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むぐぐ。『ブレイブリー』新作アプリ『BDBL』ってソシャゲ系でしょと思ったら…ガチの1人用RPGでした

MAC佐藤
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 スクウェア・エニックスの新作アプリ『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』のレビューをお届けします。

 別記事ではシリーズファン視点での世界観を中心にしたレポートを行いましたが、この記事ではバトルや育成などRPGとしての楽しさについて語ります。

※記事の内容は2021年7月21日より実施されたクローズドβテストによるもので、正式版とは異なる場合があります。

クエスト、バトル、育成……遊びごたえ満点な『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』のシステムを語る!

 本作では、“メインストーリー”のクエストを進めていくことで物語が進行します。メインストーリーはいくつかの章に分かれていて、それぞれの章には20前後のステージが存在し、各ステージでストーリーやバトルを楽しむことができます。


 ちなみにクエストはメインストーリーだけでなく、キャラ育成用のアイテムを入手出来たり、EXP(経験値)やpq(お金)を獲得できたりする“強化クエスト”、フロアの最深部を目指して進む“血砂迷宮”、強力なボスを討伐する“レイド”など、さまざまなものが用意されています。

“ブレイブ&デフォルト”も使えるコマンドバトル!

 『ブレイブリー』シリーズのバトルといえば、行動回数を制御できる“ブレイブ&デフォルト”システムが大きな特徴となっています。

 これまでのブラウザゲーム版やスマートフォン版のシリーズではこのシステムがアレンジされるような形で搭載され、ちょっと仕様が異なっていたのですが……本作ではついにオリジナル版と同じ仕組みで登場しています!

 家庭用ゲーム機版と同じような感覚で、4人パーティで戦う戦術性の高いバトルを楽しむことができるわけですね。

 バトルシステムとしてはコマンド選択式のターン制バトルで、味方キャラの行動順が回ってきたときに、コマンドを選んで行動を決定します。

 選べるコマンドは3種類で、1つは制限なしで使用できる通常技、残り2つはMPを消費して使用する強力な技となっており、使える技はキャラごとに決まっています。

 また、各キャラには“防御”、“近距離”、“遠距離”、“支援”といったタイプが設定されており、使える技もそれぞれの特徴にあわせたものとなっています。なお、敵と味方の行動順は画面左に表示されているタイムラインで確認できます。

 RPGのコマンドバトルは、1ターンに行動できる回数は1回というのが定石ですが、その概念を打ち破ったのが“ブレイブ&デフォルト”システム。

 BPを消費してブレイブすることで、なんと1ターンに最大4回まで行動することができるのです!

 BPはデフォルトすることで1つためることができるのですが、実はBPが0でも前借してブレイブできるというのが大きなポイント。

 バトル開始時の最初のターンから、いきなりBPを3消費して4回行動することも可能です。ただし、BPはマイナスとなり、そのターン数ぶん行動できなくなるので注意しましょう。

 なお、戦闘中にアイテムを使ってHPやMPを回復することはできません。MPを消費する技を連発すると、あっという間にMPが尽きてしまうので、使いどころが重要となります。特に序盤は各キャラの最大MPも低いので、敵の残りHPや行動順を確認しつつ、ここぞというときに使っていきましょう。

 本作独自の要素として“隊列”と“シールド”があり、これによって家庭用ゲーム機版とはひと味違うバトルを楽しむことができます。

 隊列は前衛と後衛があり、味方側キャラの場合はタイプによって決まり(防御と近距離は前衛、遠距離と支援は後衛)、前衛にキャラがいるときは後衛のキャラが受けるダメージが軽減されます。

 敵側の場合、前衛と後衛に分かれているときは、基本的に前衛の敵を倒さないと後衛の敵に攻撃できません。どの敵をどのタイミングで攻撃して倒すかというのが、家庭用ゲーム機版以上に重要になっています。

 シールドは緑色のHPゲージの左に表示されている数字で、これが0になると気絶(BREAK)状態となり、次のターン終了まで行動できなくなります。

 強敵との戦いでは、いかにうまく気絶を狙っていくかがポイントになりそうです。そのターンでの敵の行動前に気絶させることができれば、次のターンもあわせて実質2ターン行動不能にさせることができるので、大きなアドバンテージを得られます。

