『ガンダム』ゲーム35周年記念。電撃メンバーが名作タイトルを振り返る【周年連載】

電撃オンライン
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 あの名作の発売日から5年、10年、20年……。そんな名作への感謝の気持ちを込めた電撃オンライン独自のお祝い企画として、“周年連載”を展開中です。

 今回お祝いするのは、さまざまなハードで発売され続けている『ガンダム』ゲームシリーズ。人気作品を題材にし、愛され続けている本シリーズは2021年で35周年を迎えました。

 特設サイトで公開されているタイトルを参考に、電撃オンラインの編集・ライターが選ぶ“好きなガンダムゲーム3選”をお届けします。

 あなたの思い出のタイトルはどれですか?

 なお、掲載の並びは編集、ライターの五十音順です。

文:うま

『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』

 今でこそ珍しくないですが、作品の枠を超えてモビルスーツ同士が戦える初めてのタイトルだったので、とても印象深いです。シミュレーションゲームですがバトルはアクションだったので、中学生だった自分でもすぐにハマりました。ほとんど、サイコガンダムで蹴散らしてたような覚えもありますけど。

『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』

 「プラモで展開されていたF90が動いているところを見られる!」ということで、発売してすぐに飛びつきました。当時にしては珍しいリアルタイムストラテジータイプのゲームで戸惑いもしましたが、映画『F91』の前日談的ストーリーのおもしろさと、リアル頭身で描かれた戦闘アニメーションの出来に、一気に引き込まれました。

『ガンダム オペレーショントロイ』

 モビルスーツ対人間の戦いが楽しめる作品の先駆者的なタイトル。モビルスーツ同士のバトルではわかりませんでしたが、人間がモビルスーツに襲われたらどれだけ恐ろしいのかが一番わかるゲームでした。あと、ジオン軍の量産型モビルスーツに乗ると、地球連邦軍のビーム兵器がどれだけ恐ろしいのかもわかります。

文:黒船Mk-II(マークツー)

『機動戦士Zガンダム』

 3Dアクションをプレイしていく中で、CGアニメが流れるタイトル。物語を追いかけたあとには、2台のPlayStationを通信ケーブルで接続して、対戦できたのが印象的です。機体数が多いため、存分に対戦できたことを覚えています。身内の対戦会は次作『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも引き継がれました。

『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』

 AC『機動戦士ガンダム 戦場の絆』をリメイクしたタイトルで、連邦とジオンにわかれて、4人vs4人で対戦します。毎週末の夜に集まって対戦会をしていたのですが、人数が足りないと、別の軍に借り出されるため、両軍のデータを用意し、どのカテゴリーも操作できるようにしていました。

『機動戦士ガンダム SEED BATTLE DESTINY』

 『ガンダムバトル』シリーズの流れをくみ、所属する軍を選んで戦乱を生き抜いていくことになるタイトル。SEEDシリーズから、多くの機体やキャラが登場するのが何よりの魅力でした。限界を超えてカスタマイズできるので、好きな機体を強化して出撃できるのもたまりません。

文:KK

『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』

 今回の企画で作品を見返していて、子ども時代に遊びまくった記憶が甦った作品。SLGとアクションを融合させたようなシステムで、アニメより先にこの作品で知ったメッサーラを愛用し、プラモデルも買った記憶があります。CPUの思考時間が長かったのですが、純真だったあのころはずっと待っていました(笑)。

『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』

 しばらく離れていた『ガンダム』に再びハマるきっかけになった作品。当時の最新鋭ハードだったドリームキャストの美しいグラフィックはもちろん、ジム系やガンキャノン系などの機体に乗って戦えることに感動しました。本作以降、ジム・スナイパーII(できればホワイトディンゴ仕様)がフェイバリットMSです!

