【黎の軌跡まとめ・考察コラム】気になる単語があり過ぎる! 公開写真のセリフから知る『黎』の真実とは?
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- アツゴロウ
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日本ファルコムから9月30日発売予定のPS4ソフト『英雄伝説 黎の軌跡(クロノキセキ)』。
発売日まで約1カ月となり、本作にまつわる情報もかなり出そろってきました。電撃オンラインでは、そんな事前情報の気になる部分にずずいと迫っていく連載記事をお届けします!
第2回目となる今回は、公式サイトなどで公開されている画面写真のセリフに着目。未知の単語や登場人物たちの関係性を匂わすものなど、意味深なセリフに隠された内容について考察していきます。
なお、ときには多少妄想が入ることもありますが、そこはいちファンの意見ということでご容赦ください!
【黎の軌跡まとめ・考察コラム】 バックナンバー
メインキャラクター編・主人公たちの戦闘技術やバックボーンに切り込む!
まずは主人公ヴァンをはじめとするメインキャラクターたちのセリフからチェック。彼らの人間関係を示すものなど、いろいろなセリフが見受けられます。
マルドゥック社のサービスコンシェルジュ・リゼットがヴァンと共闘し、彼の戦闘スタイルを称賛しているシーン。スタンキャリバーはヴァンの武器ですが、“零式勁術”という単語は聞いたことがありませんね。
ヴァンはクラフト動画などを見るに武術も得意のようですが、それはメインキャラクターの1人で東方三大拳法の1つ《崑崙流》を修めた達人・ベルガルドから教わったとのこと。
なら“零式勁術”は、《崑崙流》の戦闘術の1つなのでしょうか? それとも《崑崙流》をベースに、ヴァンが何かしらのアレンジをしたものだったり? ヴァンの戦闘にどのような形で活かされているのかも気になります!
お次は《導力映画》のトップ女優・ジュディスのセリフから。“ママたち”って誰なんでしょう?
彼女は女優業のかたわらで裏の仕事もこなすなど、何かと秘密の多い人物ですし、単純に母親や家族という可能性は低そう。
それよりもジュディスに裏の仕事を回している、上司的な存在と考えるほうがしっくりきます。彼女たちの目的は? 組織として動いているならその規模は? などなど、知りたい情報ばかりです!
それに映画女優といえば、『空の軌跡SC』のゲーム内小説“賭博師ジャック”に登場したニケのことが思い出されます。“賭博師ジャック”は実在の人物がモチーフになっており、この写真には主要人物であるジャックとハルの姿が! となると、ニケが本作に登場する可能性もなきにしもあらず。
またニケは、カルバード共和国の諜報組織CID(中央情報省)の一員だったとも語られています。同じ映画女優ということで、ジュディスもCIDとつながりがあるかもしれないですね。
威圧的な態度で誰かに対するベルガルド。この剣呑な雰囲気、対面している黒髪の人物とは浅からぬ因縁がありそうです。この人物については後述しますが、外見から判断するに、結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》のメンバーぽいですね。
ベルガルドは仕事でゼムリア大陸各地を回っていたので、味方はもちろん敵も多いはず。黒髪の人物はかつて敵対した相手なのでしょう。
また、戦闘能力の高いベルガルドが警戒しているということは、相手も相当の使い手の様子。ストーリー中で両者が激突するシーンが見られるかも?
遊撃士編・やっぱり気になるエレインの気持ち
民間人の安全と地域の平和のため、さまざまな依頼を請け負う遊撃士たち。同じような業務を請け負う《裏解決屋(スプリガン)》のヴァンとも、事あるごとに顔を合わせるようです。
とくにヴァンの幼なじみで、A級遊撃士に最年少で昇格した《剣の乙女(ソードメイデン)》ことエレインは、彼に対していろいろと含むことがある様子。そんな彼女の想いが感じられるようなセリフにも注目です!
準S級遊撃士のジンたちと一緒にいるエレイン。彼女のこのつっけんどんな態度、“彼”とは間違いなくヴァンのことでしょう。彼女とヴァンが過去にどこまで親密だったかはわかりませんが、現状はあまり友好的には接していないようです。
まあ、前作『創の軌跡(はじまりのきせき)』の追加エピソードで少し描かれたエレインの事情から察するに、ヴァンを大切に想っているからこそ、《裏解決屋》に身をやつしているのが許せないというか、歯がゆいのではないかと。
この写真のエレインはヴァンたちと相対しているようですが、何故、わざわざ“待ち伏せ”してまで敵対するんでしょうかね? ヴァンに対するいろいろな想いをこじらせてしまった結果なら、そういう展開はあるかもですが。
エレインの想いは恋愛感情なのか? はたまた幼なじみを心配する気持ちなのか? アニエスの存在にやきもきしたりする場面もあったり? いや、じつに興味深いですね。早く本編で見てみたい!
