2008年8月12日(火)
OVA「デトロイト・メタル・シティ(以下、DMC)」の発売を記念したイベント「タワーレコード渋谷店 DMC FES 08」が、8月9日に開催された。
タワーレコード渋谷店の地下「STAGE ONE」で開催された「タワーレコード渋谷店 DMC FES 08」。「犬飼神社」やここでしか読めないコミック、記念のスタンプやメンバーの衣装が展示されていた。 |
第10話「FAKE」の上映後、監督の長濱博史氏、“ヨハネ・クラウザーII世”役のうえだゆうじ氏、“根岸崇一”役の岸尾だいすけ氏、“ニナ”役の名塚佳織さんが登壇。会場にいた小さな子どもを見つけた岸尾氏が「お母さん、カヒミ・カリィを聞かせてあげてください!」と、作中の“根岸”くんのような発言をして会場をさらに沸かせ、トークコーナーがスタートした。
仕事の依頼を受けた名塚さんは、漫画を読んで衝撃を受けたという。さらに「実は私、最初は“根岸”くんの実家にいる牛の“しげみ”役を振られていたんです。その時は“ニナ”もやるとは思わなかったので、話を聞いた時は驚きました」と当時を振り返っていた。また名塚さんは、劇中アニメ「食い込み戦隊 ブルマちゃん」のテーマソング歌っており、長濱監督によると「歌詞がとにかくすごいです!」とのことだ。
うえだ氏は、第10話で“クラウザー”さんの代役として登場した“ロザドニエゴリ・ボサラバロドス”も演じたことを明かし、両者の音声を別々ではなく1つの流れの中で収録したというエピソードを披露。司会者から、「どういう技ですか?」と驚かれていた。「声優は皆できるんです(笑)」といううえだ氏は、「普段からそういう現場も体験していたので、苦になりませんでした」と笑顔で続けた。また、デスメタルの楽曲を収録したことについては、「いろいろな曲を歌ってきたけど、デスメタルは初めてです」と語っていた。
「気持ち的に、腰をくねくねさせながら歌いました」とコメントしたのは、劇中で「甘い恋人」を歌った岸尾氏。漫画のままのイメージを持って、“根岸”の気持ちを込め歌えたことをアピールしていた。
ここで、第6話をイベント参加者とゲスト陣が見ながらコメントするというオーディオコメンタリーのコーナーへ。“ニナ”がステージ上で、“クラウザー”さんとツバを吐き合うシーンを見た名塚さんは、「これは、1つの音を何度も使うのではなく、何度も何度もツバを吐く音を録って、それを使っているんです! すごい勢いでツバを吐きましたね(笑)」とレコーディング秘話を明らかにした。
皆でコメントしていく予定だったが、いつの間にかアニメは終了。どうやら普通に見入ってしまっていた。岸尾氏は「やっぱりおもしろいですね。見ちゃいますよ!」と、改めて作品のおもしろさに驚いていたようだ。
最後に、4人からファンへのメッセージが送られたので、以下に掲載する。
名塚さん「ずいぶん前から録っていて、でき上がったものがついに皆さんの手に渡りました。反響が返ってきてうれしいです。こういう過激な台詞をいうアニメに出たことがなかったので、代表作として宣伝していきたいです(一同笑)。よろしくお願いします」
岸尾氏「何にしてもおもしろいので、手放しで見て、笑っていただければ幸いです」
うえだ氏「作品に取り掛かる長濱監督の姿勢が出ていると思います。うえだ本人もいろいろな能力を投じているので、見てもらえればうれしいです。今回、プロジェクトとして、幅広くお客さんを楽しませる仕組みになっているので、乗っかっちゃってください!」
長濱氏「演じてくれた人たちが、ホントにひどい台詞や下ネタを連発しています。我々もギャグ漫画を本気でやっています。見てくれた人が楽しんでくれればうれしいです。今日は集まってくださってありがとうございました」
常に笑いっぱなしで、ファンとともにイベントを満喫した、出演者の方々。OVA「DMC」は、全国のDVD取り扱い店で発売中! Go To DMC! |
(C)2008 アニメ「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会
■OVA「デトロイト・メタル・シティ」