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2018年8月18日(土)

『閃の軌跡IV』応援企画第3弾。最新作へ向けて『閃I~III』を総まとめ!【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 日本ファルコムが贈る人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その最新作にして、エレボニア帝国を舞台にした物語の終幕を描く『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』の発売日(9月27日)まであとわずか! ここでは、『閃の軌跡IV』の電撃PS誌面連動企画で、過去作の出来事を振り返る特別企画をお送りしています。

⇒『閃の軌跡IV』応援企画第1弾(『空の軌跡』3部作の見どころをチェック)の記事はこちら

⇒『閃の軌跡IV』応援企画第2弾(クロスベルの物語をチェック)の記事はこちら

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 『軌跡』シリーズとは『リベール王国編(空の軌跡)』『クロスベル編(零/碧の軌跡)』『エレボニア帝国編(閃の軌跡I~III)』という、国ごとに描かれてきた3つの作品群の総称です。すべてゼムリア大陸という同じ世界で起こった出来事で、時間軸がつながっていたり重なっていたりと、作品間で密接に“リンク”するのも特徴の1つ。

 本企画の第1弾と第2弾では『リベール王国編』と『クロスベル編』を解説してきました。第3弾の今回は、いよいよ『エレボニア帝国編』の見どころとキーワードをチェックしていきますよ!

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

《騎神》に選ばれし青年が闇を切り開く『エレボニア帝国編』

 『エレボニア帝国編』は、皇帝を頂点とした旧(ふる)い貴族制度が残っている軍事大国を舞台としています。貴族と平民という身分の違いから生まれる確執をテーマの1つとし、これらの情勢に振り回される“学生生活”を描いているのもシリーズの特徴です。

 本シリーズは、由緒ある名門校《トールズ士官学院》に入学したリィン・シュバルツァーを主人公とし、エレボニア帝国全土に混乱が広がる“激動の時代”を描いた物語となります。

リィン・シュバルツァー CV:内山昂輝
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』

 帝国北部の地方貴族シュバルツァー男爵の養子。《剣仙》ユン・カーファイの弟子で、太刀を武器とする《八葉一刀流》を操る。胸に大きなアザがあり、精神を集中させることで“鬼の力”と呼ばれる異能を発揮することが可能。

『閃の軌跡』学生の立場から帝国の歪みを知る

 《トールズ士官学院》に入学したリィンは、特科クラス《VII組》(※)で8人の仲間と切磋琢磨する日々を送る。特別実習で訪れた各地では、《貴族派》と《革新派》の軋轢、テロリスト《帝国解放戦線》の暗躍など、帝国の現状を認識することに。

 さらに彼は《VII組》の仲間とともに試練を乗り越え、士官学院の旧校舎に封印されていた巨大な人型兵器《灰の騎神》の《起動者(ライザー)》に選ばれる。

 そしてクロスベルの『国家独立宣言』から続くオズボーン宰相の狙撃事件を発端に、帝国は内戦に突入。リィンは学院に攻めてきた《蒼の騎神》と《灰の騎神》を呼び出して戦うが、力およばず敗北し、強制的に逃走することに。

※特科クラス《VII組》は貴族や平民、留学生など身分に関係なく集められた生徒で構成されたクラス。表向きは戦術オーブメント《ARCUS》のテストという名目で集められたが、真の狙いは学院理事長でもあるオリヴァルト皇子による、次世代の若者の育成だった。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲内戦が勃発して《貴族連合軍》が学院に攻めてきた際、自分たちの居場所だけでも守ろうと戦う決意をした。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲演説をしていたオズボーン宰相がテロ組織《帝国解放戦線》の《C》に撃たれて倒れる。ここから、帝国の情勢が大きく動き出す。

『閃の軌跡II』内戦のなかで大切なものを取り戻すために戦う

 学院からの逃走から1カ月後、故郷の近くで目覚めたリィン。彼は離れ離れになった《Ⅶ組》の仲間と各地で合流しつつ、《貴族連合軍》とも“帝国正規軍”とも違う“第3の風”として、人々を救うために《灰の騎神》を駆って内戦の空を飛び回る。

 やがて結社《身喰らう蛇》の《幻焔計画》の一環として帝都に出現した《煌魔城》に突入し、クロウとの《騎神》の一騎討ちで勝利を収めたリィン。だが、復活を遂げた《緋き終焉の魔王》との戦いでクロウと共闘した際、彼は死亡してしまう。そこへ死んだはずのオズボーン宰相が現れ、結社の《幻焔計画》を奪取。さらに《貴族連合軍》にトドメを刺し、内戦は彼の1人勝ちという形で瞬く間に終結した。

 その後、学院に戻ったリィンたち《VII組》は《巨イナル白キ影》の試練を受け、《VII組》としての活動に区切りをつける。リィンは学院に残って《灰色の騎士》として政府の要請に応える日々を送り、ほかの《VII組》メンバーは1年早く卒業して各々が決めた道へと歩んでいく。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲死んだはずのオズボーン宰相の登場で、内戦の情勢は逆転。《貴族連合》は弱体化され、宰相の思うがままに。

『閃の軌跡III』教官となったリィンが新たな《VII組》を教え導く

 《トールズ士官学院・第II分校》の新米教官となったリィンが、新世代の《VII組》を指導することに。オズボーンの策略で、《特務活動》と称して帝国の各地で《身喰らう蛇》や猟兵たちの相手をする新《VII組》。旧《VII組》の面々や遊撃士など多くの協力者の援助を受けつつ、騒動を解決していく。

 やがて皇帝暗殺未遂事件、《黒キ星杯》の出現などの大事件が立て続けに起こり、新旧《VII組》は協力してオズボーン勢力と対決する。その過程で仲間のミリアムを失ったリィンは、怒りに呑み込まれて暴走し、《巨イナル黄昏》を発動してしまうのだった。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲かつては生徒側だったリィンが、『閃III』では教官に。旧《VII組》の成長した姿も見られる。
▲『零/碧』のティオやランディ、『空』のアガット、ティータなどが登場。豪華な顔ぶれが、帝国に集結する。

『閃の軌跡』のキーワード

 ここからは、『閃の軌跡』シリーズのなかでも重要な出来事をキーワードとして紹介。いまだ残された謎は、最新作である『閃の軌跡IV』で明かされるかも!?

KEYWORD1:《騎神》と《起動者(ライザー)》

 《騎神》は帝国の大きな争いで現れる存在。《七の至宝》である《大地の至宝》と《焔の至宝》の力が融合して生まれた《巨イナル一》から漏れ出る力を封じ込めたもので、《地精》が器を作り、《魔女》が力を注ぎこんだと伝えられている。

 《起動者》には、試練を乗り越えた者、あるいは特殊な血筋を持つものが選ばれる。灰、蒼、緋、紫、黒、銀、金という7色の《騎神》が存在し、それぞれに1人の《起動者》が乗り込んで操る。現在は《金の騎神》のみ所在が不明。

 なお戦いが終わると、如何なる理由か人々の記憶からしだいに《騎神》のことは消えていくようになっているという。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲《騎神》が封印されている扉。扉にある花のような紋章は、《騎神》やそれに関係する施設に描かれている。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲《騎神》の戦闘力は《起動者》に依存する。個体ごとに特殊能力が存在する様子は今のところ見られない。

KEYWORD2:《貴族連合軍》による内戦

 カイエン公爵を首謀者とする《貴族連合軍》の内戦。表では貴族連合の新兵器《機甲兵》と、正規軍の駆動戦車によるプロの軍人が行う戦闘が、裏では、《騎神》を戦わせる超常的な戦いがそれぞれ展開していた。

 この流れを企てた《身喰らう蛇》の使徒・クロチルダは、250年前に起きた《獅子戦役》を再現しようとしていたらしい。《煌魔城》の戦いでオズボーンが現れたことで《幻焔計画》は乗っ取られてしまったが、本来はそこで何かが起こるはずだった?

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲新兵器《機甲兵》と戦車の戦い。機動力で勝る機甲兵優位に戦いは進んでいた。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲内戦を速やかに終結させ、クロスベルの無血占領も行ったルーファス。彼の底もまだ知れない。

KEYWORD3:帝国の過去と未来が記された《黒の史書》

 『閃II』から登場したもので、黒い装丁で暗号化されている書物。七耀教会の《星杯騎士》のトマスから依頼され、リィンが各地で見つけたものを渡し、解読してもらっている。原本は皇帝家が所有しており、帝位を継いだ者のみ読む資格が得られるという。

 そして原本には“過去に何が起きたか”だけではなく、“これから何が起きるか”という未来まで記されているとのこと。また、リィンが各地で拾う書物は複写本ということになるが、誰が複写してどうやってバラまいているのかなど、いっさいが謎に包まれている。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲《大地の至宝》と《焔の至宝》の激突。1200年前以上に起こった出来事が、なぜか《黒の史書》には描かれている。この戦いは1000日にもおよび、2つの《至宝》は戦いの末、相打ちとなった。
 
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲帝都に出現した《煌魔城》。《黒の史書》には、これとクロスベルの《碧の大樹》のことも予言されていた。

KEYWORD4:《巨イナル黄昏》

 《黒の史書》で予言され、オズボーンや黒のアルベリヒが用意を整え、リィンが引き金を引いてしまった事象。帝国で過去に起きた陰惨な事件は、《巨イナル一》がもたらす“呪い”によって「魔がさした」ことをきっかけに起きたという。

 その“呪い”を解く、あるいは“完成”させるのが、《巨イナル黄昏》だとアルベリヒは語った。発動した《黄昏》は、帝国全土に黒い風となって広がり、人々の“闘争の原理”を刺激したというが……。

『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲呪いに操られた《VII組》生徒のアッシュは、皇帝を撃ってしまう。それが帝国を、共和国との戦争に突き進ませる引き金に。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲“呪い”の大部分をその身で抑え込んでいた《黒の聖獣》。暴走したリィンが、聖獣を《根源たる虚無の剣(終末の剣)》で倒してしまう。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』
▲《黒の聖獣》が倒れたことで、帝国全土に“呪い”が拡散。普段は温厚な人々が好戦的になり、オズボーン宰相によって示された敵(=カルバード共和国)へ怒りを募らせていく。

 もとはPS3/PS Vitaソフトだった『I』と『II』ですが、今なら高画質・高音質化に加え、イベントや移動が2倍速、戦闘は4倍速になる「高速スキップモード」を搭載した『改』がPS4で発売! すでにプレイした人も、PS4で『閃の軌跡』シリーズをまるごと遊び直すと、また新たな発見があるかも!? 『閃の軌跡IV』に向けて、あるいはクリア後にでもプレイしよう!!

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