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2008年7月8日(火)

【今週の1本】ホラー好きにも、廃墟好きにもたまらない! DS『THE 廃屋病棟』

文:電撃オンライン

 暑い夏を涼しく過ごすには欠かせない話題といえば、怪談が挙げられる。とはいえ、ひと口に「怪談=ホラー」といっても、そのジャンルはさまざま。視覚から恐怖を訴えるものもあれば、聴覚から、精神的に……と、人を驚かす方法は多岐にわたる。今回取り上げた、この7月10日発売予定のDS用ソフト『SIMPLE DSシリーズ Vol.42 THE 廃屋病棟 ~呪われた病院からの脱出~』は、廃墟+病院+殺人事件という、多くの人が怖がるのに十分な要素を備えたアドベンチャーゲームとなっているのだ。

■そこは、連続殺人事件の起きた病院……

 20年前に発生した連続殺人事件をきっかけに廃業した「坂の上総合病院」。そして現在、今度は4人の若者が不可解な死を遂げる。2つの事件の接点を求めて、ジャーナリストの“柏木玲”は事件現場である、すでに廃墟と化した病院へと足を踏み入れる。果たして、20年前の事件の真相とは? 絶望の頂点へと導く数々の謎、そして、扉の奥から迫り来る恐怖がプレイヤーを襲う……。

■部屋中を見渡して仕掛けを見つける、正統派アドベンチャー

 ゲームを始めると、おどろおどろしいムービーが流れた後に、タイトル画面が登場する。真っ暗な部屋でプレイすると、怖さが引き立つんだろうなぁ……と思ったので、とりあえず部屋の電気を消してみた。おお、思っていた以上に雰囲気が盛り上がる! でも、暗い中でゲームをプレイすると目を悪くすることがあるので、真似をしたい場合はあくまでも自己責任で。

【今週の1本】ホラー好きにも、廃墟好きにもたまらない! DS『廃屋病棟』 【今週の1本】ホラー好きにも、廃墟好きにもたまらない! DS『廃屋病棟』
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オープニングだけでなく、タイトル画面にも怖い雰囲気が漂っている。この時点で、プレイヤーは恐怖の世界へと引きずり込まれているのだ。

 鍵のかかったドアのある部屋から行動開始となるが、操作はすべてタッチペンで行うようになっている。画面をタッチペンでグリグリ動かしながら、気になる部分をタッチすると自動的に拡大されるので、さらに注目ポイントをタッチするとメッセージが表示されるのだ。部屋は360度上下前後左右くまなく見渡せるので、天井から足下までをチェックしまくろう。こうして部屋を調べまくってみると、床の割れ目から鍵を発見! 難なく最初の部屋を突破した。

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部屋はあちこちを自由に見渡せる。意外な場所に仕掛けが隠されていることもあるので、きっちりすべてをチェックしよう。
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何かありそうな場所をタッチすると、その場所が拡大表示される。アイテムがゲットできたりドアが開いたりと、何らかのアクションが起きることもある。

■謎の相手の攻撃は、タッチペンで我慢せよ!

 次のシーンへは自動的に移ってくれるのだが、その時に映し出される主人公の姿がPS時代を彷彿とさせるポリゴンキャラクターで、不思議な懐かしさを感じてしまった。そうこうしているうちに、今度は落下した天井で進路がふさがれた廊下に到着。しばらく部屋を探索していると、誰かに見られている気配を感じる。ベッドの下に飛び込むと、「ベッドの足をタッチペンでタッチして動かさないように」との指示が。どうやら、ここでタッチペンを離したりすると、何者かに気づかれて大変なことになるようだ。じっと我慢して待つこと5秒。飛び込んできたのは犬だったということで、改めて部屋を探しまくる。すると、今度は隠し通路を発見した!

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つかむべき場所が明るく表示されるので、その部分をタッチペンでタッチしたまま離さずに待つ。離してしまうと……後悔する!?
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冷蔵庫を動かすと隠し通路が現れる。このように、各部屋の仕掛けをクリアしながら先へと進んでいくのだ。

■ついに現代と20年前が交差し、そして……

 こうして各部屋を探索していくと、病院のロビーで20年前の事件で亡くなったはずの“神名由佳”を見かける。彼女はエレベータに吸い込まれるようにして消えていくが、後を追ってエレベータのスイッチをタッチしても、動く気配はまったくなし。なにやら主電源が入っていないので、それをオンにしないと動かないとのこと。そんなもの、この部屋にあった? と思いながら、これまでに歩いてきた部屋を確認してみると、それらしきアイテムを発見できた。なるほど、これをあそこで使えば……。

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見つかった診察券と、“神名由佳”の部屋にある不思議なケース。因果関係を考えれば、自然と答えは導き出されるはず。こんな謎解きも、随所に用意されているのだ。

 そうして主電源を入れると突然、壁にドアが出現する。開けようとしたその時、ドアの向こう側から出てきたのは!? 慌ててエレベータの中に逃げると、またもタッチペンでドアを押さえるアクションを起こせとの指示が。こんなところで幽霊に捕まってなるものかと、必死になってドアを押さえていると、どうやら相手は諦めてくれたらしく、無事にクリア。そして物語は20年前へとさかのぼる。

 この先にも恐怖体験と頭を悩ませる謎が待っているのだが、それを書いてしまうような野暮なことはしないので、気になった人はぜひとも続きをプレイしてみてほしい。BGMもない静寂の中、ちょっとした効果音に驚きながら、あなたはどこまで進めるだろうか?

■昔のアドベンチャーゲームの雰囲気を感じ取れる、懐かしい匂いがする1本

 基本的には、「怪しいと思った部分をタッチしまくりながら、手がかりを探して謎を打開し先に進む」という流れになる。見方を変えると、昔からのアドベンチャーゲームのような感覚が味わえるといえるだろう。実際に昔のアドベンチャーゲームは、ほぼ全てのシーンに何らかの謎が隠されていて、そこで考えられる限りのコマンドを入力して謎を解いていったが、本作もほとんどの場面に何かの仕掛けが隠されていた。それらの謎をクリアしない限りは先に進めないので、じっくりと取り組みたい人には文句なしにオススメだ。簡単なヒントは出るものの、今時のヌルいゲームと違って一発で答えが出るような単純な仕掛けは序盤にしかない。恐怖感で涼しくなるだけでなく、謎で頭を熱くしたりという要素もあるので、カロリーも消費できるかもしれない? (佐々木潤)

(C)2008 INTENSE (C)2008 D3 PUBLISHER

データ

▼『SIMPLE DSシリーズ Vol.42 THE 廃屋病棟 ~呪われた病院からの脱出~』
■メーカー:ディースリー・パブリッシャー
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年7月10日
■価格:2,800円(税込)
 
■『SIMPLE DSシリーズ Vol.42 THE 廃屋病棟 ~呪われた病院からの脱出~』の予約・購入はこちら
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