『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』

 『ギレンの野望』シリーズはどれも大好物ですが、一番長く遊んだのが本作。登場キャラ&MSが過去最高で、現在話題の『閃光のハサウェイ』まで収録しているのが◎。稀に思わぬ拠点に攻め込まれ、準備不足のままの戦いを強いられるのですが、その戦力ギリギリの防衛戦が最高に熱かった思い出。まだ新作待っています……。

文:KNOT

『機動戦士Zガンダム ホットスクランブル』

 家庭用で初めて遊んだ『ガンダム』ゲー。ゲームを起動するとアニメと同じ曲が流れるだけでも感動モノだった。『テグザー』が好きでも遊べなかった自分としては、変形して進行する2Dシューティングに惚れ込み繰り返しプレイしたし、高速で迫る”MS”を撃墜する3Dシーンもあり、正に“一粒で2度美味しい”作品。

『機動戦士ガンダム ギレンの野望』

  • ▲画像はPS版のもの。

 「立てよ国民!」

 俺的にセガサターンを買う動機を最大化したタイトル。『ガンダム』は勧善懲悪モノではないことは理解しているが、子ども視点からは敵方とされる“ジオン公国軍”側からも一年戦争を描く戦記ものは斬新だった。歴史のIF展開が派生するのが楽しく、何度もやり込んだ。

 あえて言おう、“超名作”であると!

『ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079』

 センサーの熟知が肝となるリアルタイムタクティカルコンバット。高難度だったが、コツさえつかめば“闇夜のフェンリル隊”に没入できる。ゲームに慣れるまでは激強な“連邦の白い悪魔”に震撼するホラーゲームでもある。

 進軍していく中でガンダムが立つことの恐怖と言ったら……。俺的“神ゲー”認定作品。

文:kbj

『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』

 ハードが変わり、3D描写が格段にあがったことに感動したタイトル。量産機のジムを操り、一年戦争末期を生き残ることになります。特別なパイロットというよりは普通の部隊の隊長という設定や世界観、ゲーム性がマッチして、何度もプレイしました。

『SDガンダム ジージェネレーション NEO』

 戦闘の描写やバトルシステム、機体の設計の仕組みなどが、それまでと大きく変わったタイトル。オリジナルの物語が秀逸だったうえに、ガトー vs クワトロや、カトルらのガンダムチーム vs 東方不敗など作品を超えたバトルをCGで楽しめることにワクワクし、やり込みました。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』

 オールスタータイトルとして、さまざまな作品から機体が参戦。対戦はもちろん、モーションやセリフなど、ガンダムゲームとしても本当によくできています。

 おじさんゲーマーですが「うまくプレイできるようになって、勝ちたい!」と感じて練習し、結果として多くの知り合いと出会うことになった最高のタイトルです。

文:Go

『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』

 自分で立てた作戦や戦い方で、アニメとは違った歴史を作り出せる懐の深さが最大の魅力です。好きなパイロットやモビルスーツを活躍させたり、本来の物語とは異なる選択をしたりと、『ガンダム』の世界に介入できる没入感が最高。一番遊んだPS版を選出していますが、以降の全シリーズを遊んでいます。

『ガンダム無双』

 「『ガンダム』で『無双』的なゲームがしたい」という、妄想に近かった当時のファンの願いを実現した作品です。内容はタイトルそのままで、発売を聞いた時は「ありがとう」と感謝したくらい。キャラゲーだけにならず、爽快感を味わえるアクションゲームとしてしっかり遊べたのもよかったです。

『スーパーガンダムロワイヤル』

 さまざまな『ガンダム』が登場するアプリゲーム。2021年にサービス終了していますが、そのギリギリまで遊んでおり、一番長く遊んだ『ガンダム』ゲームです。入手難度の高い“特殊開発”の機体を、5体のうち1体しか作れなかったのが心残りです。

文:シュー

『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』

 劇場版『機動戦士ガンダム』の戦闘シーンを完璧に再現した一本。一度見たら飛ばしがちなオープニング部分に全力投球する制作陣の“ガンダム愛”は敬礼もの。エースパイロットのストーリーモードがかなり丁寧で、アニメ以外の部分やIFシチュエーションを楽しめたりと、ファン向けのすさまじい作り込みでした。

『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』

 パイロットに“レベル”と“アビリティ”というRPG的な要素が入っています。味方の配置変えや行動指示を出せるRTS的な要素と戦術があり、独自のガンダムゲームでした。パイロットの成長により、機体の反応速度や武器の集弾率などが上昇するため、アニメと同じように徐々に強くなるアムロとガンダムがいいんですよねぇ。

『機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズDX』

 後にも先にもゲームセンターで28連勝したタイトルはこれだけですし、それほどハマった思い出の一本。熱中した理由は単純に『Zガンダム』が好きだから! 豊富な機体と3つに分かれた覚醒と選択肢の多さ、そして可変機の機動性によるスピード感やアクション性……革命で革新でした。お気に入りはガブスレイとアッシマー!

文:そみん

『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』

 古めの作品ばかりのセレクトですが、テーマが“思い出に残っている”ですから仕方ない。ナイトガンダムはカードダス時代から好きな作品ですし。GB版やSFC版も楽しかったけど、12人の円卓の騎士を2パーティに分割して冒険できるというワクワク感から、特に本作をプッシュ。エンカウント率については何も言うまい。

『機動戦士ガンダム外伝I 戦慄のブルー』

 セガサターンのファンとして誇りに感じる大傑作。主人公がジム系でライバルがグフ系と聞くと微妙に聞こえますが、戦場のシビアさやアニメ的な熱さが詰まっており、三部作をクリアしてみれば、「ブルーディスティニー最高!」という思いに。SFCの『ガンダムF91』もそうですが、ゲームオリジナルの外伝系に弱いんですよねー。

『SDガンダム ジージェネレーション モノアイガンダムズ』

 このワンダースワンの神ゲーは攻略本片手に何周したやら。『クロスレイズ』の特典で復刻した時は……感涙。ジオン側で物語が始まり、シャアとともにアムロたちと戦うという熱い展開も◎。ジョニー・ライデンやシン・マツナガが強いのはもちろんのこと、アポリーとロベルトも頼もしいんだよなあ。ああ、遊び直したい!

文:たく坊

『スーパーガチャポンワールド SDガンダムX』

 筆者が最初に触った『ガンダム』ゲーム、というかガンダムというものを知ったきっかけのタイトル。対戦型戦略SLGというジャンルながら、モビルスーツやモビルアーマーを操作してアクションゲームとしても楽しめる、一粒で二度おいしいゲームです。

 物心つく前から今に至るまで対戦をしているほど好きなゲームです。

『機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオン DX』

 筆者が『ガンダム』シリーズにハマることになった作品。対戦ゲームとしてはもちろん、ガンダムのかっこよさ、量産機の渋さ、パイロットの名言など、『ガンダム』に触れるうえで大事な感性を鍛えられました。“Gスカイ”と“ビグ・ザム”で対戦したのはいい思い出です。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 中学、高校と筆者の青春をささげた『エクバ』シリーズの1作目。今でもタイトルが出続けている人気シリーズで、もちろん現在もプレイしています。高いアクション要素と熱い読みあい、パイロットの名言など、多くの『ガンダム』ファンが心を奪われました。

文:ハム彦

『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』

 舞台は一年戦争の地上。戦闘中は仲間たちから通信が小まめに入り、戦場の臨場感を存分に楽しめます。最大の見どころは、重厚感溢れるMSの挙動と、何度も挑戦したくなる難易度の絶妙さ。また、戦果によってヒロイン(全6人)のムービーが変わるという、プチ恋愛ゲーム的な要素も斬新で好きでした。

『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀DS 親父にもアガられたことないのに!』

 タイトルからは考えられないほど『ガンダム』作品としても麻雀ゲームとしても無茶苦茶、完成度の高い作品。フルボイスの名言も満載! そんな名言にアレンジを加えた各キャラの“至言ワザ”は、ガンダムファンなら絶対にニヤリとできます。対局の勝利で得られる180種類ものMSや戦艦は、やり込み要素としても最高です。

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』

 前作から受け継がれた秀逸な戦闘システムがさらにパワーアップ。ベースキャンプや宇宙ステージなど、魅力的な要素が多数加わったうえに、ルールや遊び場となる戦場は現在も進化を続けています。毎週増え続けている細部まで作り込まれたMSも注目点の1つ。基本料金は無料だし、ガンダム作品が好きならプレイしないと絶対にソン!!

文:マスクド・イマイチ

『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産』

 カードダスのSDガンダムからどっぷりとガンダムワールドに沈んだ私。ファンタジーとMSの融合という世界観が好きでした。FCの『ナイトガンダム物語』からハードをSFCに移した本作も遊びましたが、武闘家ネモがとにかく強かった思い出。“せいどうのはにわ”という謎のアイテムを集めたけど、あれは結局なんだったんだろう…。

『SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.13 新機動戦記ガンダムW THE バトル』

 「『SIMPLE』シリーズからガンダムゲームが!? しかも対戦格闘!?」ということで、一時同級生の間でザワついたタイトル。当時は格闘ゲームが流行していましたからね……。『機動武闘伝Gガンダム』の同シリーズも発売されていて、データをクロスさせて夢の対決をすることができました。結果機体数も多く、長く遊べました!

