2008年9月24日(水)
TVアニメ「ヴァンパイア騎士 Guilty」が、テレビ東京系で10月6日(月)25:00よりオンエアされる。
「ヴァンパイア騎士」は、樋野まつり原作、「月刊LaLa」(白泉社刊)で連載中の人気コミックで、TVアニメ1stシーズンも4月より約3カ月間放映されていた。「ヴァンパイア騎士 Guilty」はその2ndシーズンで、新たな運命を迎える“優姫(ゆうき)”と“零(ゼロ)”、真の目的が明かされていく純血種のヴァンパイア“枢(かなめ)”を中心としたストーリーが展開する。
私立黒主学園デイ・クラスの1年生。ヴァンパイアに襲われたところを“枢”に助けられ、理事長のもとに引き取られる。5歳までの記憶がなく、そのことを気にしながらもヴァンパイアと人間が仲よくやっていければいいとガーディアンとして活動している。ヴァンパイアの“枢”にあこがれながら、「レベル:E」化していく“零”を助けたい一心で、禁忌と知りながらも自らの血を与える。
同じく黒主学園のデイ・クラス1年生で、ガーディアン。“優姫”とともに黒主学園の理事長に引き取られている。ヴァンパイアハンターの家系だったが、幼いころ“緋桜閑”に家族を殺され、自分もヴァンパイアとなってしまう。ヴァンパイアを憎み、嫌っているが、悔やみながらも“優姫”の血を飲み「レベル:E」化する自分と戦い続けている。双子の弟“壱縷(イチル)”がいるが、“閑”の死後行方不明。
ナイト・クラスのクラス長で、「月の寮」の寮長。ヴァンパイアの中でも稀な「純血種」で、ヴァンパイアの最高位に位置する。ヴァンパイアに対しては絶対の権力を持ち、ヴァンパイア社会を統治する元老院からも一目置かれる存在。“優姫”や“零”の過去を知っていて、特に“優姫”に対してはことさら優しさを見せる。危険と知りつつ“閑”を学園に招き入れるなど、その目的や行動はなぞに包まれている。
なお、オープニングテーマとエンディングテーマは、1stシーズンに引き続きON/OFFと分島花音さんが担当。曲名は、OPが「輪廻-ロンド-」で10月15日リリース、EDが「砂のお城」で11月12日リリースとなっている。
▲「輪廻-ロンド-」 | ▲「砂のお城」 | |
また収録時に、堀江さん、宮野氏、岸尾氏に加えて、“一条拓麻(いちじょう たくま)”役・千葉進歩氏、“藍堂英(あいどう はなぶさ)”役・福山潤氏、“架院暁(かいん あかつき)”役・諏訪部順一氏、“支葵千里(しき せんり)”役・保志総一朗氏からコメントをいただいたので、以下に掲載する。
堀江さん:今度は1個大きな謎で、“枢”様が何を考えているのかというところと、“優姫”と“枢”の関係がちょっとずつ動いたり、動かなかったり……。その辺が2ndシーズンのメインになってくると思います。そこにまた新しい登場人物たちが介入して、物語がどうなってくるのかな、というのを楽しみにしています。
宮野氏:2ndシーズンに入っての1話は、何事もなかったような始まり方をしたので、ここからどう新しい問題が進展していくのかと思っていました。そうしたら、とうとう動き出した人がいて、その周りでも今まで大人しかった人たちが動きだして……どんどん物語が深くなってきています。1stシーズンで残された謎も解かれるんだな、という予感を覚えてます。
岸尾氏:やっと氷山の一角が見えてきた、みたいな感じですね。“枢”的にというか、僕的には“藍堂”がどう動くのか興味がありますね。“枢”に対して反旗を翻すのか、かわいさ余って憎さ100倍になるのか……気になっています。
千葉氏:1stシーズンでは謎なことが多くて、その謎に疑問を持ち始めているキャラクターが多かったのですが、いよいよ2ndシーズンでは、その謎の糸が1つ1つほぐれきます。キャラクターたちがみんな、心を揺さぶられて激動を迎えている感じです。1stシーズンには見えなかった表情が見られるようなシーンも増えているので、すごくワクワクしています。
福山氏:2ndシーズンに入って、“藍堂”活躍します! 1stシーズンの最後のほうで、いろいろ根掘り葉掘り調べて、“優姫”だったり、“零”だったりにかかわっていっていきましたが、2ndシーズンの始まりでは一番アクティブに動いているキャラクターになっています。序盤でもっとも多くの情報を引き出せるキャラクターだと思うので、皆さん注目してほしいですね。
諏訪部氏:2ndシーズンに入って、急にオリジナル展開になって(架院が)死なないか心配です(笑)。日々目立たぬよう、消えないよう頑張っています。
保志氏:今までのほほんとしていた“支葵”ですが、何やら彼の周りで事件が起こりそうです。それがとんでもない方向に行ってしまう気配があるので、僕自身は今までの“支葵”ではいられないなと感じています。今までやってきて、“支葵”がどう物語に絡んでくるか考えてきたんですけど、自分の思惑と物語の思惑にかなり誤差がありそうでして(笑)。
堀江さん:宮野さんがいじられているのを見て楽しそうだと思ってます(笑)。
宮野氏:そうですね……(アゴを触りながら、)この辺がヒリヒリします(笑)。なんか毎回、ここを触られて……岸尾さんの中にノルマがあるみたいで、毎週1回触らないと気がすまないみたいなので、僕は身を任せています。
岸尾氏:毎回、宮野くんのアゴをさわるというのが、僕の習慣で……あ、そういえば今日触ってなかった! (アゴを触りながら、)あれ、宮野くんこんなところにボイスレコーダー置いてどうしたの? (宮野氏:違う、そこボイスレコーダーじゃないよ!(笑))
千葉氏:僕がよく覚えてるのは、一時期みんな「赤く、赤く、赤く~」とよく歌っていたことですね。やっぱりみんなハマっているんですよね、あのオープニング。
福山氏:いつもテストの時は、セリフにひと言付け足してみようと、虎視眈々と狙っているんですが、最近はシリアスな展開なので心の中で言うだけで終わってます。なので終わった後に、岸尾さんと宮野くんに言っています。和んでいるスキに、電子辞書にセリフを書いてこっそり岸尾さんに見せて、「ここのセリフにこれを入れて」とお願いしてみたり(笑)。それから時々、宮野くんに思いついたことをボソッと言うと、彼は優しいのでちゃんと拾ってくれます。
諏訪部氏:アフレコ期間中に副都心線が開通しまして、スタジオへの電車でのアクセスが便利になりました。以上です(一同笑)。
保志氏:毎回、宮野くんがいじられているのを見るのは僕も楽しいです。あと、ほっちゃん(堀江さん)の頑張っている様子が委員長みたいで“優姫”とダブりますね。それから岸尾くんが僕の知ってる岸尾くんのイメージと違った役で、真面目な声を出してるんですよ。でもときどきそれを保てなくて崩れてしまう時があるので、そういうときはちょっと和みますね。「いつもの岸尾くんに戻った!」って(笑)。
(C)樋野まつり・白泉社/「ヴァンパイア騎士」製作委員会
■TVアニメ「ヴァンパイア騎士 Guilty」