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2008年10月14日(火)

友だちとつながって、いざ新大陸の冒険へ――新作RPG『デスティニーリンクス』

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、DS用ソフト『デスティニーリンクス』を今冬に発売する。

『デスティニーリンクス』

 『デスティニーリンクス』は、DSのワイヤレス通信やWi-Fiコネクションを使って友だちのキャラクターと一緒に、発条機関(ぜんまいきかん)の謎を解明すべく新大陸を旅するアクションRPG。上記の通信方法で友だちと「リンク」して、フレンドの登録を行えば、友だちの作ったキャラクターを傭兵として雇い、一緒に冒険することができる。この独特なシステムを持つ本作の世界背景は以下の通り。

【世界背景】

「時計仕掛けの夢の島・アメイジア」

王国の人々なら誰でも知っている、古くから伝わる伝説――。
その島に暮らす人々は、いつまでも動き続ける不思議な機械「夢のゼンマイ」の力で
とても幸せに暮らしたと伝えてられていました。

……しかし、それは、あくまでも作り話でのこと。
本気で信じている人は、誰もいませんでした。

――ところがある日、1人の船乗りが、見たこともない島に漂着したことがきっかけで、王国の人々は、「その島こそが、伝説のアメイジアに違いない!」と、沸き立ちました。

『デスティニーリンクス』
「夢のゼンマイ」が本当ならば、王国はさらに発展する!
王国政府も本格的に乗り出し、“フラダル卿”率いるアメイジア調査団が、「レイオン島」に派遣されました。

しかし、調査団を待っていたのは、「夢のゼンマイ」どころか、機械の「機」の字もないような草原の広がる島。
しかも、島中に見たことも聞いたこともない、恐ろしいモンスターたちが闊歩(かっぽ)していました……。

『デスティニーリンクス』
調査は、いきなり難航しました。たっぷりあった資金は、減るばかり……。
予定していた村の建設もできず、調査団は船内生活と、こぢんまりとしたキャンプでの生活を余儀なくされます。

「このままではいかん!」
調査団団長の“フラダル卿”は、挽回をはかるため、調査をサポートしてくれる「腕ききの傭兵」を集めることにしたのでした。

『デスティニーリンクス』
~挑むは、志願者たち~

偶然辿り着いた新大陸に、現代技術の域を超えた動力源が発見されたことで、王政府は開拓団の結成を布告し、新大陸調査へと乗り出します。
その開拓団の一員がプレイヤーとなります。


■個性ある傭兵の1人となって、新大陸の冒険に繰り出そう!

 プレイヤーは、用意されたキャラクターの中から自分の分身となるキャラクターを選択して、新大陸の冒険へと乗り出すことになる。現在明かされているのは以下の4人。キャラクター選択時には、名前や服の色など自由に選択できる。自分のお気に入りのキャラクターを見つけよう。

『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』
プレイヤーは、最初にベースとなるキャラクターを選択して名前を決めることで、傭兵として新大陸の冒険に乗り出すことができる。

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選んだキャラクターによって、冒険を有利にする「傭兵アクション」がそれぞれ異なる。またカットインによる演出で、アクションを盛り上げてくれる場面も。

●下町の少年12歳・男性●

『デスティニーリンクス』

下町の子どもたちのボス。

自分より小さな子どもたちを指揮して、スリや置き引きなどして何とか日々の糧を手に入れている。両親は居ない(手下の子どもたちもみんな身寄りのない子どもたち)。

“フラダル卿”に得意のスリを仕掛けるが失敗する。卿に諭されて、いつまでも盗人稼業を続けることに疑問を覚え、新しい世界に飛び込む覚悟で探索隊に参加する。



●見習い錬金術師/18歳・女性●

『デスティニーリンクス』

王国一と評される錬金術師の工房に5年前から弟子入りしている。

その気弱な性格から、兄弟子たちには、よい様にこき使われている。持ち前の好奇心からときどき新たな発見をするため、師匠は密かに感心しているようだ。

国王の要請により、「探索隊への参加」を要請された師匠。彼が随員として選んだのは、教え通りの実験しか行えない、優秀ではあるが型にはまった兄弟子たちではなく、ときどき感性のひらめきを見せる主人公だった。