こちらは『閃の軌跡』シリーズで活躍した遊撃士のフィー。彼女が“演奏家”と口にするなら、その仲間で新進気鋭の若手演奏家・エリオットの姿が思い浮かびます。大穴でエレボニア帝国の《放蕩皇子》が世を忍ぶ仮の姿、オリビエとか?
また“演奏家つながり”ということは、エリオット(もしくはオリビエ)を通じてカルバード共和国の演奏家の誰かを知っている、ということでしょうか? 『黎の軌跡』の登場人物紹介に演奏家はまだいませんが、既存の人物なのか未発表の人物なのか、そちらも気になりますね。
フィーの写真でもうひとつ気になるのがこれ。“武者型”に“結社”とくれば、大陸全土で暗躍する結社《身喰らう蛇》の人形兵器のことだと思われます。
武者型の人形兵器は刀剣を武器にした強敵でしたが、それに類する敵が本作にも出現するのでしょう。
ただ、結社と同等の技術力がなければ運用は難しいはず。どんな組織かはわかりませんが、一筋縄ではいかない難敵なのは間違いなさそうです。
身喰らう蛇編・暗躍する秘密結社が《裏解決屋》に接触?
ちょうど話題が出たところで、次は結社関連の写真について考察します。『空の軌跡』シリーズに登場したヴァルターに加えて、新登場の執行者・ルクレツィアの言動にも注目!
結社のエージェントで執行者NO.XIII《痩せ狼》の二つ名で呼ばれるヴァルター。共和国出身なので『黎の軌跡』でも出番はありそうだと思っていましたが、なんかヴァンとも知り合いのように見えますね。
ヴァルターは共和国三大拳法の1つ《泰斗流》をベースにした暗殺拳法の使い手ですが、武術家つながりでヴァンと関わりがあったのかも? 腕前は……まあヴァルターが上でしょうね。なにせ彼は、同門のジンとほぼ互角の実力を持つ兄弟子ですし。
彼の“依頼”をこなせば結社との距離も近くなりそうですし、共闘の可能性も十分あるかと。なんにせよ、ヴァルターとヴァンの関係性はよく見ておきたいですね。
新キャラの《黄金蝶》ことルクレツィアは、結社の執行者No.III。彼女はかつて所属していた暗殺者組織《月光木馬團(げっこうもくばだん)》が結社との抗争に敗れた際、組織のトップと幼い暗殺者・シャロンとともに結社に降ったという過去を持ちます。
同組織のトップだった男はその後、結社の使徒第四柱となり《千の破戒者》と呼ばれています。ルクレツィアが“旦さん”と呼ぶ親しげな相手、そして一緒にいる青い衣服の人物がまさにその彼なのかも? おそらく上の写真でベルガルドが相対していたのも、髪型的にこの男じゃないかと。
ルクレツィアのもう1枚の写真では、青い衣服の人物と過去を懐かしんでいる様子。となると“あの子”とは《月光木馬團》の関係者、すなわちシャロンのことなのかもしれません。
シャロンは『閃の軌跡』シリーズで、結社の執行者No.IXとラインフォルト家のスーパーメイドという二足の草鞋で活躍。ルクレツィアたちの話題に出てくると、シャロンの登場にも期待してしまいますね! まあただ昔を懐かしんでいるだけかもしれませんが。
CID編・ある意味最も恐ろしい諜報員たちの本音は?
続いては諜報組織・CID関係者の写真から。キリカやキンケイドといった切れ者たちが所属しています。
『空の軌跡』から登場している才媛・キリカの役職がCID統合分析室室長と判明しました。彼女は諜報員としての優れた資質もさることながら、CIDの前身たるロックスミス機関のころから活躍している人物なので、この役職はCID内でもかなり重要なポストなのでしょう。
《泰斗流》の師父リュウガの娘で武術の達人でもある彼女は、弟弟子のジンと親しい間柄。準S級遊撃士となって忙しい身のジンを呼びつけるなど、彼にとって頭の上がらない存在なのは変わらないようです。
ちなみにキリカはヴァルターと恋仲でしたが、もろもろあって完全に決別。もはや寄りを戻すことはないでしょうが、本作で再会することは十分ありそうですね。どんなやり取りをするかはちょっと楽しみ。
キンケイドはキリカの部下の補佐官で、ヴァンとエレインの幼なじみ。ヴァンとはしばらく会っていなかったようですが、セリフを見るに良好な関係は続いているようです。
彼自身はかなり有能な人物ですが、上司のキリカはさらに有能。この両者が所属するCIDは何をしてくるか、正直底が見えない印象です。いつの間にか何かに利用されてそう。
ヴァンたちの味方に回ってくれるなら心強いのですけど、そうそうラクにことは運ばないでしょうね……。
黒月編・いよいよツァオにスポットが。ラブロマンスもあり!?
