2008年10月24日(金)
日本一ソフトウェアは、フォグおよびブロッコリーと共同で、2009年内にPSP用AVG『夢想灯籠(むそうとうろう)』を発売する。
『夢想灯籠』は、「輪廻転生」をキーワードとした伝奇系のテキストアドベンチャーゲーム。現世を生きる剣術に長けた青年と、灯籠が流れる「黄泉の世界」で佇む少女の、悲しくも美しい因果の物語がつづられる。
本作では、演出面を強化しており、戦闘シーンではCGエフェクトを利用した臨場感あふれるバトルが展開。刀と鬼爪がぶつかり合う迫力のシーンや、鬼が迫ってくる緊迫感を、音とCG融合させることによってリアルに感じることができる。
また本作は、キャラクターの立ち絵で表現する従来のアドベンチャーゲームのスタイルを踏襲せず、「カットイン」と「イベントCG」のみで表現。そのため、背景を含むイベントCGの総枚数は500枚以上になるという。以下に序盤のストーリーと主要キャラクターの紹介を掲載するので、ぜひチェックしてほしい。
なお、10月14日のニュースでも告知した通り、10月25日に東京・秋葉原の「AKIHABARAゲーマーズ本店」において、本作の紹介イベントが開催される。参加チケットは、イベント当日の11:00より同店舗の5Fにおいて、ゲーマーズポイント5ポイントと引き換えに配付するという。チケットは枚数限定とのことだ。
阪守鷲志(さかもり しゅうじ) | 各務(かがみ) | |
本作の主人公。「ウソ」と「大人の女性」が苦手な、直情型の熱血漢。口が悪く礼儀知らずだが、私利私欲に乏しく、困っている人がいれば己を省みずに手を差し伸べる。何かをすると決めた後の行動力と集中力は、群を抜いている。 | 現世と来世の狭間にあるとされる「灯籠世界」で、“鷲志”が出会う謎の女性。落ち着いた性格で、どこか儚げな印象を与える。腰の下まで届く長い黒髪と、赤い目、透き通るほどの色白肌が特徴的で、不思議な雰囲気を持つ。 |
阪上舞(さかがみ まい) | 灯(あかり) | |
誰にでも親切で、思いやりのある女性。感受性が豊かで、自分を犠牲にしてでも他人に尽くせる心の強さを持っている。“鷲志”に惚れていることを隠しているつもりだが、その素直な態度や行動から周囲にはバレてしまっている。 | 楽天的で物事に熱中しやすい、双子の女の子の1人。自分の興味を持ったことは何でもやってみたいという好奇心旺盛な性格をしており、理解力が高い。“各務”と同じく和服姿で登場するが、灯籠世界ではなく現実世界で出会うことになる。 |
黒木真琴(くろき まこと) | 逆枝将一(さかえだ しょういち) | |
地方TV局・杜の都テレビに所属する女性ディレクター。地方の紹介番組など、地味なドキュメント番組を主に制作している。ポジティブで楽観的な性格をしており、拘束されたり否定されることを嫌う。男を振り回す悪女の素質を持っている。 | 見た目の軽薄さとは裏腹に、知的で思慮深い青年。“鷲志”とは冗談を言い合える仲。物事や状況を、先入観に囚われることなく、冷静に判断することができる。“舞”が“鷲志”のことを好きと知りつつ、彼女に好意を寄せている。 |
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