人に何かを伝えるのはいつも大変【SAOゲームP・二見鷹介コラム #31】

二見鷹介
公開日時

 『ソードアート・オンライン』ゲーム総合プロデューサー二見です。チョコ……くだ……(しつこい)

 2月23日はコハルの誕生日!

 『SAOIF』のヒロイン・コハルです。詳しくは……竹内Pまで! &『SAOAL』でもコハルTシャツあるよ!

 前回はバレンタインデーネタ? やゲーム業界に入る理由……や、きっかけなんて意外に適当だったというお話でしたね。そんなあちきが業界入って初めてお仕事をしてスタッフロールにのったタイトル(ヒント:怪盗のやつ)が発売されたのが2007年2月22日でした。

 もう14年前……ですね。思えば業界も長くなったものだ……&『SAO』の担当期間が半分以上を占めてしまったぜ……と。

 プロデューサーとして本格的に仕事をしていくのはその1年後ですが、アシスタントPとしてデビュー! をしたタイトルです。入社1年目ということで、右も左もわからない状態でしたし、プロデューサーってなに? と、Webで何度も検索した記憶がありますね。

 入社1年目なので、大きな作業もなかったのですが、主な仕事は当時開発していたタイトルの打合せの議事録とったり、解説書用のスクリーンショットとったり……、宣伝用のプレイ動画とったり……、デバッグチームとのバグ報告眺めたり……、収録の立ち合いをさせていただきましたね。あ、宣伝用のプレイ動画を撮影するだけは今と変わらないですね。

 宣伝について今でも覚えているのが、「発売前は制作の人の中で誰よりもすっごいスーパープレイを見せてね♪」と言われたことですね。購入を検討している人が「ワクワク」するようなプレイをして、「こんなこともできるんだ! めっちゃ楽しそう!」と思わせるキッカケになるものを用意するという意味ですね。

 なので、動画や1枚の絵で発売までの「ワクワク」をストーリーにし、発売日当日には気持ちのいい形で遊んでもらう。自分たち制作サイドが企画してプロデュースしている商品を、宣伝の担当や営業チームが問屋さんや販売店に商談するときに、ワクワクする“武器”を渡す。

 それが、CMや雑誌広告、店頭広告などなどで掲載され“思い”が何万人の人たちに届いていく……。そんなことをしっかり勉強させていただきました。

 まぁ……今でもその癖が抜けなくて、PVやCMは大体構成を切ってしまう(自分で作ってしまう)し、「毎月何を伝えて、どのように発売日までネタを詰めていくか? どのキャラをどの順番で出していくのか?」を自分でやってしまいます。ここは、各メーカーやプロデューサーによって違う部分ですね。あちきのような人もいれば、そこにはまったく触れないなんて人だっているかもしれません。

 ほんと、『ホロリア』の時はPVの1秒のシーンとるのに、何時間もかけたことありましたからね(笑)

 自分もゲームをやるので、やっぱり“PVや映像を見たときに出る鳥肌”って大事にしている感じです。良いPVが完パケした時は、スタジオで映像ディレクターに拍手しますし、若手がやっているのがちゃんとおもしろそうだったら「良かったよ!」って声かけますし……。

 ほーーーーんと。あちきがこの世界に入った当時は「背中を見て覚えろ!!」世代の影響がまだまだ強かったので、あっているのか? 間違っているのか? わからなかったなぁ……。

 直接……相談乗るよって言ってほしかった……もっと褒めてほしかった……。なので、あちきは結構歪んで成長しています(笑)。

 

 キミなら問題ないね。キミなら大丈夫大丈夫!

 そんな、ほめられた経験0な彼は、心が歪んで成長していきます。

 なんで大丈夫なの?

 バリバリ。むしゃむしゃ。

 なんで問題ないの?

 バリバリ。むしゃむしゃ。

 こんなに心が壊れているのに。ほめられていることが気づけなく、愛想笑いがうまくまりました。

 あちきはモンスターです。

 

 ごめんなさいごめんなさい!! 書いてたらノリで意味もないことを書いてう癖なんです……。ついつい当時の自分の気持ちがオーバーライドして、そんなもやっとした気持ちを整理してあとで、企画ネタで入れようかなとか思うときなノリで、書きなぐって盛り上がってしまいました……反省。

 途中からの妄想全開ネタは置いておいて(笑)

 ほんとはその苦い経験を活かし、ほめたり、相談には気軽に乗るほうですよ♪

 ……まぁ……相談しに……くるの……少ないけど……ね!

 このコラムを読んでいるBNE社員の若手よ! 二見お兄さんは気さくで優しいよ! 相談募集! まぁこのコラム自体はひっそりとやっているので、多分届きません(笑)。

 とまあここまで全然まとまってないですけど……

 今はあちきが業界に入ったばかりのころと違い、広告ツールも変化し、生配信やSNSなどなど、気軽(?)なコミュニケーションが取りやすい時代になったと思います。今でも思うのが“人”に何かを伝えるのはいつも大変ということ。ユーザーの皆様一人ひとりに直接お会いして目を見てプレゼンして想いを伝える……ということは現実的ではありません。

 ただ、今は『SAO』でリアルイベントや生放送、Twitterを通して皆さんに温かいコメントをいただいたり、顔を見てお話をしたりできる機会が増えました。全員でなくてもコミュニケーションが少しでもできて、こちらの想いも伝わっていたら嬉しいなと。

 同時に皆様の声も届きますので……。ぜひ……あちきとみんなで楽しく遊びましょう!(笑)

 なんとなんと! 次回の遊ぶ会場はこちら↓↓

 3月の『らのスポ』で配信予定の『ソードアート・オンライン ゲームステージ』にて松岡さん、日高さんとともに楽しい生放送をお届け!

 たくさんのご視聴とコメント待っています! 一緒に楽しい配信にできればと。

 そしてそして! 次々回も決まっているだってぇーーー!?

 『βeater’s cafe』主催! 3月21日に【みんなで創るSAOゲームファン感謝祭2021】が配信で開催決定!

 ということで、各タイトルで皆様と一緒にSAOを盛り上げるべく、ネタを詰め込んでいますので、ぜひぜひこちらも遊びに来てください!

 それでは皆様、次回もコラム更新をお楽しみに! 本気で……ネタ……募集中……まってるお……。

(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project 
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