2008年9月4日(木)
8月16・17日に、都内の文京シビックホールにて「TBSアニメフェスタ2008」が開催された。
TBSアニメフェスタは、TBSにて放送されているアニメ作品を集めた総合イベントで、「ひだまりスケッチ×365」など放送中のタイトルから、「鉄のラインバレル」などの新番組まで、さまざまな作品のトークショーや上映会、ライブなどが行われた。以下で、写真とともにその模様をお伝えする。
イベントの最初を飾ったのは、7月に放送が終了した「xxxHOLiC◆継」のトークコーナー。“壱原侑子”役の大原さやかさん、“九軒ひまわり”役の伊藤静さん、“モコナ”役の菊地美香さんが夏らしい浴衣姿で登場し、それぞれ好きなシーンについて語った。菊地さんが好きなシーンに挙げたのは、なんとエンディング。理由は「“モコナ”しか出てこないから」で、「いいシーンは数多くありますが、このエンディングに勝るものはありません!」と力説していた。ちなみに、本アニメの監督を務める水島努氏の一番好きなキャラクターは、“モコナ”とのことだ。
また、オープニングテーマ「NOBODY KNOWS」を歌うスガシカオ氏と、エンディングテーマ「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE」を歌うSEAMO氏が、ビデオメッセージで登場してコメントを寄せていた。
続いて、「アニちゃんねる!伊藤えみのドキドキ研究所」の紹介映像が上映。この番組は、TBSチャンネルオリジナルのアニメ情報番組で、人気グラビアアイドル・伊藤えみさんと、このイベントの司会・進行を務める向井政生アナウンサーが、司会を担当している。ここでは、伊藤さんがビデオレターで登場し、「いろいろなアニメを勝手に研究して、ありのままに届ける番組です。ぜひご覧になってください!」と元気いっぱいに番組をアピールしていた。
▲TBSきってのアニメ通として知られる向井アナウンサー。このコーナーでは、普段番組で着用している白衣を着て、「アニちゃんねる!伊藤えみのドキドキ研究所」を紹介した。 |
「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」のコーナーでは、DVD第8巻に収録されるTV未放映の第24話「わたしたちの居る場所」を上映。上映後は、ああさんとCHINOさんの2人で構成される女性ユニット「AA-CHINO」が登場し、オープニングテーマ「マイティー・バディ」を高らかに歌い上げた。
▲ナース服をまとって登場したああさんとCHINOさん。官能的な衣装とはうらはらに、掛け合い漫才のようなコミカルなトークを展開し、観客の笑いを誘っていた。 |
新作情報コーナーでは、アニメが大好きという現役女子高生アイドル・有川知里さんが特別MCとして登場。有川さんは、「マクロスF(フロンティア)」、「コードギアス 反逆のルルーシュR2」などを、映像を交えて紹介した。また、10月より放送開始予定の「黒執事」の、幻想的な最新映像も上映された。
10月よりCBC・TBS他で放送がスタートする「鉄のラインバレル」。放送開始に先駆けて、第1話の上映が行われた。実力派の人気声優陣が多数出演するので、原作および声優ファンは要チェックだ。
現在放送中の「To LOVEる-とらぶる-」のコーナーでは、主人公“結城リト”役・渡辺明乃さん、“ララ・サタリン・デビルーク”役・戸松遥さん、“西連寺春菜”役・矢作紗友里さん、“ペケ”役・新井里美さんが登場し、トークを繰り広げた。「自分の小悪魔的な行動」や「最近起こったリアルトラブル」について聞かれた出演者たちは、それぞれの爆笑エピソードを披露。自他ともに「トラブルメーカー」と認める戸松さんは、先ほどエレベータに乗った際、閉めるボタンを押すつもりで非常ボタンを押してしまったと明かし、「警備の人から「どうされましたー?」と言われて、とても焦りました」と苦笑いしながら語っていた。
トークコーナーの後はライブコーナーへ移行。アーティスト・Annaさんが登場し、1話~13話のEDテーマ「ラッキーチューン」と、14話より一新されたEDテーマ「kissの行方」を熱唱した。
