【ゲーム雑談紀行】実績やトロフィーに魅了された男と語る。集めるために工夫したことは?
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- kbj
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電撃の編集やライター、クリエイターなどなど、いろいろな人とゲームについてゆるく話をしていくコーナー“ゲーム雑談紀行”を掲載します。
第26回の話題は、引き続きゲームで手に入る称号“アチーブメント”について。実績やトロフィーに魅了された2人の編集と語っていきます。
参加者
megane
元電撃オンライン編集部の編集で、現在はKADOKAWAの某部署に所属。Xbox 360の実績を集め、雑誌『電撃ゲームス』にて実績のコーナーを担当していた。
Bros
元『電撃PlayStation』の編集。雑誌『電撃PlayStation』にて“トロフィー王への道”のコーナーを担当していた。
kbj
電撃オンラインの編集。遊んだタイトルのアチーブメントはとりたいが、後半に挫折しがち。
集めるために工夫したことは?
kbj:アチーブメントを集めるために、工夫したことはありますか?
Bros:PS系であれば、マルチで出たアドベンチャーゲームを、PS4、PS3、PS Vitaで全部クリアしたことはありますね。すべてコンプリートしたけど……さすがにちょっと不毛でした(笑)。
megane:アチーブメントマニアは国内版と海外版で共通か違うかをチェックする。違った場合は海外版も買ってやっているみたいですね。あと、アチーブメントが好きな人同士で情報交換しているのを見るのは楽しいですね。
Bros:やる人は海外版もやるけど、お金と時間はかかりますね。
kbj:いや、3機種遊ぶのも同じようにお金と時間がかかりますよ。
(一同笑)
Bros:それでもアドベンチャーゲームだから、やり込みはそこまで大変ではないし。
megane:やり込みといえばBros君は『電撃ゲームス』時代、隣の席でずっと『ファイナルファンタジーXIII』をやっていたよね。
Bros:『FF』シリーズというか、RPGはずっとプレイしてますからね。それこそ、トロフィーが実装される前にPS2で発売された『ファイナルファンタジーXII』は、発売前に200時間プレイしたのに、発売後にまた200時間プレイしたし。
当時はアチーブメントを気にせず、自由に遊んでいましたね。それがずっと続いてきただけです。
kbj:続いてきただけっていうレベルが違う!
megane:解除したアチーブメントを何パーセントの人が入手しているのか、表示されるのがいいよね。皆が解除できているのに、自分ができていないと「やっておこうかな」というきっかけになる。
kbj:逆に全体の達成率が低いものを持っているとうれしいですしね。
megane:ちょっとだけ優越感みたいな(笑)。
kbj:個人的に印象的だったトロフィーはあります?
Bros:高難度で話題になった『キャサリン』ですかね。
アクションパズルも個人的に得意で、プラチナトロフィーはもちろん獲得しましたし、公式ランキングで上位1,000名にプレゼントされた“トロフィーを持ったキャサリン”のアバターも持っています。
megane:実績だと、RPGは入手しにくいという風潮が初期にはあった。『ブルードラゴン』はゲームクリアまで普通にプレイすると30くらいしか取れなかった。
kbj:少ない!
(一同笑)
megane:そこからすべてやり込み……。
Bros:別のRPGもそんな感じでした。そういう傾向は最近は減ったと思うんですが、実装当初はメーカーも加減がわからなかったようで、ゲームジャンルごとの格差はすごかったですね。
megane:今でも昔でも、とりやすいのはアドベンチャーゲーム。最後までクリアすると100%になって、1000になることが多い。あと、最近はSteamで出るタイトルもあるから、実績の内容そのものはゲーム内で共通でつけられるように考えられている印象ですね。
kbj:とあるアドベンチャーゲームをプレイしていた時なんですが、AVGなので、全ルート見るか、達成率100%でコンプリートできるだろうと思っていたんですね。ただ、ゲームの途中で改めて解除の条件を見たら“メッセージ送りをボタンで10000回押す”というのがあって、驚きましたね。
(一同爆笑)
kbj:「え? AUTOプレイ封じ!?」っていうのと、「ここから達成できるの?」という2重意味で。いや、プレイする前に条件を見ておけっていう話なんですが。
megane:もはやボタンの耐久試験かと……。
Bros:印象的だったもの……多すぎて思い出せないなあ。
条件ではないけど、メーカー側がアイコンを上下で繋げるなどのお遊び要素を入れているのは好きですね。メーカーによってこだわっているところと、そうでもないところがあって、温度差は感じます。
megane:設定されている条件で、「これはとれない」と思ったことが多いのはシューティングタイトルかな。難度が高くて、シューターの中でも何割がこれをとれるのかと思いました。
Bros:やり込みというか、腕が出るものは厳しい。リズムゲームもそうですよね。初期のタイトルでは、難易度エクストリームをオールコンボクリアとかあって……うまい人はそれでもちょうどいいのかもしれないけど、「自分には無理だから100%にするのは諦めよう」と。
ただ、最近はそこまで厳しいタイトルは減っている印象ですね。
kbj:好きなタイトルでやり込もうと思っていた時に、条件が大変だった時、解除しますか?
