2008年8月2日(土)
7月27日、東京都にある「Zepp Tokyo」にて、「マクロスF 超時空スーパーライブ デビュー! ランカ・リー with シェリル・ノーム」が開催された。
このイベントは、TVアニメ「マクロスF」に“ランカ・リー”役として出演する中島愛(めぐみ)さんと“シェリル・ノーム”の歌を担当するMay’n(メイン)さんのライブ。イベントの冒頭から、“ランカ”と“シェリル”のデュエット曲にしてTVアニメの新たなOPとなる新曲「ライオン」が、オンエアに先駆けて上映され、早くも会場はヒートアップ状態に。
その後、ステージ中央から颯爽と登場した中島さんが「わたしの彼はパイロット」を披露し、立て続けに「星間飛行」へ。TVアニメや6月のヴィーナスフォートなどでも見せた「キラッ☆」のポーズを会場に訪れた大勢の観客とともにキメていた。
さらに「ニンジーン Loves you yeah!」、「ねこ日記」で会場を“ランカ”ムード一色に染め上げると、応援に駆けつけた“早乙女アルト”役の中村悠一氏、“ミハエル・ブラン(ミシェル)”役の神谷浩史氏と3人一緒に「超時空飯店 娘々」CMソングでネコダンスを披露。さらに「小白竜(シャオパイロン)」、「天使の絵の具」と初代「マクロス」の名曲をカバーして会場を沸かせていた。そんな中島さんは、続いてなんと大胆にも、“シェリル”の持ち歌である「射手座☆午後九時 Don't be late」へ! 先輩歌姫の歌を持っていき、中島さんの1人舞台になるかと思われたその瞬間、ステージ上にいないハズのMay’nさんの歌声が。声に続いて電撃的にMay’nさんが登場し、驚く観客に2大銀河歌姫の共演を見せ付けていた。
ライブはやがて、May’nさんのソロパートへ。新ED「ノーザンクロス」と「ダイアモンド クレバス」の2曲を切なさ満点の歌声で熱唱していた。そして再び登場した中島さんとともに「What’bout my star?」をデュエットし、2人はいったん舞台から去ることに。
2人が去ったステージでは、「マクロスF」の夕日のシーンを集めた映像と、それにあわせて「キラキラ」のピアノバージョンが。そして曲は、途切れることなく「トライアングラー」のイントロへ移行していき、この日最大のサプライズゲスト・坂本真綾さんと菅野よう子さんがステージに姿を見せた! この演出に一気に湧き上がった観客たちは、菅野さんのピアノのみでしっとりと歌い上げられた「トライアングラー」に魅了されていた。
その後は、今日の主役である中島さんとMay’nさんが再びステージを支配。中島さんが「愛・おぼえていますか」を、May’nさんが「What’bout my star?」を交互に歌う超豪華なリレーアンサンブルで観客を盛り上げた。続いて、May’nさんの「インフィニティ」、中島さんが「もっともお気に入りの1曲」だという「アイモ」が歌い上げられた。
そしてこの日の最後を飾ったのは、2人の新曲「ライオン」。強い思いがこめられた2人の熱唱によって、この日のライブは終わりを迎えるのだった。そんな盛り上がりに満ちた場内を、この日最後のサプライズが襲う。「緊急事態」を告げるテロップとともにアナウンスされたのは――10月13日にパシフィコ横浜で開催されるという「カンノヨーコ presents マクロスF ギャラクシーツアー FINAL at パシフィコ横浜」の告知。会場に大きなどよめきを残して、イベントは終了となった。この日の告知にもあったパシフィコ横浜でのライブの詳細は、8月29日に「マクロスF」公式サイトにて発表されるとのこと。まだまだ文化したりないという人は、こちらの情報にも注目していてもらいたい。
またライブ終了直後に収録した、中島さんとMay’nさんのコメントが公開された。以下に掲載していくので、興味のある人はぜひチェックしてもらいたい。
――まずはお疲れ様でした! ホッとしたところでひと言。
中島さん:感動しました! とにかく熱気がスゴかったですね。熱いっ!!
May’nさん:本当に楽しかったです!! お客さんのパワーが想像以上にスゴくて、負けないように頑張りました。
――本日のコンサートに出演した感想は?
中島さん:緊張するひまがないくらい、濃いライブでした。もう、止まりませーんっ! 止まれませーんっ!! って感じで(笑)。ハジけましたね。
May’nさん:皆が口ずさんでくれたり、思いを感じてくれているのを私も体で感じ、たくさんの希望をもらいました!! やっぱりライブは楽しすぎる♪
――今日一番大変だったのはなんですか?
中島さん:とにかく、こんなに大きい会場でたくさんの曲を歌うのは初めてだったので……全部かな……。
May’nさん:登場の時のポップアップ。予想以上に速く上がるし、衝撃もすごくて、最初のリハではガニ股&中腰&顔が……。本番では“シェリル”っぽくできたと思います!!
――今日はどのようなところを意識してパフォーマンスをしましたか?
中島さん:カワイく楽しく! 衣装も楽曲もとてもキュートなので、“ランカ”の、女の子らしい部分を特に意識しました。あとは楽しむことです!
May’nさん:「銀河の歌姫」です!! もちろん!! あたしの歌を聴けぇえええ!! です♪
――菅野さんからは、今日のステージにあたって何か具体的なオーダーはありましたか?
中島さん:「お客さまの鼻血をしぼり取る勢いで」と……。
May’nさん:やはり、「“シェリル”っぽく」と。「少し角度を変えたり、声のトーンだけで、“シェリル”のような歌姫オーラが出るヨ」って。すっごくすっごくいい勉強になりました!
――最後にメッセージをひと言!
中島さん:ライブって本当に楽しい! とても素敵なライブになってよかったです。皆さんのおかげです。絶対にまた会いましょう!!
May’nさん:Zeppがすっごく一体感があるなって思えた、素晴らしい1日でした。大阪、そして10月のパシフィコも、「あたしの歌を聴けぇええええ!!」
――ありがとうございました!
(C)2007 BIGWEST/マクロスF製作委員会・MBS
■「カンノヨーコ presents マクロスF ギャラクシーツアー FINAL at パシフィコ横浜」