『ガンダム バトルロワイヤル』

 一年戦争から、その少し先ぐらいまでの歴史を追体験できる3Dアクション。PSPで手軽に遊べるということで、対人戦が苦手な私はこのタイトルをよく遊んでいました。自分の好きな機体をとことんチューンナップして遊べるのがよかったです。シリーズを重ねるごとに参戦作が増えていった、PSP時代の良シリーズでした。

文:MAC佐藤

『SDガンダム SD戦国伝 国盗り物語』

 “頑駄無(がんだむ)軍”と“殺駆頭(ざくと)軍”に分かれ、相手の拠点の占拠を目指すSLG。ユニット同士の戦闘はアクションで、実力次第では弱いユニットでも強いユニットを倒せるのが楽しかったですね。敵軍や中立のユニットを引き抜いて味方にできるのもおもしろかったです。

『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』

 システム的にはオーソドックスなRPGですが、それだけに遊びやすさはバッチリ。各キャラのグラフィックは、カードダスのイラストがしっかり再現されているのが大きな魅力です。ゲーム内でもカードダスを集める要素があり、これが楽しくてゴールドをかなり無駄遣いしました(笑)。

『機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ』

 『ぷよぷよ』と『ガンダム』がまさかのコラボ! 同じ色のハロを4つ以上つなげて消していくパズルタイトルです。漫才デモは『ガンダム』ファンなら笑えること間違いなし。最大の特徴は、各キャラの連鎖ボイス(1~7連鎖まで)を自由にカスタマイズできること。おなじみの名セリフなど種類も豊富で楽しめます。

文:ライターM

『機動戦士Zガンダム ホットスクランブル』

 1985年にアーケードで話題を博した疑似3Dシューティングと、PCで流行した迷路風味のシューティング、毛色の異なる2つの特徴を持つシステムをステージ別に組み込んだような斬新な作品でした。ファミコン全盛期のゲームキッズとしては、流行のアニメBGMをバックにシューティングを楽しめると言うだけでもう大満足!

『SDガンダム スカッドハンマーズ』

 Wiiのローンチタイトルのひとつで、ヌンチャクコントローラをガンダムハンマーに見立てて遊ぶという冗談のような本気の作品。開発スタッフによる謎のアッガイ愛もさることながら、大河原邦男氏が直々にハンマーをデザインしたという妙な力の入れ具合が好印象。なお、プレイした翌日は筋肉痛が腕を襲います……。

『機動戦士ガンダム 戦場の絆』

 『ガンダム』のゲーム史を塗り替えた名作。記事担当の1人だった筆者は、開発機を体験した際、あまりの臨場感に言葉を失いました。シミュレーションのようでありながら、個人の技量や仲間との連携が問われる完成度の高いバトルアクション。特定のステージで『哀 戦士』が流れる演出も感涙モノです。

文:る~ぱ

『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産』

 RPGとしてもよくできたタイトルですが、特にハマったのがカードダス集め。本筋とはあまり関係ないやり込み要素にもかかわらず、カード排出時のムービーがとても凝っていたのが印象的。“店の片隅に設置”、“1回20ゴールド”と再現度も高く、冒険そっちのけでキラカードを集めていました。

『機動戦士ガンダム ギレンの野望』

  • ▲画像はPS版のもの。

 『ギレンの野望』と言えば豊富なIF要素でしょう。「アムロが途中で戦死したら?」や「ギャンが正式採用されたら?」などなど、ファンなら1度は想像したオリジナルのストーリーが展開。SLGとしても完成度が高く、連邦とジオン、正史とIF展開、いろいろな1年戦争を楽しみました。

『機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオン』

  • ▲画像はPS2版のもの。

 今でも続く『VS.シリーズ』の元祖。衝撃的だったのが操作の快適さ。MSを動かすゲームは数あれど、ここまでカンタンかつ自由自在にMSを操れる作品はなかったと思います。

 それに加え、2対2のチーム戦も当時は目新しい要素。アーケードでの対戦はもちろん、コンシューマ版の追加要素もやり込みました。

©創通・サンライズ ©創通・サンライズ・MBS

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