【ゲーム雑談紀行】オンラインクレーンゲームの特徴とは!? 人気でユーザーが殺到
- 文
- kbj
- 公開日時
- 最終更新
電撃の編集やライター、クリエイターなどなど、いろいろな人とゲームについてゆるく話をしていくコーナー“ゲーム雑談紀行”を掲載します。
第22回の話題は、引き続きオンラインクレーンサービス『とるモ』について。『とるモ』を運営するバンダイナムコアミューズメントの方々と語っていきます。
『とるモ』とは?
本物のクレーンゲームを、PC上やスマートフォンなどで操作するサービス。基本的に、24時間サービスしているので、好きな時間にどこからでもプレイできるのが特徴です。
『とるモ』限定の景品や、先行で入荷される景品などが存在。獲得した景品は、ご自宅に発送されます。
参加者
平林伸大さん
営業推進部 コンテンツ運営課のマネージャー。
佐藤哲さん
『とるモ』を現場で指揮する店長。
中嶋智さん
景品販促課でグッズを作成している。
人が殺到してサービスが停止に!
――2020年の春には東京で緊急事態宣言があり、リアルの店舗に大きな影響がありました。一方で在宅需要からオンラインクレーンは大きく伸ばしたのでは?
平林:5月6月の第一波の際には、弊社だけでなくオンラインクレーン全体がフィーチャーされ、多少は認知されるようになったイメージはあります。
――業界全体が上り調子ということで、業績は好調のようですね。
平林:2019年よりは……我々はアプリを含めて後発だったので。そういう意味で“好調に見えている”だけなのかなぁ、と。まだまだ成長していく業界とだ実感しています。
――なるほど。『ONE PIECE(ワンピース)』や『ドラゴンボール』は一時期に比べると落ち着いてきている印象ですが今のトレンドは?
中嶋:映画などでトレンドになる時もありますが、『ワンピース』は安定しています。やはり2020年は『鬼滅の刃』が非常に人気でしたね。
平林:男性向けだと、2020年の秋に展開したホロライブもユーザーが多かったという印象です。
中嶋:先ほど話したように『とるモ』はハイターゲットの女性に向けたコンテンツにも注力しているので、そちらは非常に勢いがあります。
平林:先日までキャンペーンをやっていた『ヒプノシスマイク』などは特に人気です。新たな景品が入ると、多くのユーザーにプレイしていただいています。
――実際に遊ばれる方が増えると、入れ替えや発送が大変になりそうですが……。
佐藤:ありがたい話ですが、アナログで作業することが多々あるので、案件が増えると比例して大変にはなりますね。
――ユーザーからすると24時間運営しているのは助かるのですが、何人かは常駐している必要があるということですよね?
佐藤:そうなります。24時間スタッフはいて、大きく3シフトとなっています。
――コアタイムはあるのでしょうか?
佐藤:夕飯後の時間あたりからがコアタイムのイメージですね。
――やはり家に帰って、少し落ち着いてからやる人が多いわけですね。
佐藤:一番のピークは、新景品が投入される0:00となります。
――年齢分布は?
佐藤:年齢層にボリュームゾーンは、20~30代ですね。
オンラインクレーンは無課金でたくさん遊べる訳ではないので、必然的にこのような年齢層の方々が多くなるのだと思っています。
――最近、特に盛り上がった景品は?
平林:最近だと5月30日……我々がXデーと呼ぶ日になります。
――何の景品が入ったのですか?
平林:『ツイステ』の限定景品第1弾が投入されました。サービスを一時的に停止せざるを得なかったほど人気で、人が殺到しました。
――今までもそのようなことはありましたか?
平林:ありました。2年ほど前に限定のゴジータを入れた時ですね。当時我々に知見がなく、アクセスが殺到してネットワークが落ちてしまいました。
ただ、システムを運用しているところも24時間営業ではないので、リカバリーがききませんでした。
――どうされたのでしょう。
平林:朝までメンテナンスとなり、サービスを長時間停止することになりました。
――24時間やっているデメリットの部分が出てしまったわけですね。
平林:はい。最近では店舗と同じ10:00に限定景品を出すようにするなど、ユーザーの方々にご迷惑をおかけしないように運営面での工夫をはかっています。
――サービスを長時間停止して遊べなくなるのは、リアル店舗ではないことですね。
平林:確かにお客様が殺到して店舗が休みになることはないのですよね。列ができることはありますが。
佐藤:むしろ、リアル店舗に人が集まった場合、場の空気感は厳しいものになります。ともすれば怒号があがるかもしれません。
オンラインサービスの場合はそういったことはないですが、SNSなどでご意見をいただくことはありますね。
――個人的には見られている人が増えてくると、リアルで見られているようなプレッシャーを感じますね(笑)。
平林:そういう声はよく聴きます。おそらく、どこのサービスでも見ている人数と予約している人数は出ているので、あえてそうしているのだと思われますね。
⇒1月27日掲載回に続きます!
『とるモ』インタビューまとめ
©BANDAI NAMCO Amusement Inc.
©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima製作委員会
© Disney
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります