本当は助けるつもりなんて……ゼンゼンなかったのに……!(レン)【軌跡シリーズ名言集】
- 文
- Zenon
- 公開日時
日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』の登場キャラクターの1人、レンのセリフ。前シリーズの『空の軌跡』では敵キャラだった彼女が、『零/碧』では重要なサブキャラクターとして登場します。今回は、『零の軌跡』より、彼女が“クロスベルに来た理由の1つ”にまつわるエピソードを振り返っていきましょう。
また、前作『空の軌跡』におけるレンの経緯はこちらの名言集で紹介されていますので、よければ合わせて読んでみてください。
・今宵のお茶会は楽しんでいただけたかしら?(レン)【軌跡シリーズ名言集】
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
本当は助けるつもりなんて……ゼンゼンなかったのに……!(レン)
●第3章 クロスベル創立記念祭(英雄伝説 零の軌跡:改)
まずレンと《特務支援課》は、第1章の軍用犬事件の際に出会いました。マインツ山道にあるローゼンベルク工房へ聞き込みに訪れた一行は、工房に身を寄せていたレンと会話します。
その後、軍用犬事件が佳境を迎えた際にも遠くから支援課を見守っていたり、クロスベルの導力ネットで“仔猫(キティ)”と名乗ってハッキング行為を繰り返したりと、気ままに過ごしていた様子。
そして本作の第3章において、《特務支援課》のもとへ1つの支援要請が寄せられました。それが“コリン少年の捜索”というクエストで、レンと《特務支援課》が縁を結ぶことになる重要な出来事です。
ロイドたちは依頼人であるヘイワース夫妻から情報を聞き、夫妻の子どもであるコリン少年が迷子になってしまったことを知ります。時はクロスベル創立記念祭。パレードを見ている最中、ほんの少し目を離したすきにいなくなってしまったとのこと。
警察犬(神狼)ツァイトの鼻も頼りにしつつ、手分けをして捜索を開始。そして裏通りで聞き込みをしているところでロイドはレンに声をかけられて一緒に捜索することに。
やがて聞き込みとツァイトの鼻による捜索の結果、港湾区でなんらかの車両に乗り込んでしまった可能性が高いとわかりました。するとレンは支援課の導力端末をすさまじい勢いで操作し、鮮やかに車両を特定してしまいます。
車両の運転手と通信がつながりひと安心かと思いきや、コリンはまたもやどこかへ行ってしまった様子。街中とは違って魔獣の出る街道なので、“これはマズイ”と緊張感が走ります。
そして「もう大丈夫」とコリンをなだめるレンですが、突然泣き出したコリンに釣られて彼女の感情も高ぶっていきます。そこで出たセリフが、今回の名言となります。
「本当は助けるつもりなんて……ゼンゼンなかったのに……!」
その後、あらためてロイドはレンのすごさを聞いて驚きつつも、彼女を帰るに帰れなくて途方に暮れた仔猫のように見えると語り、支援課として手伝えることはないかとレンに問いかけます。
駆けつけたヘイワース夫妻は、目覚めたコリンから“スミレ色の髪のお姉ちゃん”に助けられたと聞きます。それを“女神とあの子のお導き”と感謝し、彼ら一家の事情が説明されました。
やがてコリンが産まれたのは亡き娘の導きによるものとして、今度こそ3人で幸せになろうと固く決意。それこそが娘に報いる唯一の方法だと考えたそうです。
そして夫妻の話をクローゼットのなかで聞いていたレンは、目をうるませながら「この街に来た理由の1つがなくなったから、今は会わなくていい」と語りました。
夫妻の話に出てきた“亡き娘”はレンのことで実際は生きていたのですが、とある“闇深い事情”があってレンはヘイワース夫妻に捨てられたと思い込んでいたのです。そして自分を捨てた夫妻が代わりの子どもを作って幸せに暮らしているのを見て、恨んですらいたはず(※『空の軌跡』参照)。
でも、ここで夫妻の話を聞いたことで、それらが誤解だったと知ります。ハロルドとソフィアは娘を愛していたし、捨てたわけでもなかった。ましてや、いまも罪の意識に囚われており忘れているわけでもなかったのです。
しかし、いまさら名乗り出て娘に戻ることは、レンにはできませんでした。それは夫妻への複雑な思いもありますし、結社の一員として罪を重ねてきた自分が“娘”になったら、いまあるヘイワース一家の“幸せ”を壊してしまうことに繋がると思ったからだと、筆者は考えています。だから「これでいい」と語って、名乗ることもなく見送ったのだと。
そしてレンが立ち去るのと入れ違いになるように、『空の軌跡』の主人公・エステルとヨシュアが支援課ビルを訪ねてきます。エステルたちはレンのすべてを受け入れて“家族”になりたいと考えており、逃げるレンを追い続けてきました。
はい、というわけでレンの名言「本当は助けるつもりなんて……ゼンゼンなかったのに……!」をお送りしました。その後、レンとエステルが再会するときのお話は、またの機会に語らせていただきましょう。そちらはそちらで名言なので……ね!
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
電撃スペシャルパックを電撃屋でチェック!
電撃屋では、PS4版『英雄伝説 黎の軌跡(くろのきせき)』のSPRIGGAN Edition(限定版)、通常版それぞれに、電撃屋だけのオリジナルアイテムが付属したスペシャルパックの予約を受付中です。
【電撃スペシャルパック特典アイテム】
[1]特製アクセサリー“アニエスのオーブメント”(※“電撃スペシャルパック 40周年記念版”のみに付属)
[2]文庫本“創まりの先へ”
[3]B2タペストリー(エナミカツミ氏イラスト)
[4]キャラクタークリアファイル4種セット(ヴァン&アニエス、アーロン&フェリ、リゼット&カトル、ジュディス&ベルガルド)
[5]“アークライド解決事務所”マグカップ
[6]アニエスの着せ替え衣装DLC(内容未定)
【メーカー早期購入特典】
・DLC“ホロウコアVoice:ラトーヤ・ハミルトン(声優:井上喜久子)”
※画面はPS4『英雄伝説 零の軌跡:改』のものです。
(C) 2010-2020 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります