新作RPG『オルサガR』先行レビュー。3D演出と奥深い育成を体感。オルサガ担当ライターの手応えはいかに?
- 文
- ライターM
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f4samuraiから2月1日配信予定のiOS・Android用アプリ『オルタンシア・サーガR(オルサガR)』の先行レビューを掲載します。
シリーズファンの注目を集める本作を、電撃オンラインの『オルサガ』担当ライターMがひと足先に体験しましたので、プレイインプレッションをお届け!
なお、今回体験したアプリは開発中のバージョンで、画面写真や仕様の一部が正式リリース版とは異なる場合があります。
『オルサガR』とは?
まずは『オルサガR』の概要を簡単に紹介しておきましょう。
本作は、f4samuraiが開発を手がける壮大なファンタジー戦記RPG『オルタンシア・サーガ(オルサガ)』をリメイクした作品で、フルボイス&フル3D化など演出面が大幅に強化されています。
バトルシステムはユニットの移動や位置取りがキモとなるシミュレーションRPG風味で、『オルサガ』と比べて、PvPや各種のやり込みコンテンツを充実させるなど、ソロプレイを掘り下げた仕様となっています。
何よりも強烈だったのは「あの場面がこんなにドラマチックに!?」というビジュアル面のインパクトです。
第1部~第3部+『ゼロ』の実質4部構成で描かれた『オルサガ』は、高品質な2Dビジュアルと、王道ながらも心を打つ展開で多くのプレイヤーを魅了してきました。
筆者は小説を楽しむ感覚で、各種イベントシーンもある程度脳内で補完していたのですが、いざ『オルサガR』の3Dビジュアルで見せつけられると、その迫力に唸らされます。
このあたりは優劣の話ではなく、例えるなら原作ノベルを読んだあとにTVアニメ版を見たり、長編映画を観た後に外伝やディレクターズカット版を観るといった感覚に近いでしょう。
戦略性の高いタクティカルバトル
『オルサガ』が敵味方入り乱れるリアルタイム進行のアクティブレーンバトルだったのに対し、『オルサガR』では敵味方が交互に行動する時間制限無しのターン制を採用。
レーン上にランダム配置される効果を狙ってユニットをタップしたり、スキル発動のタイミングを見計らってスワイプするといったアクションの代わりに、じっくりと戦略を練った戦いを楽しめるようになりました。
いわゆる“曜日クエスト”にあたるものの中で、特に興味を惹かれたのが“領民救出作戦”。先日実施した開発者インタビューでも触れられていたNPCを巻き込まないように戦う特殊バトルです。
ユニットの移動で射程&攻撃範囲を調整しつつ戦う、『オルサガR』のシステムならではといったコンテンツでした。他にも、ノンノリアが放り投げた肉塊に魔物が惹き付けられている隙に攻撃するなど、意表を突く展開もあるので見逃せません。
ユニットの強化に関しては魔光装衣や精鋭化はもちろん、従者やアビリティなども確認できません。
代わりに『オルサガR』では、武器や防具など6カ所の装備と通常・奥義・特殊攻撃それぞれのレベル強化、さらにユニットごとの才能を選ぶことで成長の方向性をカスタマイズできます。
さらに独自の要素として“紋章”というシステムが用意されています。これは、『オルサガ』でいうところの斬・突・打・遠というユニットの基本属性にあたります。
『オルサガR』では、緋色の斬切・蒼藍の刺突・紫打の破軍・神射の旋風・魔幻の星芒のそれぞれを、パズルのピースをはめるように強化できました。
他にも、メインストーリー自体は回想モードで閲覧可能なのですが、一度クリアしたバトルは再プレイしなくていいなど、細かい部分で『オルサガ』とは異なる仕様となっています。
第一部から『オルサガ』をプレイし続けてきた筆者としては、濃密なストーリー展開を熟知した上で、異なる視点、異なる描写で楽しむという体験はなんとも新鮮でした。
現在放送中のTVアニメで『オルタンシア・サーガ』のことを知り、まだゲームにはふれたことがないという方はもちろん、『オルサガ』をずっとプレイしてきた人にもぜひ体験していただきたい意欲作です。
(C)SEGA・f4samurai (C)Eggtart
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オルタンシア・サーガ
- メーカー: f4samurai
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2015年4月22日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
オルタンシア・サーガ
- メーカー: f4samurai
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2015年4月22日
- 価格: 基本無料/アイテム課金