 ちなみにバトルのパーティメンバーは、最初は物語の主人公であるクレア、スティール、サンドラ、ルーファスの4人ですが、新たなキャラを雇用することで別のキャラに変更することができます。

 シリーズでおなじみの主人公キャラたちをはじめ、アスタリスク所持者などさまざまなキャラを仲間にできます。

 今回は時間やアイテムの都合で最初の4人以外は育成できなかったのですが、アビリティを見た感じだと追加攻撃が可能なティズや、カウンター攻撃が可能なイデアが強そうですね。


 キャラはガチャではなく、自分で選んで仲間にできます。推しキャラを確実にお迎えできる仕組みになっているので、ありがたいですね。

 逆に装備は主にガチャで入手することになり、一部の装備には特定のキャラ専用の技が用意されています。

 なので、場合によっては、強力な装備を入手したから、そのキャラをお迎えして育てていこう……なんてこともあるかと思います。

キャラや装備品を強くする楽しみもたっぷり!

 RPGでの大きな楽しみといえば、キャラの育成は外せません。基本的にはバトルに勝利してEXPを獲得することでレベルが上がり、各能力値がアップしますが、それ以外にもさまざまな成長要素が用意されています。

  • ▲EXPはバトルだけでなく“EXPポーション”を使用することでも獲得可能。特大ならなんと一気に50万も獲得可能!

 キャラには★なし~★★★★★の6段階のランクがあり、“石版”を消費してキャラ覚醒を行うことでランクアップできます。

 ★なしだとレベル上限は30なのですが、ランクアップすることでレベル上限がどんどん上昇していきます。それ以外にも、サポートアビリティ枠が増えるなどの恩恵があります。

 各キャラがバトルで使用する技“コマンドアビリティ”は、“教本”を消費することで強化Lvをアップさせることができ、技の効果をさらに強化することができます。

 クエストではEXP以外にJPも獲得できるのですが、これを消費することで“サポートアビリティ”の解放や強化を行うことができます。

 各キャラにサポートアビリティを設定することで、能力値がアップしたり、バトル中に発動する効果を付与できたりします。

シリーズ経験者としてはジョブがないのが少々残念ですが、キャラごとに能力が決まっているほうがより強く個性が出るので、ジョブシステムとはまた違った楽しみがありそうですね。

 各キャラには武器や防具を装備させることができるのですが、これらの装備をしっかり整えて強化することも重要なポイントとなります。

 装備品はクエストなどで入手できますが、エリン商店でガチャを行うことでより強力な装備品を入手することができます。

 装備品にはレベルがあり、工房で“装備強化”を行ってレベルアップさせることで、さらに性能を強化することができます。

 ただしレアリティによってレベル上限が決まっているほか、装備しているキャラのレベル以上には強化することはできません。キャラがレベルアップしたときは、装備品も忘れずにレベルアップさせましょう。

 これ以外にも、武器はさまざまな方法で強化することができます。貴重な素材などが必要になりますが、苦労に見合うだけの性能アップを期待できそうです。

まとめ:うれしい誤算! ソシャゲやネットゲームだと思っていたら1人用RPGでした!

 シリーズ作のアプリ『フェアリーズエフェクト』がネットRPG的な作りでしたし(ストーリーは本格派でしたけど)、アプリということでマルチ前提のソーシャルゲームになるのかと思っていましたが、しっかりとした1人用RPGとなっていました。これはうれしい誤算です!

 バトルの難易度が高めで、スマートフォン向けのゲームとしては歯ごたえがあるので、キャラをしっかりと育成しつつ強力な装備品をそろえて強化していかないと、メインストーリーのクエストでも苦戦してしまいます。

 特にボス戦は大きな難関になりそうな感じですね。初見ではけっこう苦戦するボスだらけでした。

 キャラ育成や装備品の強化には、なかなか入手できない貴重な素材も多く必要になるので、正式サービスではこのあたりのバランスがどうなるのか気になるところ。

 まあシリーズ経験者にとっては、やりごたえのある難易度は逆に燃えるポイントではあります(笑)。個人的にはコツコツと素材を集めてじっくり育成していくというのは好きなので、先を急がずのんびり楽しめたらいいなと思っています。

 なお、本作のCBTはAndroid端末を対象に7月28日(水)15:00まで実施中。終了まであとわずかですが、気になる方はこの機会にぜひ!

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