『どこでもいっしょ』もトロも20周年! ポケピたちと送るのんびりライフをもう一度【周年連載】

長雨
公開日時

 あの名作の発売日から5年、10年、20年……。そんな名作への感謝の気持ちを込めた電撃オンライン独自のお祝い企画として、“周年連載”を展開中。

 第97回にお祝いするタイトルは、1999年7月22日にソニー・コンピューターエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント、以下SIE)から発売されたPlayStation(以下、PS)用ソフト『どこでもいっしょ(通称、どこいつ)』です。

 本作は“ポケピ(ポケットピープル)”と呼ばれるキャラとコミュニケーションするタイトル。2000年にPSで追加ディスク『こねこもいっしょ』が発売された他、PlayStation 2(以下、PS2)『トロと休日』やプレイステーション・ポータブル(以下、PSP)版の『-どこでもいっしょ-レッツ学校!』など、さまざまなタイトルがリリースされた人気シリーズです。

 SIEの代表としていろいろな作品とコラボしたり、関連グッズが発売されたり、現在も愛され続けている人気者・トロが初めて登場した作品! 今回はそんなトロと思い出を振り返りつつ、『どこいつ』の魅力を紹介していきたいと思います!! 

ポケピたちのおもしろい会話がツボにはまります!

 個性豊かな“ポケピ”から仲よくなりたい相手を選び、コミュニケーションを楽しむのが本作の目的です。作品の顔でもあるトロがもっとも有名ですが、他にも個性豊かなポケピが登場。見た目も性格もカワイイ子ばかりで、一緒に過ごすのが本当に楽しんですよ。

トロ

 なぜか言葉を覚えれば人間になれると思っているシロネコ。恋愛に対して興味深々です。

スズキ

 研究熱心な自称・高性能ロボット。頭には4つの表情が描かれていて、気持ちに合わせて回転します。

ジュン

 愛らしい見た目に反して、言うことは毒があるウサギ。とんでもないうわさ話を教えてくれることも……。

リッキー

 最強を目指して、武者修行をしているカエル。ちょっと訛っているのも、いい味を出しているキャラです。

ピエール

 乙女チックな性格をしたイヌ。憧れの一人暮らしを始めたのを、助けてあげることになります。

 ちなみに1作目には登場しないのですが、PS2『-どこでもいっしょ-トロといっぱい』よりクロというクロネコが仲間に加わっています! 個人的にはトロに負けないほどクロも好きなので、クロがトロと一緒にコラボ企画に参加して、楽しそうにしている様子をいつもニヤニヤしながらみています。


  • ▲プレイヤーとの交流や部屋の様子などポケピによってかなり違いがあるので、見ていておもしろいのです。

 ポケピたちは、畳張りの純和風な部屋で暮らしています。腕立て伏せをしたり、ゲームをしたり、自由気ままに暮らしている姿を見ているだけで癒されます。

 どれほど熱中していても、話しかけるとプレイヤーの相手をしてくれるところも愛おしいです。


 コミュニケーションの方法は、“話しかける”、“ことばをおしえる”、“おくりもの”の3つ。

 “話しかける”とポケピがいろいろなお話を聞かせてくれたり、言葉を教えてほしいとお願いしてきたりします。ポケピたちのお話は、言葉の意味を勘違いしていて支離滅裂な内容になっている場合が多いのです。

 どれも笑えるものばかりですし、何より得意気に教えてくれるポケピがますますカワイらしく見えてしまうんですよね。ペット自慢といいますか、「うちの子、かわいいな」という親バカな気持ちになってしまいます。

 言葉を教えることで会話のバリエーションが増えていき、意味が通じる会話ができた時は、成長を感じてすごくうれしい気持ち、誇らしい気分になるんです。

 “ことばをおしえる”では、自分が教えたい言葉をいつでも教えることができます。“ゆうめい人”や“行くトコロ”など教えられるカテゴリが豊富なので、どんな言葉を教えるかプレイヤーの個性が問われるところ。

 入力できる文字数に制限があるため、語彙力が試されるんですよ。発売当時は学生で言葉の引き出しが少なく、ポケピと交流するためにいろいろな単語を調べたのもいい思い出です。

 “おくりもの”では、食べ物や飲み物をプレゼントすることができます。アイテムは宅配便で届くのですが、ちゃんとポケピが受取にいき、片づけまでするのが生活感があって個人的に好きです。

 うれしそうに食べたり飲んだりする姿を見たくて過剰に贈りがちであることは自覚しているのですが、反省はしません……デメリットもないですしね。

 ポケピの世界は現実と連動しており、365日24時間の概念が存在します。季節によって部屋の様子や“おくりもの”の内容が変化し、一緒の時間を過ごせるのは盛り上がるポイントですね。

  • ▲一緒にいる時間が長くなるほど、部屋の様子が充実していきます。

ポケピたちと外出先でも遊べる『PocketStation』!

 『どこでもいっしょ』というタイトル通り、外出先でもポケピと交流できるところも本作の特徴でした。

 PSと連動する携帯ゲーム機『PocketStation』に対応していて、持ち歩くことで自宅以外でもしりとりやクイズといった“あそび”、“ことば入力”などのコミュニケーションができたんです。他にも、“めいし”などプレイヤー同士の交流要素も!

 据え置き機であるPSのゲームを、一部機能だけでも外にも持ち出せる体験は、1999年当時としてはかなり新鮮でした。

 現在PlayStation Vita(以下、PS Vita)向けゲームアーカイブスとして、追加ディスクもセットになった『「どこでもいっしょ」「こねこもいっしょ」パック』が配信中。専用アプリ『PocketStation for PlayStation Vita』にも対応しているため、発売当時のゲーム体験を楽しめます。

 この記事を書くためにプレイしたのですが、トロたちの魅力に改めてメロメロになり、毎日会いに行く日々を過ごしております。

 また20周年記念プロジェクトとして、新作パズルアプリ『トロとパズル~どこでもいっしょ~』が配信決定!! ポケピたちの新たな活躍を見られるのが、1人のファンとしてとても楽しみです。

 そして8月1日まで、“東京駅一番街 東京キャラクターストリートG階段下ワゴン”に『どこでもいっしょ』20周年を記念したポップアップショップがオープンしています。

 東京駅モチーフのオリジナルデザインやプレイステーションで人気のキャラクターとコラボしたグッズなど、ここでしか入手できないアイテムも多数あるようなので、足を運んでみては?

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『どこでもいっしょ』

  • メーカー:SIE
  • 対応機種:PS
  • ジャンル:ETC
  • 発売日:1999年7月22日

『「どこでもいっしょ」「こねこもいっしょ」パック』

  • メーカー:SIE
  • 対応機種:PS Vita(ダウンロード専用)
  • ジャンル:ETC
  • 配信日:2013年12月3日
  • 価格:823円(税込)

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