共和国最大のシンジケートとして知られる《黒月(ヘイユエ)》。共和国を舞台にした本作にも組織の重要人物が登場します。
組織の幹部で《白蘭竜》の異名を持つツァオ。これまでの『軌跡』シリーズにも登場し、主にクロスベル周辺で活動していた彼ですが、本作では共和国に戻ってきているようです。
彼のセリフにある“支援課”はクロスベル警察の特務支援課、“《銀(イン)》”は伝説の暗殺者の血脈にして劇団《アルカンシェル》のスター・リーシャのことでしょう。
ツァオは彼らとときに敵対しつつも、最終的には協力しました。彼らに何を“丸投げ”したのかは気になりますが、とりあえず協力関係は続いているかと思われます。
この写真のセリフを見るに、ツァオがヴァンたちに手を貸す展開もあるようです。ヴァンたちに協力することで、なんらかのメリットがあるのでしょう。もちろん油断ならないツァオなので、逆の展開もありえる?
ツァオは《黒月》の有力者であるルウ家と関係が深いのですが、アシェンはそのルウ家の娘。後継ぎを担う“弟”は、クロスベルでツァオが仕えていたシン少年のことと思われます。
ちなみにアシェンはヴァンの仲間となるアーロンの幼なじみですが、好みのタイプはツァオとのこと。アシェンを中心にラブロマンスが開幕!? ……することはなさそうですね、ツァオの性格的に。
その他の人物・そこかしこに重要そうな単語がてんこ盛り!
以降は細かいツッコミなので、まとめてお届けしましょう。ただ、もしかしたら重要かもしれない単語もちらほらあるのでお見逃しなく。
さまざまな国家を股にかけて活動するPMC(民間軍事企業)・マルドゥック社のソーンダイクGM。“貴国”という発言から、どこかの国の重鎮と話していると見受けられます。
相手はグラムハート大統領あたりでしょうか? 『創の軌跡』のラストで彼が結社の《星辰の間》に通信を送った際、マルドゥック社のロゴが浮かび上がりましたし。
いずれにせよ、国家の枠にとらわれずに行動するPMCは、その軍事力がどこに向けられるかわかりません。共和国内の組織か、それとも共和国外の国か。向けられる矛先やいかに?
ソーンダイクを護衛するカシムは、ヴァンの仲間になるフェリの実兄です。猟兵団《クルガ戦士団》を離れた理由も気になりますが、注目したいのは《A》という単語。これはちょうど本日公開された新情報によると、裏社会の掟を無視し、共和国内で急速に勢力を拡大しているマフィア組織《アルマータ》の通り名。
新興の組織とはいえマルドゥック社が脅威を感じるほどなら、《アルマータ》はかなりの巨大勢力でしょう。共和国内で活動するヴァンたちにも、なんらかの形で関わってくるかも?
なお、《アルマータ》などの新情報についての考察は、また別の機会にお届けできればと!
最後は導力革命の父ことエプスタイン博士に師事した《三高弟》の1人・ハミルトン博士の発言。何かの解析をしようとする博士ですが、“クロンカイト”とは一体?
単に人名なのか、何かしらのシステムなのか。同じ《三高弟》のアルバート・ラッセル博士は、研究に導力演算機《カペル》を活用していましたが、それに類するものでしょうか?
また、ハミルトン博士が引き取って育てた少年で、ヴァンの仲間に加わるカトルが導力ドローンの研究をしているので、“クロンカイト”が導力ドローンの一種という可能性も。うーん、早く真相が知りたい!
と、いった感じで見てきましたが、考察したくなる部分がいくらでもあってビックリ。想像の余地が非常に広く、今更ながら『軌跡』シリーズの懐の深さを思い知らされました。
今回取り上げたもののほかにも、まだまだ想像・考察の余地はたくさんあるので、既存の情報をまた改めて見返してみるのもオススメです。キャラのセリフに限らず、戦闘画面一つとっても、思わぬ発見があるかも?
こうして発売前にいろいろと想像をめぐらすのも『軌跡』シリーズの楽しみ方の1つ。次回以降もさまざまな考察をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
ここでしか手に入らない限定特典満載! 電撃スペシャルパック
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今回は特典の1つ、文庫本“創まりの先へ”を紹介します。エレインたちが活躍する、本作の前日譚ともいえるエピソードの数々は読んでおいて損ナシ!
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文庫本“創まりの先へ”
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[6]アニエス専用衣装DLC“旧カルバード王国風ドレス”
※画面は開発中のものです。
※特典画像はイメージです。実際のものとは異なる場合があります。内容・仕様は予告無く一部変更になる場合があります。
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英雄伝説 黎の軌跡
- メーカー: 日本ファルコム
- 対応機種: PS4
- ジャンル: RPG
- 発売日: 2021年9月30日
- 希望小売価格: 7,800円+税