●独立家業を目指す鍛冶屋/20歳・女性●

『デスティニーリンクス』

15歳の時に今の工房に弟子入りし、親方も認める才能を持っている。

本人はそろそろ独立して、幼なじみの娘を嫁にもらいたいと考えているが、開業資金が足りないのが悩み。

親方の反対を押し切って工房を辞め、探索隊での一攫千金を狙って飛び出す。



●放浪の吟遊詩人/24歳・男性●

『デスティニーリンクス』

流れの吟遊詩人。

師匠が亡くなって5年、教わった語りを各地の酒場で披露していたが、活字による物語が安価に世に出始め、王国も平和なため時代に取り残されている。日々の糧を得るのにも大変な毎日で、本人もそろそろ何かしらの決断が必要だと感じていたところ。

偶然、王宮の城下町で仕事をしようと訪れた時、“フラダル卿”と探索隊派遣の話を酒場の店主から聞く。新しい英雄と物語が誕生するかもしれないこのチャンスに、彼は急ぎ探索隊に志願するのだった。



■たくさんのクエストをこなして町の人の信頼を得よう!

 冒険は基本的に、町の人や“フラダル郷”から依頼を受けて、そのクエストを進行していく。クエストを達成すると依頼主から報酬を得ることができ、さらに新しいクエストをこなしていって町の人からの信頼度を上げることで、ボス討伐のクエストが発生する。

『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』
「パンを作ろう!」といったクエストから、行方不明の人物を探す「ゆくえふめいの男」といったクエストまで、新大陸にはさまざまなクエストが待っている。

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町の人の信頼が高まれば、ボス討伐のクエストが発生! フレンドのキャラクターを雇って、ダンジョンの奥で待つ強敵に挑もう。

■友だちとリンクして、互いの冒険を助け合おう!

 本作では、1人のプレイヤーにつき3人までの「フレンド」を登録することができる。フレンドとなったプレイヤーのキャラクターは、ゲーム内で傭兵として雇って一緒に冒険することが可能。傭兵として働いてもらった際に支払った報酬(レンド)は、フレンドとデータのやりとりをするごとに「使ったお金の一部」が送られ、このデータのやりとりを「リンク」と呼ぶ。

 リンクは、ゲーム内の専用施設に行けば、ワイヤレス通信、Wi-Fiコネクションを使って自由に行うことができる。なお、プレイヤー自身も傭兵なので、もちろんフレンドのプレイヤーに雇ってもらうことは可能だ。

『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』
リンクを行うと、キャラクター情報がその時点でのものに更新されると同時に、報酬として払ったお金の一部が送られる。また、画面全体攻撃する時などに使用される「決め台詞」を、好きに決めておくことも可能だ。

 フレンドのキャラクターは、彼(彼女)らが港にいる場合に傭兵アクションで呼び出せる。港にはその他にもNPCの傭兵が存在し、その傭兵たちとも一緒に冒険可能だ。フレンドもNPCも、ダンジョン内で「救援要請」をすることで呼び出せ、報酬を支払うことで強力な画面全体攻撃を繰り出してくれる。

 この画面全体攻撃は、NPCであれば報酬が高い傭兵ほど強力で、フレンドであればリンク時点でのキャラクターの装備武器に依存している。こまめにリンクを行っておけば、より冒険が楽になるだろう。

『デスティニーリンクス』 『デスティニーリンクス』
上が傭兵を呼び出した時の画面。それぞれが繰り出せる傭兵アクションは、そのキャラクターの装備によって変化する。リンクの際に、互いのキャラクターの装備を相談しておけば、より助け合うことができるはずだ。

『デスティニーリンクス』

 なお、本作にはオープニングムービーが収録され、そのテーマソングの歌手として若手女性アーティストの光上せあらさんの起用が明らかにされている。オープニング映像の他にも、TV-CMなどに起用されるとのことだ。



(C)2008 NBGI

データ

▼『デスティニーリンクス』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:今冬予定
■価格:未定

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