『シェンムー3』薪割りで味わえる爽快感がたまらない。アルバイトやミニゲームをレポ

　ドイツ・ケルンで行われているgamescom（ゲームズコム）2019の会場で、メディア向けに『シェンムー3』の試遊が実施されました。

　11月19日に発売されるPS4/PC用ソフト『シェンムー3』は、ドリームキャストで発売された『シェンムー』シリーズのナンバリング3作目です。

　会場ではデモ版を45分間プレイすることができたので、その様子をお届けします。なお、会場で行った開発者インタビューは別記事をご確認ください。

顔に傷のある男を探せ！

　デモ版では、村のどこかにいる顔に傷のある男を探すというクエストが用意されていました。

　そのクエストを達成するまでは村の中を自由に移動でき、村の住人との会話やアルバイト、拳法の練習などを体験できました。

　初めに体験できたのは店でのアルバイトです。アルバイトは、店の店主に話しかけることでできるのですが、アルバイトの他にも傷の男についての話を聞く、商品の購入するといったことができます。

　アルバイトでは薪割りを体験。左右に向きを変える涼の前に薪が置かれ、タイミングよくボタンを押すことで薪が割られていきます。

　うまく薪を割ることができれば軽快なBGMが流れて、大当たりしているような状態になります。薪割りに失敗してしまうと演出はストップするのですが、再度薪をうまく割ることで再び先ほどの状態になります。

　ある程度の薪を割るとアルバイトは終了し、バイト料を受け取れました。

　今回のデモ版は英語だったため、特別な演出にメリットがあるのかわからなかったのですが、軽快なBGMに乗せて薪を割っていくのは、かなりの爽快感があり、クセになりそうでした。

己を鍛える“武功館”

　次に向かったのは、村から少し離れた場所にある拳法を練習できる道場のような場所“武功館”です。武功館では、木人との練習で涼のレベルを上げることができました。

　木人との練習は、画面に表示されたラインに合わせて涼が体制を保つというもので、ボタンを定期的に押すことで涼が体制を下げていき、ボタンを押さずにいると立ち上がっていきます。

　ボタンを押しすぎると涼が転んでしまうので、適度なバランス調整が必要に。表示されたラインで保ち続けると、経験値のようなゲージが上がっていきレベルアップします。

　武功館ではその他に組手や試合ができます。組手では、自分の出せる技を確認可能。ボタンによって出せる技が異なり、ボタンの組み合わせによって違う技を出せました。

　試合では有段者と闘えます。有段者に勝利すると自分の段位が上がります。筆者は2人倒して2段になれたのですが、3人目に勝利できず、今回はここで終了しました。

　その理由としては、3人目からかなり強くなり、レベルの足りない現状ではかなわないと感じたからです。製品版では、じっくりとレベルを上げて挑戦してみたいですね。

ミニゲームを遊びつくせ！

　武功館を後にして、顔に傷のある男を探しに村へ戻るも、さまざまな誘惑が……！　その誘惑というのが、ガチャガチャをはじめとしたミニゲームです。

　ガチャガチャは村に何台かあり、それぞれ獲得できるアイテムが異なります。筆者は2台に挑戦して、ルアーとフィギュアを獲得しました。

　他にミニゲームとして用意されていたのが、落とし玉、ダイス、亀レース。落とし玉は何種類かあり、それぞれ絵柄が異なっていたり、当たりのマスの数が違ったりしました。

　ダイスは2つのサイコロを振って、出た目の合計が高かった方が勝利するゲーム。筆者は運よく勝利でき、落とし玉で負けた分を取り返すことができました。

　亀レースは4匹の亀の中から好きな亀を選び、スタートの合図とともに右側に表示されたボタンを連打し、亀を進めるレースゲーム。右側に表示されるボタンは定期的に変わるので、反射神経が試されるものとなっていました。

　正確にボタンを押していくことでプレイヤーが選択した亀はどんどん前進するので、今回遊んだミニゲームの中では一番稼ぎやすいかと。

　残り時間が迫ってきたのでミニゲームもほどほどに、顔に傷のある男を探していきます。村人たちに話しかけて、手がかりを聞き、ようやく顔に傷のある男を見つけることができました。

　そこで男と試合をすることになり、勝利するとデモ版は終了となりました。日本語でないため、なぜ傷の男を探すことになったのか、村人との会話でどのような説明が行われていたのかはわからなかったのですが、言語がわからずとも十分な遊びごたえを感じられました。

　その他にもガチャガチャで入手できたルアーで何ができるのか、武功館での試合で勝利していくとどうなるのかなど、気になる点が多いので、発売を楽しみに待ちたいと思います。