『エーペックス レジェンズ』ローバとレヴナントの誕生秘話が明らかに

電撃オンライン
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 エレクトロニック・アーツより配信中のNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox series/Xbox One/Origin/steam(PC)用バトルロイヤルシューティング『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』にて、先日放送されたNintendo Switch版公開記念番組内で、デザインディレクターのJason McCord氏による、ファンからの質問に答える企画が実施されました。

 この記事では、そこでの回答をお伝えしていきます。

Q.『Apex Legends』に登場するキャラクターはどのように作られる?

A.工程として、まずはコントローリングアイディアから始まります。

 これは、そのキャラクターをプレイした際に、ゲーム内においてどのようなプレイを達成させたいかを決めるものです。

 では、1つ例を出してみましょう。あるデザイナーが、チームに弾薬を供給するサポート型のレジェンドを作りたいと考えたとします。

 最初に行われるのは、みなさんも射撃訓練場でお馴染みのダミーを使って試作型をテストします。

 これと同時に、アーティストライターが背景ストーリーや性格なども考えます。

 プロトタイプとなるこれらには、ただ味方に弾薬を供給するものから、周囲からアイテムを盗む泥棒猫のような個性をつけていきます。

 まさに“ローバ”はこのように生み出されたのです。

 他にも、違ったやり方で生まれるレジェンドも居ます。“レヴナント”は、ゲームの役割からではなく、アーティストのデザインをきっかけに生まれたキャラクターです。

 当時は全く別の名前のキャラクターでしたが、アーティストとアニメーターがゾッとするような不気味な動き、脱色した腕のプロトタイプを作ったのです。

 そのデザインを見て、開発チーム全員がエキサイトしましたね。そこから、彼のキャラ作りしていく動きが始まりました。

 なので、キャラクター作りはどのようなきっかけからもスタートできるような作り方をしています。

Q.ゲーム配信されてからもっともお気に入りの(印象的な)瞬間は?

A.私は全てのシーズンをエキサイティングしており、どれもお気に入りです。

 そこから強いて言うのであれば、シーズン7です。シーズン7は我々にとっても大きなゴールの1つでした。



 新マップ、乗り物、機動力に優れた“ホライゾン”など、1年を通して挑戦してきたことの節目でした。

 2021年のロードマップもプラン中で、今後のシーズンも最高のコンテンツと共に楽しくできるように開発を行っています。

Q.どのようなプロセスでゲームのフィードバックを処理しているのか?

A.我々はまさに“全て”を見ています。Twitter、Redddit、Twitchも観ています。

 分析チームも用意しており、ゲーム内のデータから、今のトレンドを探っています、他にも、見るだけではなく実際にプレイして、プレイヤーでなければ気が付かない部分も見るようにしています。

 もちろん、たくさんの時間プレイをしていますよ。私も含めて、チーム全員が1人でもクラブ内でもプレイしています。

 そうすることで、ゲーム内のことを自分事として認識できるようになり、その上で話し合いを重ねています。

 以上、Jason McCord氏による回答でした。

 レジェンドを作る場合、多くはゲーム中に欲しい役割が元となり、それからキャラクターへと肉付けがされていくようです。つまり、我々がゲーム中に「これができればなぁ」と思ったことは、今後新レジェンドの能力として登場する可能性があるということですね。

 確かに、ホライゾンの登場前には高所を取れるレジェンドが限られていましたが、彼女の登場でゲームの幅が大きく広がりました。仲間内で今後登場するレジェンドの能力を考えるのも面白いかもしれませんね。

※画像は動画をキャプチャーしたものです。
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