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2008年7月10日(木)

【今週の1本】この夏に遊びたい名作アクションゲーム『GOW 落日の悲愴曲』

文:kbj

 DSが幅広い世代に認知され、PSPが高校生や学生層を中心にブレイクしている今日このごろ。電車の中や街中で携帯ゲーム機で遊んでいる人を見ることは、めずらしくなくなりました。特に最近の携帯ゲーム機はグラフィックもゲーム性も、据え置き機と遜色ないような作品が目白押しです。そんなワケで、今日kbjが紹介するソフトは、PSP用ACT『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲(以下、GOW 落日の悲愴曲)』です。

■『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズって?

 シリーズ1作目である『ゴッド・オブ・ウォー(以下、GOW)』は、PS2用ソフトとしてアメリカのSony Computer Entertainment Americaが開発したアクションゲーム。ギリシャ神話をモチーフにした世界感、美麗なグラフィック、アクション性の高さが話題となり、海外で爆発的なヒットを記録しました。続いてリリースされた『GOW2 終焉への序曲』も、PS2用ソフトの中でも指折りの迫力あるグラフィックのアクションゲームとして、またしてもヒットしました。

 しかし日本では、遊んだプレイヤーからは高い評価を受けているにもかかわらず、海外ほどのヒットはしませんでした。確かに海外で発売されたタイトル(いわゆる洋ゲー)は、操作が難しくゲームバランスの調整が微妙という先入観を抱きがちです。というか、自分はそう思っていました。と・こ・ろ・が! 遊んでみるとわかるんですが、本シリーズはそんなことを微塵も感じさせません。今回は、そんなシリーズの最新作『GOW 落日の悲愴曲』の魅力をお伝えしていきます。

 プレイを始めると、物語の概要が説明されます。本作は、『GOW』以前の話を描いた、いわば『GOW 0』。そう聞くと「これまでのシリーズを遊んでいないユーザーには向かないのでは?」と思いがちですが、そんなことはありません。知っておけばより深く楽しめるのは間違いないですが、知らなくてもしっかり楽しめます。ムービーが終わるとハゲでマッチョで、色白のムサい男が登場します。そうです、これが本シリーズの主人公“クレイトス”です。イケ面でもなければ、やさしい微笑みもしません。ただただ、怒り、叫び、目の前の敵を倒していくのが彼です。

本作で描かれるのは、『GOW』の主人公“クレイトス”がグレてしまった……じゃなくて、荒っぽくなってしまった経緯について。でも、すでに始まった時から過激な攻撃で敵を倒していく“クレイトス”さん。ああ、この性格は生まれつきだったんですね。

■快適な操作性がイイ!

 攻撃ボタンを押すとムチのような双剣「ブレイズ・オブ・カオス」を振って、“クレイトス”は攻撃をします。何がすごいかって、この攻撃の調整です。本作はさまざまな難易度があるのですが、「EASY」の場合、何も気にせずボタンを連打するだけで、敵をズバズバ倒していけます。しかし、「HARD」になるとそうはいきません。敵のスキをついたり、敵をぶっ飛ばしながら攻撃する必要があるのです。このユーザーの腕にあわせた難易度の調整が素晴らしいです。洋ゲーというと、「難易度の調整がおおざっぱで、歯ごたえがありすぎる!」と思い込んでいましたが、本作に限ってはそんなことありませんでした。

 また、たいていのアクションゲームは、主人公ができることが徐々に増えていき、それらを駆使して、敵を倒したりマップに配置されている謎を解いたりします。そこで何をしなければならないのかわからなくなったり、プレイキャラクターを使いこなせなくなってしまうことが多々あるのですが、本作はアクションの配置が絶妙なのです。プレイヤーは、知らず知らずのうちにゲームの腕が上達し、さまざまなギミックを生かしながらステージを攻略していきます。この配置が、親切すぎず不親切すぎない、まさに職人的な作りになっており、非常に後味がいいのも特徴でしょう。

武器の他にも、ゲームを進めると魔法も使えるようになる“クレイトス”。顔に似合わず、手先は器用のようです。また、武器や魔法は敵を倒すことで手に入るレッドオーブを使うことで、パワーアップでき、ドンドン強くすることができるので、使い勝手のいいものを強化していきましょう。

■PS2と同様のゲーム性をPSPで楽しめる

 『GOW』や『GOW2 終焉への序曲』はPS2用ソフトでした。本作はPSP用ソフトということで、グレードダウンしていると思うファンもいるのでは? しかし本作でも、シリーズ伝統の美麗なグラフィックは健在。また、カメラワークによる見事な演出、ダイナミックなアクションが繰り広げられる「CSアタック」ももちろん楽しめます。この「CSアタック」は、戦闘中に画面に表示されるボタンを押すことで、迫力満点の攻撃が展開するアクション。今回も、“クレイトス”さんはPSPの画面上をグリグリ動いていきます。

PSPでは美麗でも、TVに出力してみると粗くなってしまいがちなんですが、本作はTVに出力してもかなりイケます。PSP史上最高峰のグラフィックを実現しているため、PS2用ソフトを、好きなところで好きな時間に遊んでいるような気持ちに。「CSアタック」もご覧の通り大迫力です。もちろん、グラフィックのみならず、世界観の表現もバッチリ。ギリシャ神話をモチーフにした神々の争いをPSPで堪能できます。

■よくできているのはもはや当たり前!?

 アクションがよくできている、ストーリー&グラフィックもいい、でも操作性がイマイチでは、ゲームは評価されません。このシリーズで毎回驚かされるのは、システム周りの構築がしっかりしているということです。例えば、マップ切り替えの読み込みはかなり早いですし、セーブやロード時間もストレスを感じません。そういう細かなところまで目が行き届いているから、遊んだ人から支持されるわけです。

 もしPSPを持っていて、遊ぶソフトを探しているという人がいたら、このソフトを心からオススメします。暑い夏に、“クレイトス”の熱い戦いを楽しむ。PSPで発売された本作を楽しんでから、他のシリーズ作品を楽しむのもいいでしょうし、今までのシリーズのファンだからプレイするでもいいと思います。PSPで展開する壮大なアクションを、ぜひ堪能してもらいたいです。(シリーズお約束のエッチなイベントも堪能したkbj)

(C)2008 Sony Computer Entertainment America Inc. God of War is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. Developed by Ready At Dawn Studios, LLC.


データ

▼『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2008年7月10日)
■価格:5,240円(税込)
 
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