新作アニメ紹介コーナーのトップバッターは、週刊少年チャンピオン(秋田書店刊)で連載中のコミックをアニメ化した「明日のよいち!」。“斑鳩いぶき”役の佐藤利奈さん、“斑鳩あやめ”役の戸松遥さん、“斑鳩ちはや”役の田村ゆかりさん、“斑鳩かごめ”役の花澤香菜さんが出演した。「与一に好きになってほしいキャラクター」の話題では、田村さんが「やっぱり自分のキャラクターがいいじゃない?」と話を振るが、花澤さんのキャラクターは小学生の“かごめ”。花澤さんは力強く「これからは幼女の時代ですよ!」と答え、会場を沸かせていた。また、本作のオープニングテーマ「笑顔の理由」を歌うmeg rockさんによるライブも行われた。その後は、本編第1話が先行上映されコーナーは終了した。
「武道をやっていたことのある人は?」という質問に、花澤さんから「合気道をやっていました」と意外な手が上がる一幕も。 |
キャスト陣がずらりと勢揃いし、トークを行った。出演者は、“槍桜ヒメ”役の福圓美里さん、“七海アオ”役の藤田咲さん、“五十音ことは”役の沢城みゆきさん、“岸恭助”役の小野大輔氏、“岸桃華”役の戸松遥さん、“東鈴”役の又吉愛さん、“じゅり”役の大久保藍子さん。各々のキャラクターを紹介しつつ進行するトークの途中、小野氏はよくアドリブを入れるという話題に。小野氏は沢城さんから「いらないアドリブでマイクを取られる」とコメントされ、「すいませんでしたー!」と潔く頭を下げていた。
ステージでは楽しいトークを繰り広げた出演陣だが、収録中に無駄話はほとんどしないと語っていた。本作は音声を先に収録するプレスコ方式を取っているため、空いた時間に皆で打ちあわせをしながら取り組んでいるのだそうだ。 |
オープニング「JUST TUNE」を歌うのは、savage genius。ライブを行った後、放送に先駆け本編第1話が上映された。 |
「これから起こる冒頭の内容はすべてフィクションです」といった断り文句の後、阿澄佳奈さん、水橋かおりさん、後藤邑子さん、新谷良子さんら4人がステージに登場。「やまぶき戦隊ヒダマリン」(DVD第1巻特典のドラマCDに収録されるエピソード)の生アフレコが行われた。
4人がそれぞれ「ひだオレンジ」、「ひだブルー」、「ひだグリーン」、「ひだピンク」のキメ台詞とともに、びしっとポーズ。 |
marbleの2人による「流星レコード」のライブも。その後はDVD最終巻に収録される「2月24日ポラロイド」の上映が行われた。 |
コーナーの最後は、出演者4名による「?でわっしょい」のライブで締め。場内は、総立ち状態の盛り上がりを見せた。 |
Liaさんによる本作のオープニング&エンディングテーマのライブからスタート。その後、“岡崎朋也”役の中村悠一氏、“古河渚”役の中原麻衣さん、“古河早苗”役の井上喜久子さんが出演し、アフレコ現場の様子などを語った。まず中原さんが「初めて“朋也”くんって呼んだ時は恥ずかしかったですね。早く距離を縮めたかったです」と、ファーストシーズンを振り返りながらコメント。その後中原さんは、すかさず「中村さんとじゃなくて、“朋也”くんと、ですけど」と話し、それに対し「これがツンデレというやつですね」と返す中村氏。さらに「ポジティブっていいですね」と中原さんが切り返し、会場からは拍手が起こっていた。
Liaさんが、本作のオープニングテーマ「時を刻む唄」と、エンディングテーマ「TORCH」を披露。どちらも新曲だ。 | 井上さんから「最初中村くんは、心の扉をずっと閉じてたよね(笑)」といった指摘があるなど、現場の雰囲気に暗雲が漂う「CLANNAD AFTER STORY」だったが、最後は中原さんと中村氏が「とても順調ですよね!」と声を揃えてアピールしていた。 |
最後は「CLANNAD AFTER STORY」本編第1話の上映が行われ、5時間半にもおよぶイベントは幕引きとなった。
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