megane:僕はスルーします。
Bros:スルーしたほうが楽だと思うんですよ。
kbj:ということはやってしまうと。
(一同笑)
Bros:基本的には100%にするので! さっきのようにリズムゲームで諦めたものでなければ、何日かかってもやります。
やってしまうんですが、諦めて他のゲームを楽しくやったほうがいいだろうとも思うんですけどね。
megane:心に残っているのは『ソウルキャリバーV』で、“対戦中の総移動距離を87,600m以上にした”というものですね。
kbj:移動距離って、前後移動やステップでの総計ですか?
megane:そう! それだけ対戦したんだなと。解除率は0.65%で達成している人が少ないけど、解除実績は10。
(一同爆笑)
kbj:苦労が報われない……。
megane:このタイトルは5,000時間くらいプレイしているけど、解除していないものも結構ある。例えば、“プレイヤー自身が勝利したリプレイをアップロードした”とか“アーケード:難度【ハード】でいずれかのルートをクリアした”とか。これは、対戦しかプレイしていないから。
僕は最近は、達成率を気にしないので。
kbj:格闘ゲームは自分が操作していないキャラのトレーニングモードをすべてクリアするとかだと大変ですよね。あと、オンラインゲームの条件だと取れないのもありますね。
Bros:格闘ゲームはオンラインに繋いで対戦してなんぼというところがありますが、オンラインタイトルのアチーブメントはユーザー数が関係することもあるので難しいケースもありますよね。そもそもオンラインサービスが終了することもありますし。
あと、個人的に感じているのはオンラインゲームはトロフィー集めと相性がわるい。
kbj:オンラインゲームは、相性が悪そうですね。
Bros:効率だけを考えるならば、やらないほうがいい(笑)。
megane:アチーブメントを集めるのが好きな人同士で集まって、皆で示し合わせて取りに行くことはありますね。一緒に協力プレイしたり、一緒に対戦をやったりと。
あと、トロフィーはプラチナの数でやり込み具合がわかるのはポイントですよね。
実績は数字だけ。スコアが10,000だった時、1,000が10個あるのか、最初のほうにとれるものがたくさんあるのか、すぐにはわからない。そこがよしあしでもあるけど、やり込んでいる人が見えにくいのはあるかなと。
Bros:そもそも人のアチーブメントを見たり、解除条件を見て入手しようと思ったりしたら、アチーブメント集めが好きな人ですよね。
kbj:名言(笑)。
Bros:普通は条件を見ないですからね。そういえば、“トロフィー王への道”で、収集の資質チェックリストを用意したんですよ。
やり込みが好きとか、発売日にトロフィー情報を調べるとか……。
kbj:あるあるですね。
Bros:まあ、自分が好きなポイントを思いつく限り、書き出しただけなんですけどね。
kbj:個人的には3種類の人がいると思っていて、集めることに興味がない人、わりと気になって集めようとする人、とにかく集める人。自分は“わりと気になって集めようとする人”なんですよね。
Bros:多くの人は、プレイしていてアチーブメントが入った時に「あっ、なんか入ったな」くらいですよ。
集めることを意識している人だと、オンラインストアでセールをやっているとトロフィーが簡単なタイトルがないか、調べますね。
kbj:あるある。
(一同笑)
⇒2月14日掲載回に続きます!
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