『英雄伝説 閃の軌跡』8周年:帝国の闇を“一閃”する、重き宿命を背負った青年の物語が動き出す【ファルコム40周年特集】

電撃オンライン
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 2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。

 そして、本日9月26日、2013年(平成25年)に発売された『英雄伝説 閃の軌跡』が8周年を迎えました。

※本記事内では、同月25日発売の『英雄伝説 閃の軌跡II』、27日発売の『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』、28日発売の『英雄伝説 閃の軌跡III』についても紹介しています。

 謎を含んだ過去を持つ青年、リィン・シュバルツァー。彼を主人公とした『閃』の物語は、『空』や『零・碧』から多くの人物・伏線が絡み合い、4作にわたって続くこととなりました。

  • ▲リィンは『創の軌跡』でも、主人公のひとりとして登場。ある意味5作と言えますね。

 1作目では学生だったリィンは、物語が進む中で教官へと成長。《VII組》という場所で教わり学ぶ立場から、別の形で出会った《VII組》を教えて導く立場へと変わります。

 また、2017年には、日本ファルコム35周年記念の一環としてミュージカルも行われています。『閃の軌跡』の物語をベースにしつつ、ゲーム楽曲を使用したボーカルやオリジナルの展開も交えた、熱い物語が上演されました。

 本記事では、『閃の軌跡I~IV』の各作品をご紹介。リィンが辿った長い軌跡を振り返ります。

 複雑な出自ゆえに、迷いを抱えていたリィンが手にした《VII組》という強固な繋がり。時にぶつかりあい、時に力を合わせる中で築かれた絆の強さを芯として、彼らはエレボニア帝国に巣食う強大な“闇”に立ち向かっていきます。

『英雄伝説 閃の軌跡』とは?

  • ※画像はPS4版のものです。

 零から閃へ――。

【英雄伝説 閃の軌跡】
・発売日:2013年9月26日
・機種:PS Vita/PS3/PC/PS4/Switch
・ジャンル:RPG

●動画:『英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)』店頭初公開PV

 2013年9月26日にPS Vita/PS3で発売された『英雄伝説 閃の軌跡』。グラフィックが一新され、キャラクターの頭身も大幅に上がりました。

 主人公であるリィンは、エレボニア帝国の中でも長い歴史を持つ、トールズ士官学院へと入学します。ここでは基本的に貴族・平民でクラス分けがされていますが、彼が所属することになったのは特科クラス《VII組》――《ARCUS》の適正によって選ばれ、貴族も平民も関係なく集められた、9人の生徒からなる特殊なクラスでした。


 実習として各地へ出向く中で、それぞれの立場からくる対立や衝突、和解などを経て《VII組》は成長していきます。中には、これぞ青春! と言えるような場面も。

  • ▲実習地として選ばれる場所はさまざま。

 本作では“絆イベント”で各キャラクターとの親交を深めることができます。本編では語られないエピソードも多くあり、限りあるポイントをどう割り振るか迷ったプレイヤーも多いと思います。

 物語が進むと“学院祭”などの学院らしい催し物も。皆で出し物を相談する光景は微笑ましく感じられます。

  • ▲タイトル画面にいる皆の衣装も変わります。

 このまま、卒業まで慌ただしさがありつつも充実した日々が続く……と思ってしまいますが、帝国には不穏な影が迫っていました。

 衝撃の結末を迎えて本作は一旦幕を閉じますが、物語は次作『閃の軌跡II』へと続きます。

『閃の軌跡』企画記事抜粋

『英雄伝説 閃の軌跡II』とは?

