2008年8月9日(土)
バンダイナムコゲームスが今冬に3バージョン同時で発売する、PSP用ソフト『アイドルマスターSP(エスピー) パーフェクトサン/ワンダリングスター/ミッシングムーン』。今回は、プロデューサー(プレイヤー)がどのようにアイドル候補生を育てていくかを、システム面を中心に紹介する。
『アイドルマスターSP(以下、アイマスSP)』は、業務用ゲーム機やXbox 360でリリースされた『アイドルマスター』シリーズの最新作で、シリーズ初のPSP作品となる。『アイマスSP』には、『パーフェクトサン』、『ワンダリングスター』、『ミッシングムーン』の3タイトルがあり、それぞれプロデュースできるキャラクターが異なる。キャラクターの内訳は以下の通り。
▲プロデュース可能な765プロ所属アイドル:“天海春香”、“菊地真”、“高槻やよい” |
(961プロ・ライバルキャラクター:“我那覇響”)
▲プロデュース可能な765プロ所属アイドル:“萩原雪歩”、“水瀬伊織”、“双海亜美/真美” |
(961プロ・ライバルキャラクター:“四条貴音”)
▲プロデュース可能な765プロ所属アイドル:“如月千早”、“秋月律子”、“三浦あずさ” |
(961プロ・ライバルキャラクター:“星井美希”)
本作の目的は、プロデューサーとなって9人のアイドル候補生の中から1人を選び、その子をトップアイドルに導くこと。765プロダクションに入社した当初、プレイヤーは「見習いプロデューサー」としてスタートすることになる。
『アイマスSP』では、シリーズ従来の作品のようにデュオやトリオを組むことはできない。逆にいえば、1人のアイドル候補生に集中して面倒を見ることができる。プロデュース期間は限られているため、少ない時間の中でファンの数を増やし、アイドルの頂点を目指して担当アイドルを育成していこう。
▲765プロの高木順一朗社長。いろいろと謎の多い人物だ。961プロとの絡みによって、社長の過去も明かされるのだろうか? |
▲担当アイドルを選択した後、そのキャラクターと会うことになる。画面は、『パーフェクトサン』に登場する3人との出会いのシーン。 |
『アイマスSP』のゲームシステムは、アーケード版やXbox 360版の『アイドルマスター』と一部異なる。ここでは、本作で「プロデューサーとしてやるべきこと」を時系列に沿って紹介していく。シリーズ作品をプレイしたことがある人も、そうでない人も、ひと通り目を通しておこう。
[1]メールチェック
1日の最初には、雑誌記者からの取材依頼や、スタイリストの手配、ファンレターといったメールが来ていれば、内容をチェックしていく。従来のシリーズ作品にはなかった要素だ。
[2]朝の挨拶
担当アイドルが765プロに現れたら、挨拶タイム。会話の選択により、アイドルのテンションが上下する。テンションを高めることもプロデューサーの重要な仕事だ。挨拶のバリエーションは旧作から増えており、大きくパワーアップしている。
[3]アイドルレポート
765プロの高木社長が、アイドルレポートを見せてくれる。このレポートを見れば、現在の芸能界における流行情報や、担当アイドルのファン人数などが一目瞭然だ。
[4]衣装・アクセ・曲変更
担当アイドルの衣装やアクセサリー、プロデュース曲は、任意で変更できる。……といっても、変更せずに進めてしまってもOKだ。アイドルには「VOCALイメージ」、「DANCEイメージ」、「VISUALイメージ」というステータスがあり、この値はレッスンだけでなく、衣装やアクセサリー、選択曲によっても変わるので注意が必要。
▲衣装やアクセサリーを変えると、オーディション合格後のTV出演衣装も変わる。TVでの見た目も意識して選ぼう。 |
▲プロデュース曲の選択画面。画面を見る限り、Xbox 360版『アイドルマスター』と同様に、16曲の中から最大5曲をプロデュースできるようだが……。 |
[5]スケジュール選択
『アイマスSP』では、1日が朝、昼、夜の3つに分かれており、これまでよりも自由なスケジュール管理が可能になる。例として、朝はスタイリストと衣装合わせ、昼は取材、夜はレッスンといったことも行える。ただし、特定の時間帯にしか組めない予定があったり、オーディションでは1日をフルに使わなければいけなかったりと、「完全に自由」というわけではないのが難しいところ。
▲スケジュール管理方法は、これまでとは大きくシステムが変わった。より細かくスケジュールを指定できるのはウレシイところ。 |
[6]アイドルランク報告
設定したスケジュールをすべて終えたら事務所に戻り、1日が終わる。ここで高木社長から、アイドルの「格」ともいえるアイドルランクが報告される。ランクが上がれば、そのランクに応じた営業やオーディションを行えるようになるので、どんどんファンを増やしてランクアップを目指そう。
先ほどの「スケジュール選択」で選べる行動の一部を紹介。「レッスン」でアイドルの能力を高めるか、「オーディション」に合格してファンを一気に増やすか、「営業」回りで担当アイドルとの思い出を重ねるか……。どうやって担当アイドルを売り出すかは、プロデューサーの判断にゆだねられている。
アイドルのステータスにあたる「VOCALイメージ」、「DANCEイメージ」、「VISUALイメージ」を成長させられる。レッスンにはいくつか種類があり、VOCALが上がる「歌詞レッスン」、DANCEが上がる「ダンスレッスン」、VISUALが上がる「表現力レッスン」などがある。各レッスンはミニゲーム形式になっており、いいプレイをすればするほどステータスの上がり具合も高まる。
▲歌詞を正しいものに並べ替える「歌詞レッスン」。手本の通りになるように文字を入れ替えよう。 |
▲「ダンスレッスン」は対応するボタンを押してステップマークを指定方向で止めるもの。タイミング勝負のミニゲームだ。 |
▲「表現力レッスン」では、手本と同じ色の表現パネルだけをタッチする。違う色のパネルをさわらないようにしよう。 |
担当アイドルに仕事をさせる。アドベンチャーゲーム風の進行で、会話中に選択肢が現れることも。ここで最適なコミュニケーションを選べれば、担当アイドルのテンションが上がり、さらにオーディションで役立つ「思い出」をたくさん得られる。
▲会話していると選択肢が現れる。パーフェクトコミュニケーションを目指して頑張ろう。 |
▲“真”とのワンシーン。担当アイドルが好む選択肢を選ぶと、テンションアップや「思い出」ボーナスが期待できる仕組みだ。 |
▲もちろん“やよい”の「ハイ、ターッチ!」もアリ。触れたい部分にカーソルを合わせよう。 |
オーディションは多数あり、各オーディションには異なる出場条件が設定されている。オーディションで合格できれば、一気にファンが増加! さらに、TVに出演してプロデュース曲を歌うことができる。また、携帯ゲーム機ならではの新機能も満載だという。新機能について、詳しくは続報をお待ちいただきたい。
▲オーディション直前、“春香”に声を掛けるプロデューサー。いよいよオーディションが始まる! |
▲オーディションで合格できれば、TV出演がかなう。プロデューサーの指示出しによりアピールさせたり、写真を撮影したりといったことも可能だ。 |
休ませることで、担当アイドルのテンションが一気に回復する。テンションが高いと、アイドルは本来の能力以上に活躍するものの、低いとさまざまな悪影響がある。テンションが低くなりすぎたら休ませよう。
※画面は開発中のもの。
(C)窪岡俊之 (C)2003-2008 NBGI
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