲームハードについて。電撃ゲームメディアの西岡美道編集長と語っていきます。

参加者

西岡美道

 『電撃PlayStation』編集長を経て、電撃ゲームメディアの編集長に。自他ともに「ゲームの前にいることが多い」ということを認めるゲーマー編集。

kbj

 電撃オンラインの編集。好きになったゲームはやり込みたいけど、いろいろなタイトルを遊びたいのが悩み。

新世代のゲームハードのポイントは?

kbj:PS5、Xbox Series Xと新世代ゲームハードの発売がもうすぐなので、話をしていきたいなと。

西岡:え? kbjは新ハード、買えたの? 新ハード、買えたの?

kbj:いや、買えてませんよ(笑)。

西岡:なんだよ……いまだに当選メールが届かないんだけど、なんでかね?

kbj:会社のサーバーが壊れているんですかね(すっとぼけ)。そんな話題のハードの見どころってどこでしょうか。

西岡:PS5は、まず触っていてストレスがない。ロード時間もそうだし、PlayStation Storeへのシームレスなアクセス、ゲームタイトル間の移動などとにかく早い! 読み込みとかハードの処理で時間がかかるというのがほぼないね。

 電源をつけっぱなしでいろんなエンタメを楽しむハードになっているイメージ。

kbj:確かにロード時間をはじめ、全体的な軽さには驚きました。

西岡:次にDualSense、コントローラーの完成度が高い!

 重心のバランスがよくて、持っていても重さを感じないほど。重量はDUALSHOCK4よりもあるはずなのに。ここは本当にさわって確かめてほしいところ。

 あとは新機能のハプティック(触覚)フィードバック、アダプティブトリガーは新しい感覚になっている。車で例えるとさ、車種によってアクセルとかブレーキの感触は違うわけじゃん。

kbj:そうですね(免許持っていないけど)。

西岡:だからこれは予想だけど、『グランツーリスモ7』であれば、すべての車でアクセルの感触が違うとかを、やってくるんじゃないかと!

 FPS(※1)ならば、同じアサルトライフルでもAK-47とM16でトリガーを引く感覚が違うとかね。

※1 FPS:ファーストパーソン・シューティングゲームの略。一人称視点のシューティングのこと。

kbj:それが実現されたら、トリガーを引いた感覚やアクセルの感触で種類を当てる人が出てきますよ(笑)。

西岡:当然マシンパワーが高いから、ビジュアルがすごいんだけど、当初はフレームレートの違いで驚くゲームが多い気がする。PS4では30fpsだったゲームが、PS5で60fpsとかになるだけで全然違う。アクションゲームとかFPSをプレイするとヌルヌルと動くから「お~~」って思うはず。

 4Kや8Kに対応したゲームはほとんどないし、120fpsのゲームとかもまだ登場していない。ハードとしての真価を発揮するのはちょっと先ではないかなと。

kbj:現在発表されているタイトル自体も少ないですからね。

西岡:そういう意味でも、過去のゲームを遊べる後方互換性はうれしいね。グラフィックが向上するのもたまらない。

kbj:Xbox Series Xの特徴はどうですか?

西岡:PS5でも挙げたように、高レベルのグラフィック表現と、複数タイトルを起動できる利便性がまずある。Xbox One ゲーミング アクセサリと互換性があるのもユーザー的にはうれしいよね。

 こちらもとにかくストレスがない、シームレスな作りになっていると感じたなあ。

 そのうえで何より大きいのは、サービス。Xbox Game Pass Ultimateで、さまざまな常時約100タイトルを遊べるのは大きいよね。Xbox Live Goldと近日提供予定のEA Playすべての特典を利用できるのもすごい。

 そして下位互換性で、Xbox One、Xbox 360、Xboxという膨大なゲームを楽しめる。ただ遊べるだけでなく、ロードの高速化や解像度向上、フレームレートの安定などいいことずくしと。

kbj:ユーザー的にうれしいのはもちろん、ゲーム編集者的には昔のタイトルをプレイできるというのは撮影が楽ですごく助かるんですよね……。

西岡:確かにね(笑)。グラフィックが向上したり、昔のゲームをゲーム配信してプレイを誰かに見せたりと、新しいこともできるからいいことだよね。

 ただ、新ハードで感じたのは、プレイヤー自身の蓄積が生かせるところが重要ってことかな。

kbj:プレイヤー自身の蓄積というのは?

西岡:トロフィーや実績、それにフレンドだったり。やはりこれまでに積み上げてきた記録や繋がりをそのまま活用できるのは大事。

 だからこそ、XboxのユーザーがPSに移るのは簡単ではないし、逆もまたそう。高性能のゲームハードで多くのゲームが両ハードで発売されるとしても、PSユーザーが欲しいのはPS5になる。特に過去タイトルのパッケージ版を持っていたら、なおさらそうなるよね。

kbj:メーカー的にはどういうキャンペーンを展開して、ユーザーを引き付けるかがポイントになりますね。

西岡:Xbox Series Sはその施策の1つじゃないかな。29,800円(税別)という値段で新世代のゲームにふれられるのはいいところ。

kbj:確かに入りやすい、エントリーモデル的な立ち位置ですよね。

⇒11月11日掲載回に続きます!

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