  • ※画像はPS4版のものです。

 その一発の銃声が、帝国の運命を変えた。

【英雄伝説 閃の軌跡II】
・発売日:2014年9月25日
・機種:PS Vita/PS3/PC/PS4/Switch
・ジャンル:RPG

●動画:「英雄伝説 閃の軌跡II(センノキセキ ツー)」デモムービー

 2014年9月25日にPS Vita/PS3で発売された『英雄伝説 閃の軌跡II』。物語は前作『閃の軌跡』のおおよそ1ヵ月後から始まります。


 前作の最後に起こった事件がきっかけで、帝国で内戦が勃発。散り散りとなってしまった《VII組》や学院の仲間たちを探して、リィンは己にできることを模索しながら、各地をめぐることとなります。

 本作で語るべき要素はいくつかありますが、ひときわ特徴的なのは“騎神戦”です。前作のラストで突然この騎神戦を行うことになり、驚いたプレイヤーも多いはず。『II』では、仲間にサポートしてもらうことも可能となりました。

  • ▲リィンは《騎神ヴァリマール》に搭乗し、戦うことに。

 通常の戦闘とはコマンドが異なり、この戦いでのみ使用可能なクラフトも存在します。難易度次第ではかなり手ごたえのある戦闘になることも。

 容易くは消せない戦火が覆う帝国を、“第三勢力”として、高速巡洋艦カレイジャスと共に駆けるリィンたち。度重なる戦いの果て、彼らを待ち受けていたのは……。

 怒涛の展開となった終章などで明かされたことはありましたが、謎も残したまま、物語は更に『III』へと続いていきます。

『英雄伝説 閃の軌跡III』とは?

 新生《VII組》、始動。

【英雄伝説 閃の軌跡III】
・発売日:2017年9月28日
・機種:PS4/PC/Switch
・ジャンル:RPG

 2017年9月28日にPS4で発売された『英雄伝説 閃の軌跡III』では、前作までは学生だったリィンが教官として登場。年齢も17歳(18歳)から20歳となり、大人びた姿を見ることができます。

 彼のみならず、《VII組》の面々の成長ぶりには、親のような気持ちになってしまいますね。



 新たに設立されたトールズ《第II分校》で《特務科VII組》を率いることとなったリィン。そんな彼と、個性豊かな教え子たちを中心に、本作の物語は展開されていきます。

  • ▲グラフィックが進化。彼の剣技にも成長が見られます。

 本作では、新たに“ブレイブオーダー”が登場。一定ターンのあいだ強力な効果を得られるもので、発動するキャラクターによって内容はさまざま。戦略性がより高まりました。

●動画:PS4「英雄伝説 閃の軌跡III」デモムービー

 こちらのPVで流れている『嘆きのリフレイン』。重い歌詞と疾走感が絶妙に合わさった曲ですが、ゲームをクリアした方なら、聴いて(色々な意味で)頭を抱えたくなるのではないでしょうか。

『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』とは?

 終焉に、諍え。

【英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-】
・発売日:2018年9月27日
・機種:PS4/PC/Switch
・ジャンル:RPG

 2018年9月27日にPS4で発売された『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』は、3作かけて続いてきた『閃の軌跡シリーズ』の最終章となります。

 前作『III』のラストでの出来事を経て、行方不明となってしまったリィン。さまざまな人物の思惑が交差するエレボニア帝国で、《VII組》とその仲間・協力者たちは、自分たちがなすべきことを見定めて行動していくことになります。

  • ▲騎神同士の戦いもより本格的に。相克戦で流れる『七の相克 -EXCELLION KRIEG-』も良曲です。

 また、リベールやクロスベルのキャラクターも多く登場し、集大成とも言えるシナリオが展開されました。それに伴い、プレイアブルキャラの数は『閃』では最多となります。


  • ▲エステル、ロイドたちも参戦。混迷を極める帝国の中で、共に戦ってくれます。

 最終章というだけあり、シナリオのボリュームはトップクラス。リィンたちの行く手に立ち塞がる強敵も多く、プレイしがいのある作品となりました。1作目から触れてきているプレイヤーにとっては、思わず胸が熱くなるようなイベントも。

●動画:PS4「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」店頭PV

 電撃オンライン(電撃PlayStation)で掲載していた、当時の応援企画記事もご紹介。改めて振り返ると、懐かしい気持ちになりますね。

『閃の軌跡IV』企画記事抜粋

※画像はPS4版のものです。
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